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健康の輪デジタル新聞

2021年12月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

中国最後の秘境といわれ、息を呑む程の美しい景色が広がります。その透明感と色彩の美しさは、まるで一枚の絵画のようです。
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口腔ケアによってインフルエンザ感染を予防できるという研究結果があることをご存知ですか?手洗いやうがい、手指の消毒と同じように「お口の清潔を保つ」ことも感染症予防には重要だといわれています。

 歯磨きの習慣は、古代エジプト時代には既にあったといわれており、日本でも江戸時代末期に歯磨き剤が売られていたことが記録に残っているそうです。
 このように、口腔内を清潔にすることは、科学が発達するずっと前から大切な習慣として根付いていたようです。現代においての歯磨きは、虫歯や歯周病、口臭の予防のためというのが一般的な認識ですが、最近では、ウイルスから身を守るための手段の一つとしても注目を集めています。
 ウイルス感染は、主に口や鼻、目の粘膜から起こります。口の中にはIgAという抗体が働いていて、体に害を及ぼす細菌やウイルスを排除してくれています。
 しかし、口内を清潔にしていなかったり、歯周病を患ったりしているとIgA抗体の働きが弱くなり、体内にウイルスを侵入させ、結果、感染症にかかりやすい状態になってしまいます。
 実際、ある大学の研究チームによると、通常の歯磨きに加えて週1回歯科衛生士による口腔ケアを実施したグループは、通常の歯磨きだけをしているグループに比べて、風邪の発症率は40%減、インフルエンザにおいては発症率が90%も減少したという実験結果を発表しており、適切な口腔ケアは感染症の予防に効果的だと証明しました。
 また、口内環境を清潔にすることは免疫力向上にも効果的です。口内が不潔で、歯周病菌などの悪玉菌が多く繁殖すると食べ物や唾液と一緒にそれが消化管に運ばれ、腸内細菌のバランスを崩し、免疫力が低下、ひいては感染症にかかるリスクを高めます。
 毎日の歯磨きはもちろん、洗口液の活用、歯科医院での定期的なクリーニングなどを習慣化し、徹底して口腔ケアを行うことが健康で強い体づくりのカギとなるようですね。

 朝、太陽の光を浴びると元気になる、健康に良いという話をよく耳にしますよね。
 それとは反対に、夜に月の光を浴びる月光浴というものがあることをご存知ですか?
 月光浴は、かの有名なクレオパトラも行っていたといわれており、何の効果があるかというと、お肌が綺麗になるそうです。
 そして、月光浴をすると幸せホルモンといわれる「セロトニン」が活発に分泌され、リラックス効果が期待できるほか、ストレス解消にもつながるといわれています。
 この時期にあまり長く夜風に当たると風邪をひいてしまいますが、月光浴はたった3分でも効果があるそうです。
 日常のお肌のお手入れにプラスして、たまにはベランダや庭に出て、夜空を眺めながら月光浴をしてみてはいかがでしょうか。

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健康長寿をめざして

血管疾患といえば、脳卒中や心筋梗塞などが日本人の死亡原因上位を占める疾患として知られていますが、不摂生などで血管が硬くなったり狭くなったり、詰まりやすくなったり切れやすくなったりすることで、これらの疾患が発症する危険性も増えてしまいます。健康な血管を保つために必要な栄養素、運動習慣に留意して、血管疾患を未然に防ぎましょう。

血管の筋肉を柔らかくする
「NO(一酸化窒素)」

 血管は、外側を覆い保護する外膜、血管の伸び縮みを行う平滑筋でできた中膜、内皮下組織や内膜細胞からできる内膜の3層構造をしています。特に中膜は平滑筋という筋組織で出来ており、これは腹筋や背筋などの骨格筋とは異なる性質なのですが、老化と共にどちらの筋肉も硬くなっていくことが多いのです。
 骨格筋は、マッサージやストレッチなどでほぐして伸ばすことができますが、平滑筋はそれが困難です。そこで活躍するのがNOで、血管の筋肉をほぐして、しなやかに柔らかくしてくれる働きを持っているのです。この発見をしたR. Furchgott米ニューヨーク州立大名誉教授、L. Ignarro米カリフォルニア大ロサンゼルス校教授、F. Murad米テキサス大教授の薬理学者3氏は、この研究で1998年にノーベル医学・生理学賞を授与されました。
 つまり、血液中のNOを増やすことで、血管を柔らかくし血管が硬くなることを予防でき、結果として血管疾患を予防することにつながる研究がその後の医学の世界に大きく関わってきたのです。
 では、どうしたらNOを増やすことができるのでしょうか。

NOを効率よく増やすための運動

 血管を柔らかくし血管疾患の予防につながるNOを増やす方法は、幾つかある中で誰でも簡単にできる方法として、主に運動と食事があります。
 運動は少し汗ばむ程度の軽い運動が効果的で、毎日できるだけ30分以上歩くことや、1週間の合計で180分歩くことを目安として、朝晩に分けて15分ずつ6日間行う方法も効果的です。その他にもスロージョギングや早歩き、社交ダンスや階段の昇り降りなども有効です。
 室内で出来る簡単な運動は、自分の胸の前で両手を合わせて数秒間、力を入れて押し合うことや、腹筋に数秒間、力を入れることを数回繰り返すことでもいいでしょう。立っていても座っていても、かかとを押し上げて数分間ふくらはぎを刺激することもおすすめです。
 NOができやすい瞬間は、身体が温まり血流も良くなった時なのです。血流が良くなると、血管内膜の細胞が刺激を受け、NOを作り出す酵素が働き、NOを多く作り出してくれるのです。
 体が温まるくらいの運動であれば室内外問わず、毎日ほどよく実行できますね。

NOを効率よく増やすための食事

 せっかく毎日の簡単な運動を続けるのであれば、やはり食事にも気を配りたいところです。
 NOは良質なタンパク質によって作られますので、日頃からしっかり食べておくことがおすすめです。特にL-アルギニンを含むタンパク質を摂取すると良いといわれており、赤身の肉、魚、鶏肉、大豆、ナッツ類がお勧めです。
 その他、カナダや台湾、日本の研究でも微細藻類クロレラ・ピレノイドーサの抽出物がNOの産生を促すことが報告されています。これはマクロファージという免疫細胞を活性化させることでNOを作り出す働きを促進しているようです。
 免疫を高め、血管をしなやかにすることは、まさに現代社会を生き抜く私たちにとって大変重要なことではないでしょうか。
 また、抗酸化食品がNOを保護するという報告もあります。ビタミンE、ビタミンC、ベータカロチン、ポリフェノールなどを多く含む野菜や果物なども併せて取り入れると更に良いでしょう。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

水で戻すひと手間が面倒で、ついつい生の椎茸を使いがちですが、生椎茸を上回る栄養価と旨味を含む干し椎茸が断然おすすめ。生椎茸を食べる前に1〜2時間天日干しするだけでも有効です。

 独特の風味で、料理のコクを引き出す椎茸。椎茸が日本で本格的に食べられるようになったのは室町時代、栽培が始まったのは江戸時代だといわれています。
 キノコ類はビタミン類や食物繊維など多くの栄養素を含んでおり、またカロリーも低いため、ダイエット効果も期待できる食材として人気です。
 椎茸には、主にビタミンD、葉酸などの栄養素が豊富に含まれており、これらは干すことにより含有量がアップします。

 特に、干し椎茸のビタミンD含有量は生椎茸のおよそ3倍。これは、生椎茸に含まれるエルゴステロールという物質が紫外線にあたることによって、ビタミンDに変化・生成するためで、このビタミンDは骨を形成し、骨粗鬆症の予防効果があるといわれています。
 また、葉酸の含有量も干すことで約2倍にアップします。葉酸は赤血球のもととなる赤芽球という細胞をつくるために必要なビタミンで、貧血を予防する効果があります。
 さらに、干し椎茸だけに含まれている成分もあり、その一つがビオチン。皮膚や髪の毛を健康な状態に保ち、皮膚炎を改善させる効果があります。もう一つ、レンチオニンという成分も干し椎茸ならではの栄養素。生椎茸に含まれるレンチニン酸に特定の酵素と熱が働きかけることで生成される物質で、干し椎茸の独特の香りの正体であり、血液をサラサラにして血栓症などのリスクを低減する効果がある成分です。
 和食のイメージが強い干し椎茸ですが、イタリアンやスペイン料理などにもよく用いられ、実は洋食との相性も抜群です。ぬるま湯で戻したり、電子レンジで加熱したりする時短テクニックもありますが、旨味成分を逃さないためにできれば半日〜1日かけてゆっくり戻すのがおすすめ。戻し汁にも栄養素が豊富なので、出汁としていろんな料理に活用したいですね。

 この時期、甘みを増す白菜は、血圧を上昇させるナトリウムを体外に排出するカリウムを豊富に含み、同時にコレステロール値を正常に保つ食物繊維も多いので、カリウムと食物繊維の相乗効果で高血圧予防に役立ちます。
 また、白菜は、ビタミンCが多く、風邪予防や免疫力アップに効果的です。ただ、ビタミンCやカリウムは水溶性のため、煮たり茹でたりすると栄養価が減少するので、電子レンジを使ったり、蒸し料理や煮汁にとろみをつけて仕上げる中華風など、汁も一緒に食べられる料理がおすすめです。

材料
  • ・白菜 ……………………1/4個
  • ・小麦粉 …………………大さじ2
  • <ニンニク餡>
  • ・だし汁 …………………300cc
  • ・醤油 ……………………50cc
  • ・みりん …………………50cc
  • ・豆板醤 …………………小さじ1
  • ・胡麻油 …………………大さじ1
  • ・ニンニクスライス ……1片分
  • ・水溶き片栗粉 …………大さじ2
  • <タネ>
  • ・合挽き肉 ………………300g
  • ・玉ねぎ …………………1/2個
  • ・人参 ……………………1/2個
  • ・生姜 ……………………30g
  • ・卵 ………………………1個
  • ・オイスターソース ……小さじ1
  • ・醤油 ……………………大さじ1
  • ・料理酒 …………………大さじ1
  • ・塩胡椒 …………………少々
作り方
  • [下準備]
  • 白菜を水洗いして水気を切る。玉ねぎ、人参、生姜はみじん切りにする。

  • @ タネの材料をボウルに入れ、粘りが出るまでしっかり練る。
  • A ラップを大きく広げ、大きめの白菜を置き、その上に小麦粉を振る。白菜の上にタネの1/3を広げ乗せ、小麦粉を振る。
  • B 2枚目、3枚目と同じように重ねて、敷いていたラップに包んで形を固める。※長すぎたら半分に切って包んで下さい。
  • C Bを耐熱皿に乗せ、電子レンジ(600W)で、約7〜9分加熱する。
  • D ラップを外し、食べやすい大きさに切り分けてお皿に盛り付ける。
  • E <ニンニク餡>を作る。鍋に胡麻油を入れ熱し、ニンニクスライス、豆板醤を入れ軽く炒め、調味料を加えてトロミが出るまで煮る。
  • F EDにかけ、お好みでスプラウトを飾り完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの
新型コロナウイルス対策Q

 イスラエルは国内でワクチン接種が進んだことから、観光客によるウイルス持ち込みの影響は限られているとの判断により、1年8カ月ぶりに海外からの観光客の受け入れを再開しました(11月1日)。早速、テルアビブ市のベングリオン国際空港にはヨーロッパなどから大勢の観光客が到着し、久しぶりに活気をみせました。
 ちなみに以下の条件に当てはまる外国人(イスラエル国籍以外の人)はイスラエルへの入国が認められます。 WHO(世界保健機関)の承認したワクチン(ファイザー社製、モデルナ社製、アストラゼネカ社製など)を接種済で、さらに接種から半年を過ぎていないことが条件となり、隔離は必要ありません。ロシアが開発したワクチンを接種した観光客も入国できますが、この場合は到着時に抗体検査を行う必要があります(現時点ではWHOより正式に承認を受けていないため)。コロナ禍におけるイスラエルでは一部の団体観光客や国民の親族などを除いて入国が制限されていましたが、今回の観光客受け入れ再開により、ロックダウンなどの措置で大きな影響を受けた観光産業等を復活させるための打開策になるのではと期待が高まっています。

◇ ◇

 2年ぶりに対面形式となる2021年のG20サミット(日本、EUをはじめ主要20カ国の首脳会議)がイタリアの首都ローマで10月30日から2日間の日程で行われました。初日の議論の中で、各国首脳は発展途上国で進んでいないワクチン接種について、真の復興のためには先進国と途上国の間での接種格差の解消が欠かせないという認識で一致し、ワクチンの供給支援を加速して2022年の半ばまでには全世界人口の70%への接種を目指すことを確認しました。
 世界経済の議論では、世界的なエネルギー価格の高騰や供給網の混乱の影響が懸念される中、コロナ禍からの経済の回復には各国の協調が必要不可欠であるとの認識が示されました。
 コロナ後の世界を見据えて、世界が団結して前を向いて進んでいく動きの中で、ワクチン接種・新薬開発など最先端の科学を駆使したコロナ対策で世界をリードするイスラエルの存在感は一層増すものと考えられます。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 アルテピリンCはブラジル産プロポリスに一番多く含まれる活性成分で、おもに南米に分布するキク科バッカリス属のアレクリンの花からつくられます。つまり、アレクリンがブラジル産プロポリスの基原材料になります。西洋ミツバチが作る(日本ミツバチは作らない)プロポリスの抽出物にはピリっとした辛みがありますが、この辛味成分がアルテピリンCです。最近の研究から、同じ辛味成分でも、唐辛子のカプサイシンや、わさびのアリルイソチオシアネートとは異なる作用メカニズムで辛味を引き起こすことが判明しました。
 腸内の蠕動運動を亢進したり、腸粘膜の血流量を増加するはたらきもあることから、新たな生理活性の展開が期待されています。最も重要な点は、プロポリスの大腸がんの進行を抑える効果がアルテピリンCによることです。がんという病気は局所の細胞の遺伝子の傷が修復されず、がん細胞として無秩序に分裂・増殖することによる障害です。
 細胞が分裂するサイクルのことを細胞周期といい、この周期を1周することで1つの細胞が2つに分裂して増えますが、がん細胞はこのサイクルが正常細胞より数百倍も速いのです。つまり、がん細胞が増えるのを抑えるためには、がん細胞の周期を途中で止めることが有効であると考えられています。アルテピリンCは、がん細胞が増殖する際のDNA合成期(S期)の前の準備段階(G0/G1期)で止めることが明らかになったのです。
 このような抗腫瘍作用のほか、アルテピリンCには抗菌・抗ウイルス作用や抗酸化作用があることから、ブラジル産プロポリスが感染症の予防やアンチエイジング作用を期待して健康補助食品に広く応用されています。
 西洋ミツバチが集めるプロポリスですが、品種によって多く集める系統があります。また植生によってプロポリスの成分も異なることから、多くの成分研究が行われています。その結果、ブラジル産プロポリスが世界最高品質と評価され、それは活性本体がアルテピリンCであるからです。アルテピリンCの豊富なブラジル産プロポリスをよく確認して選ぶことが、賢明な消費者の知恵のひとつといえそうです。

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