クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2008年1月号

(イメージ) [特集]冬の乾燥した空気に打ち克つ方法

乾燥した空気は肌の水分を奪い、鼻や喉の粘膜も乾燥させてしまう。
適度な湿度を保つことを、美容の面からも健康の面からも気にかけておきたい。

 

冬に風邪を引きやすくなる理由

風邪の原因のほとんどはウイルス感染によるもの。 200種類以上もある風邪のウイルスは、低温になると活発になるため、冬は絶好の活動期になる。

ウイルスなどの外敵から身を守っている粘膜は、潤っていれば侵入を阻止することができる。しかし、空気が乾燥すると粘膜までもが乾燥しやすくなるため、ウイルスが侵入しやすくなり、さらに風邪を引きやすい環境が作られていくことになる。

なぜ、冬の空気は乾燥するのか
空気に含むことができる水分は、気温が低いほど少ない(飽和水蒸気量)。
この空気を室内では暖房などで暖めるため、水分量は少ないままなのに気温だけが上がり、湿度が低くなってしまう。
また、冬になると極寒のシベリアから流れる季節風が海を渡って日本にやってくる。
この時、日本海側で雪や雨となって水分が放出されてしまうため、乾燥した空気が日本全国に渡ることになる。
風邪を予防するために湿度は50%以上になるように!
気温15度以下、湿度50%以下になると風邪のウイルスが活発になる。

 

シワ、くすみ、かゆみは乾燥肌から

皮膚が空気に触れている部分を「角質層」といい、水分と皮脂が混ざり合って天然の保湿クリームのような役割をしている。 ところが、寒さによって血行や新陳代謝が悪くなると、角質層の水分が減って乾燥肌になり、見た目がカサカサした感じになる。

乾燥によって角質層の細胞がめくれあがると、さらにそこから水分が蒸発したり、刺激を受けやすくなって、かゆみを感じたりもする。

そのまま乾燥肌を放っておくと、ひび割れが起こり、さらに進行すると湿疹や炎症に発展することも。美容の面からはシワやくすみが心配される。

空気が乾燥すると、もともと主婦湿疹やアトピー性皮膚炎を持っている人は、さらに症状が悪化する場合もある。

体の保湿を徹底する

冬の風邪、乾燥肌の予防は何といっても保湿だ。風邪の場合、ウイルスが付いた手から感染することが多いので、手洗いとうがいも重要。人混みの中へ行くときは感染を防ぐためにマスクをする方が、鼻と喉の保温・保湿の面からも良い。

肌の保湿には、水分の蒸発を防ぐ方法と、天然の保湿因子や皮脂を保つ方法がある。 天然保湿因子に似たヒアルロン酸やヘパリン類似物質は水分を捕まえる働きをし、セラミドは角質の層を整えるので、これらの成分が含まれた化粧品や保湿クリームなどで、毎日ケアすることが良い。

もちろん、周囲の空気の乾燥を防ぐことも大切。 暖房をするなら、加湿器と合わせて部屋の湿度を上げ、健康維持に最適な温度と湿度を保つようにしよう。

 

[健康長寿を目指して]健康100歳を目指して〜無限の可能性を秘めた健康資源・微細藻類の栄養素

肉眼では見ることのできない小さな小さな生命体
―微細藻類(マイクロアルジェ)。
原始地球の時代から悠久の時を超え生命を育み続けてきた微細藻類の細胞の中には、人類の健康にとって有用な様々な成分が含まれているのです。
今回はその中の一つ、「脂溶性ビタミン」について解説します。

 

脂溶性ビタミン類

昔の野菜は旨かった、昔の野菜は味わいがあったと、よく耳にするようになりましたが、やはり最近の環境問題による土壌変化などの影響が大きいのでしょうか。実際に調べてみると、野菜の栄養成分の量なども、この数十年の間に随分と変化しているのです。 その成分こそが、私達の体を支える栄養であり、美味しさのもとなのです。

微細藻類も植物ですから、とても多くのビタミン類を含んでいます。

ビタミンには油脂になじみやすい脂溶性と水になじみやすい水溶性の2種類があります。
○脂溶性 ビタミンA(ベータカロチン)、D、E、K
○水溶性 ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)、ナイアシン、 パントテン酸、葉酸、ビオチン、C

ビタミンA

ビタミンAには、主に動物性食品に含まれる「レチノール」と、緑黄色野菜に含まれ、体内でビタミンAに換わる「ベータカロチン」があります。 ビタミンAには体の粘膜や免疫力を強くしたり、目の働きを支える働きがあります。

主に動物性食品のビタミンA(レチノール)は体に必要なのですが、摂り過ぎで頭痛や吐き気などが出ることがあります。また妊娠中や妊娠前の摂り過ぎにより、胎児への影響があることも報告されています。通常の食生活ではこのような心配はありませんが、ビタミン剤の大量摂取をする場合は気をつけましょう。

微細藻類のドナリエラ・バーダウィルに多く含まれるカロチノイドにベータカロチンがありますが、これは体内で必要な分だけビタミンAに換わるので、摂り過ぎによる心配はありません。

ベータカロチンのビタミンA効力はレチノールの3分の1ですので、緑黄色野菜を多く食べる必要性があるのです。ベータカロチンは特に抗酸化作用が強く、活性酸素を抑える働きがあることから、さまざまな病気の予防についての研究が進められています。

ビタミンD

骨の形成に関わりが大きくカルシウムの働きを調整する脂溶性のビタミンです。ビタミンDが不足すると、大人は「骨軟化症」など、子供では「くる病」などの原因になるとも言われています。 また歯の弱い子や、閉経後の女性や高齢者には骨粗鬆症の心配もあります。

ビタミンDにも植物性食品に多いD2、動物性食品に多いD3があります。ビタミンDとカルシウムをしっかり摂って骨の健康を守りましょう。

ビタミンE

老化予防にはぜひ摂りたい栄養素の一つとして注目されています。 強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素から体を守ってくれるのです。

活性酸素は体内で過酸化脂質を作り出し、これが体内の細胞をどんどん破壊していくことで老化が進んだり、細胞ががん化していくのですが、それを防ぐ働きが抗酸化作用なのです。

ベータカロチン、ビタミンC、ビタミンB、セレンなどと一緒に摂り入れることで、これらの働きを強くします。

ビタミンK

血液凝固因子の合成に働く脂溶性ビタミンです。ビタミンKには、K1とK2の2つがあり、植物や微生物によっても作られます。

ビタミンKは骨のカルシウム維持に役立ちます。ストレスやカルシウム不足で、骨からどんどんカルシウムが溶け出してしまうことを防ぐ働きがあります。しかし、血液凝固剤を服用している人には、摂取量の制限があります。
基本的には一般の食品から摂取できるので、不足の心配はありません。

* * *

微細藻類にはこれらのビタミン類も豊富に含まれているため、昔から多くの科学者が研究を進めています。 今後の研究の推進により、また新たな発見があるかもしれません。

食の安全が声高に叫ばれる現在、天然・自然の素材である微細藻類は、21世紀の健康資源として、大きな注目を集めているのです。

 

[気になる実になる建国講座]アメリカ合衆国FDA─安全・安心に食べられる真の食品を見極めます。Part.1

お店で買ってきた食品や製品が家族に重大なリスクを負っていることを知らなかったら・・・。病気を予防する予防接種が不足しているとしたら・・・。
FDAは人々の健康を保つための努力を続けている、アメリカの政府機関です。

“Food and Drug Administration”
フード・アンド・ドラッグ・アドミニストレーション
食品医薬品局

 

2人の働きかけにより誕生した法律

FDAの誕生は、1906年、セオドア・ルーズベルト大統領が「純粋な食品・医薬品法」にサインしたことから始まります。 この頃のアメリカといえば、食品加工中の不衛生さ、有毒な保存料や染料の食品への使用、「全てを治します」などの効果が無い危険な医薬品の販売など、製品の安全性が問題視されていました。

このような状況の改善に立ち上がったのが、 アメリカ農務省の科学支局筆頭化学官Dr.ハービー・ワイリーとセオドア・ルーズベルト大統領です。 Dr.ワイリーは安全でない製品から消費者を保護するための立法を働きかけながら、健康に関する専門家と科学者の連携を築き、ルーズベルト大統領は純粋食品法案を成立させるよう、国会にプレッシャーをかけたのです。

見事、法案が可決されると、アメリカ農務省の科学支局は「化学局」として、法律の科学的使命を支援するために規制できる権限を与えられました。

現在、FDAの食品安全応用栄養センター(CFSAN)は名称、規模、位置などこの100年間に幾度となく変更されてきましたが、中心となる「食品と化粧品を安全に保ち、良好な栄養を促進するために働く」という使命には変わりなく、活動しています。

2007年2月28日、日健総本社はアメリカ合衆国のFDA(食品医薬品局)にドナリエラパウダーを機能性食品(健康食品)として申請。同年8月15日、厳しい審査の結果、FDAより正式に承認・登録されました。ドナリエラの承認・登録にあたって、申請には日健総本社が20年の歴史の中で築き上げてきたドナリエラの国際的な信用・実績と、数えきれないほどの検証データを提出。森伸夫社長自らがワシントンD.C.へ出向き、プレゼンテーションを行いました。

 

FDAは健康に関連する製品の安全性と品質を評価しています

日本でいうと、FDAは厚生労働省にあたります。 ただ、日本の場合、食品の所轄行政官庁が厚生労働省の他に農林水産省など、複数の官庁にまたがりますが、アメリカの場合、食品、化粧品、医薬品などをFDAが一括で管理しています。

本部はアメリカの首都ワシントンDCに置かれ、現在、12のセンターと事務所があり、およそ9100人のスタッフと2000億円の年間予算によって運営される大変権威ある政府機関です。

スタッフはアメリカの各地に配置され、製品を規制しています。 新商品はもちろん、すでに市場にある成分や製品もチェックします。 輸入品に関しても同じ。もし、他国がアメリカへ食品を輸出するなら、FDAの登録が必要になります。

また、食品や化粧品の安全性、品質はもちろん、正しい表示がされていることも厳しくチェックしています。

実際、消費者に不適切な製品として年間約3000品目が指摘されています。 こうしてFDAが目を光らせていることで、アメリカ人は健康的に食品を食べることができ、安心して化粧品が使えるのです。

[FDAの12の機関]科学健康局、家畜局、外務局、複合製品局、立法局、薬務局、国立毒性研究所、医薬品評価センター、生物学的製剤評価センター、医療機器センター、食品安全応用栄養センター、動物薬センター

世界で最も厳しい審査基準

FDAの審査基準は世界最高水準。 ここで安全性と品質が認められ、保障されない限り、市場で製品として存在できません。

健康への被害を防ぐために、最高の設備が整った試験室で熟練した科学者が製品の検討を行っています。 FDAは他の政府機関、業界、学会、医療従事者及び医療教育者、消費者との連携や協力をしながら、また、FAO(国連食糧農業機関)やWHO(世界保健機関)などの国際的な機関もパートナーにしながら、消費者の健康を守っています。

FDAの使命
FDAは自らの使命をはっきりさせ、その目的と行政的権限の範囲を宣言しています。
「医薬品および動物用医薬品、生物学的製剤、医療機器、国内の食糧供給、化粧品、そして電磁波を放出するような製品の安全性と有効性を保証することによって国民の健康を守ることが、FDAの責務である。 加えて、医薬品や食品をより効果的に、安全に、そしてより安価にするための技術革新を加速させることによって国民の健康を増進すること、そして国民が自らの健康を増進するために必要な医薬品や食料に関する正しい、科学に立脚した情報を国民に与えることもまた、FDAの責務である。」

【参考資料FDAホームページより】

※[次回は、具体的にどんな製品が規制されているかをご紹介します]

 

 
イスラエル地図

[トピックス]ユダヤ民族のアイデンティティー1「シャバット(安息日)の概要」

古の聖書の時代から、歴史に名を刻むイスラエル。
地中海の南東沿岸域に位置する小さな国です。
ユダヤの人々は、2000年に及ぶ離散、そして戦いの連続を、民族の固い絆で乗り越え、父祖の地イスラエルへの帰還を果たし、悲願であった建国を実現しました。
古代と現代が調和した、異文化の魅力にあふれた国、イスラエルをご紹介します。

 

古代と現代の文化が見事に融合し、調和のとれたイスラエル。 古代石造建築の隣には、近代的な高層ビルが建ち並び、また現代的なショッピングセンター街と市場が共存しています。
このように表面的な事の他に、現代のイスラエル人の慣習や行動にも、深い古代の影響を垣間見ることができます。

国立ハダサ病院内のシナゴーグにあるシャガール作のステンドグラス
国立ハダサ病院内のシナゴーグにあるシャガール作のステンドグラス

「宗教の存在なくしては、イスラエルは語れない」。イスラエルにとってユダヤ教は、国民生活と非常に密接な関係にあり、ユダヤ教の信仰とは、律法(タルムード)に従う事、すなわち、それが信仰とされています。シャバット(安息日)や食事規定・コーシェル(健康の輪新聞の第285号に掲載)、祝祭日については、ほとんどが旧約聖書上の出来事に由来しています。

ユダヤ人の歴史を通じて『シャバット(安息日)』は、ユダヤ人の生活において重要な一部となっています。「シャーバット」という「休息する」の意が語源とされ、7日を1週間(日曜を週始め)とし、時の周期の最終にあたる土曜日、正確には、金曜日の日没から土曜日の日没前までが、ユダヤ教徒の休息の日です(実際は、金曜日は半日、土曜日は全休)。 しかし、単なる休みの日に留まらず、宗教的休日として、ユダヤ教にとって最も大事な聖なる日とされています。

「嘆きの壁」の前で頭にキッパを被り祈りを捧げる正統派ユダヤ信者
「嘆きの壁」の前で頭にキッパを被り祈りを捧げる正統派ユダヤ信者

シャバットには、一切の労働(仕事、家事など)が禁じられています。 「働かなくてもよいのではなく、働いてはいけない」。 休息の日といっても、これが他国の日曜、休日と大きく異なるところでしょう。
また、シャバットの雰囲気を例えるなら、1週間に1度、正月と盆を同時に迎えるようなイメージで、 シャバットに入る前の市場は、日本でいう大晦日のように大賑わいし、大掃除をしたり、きれに身支度を整えます。

創世記に「神は、天と地と、その万物を完成され、そのすべての仕事を終わって第7日に休まれた。 神はその第7日を祝福して聖別された」とあります。 また、モーゼの十戒には、「シャバットを覚えて、これを聖とせよ。 6日のあいだ働いて、あなたのすべての仕事をせよ。 7日目はあなたの神、主の安息であるから、何の業をもしてはならない…」。 イスラエルには、色々な祝祭日がありますが、十戒に記されているのはシャバットだけです。 故に、ユダヤ民族にとっての位置付けは高く、安息日違反には、最も厳しい罰則があるとされています。

神が天地を創造したこと、その神がユダヤ人の歴史を救ったこと、イスラエルが神の民であること。 日々の生活の中で、それらを記憶する記念日、ユダヤの伝統として代々受け継がれています。

次回は、シャバットに許される事、許されない事についてご紹介します。

ガリラヤ湖畔・カペルナウムのシナゴーク跡
ガリラヤ湖畔・カペルナウムのシナゴーク跡

 

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