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健康の輪デジタル新聞

2017年12月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

世界で最も活発な火山であり、流れる溶岩を近くで見ることができることでも人気。公園内にいくつもの火山があります。
答えはこちら

悩んでいる人も多いつらい「坐骨神経痛」

腰とお尻に痛みや重さを感じる腰痛と違い、坐骨神経痛は腰やお尻、下肢に痛みやしびれ、つっぱりが出ることが特徴です。原因の疾患が比較的見つかりやすいので、早めの受診で改善が望めます。

坐骨神経痛

 坐骨神経は、腰のあたりから足の爪先まで伸びている、人体の中で最も太く長い末梢神経です。この坐骨神経が、様々な原因によって圧迫・刺激されることで生じる痛みやしびれなどの症状が坐骨神経痛です。
 その症状のほとんどは、腰やお尻、太ももの後ろ、足先などに鋭く電気の走ったような痛みや、ピリピリとしたしびれなどですが、場合によっては麻痺や痛みにより歩行障害を伴うこともあります。
 坐骨神経痛を発症させる病気の多くは、年齢が若い場合は「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」、高齢の場合は「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」といわれています。その他にも、腰痛分離症やすべり症、梨状筋(りじょうきん)症候群、帯状疱疹、糖尿病、ストレスなどが原因となる場合もありますが、検査をしても原因が見当たらない場合は、「坐骨神経痛」そのものが症状ではなく病名として扱われます。
 治療は、物理療法や薬物療法、運動療法など、坐骨神経痛の原因となっている患部の状態に応じた治療を行います。すぐに手術というイメージがあるかもしれませんが、歩行が困難、座っていられない、排泄がうまくできないなど日常生活に支障をきたすような重篤な症状の場合にのみ検討されます。
 いずれにおいても、坐骨神経痛は原因となっている疾患を早期に発見・治療することがとても大切です。腰から下肢にかけての違和感を1週間以上感じる場合は、整形外科を受診し、検査をしてもらうようにしましょう。

生活習慣で予防・改善する「坐骨神経痛」

冬の夜を彩るイルミネーション

 今や冬の定番となったイルミネーション。その起源は16世紀。宗教革命で知られるドイツの「マルティン・ルター」が、森の中で煌めく星を再現するために、木の枝に多くのロウソクを飾ったことが始まりだといわれています。
 その後、白熱電球を発明した「トーマス・エジソン」が、自分の発明品を売り込むべく研究所の周りを白熱電球で飾り付けをしました。これが世界初の電球でのイルミネーションとされています。
 日本に登場したのは明治時代。大阪や東京の博覧会会場が、たくさんのイルミネーションで飾られました。
 近年では、場所を問わず気軽に楽しめる、色鮮やかなLEDやプロジェクションマッピングなど、楽しみ方もいろいろあります。今後もどんな技術が出てくるのか楽しみですね。

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若々しく生きよう!78 多糖体を多く含む食品を風邪の予防に役立てよう!
健康長寿をめざして

気温も徐々に下がり、やがて秋から冬を迎える季節となってきました。これからの時期は、さらに気温が低下することに加え、昼夜の大きな温度差も関係し、喉が痛い、鼻水が出るなどといった風邪の季節となってきます。そんな時期だからこそ、風邪に負けないための対策を取っておきましょう。

多糖体で風邪予防

 近頃では、テレビの健康番組などでも当たり前のように取り上げられているのが、免疫力を高める成分「多糖体」。この多糖体をしっかり取り入れることも、これからの風邪の時期に備える1つの方法になるでしょう。
 食物には、たんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が含まれています。また、栄養成分ではありませんが、身体に害を及ぼすことなく良い働きをしてくれる機能性成分というものも多く含まれています。
 その中の1つが多糖体です。文字では糖が多いと書きますが、砂糖のような糖のみで出来ているのではなく、たんぱく質とくっついているムコ多糖体、リン脂質や脂質とくっついているリポ多糖体など、ある程度分子量が高いものが機能性を持っているといわれています。医薬品などでは、キノコや細菌由来の多糖体を利用した丸山ワクチンやBCG死菌ワクチンなども、その1つです。

多糖体の
風邪予防実証報告例

 多糖体は、腸内環境を改善し、免疫力を活性化してくれる働きが知られています。
 自然治癒力として働く自然免疫を活性化させる働きがあることは昔から知られており、臨床研究報告では、自然免疫の1つであるナチュラルキラー細胞を活性化させるという報告があります。
 ナチュラルキラー細胞が活性化することで、風邪の予防効果を示したものとしては、乳酸菌が産生する多糖体を含むヨーグルトの摂取による高齢健常者の研究報告があります。
 この報告によると、乳酸菌の多糖体を含むヨーグルトを、毎日食べたグループと牛乳を毎日飲んだグループとを比較すると、乳酸菌の多糖体を含むヨーグルトを毎日食べた高齢健常者の方がナチュラルキラー細胞の活性化率が高く、風邪に感染する危険性(罹患リスク)が低くなることが分かりました。
 さらに、小学生を対象としたインフルエンザの予防効果に関する研究報告があります。
 毎日多糖体を含む乳酸菌ヨーグルトを食べた子供たちのインフルエンザ感染率が0.64%だったのに対し、このヨーグルトを食べなかった子供たちのインフルエンザ感染率が10%もあったのです。
 これら2つの研究報告では、多糖体を毎日食べることで予防効果が高くなったことから、風邪や、インフルエンザの予防に役立つことがわかりました。
 多糖体を多く含む食材は、実は身近にたくさんあり、スーパーなどでも手軽に入手することができます。

血圧計

多糖体を多く含む食品

 多糖体をしっかり身体に取り入れるためには、毎日の食材選びから、きちんと行うことをお勧めします。
 しかし、どんなものを選べばよいのか分からないことも多々あるのではないでしょうか。
 そんな時にお勧めしたいのがネバネバ食品です。
 多糖体は、主にネバネバした粘性を持つ食品に多く含まれているといわれています。
 例えば、スーパーに並ぶ食材の中では、ナメコ、シイタケ、マイタケなどのキノコ類、昆布、ワカメ、もずく、めかぶなどの海藻類、オクラ、モロヘイヤ、ジュンサイ、ヤマイモなどの野菜類、バナナなどの果物、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品があります。これらの食材には多糖体が比較的多く含まれているので、毎日の食事に取り入れて風邪の予防に繋げてみてはいかがでしょうか。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
簡単で確実な効果「直接圧迫止血法」

人間の体は、出血量が循環血液量の10%を超えると、体に様々な変調をきたします。傷を負って大量に出血してしまった場合は、慌てず、的確な手順で早急な止血を試みましょう。

 大量の出血は生命の危険を伴います。人間の全血液量は、体重1sあたり約80mlで、一般的に全血液量の20%が急速に失われると出血性ショックという重い症状になり、30%を失うと生命の危険に陥るといわれています。したがって、傷口から大出血している場合は、直ちに止血しなければなりません。

簡単で確実な効果「直接圧迫止血法」

 止血の応急処置として、最も基本的で確実な方法が「直接圧迫止血法」です。出血している傷口をガーゼやハンカチ、タオルなどで直接強く押さえ、圧迫することで止血します。包帯をきつく巻き、傷口を圧迫することでも同様に止血することができます。
 手順としては、まず、できるだけ清潔な布を用意し、傷口に当て、手で圧迫します。出血が止まらない時は、両手に体重を乗せて強く圧迫すると良いでしょう。止血に使う布は、傷口を覆うことのできる十分な幅があるものが適しており、重ねて厚みを出すと止血しやすくなります。また、手や足からの出血の時は、横になって出血部位を心臓より高い位置にすることで止血しやすくなります。止血の際は、感染防止のために血液や体液に直接触れないよう、ビニール手袋やビニール袋などを使って処置をするように注意しましょう。
 また、ガーゼやタオルなどの布がなく、傷口を直接圧迫することができない時は、わきの下や太ももの付け根、鎖骨付近など、傷口より心臓に近い場所(動脈)を手や指で圧迫する「関節圧迫止血法」で止血します。関節圧迫止血法はあくまでも直接圧迫止血法の代替策なので、ガーゼやハンカチなどの布が用意できれば、即座に直接圧迫止血法に切り替えましょう。
 心筋梗塞や脳梗塞などを患ったことのある人は、血液が固まりにくい治療薬(抗凝固薬)を服用していることが多く、その場合は血液が止まりにくくなるため、早めに医療機関での適切な処置を受けることが必要です。

豚のチーズチゲ鍋 写真 豚のチーズチゲ鍋

 市販されているキムチには、発酵させているものとキムチのタレに漬けた浅漬けタイプがあります。どちらも野菜などの栄養をとることはできますが、発酵食品としての効果も期待するなら、発酵させたタイプのものを選ぶと良いでしょう。
 キムチの栄養効果はたくさんありますが、一番はたっぷり含まれる食物繊維と乳酸菌効果で、整腸作用や便秘の改善に役立つこと。また、唐辛子に含まれるカプサイシンの働きで脂肪を燃焼、新陳代謝を活発にさせ、ダイエット効果が期待できます。また、ビタミンCなど各種ビタミン類をはじめミネラル等も豊富に含まれています。

材料
  • ・豚バラ肉…………………300g
  • ・モッツァレラチーズ………200g
  • ・白菜キムチ………………100g
  • ・ニラ………………………1束
  • ・タマネギ……………………1個
  • ・長ネギ………………………1本
  • ・シメジ………………………1袋
  • ・エノキ………………………1袋
  • ・舞茸…………………………1袋
  • ・とうふ………………………1丁
  • ・ニンニク……………………2片
  • 〈合わせだし〉
  • ・水……………………………1200ml
  • ・酒……………………………100ml
  • ・中華スープの素(顆粒)………大さじ3
  • ・コチュジャン……………………大さじ2
  • ・味噌……………………………大さじ1
  • ・みりん…………………………大さじ2
  • ・しょうゆ…………………………大さじ1
  • ・ごま油…………………………大さじ1
作り方
  • @ボウルに<合わせだし>の材料を入れてよく混ぜ合わせる。
  • A鍋にモッツァレラチーズ以外の材料を並べ、@の合わせだしを加えて火にかける。
  • Bふつふつと煮たってきたら、モッツァレラチーズを加え、蓋をして約1分煮て完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの歴史・文化遺産K
「ベート・シェアリム」

紀元2世紀、ベート・シェアリムが最盛期を迎えた時代に造られた大規模な埋葬地の遺跡

 ベート・シェアリムは、ガリラヤ地方南部に位置するネクロポリスと呼ばれる大規模な埋葬地を中心とした遺跡です。
 考古学的な検証によると、紀元前9世紀にイスラエル王国がガリラヤ地方南部の地域を占領したと考えられています。当時この辺りには、主要街道が地中海の海岸から延びており、その周辺に集落が形成されていました。しかし、紀元前9世紀当時は特別重要な場所ではなかったようです。ベート・シェアリムが書物に初めて登場するのは、紀元1世紀に書かれたユダヤ戦記です。
 ベート・シェアリムという名前は「門の家」という意味で、紀元1世紀頃の町としては珍しく、城壁に囲まれ、大きな門があったとされています。この門にちなんで「門の家」と名づけられたといわれています。
 紀元2世紀にはユダヤ人がガリラヤ地方に多く移り住むようになります。紀元2世紀中頃にはユダヤ教の教師であるラビ・ユダ・ナスィーがこの地に移住し、ユダヤ自治組織議会を設置しました。そのため、ベート・シェアリムは非常に発展し、最盛期を迎えます。今日、遺跡として見られる精巧な彫刻が施された壮大な建築物や墳墓はこの時代の遺構です。
 1876年に最初の発掘調査が行われましたが、詳しい調査では無かったため、忘れられた存在となっていました。1936年から本格的な発掘が始まり、紀元2世紀頃の墳墓や4世紀頃の住居跡が次々と発見されました。考古学界では歴史的発見とされ、世界中の注目を集めました。
 現在ではイスラエル北部の主要な観光地の1つとなっており、発掘された洞窟や街の遺構などの内部が公開され、国立公園として整備されています。2015年、ユネスコによって世界文化遺産に登録されました。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 68 カゼインホスホペプチド(CPP)

 カゼインホスホペプチドは、カゼインと呼ばれる牛乳のたんぱく質の構成成分が、膵臓から分泌される消化酵素の1つトリプシンによって分解されて作られる栄養素で、その英語表記の頭文字を取ってCPPと表記されます。
 主な働きはカルシウムや鉄などのミネラルを水に溶けやすくし、腸での吸収率を高めるので、骨や歯を強くし、骨粗しょう症や貧血を予防・改善する効果が期待できます。
 カルシウムは、腸でリン酸と結合することにより不溶性のリン酸カルシウムという物質になるため、体内に吸収されにくくなります。カゼインホスホペプチドはカルシウムの不溶化を阻止し、吸収されやすい状態にする働きがあります。
 リン酸は食品の変色・変質、沈殿防止、鮮度保持、粘性の安定化、ツヤ出しや味のコク出しなどの効果があり、加工食品やインスタント食品に多く添加されています。これらをよく食べる食生活を送っている人はカルシウムなどのミネラル分が吸収されにくくなり不足するため、カゼインホスホペプチドを積極的に摂取しなければなりません。
 また、カルシウムや鉄などのミネラル分が体内に吸収されやすくなることで、特に閉経後の女性に多い骨粗しょう症をはじめとした骨に関係するトラブルや貧血などに対しての予防、改善、回復に役立ちます。さらにはカルシウム不足が原因のうちの1つとされている動脈硬化、脳卒中、がんなどの予防効果も期待されています。
 小魚や野菜に比べて、乳製品がカルシウムの供給源として優れているのは、牛乳にはカゼインホスホペプチドを筆頭に、他にもカルシウムの吸収を促進してくれる乳糖やビタミンDも含まれているからです。
 したがって、カゼインホスホペプチドだけ摂取しても意味がなく、カルシウムや鉄などのミネラルと一緒に取ることで本来の働きを発揮します。
 すでに多くの効果が立証されていることから、カゼインホスホペプチドは、ミネラルなどの吸収を助ける成分として特定保健用食品(トクホ)の表示許可を取得するなど、現在ではさまざまな食品に活用されています。

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