4000m級の山々がそびえるスイス・アルプス。世界屈指の美しい景観が広がります。ヨーロッパで標高が一番高い駅があることでも有名です。
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肺炎の中で最も原因になりやすいのが「肺炎球菌」。そして、肺炎で亡くなる方のなんと約95%が、65歳以上の高齢者です。感染経路やワクチンの定期接種制度などの仕組みを知り、積極的に予防に努めましょう。
肺炎球菌感染症とは、その名の通り、「肺炎球菌」という細菌が感染することで起こる感染症です。
「肺炎球菌」は、莢膜(きょうまく)という分厚い膜に包まれているため、体の免疫機能が働きにくく、退治するのが難しい細菌です。その上、近年では、抗生物質が効かない耐性菌も登場し、重症化しやすい危険な感染症の一つといわれています。
「肺炎球菌」は鼻や喉に住み着いていて、せきやくしゃみによって周囲に飛び散り、それを周囲の人が吸い込むことで感染します。
主な症状は、せき、発熱、たんなど、風邪の症状と似ているため、“ちょっと風邪をこじらせただけ”と考えられがちですが、風邪と肺炎は根本的に全く違う病気です。
息が浅くなる、呼吸が早い、食欲がない、38℃以上の高熱などの症状が3日以上続いたら肺炎を疑い、受診することをお勧めします。
現在、肺炎は、日本人の死因第3位であり、年間約12万人が亡くなっています。そして、肺炎の原因菌として一番多いのが、「肺炎球菌」です。
肺炎は高齢になるほど感染しやすく、患者の約95%が65歳以上であることから、特に高齢者の方は予防が大切です。
平成26年10月から65歳以上の高齢者を対象とした「肺炎球菌ワクチン」の定期接種制度がスタートしています。
日本では、予防接種が「定期接種」と「任意接種」に分かれていますが、これは制度上のくくりであり「任意接種」だから、接種する必要がないということではないので自分の健康を守るためにも定期・任意に関わらず必要に応じてワクチンで感染症を防ぐことが重要です。
また、65歳未満でも気になる方はかかりつけ医や自治体に相談しましょう。