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健康の輪デジタル新聞

2008年10月号

特集・食事と運動で健康な血液にサラサラ血液で元気な体になろう!

症状もなく進行していきやすい「動脈硬化」は、命の危険にさらされている状態。検査を受けて早めに血液の状態を知り、生活習慣を改善しよう。

酸素と栄養を運ぶ 血液は
サラサラがいい!

全身を巡り流れている血液は、言うまでもなく、私たちの健康に重要な役割を担っている。常に新鮮な血液を運ぶために、スムーズに流れていることが大切だ。

心臓から全身に酸素や栄養を運ぶ血管である動脈は、もともと弾力があって、血液が流れやすいように内壁は滑らかになっている。
ところが、血液中の成分、特にコレステロールが過剰に増加した、いわゆる「ドロドロ血液」になると、内壁にコレステロールなどが溜まり、血液の通り道を狭くしてしまう。また、何らかの原因で血管が硬くなることでも血液の流れが悪くなることがある。これらの状態を「動脈硬化」と呼ぶ。

血液の流れが滞ると、全身に十分な栄養や酸素が供給されず、脳や心臓、足に障害が起こる可能性がある。 具体的には、手足のしびれや頭痛、動悸や足の冷え・痛みなど。

動脈硬化の初期症状は自覚症状があまり出ないため、いつの間にか進行していることが多い。
悪化すると心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気へと発展することも。危険な状態になる前に、サラサラの血液にしておく必要がある。

正常な血管では血液がスムーズに流れる→コレステロールなどが内壁に付着→血管がどんどん狭くなっていく→血液の流れが滞る

動脈硬化の原因は?

 動脈硬化の主な原因は、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが多いこと。肥満、高血圧などでも動脈硬化は起こる。

 原因を見てみると、メタボリックシンドロームの原因に似ており、動脈硬化も生活習慣の積み重ねによって起こることが分かる。
 例えば、脂質やコレステロールが多い食事を摂っていたり、アルコールや喫煙が過剰だったり、運動不足も動脈硬化を引き起こす。

 しかし、反対に、生活習慣の改善で動脈硬化を防げると考えることができる。 摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れないよう、過剰な食事量と運動不足を防ぎ、肥満を予防すること。
 特に、血液をサラサラにするために、食物繊維や豆類を十分に摂り、ビタミンEやベータカロチンが含まれている緑黄色野菜を含んだ食事が理想的。

 そして、生活習慣にウォーキングなどの有酸素運動を取り入れて、悪玉コレステロールを減少させたい。

 自分の体に健康な血液が流れているだろうか。
検査を受けたり、生活習慣を見直してみよう。

ドロドロ血液「脂質異常症」の3タイプ
血清脂質の高さの違いによって脂質異常症のタイプが分かれる。
血液検査を行ったら、見比べてみよう。
善玉コレステロール値が低いタイプ HDLコレステロール40mg/dl未満
悪玉コレステロール値が高いタイプ LDコレステロール140mg/dl以上
中性脂肪値が高いタイプ 中性脂肪150mg/dl以上
※「動脈硬化性疾患診療ガイドライン2007年版」から、高脂血症と呼んでいた病態を「脂質異常症」と呼ぶように提言されている。
※資料:「動脈硬化性疾患診療ガイドライン2007年版」(日本動脈硬化学会)

 

[健康長寿をめざして]デトックスを見直そう(6)─出たら得するデトックス─

体内に老廃物が溜ると、体調を崩してしまいます。それと同じように、心にも心配事や悩み事などが溜ってしまうとどうなるでしょう。
心に溜ったイライラや、心の疲れも「ふっ」と排出する事で、心のデトックスをしましょう。

 

心のデトックス=リラックス

仕事や家事が忙しく、いつもバタバタ…。頭の中はいっぱいで考える余裕すらなくなってしまう。やらなくてはいけないのに、やる気が出ない、悩み過ぎて眠れない…こんな状態の時はないでしょうか。

今や3人に1人は、心が疲れているなどと言われますが心の問題は身近な問題にもなっているのです。通常、よく運動不足やパソコン作業などで、肩が凝る人も多いと思います。体の凝りが血流を悪くし、筋肉を固まらせ、代謝が落ちてしまいます。
また、ストレスなどの心因的な原因からも肩や首が凝る事も、多くの方々が実感している事でしょう。体の凝りと同じ様に、心も凝ってしまうのです。

心の凝りが体のバランスを崩す

心の凝りと体の凝りをつないでいるものの一つが、自律神経です。心の緊張が交感神経を興奮させ、体に力みが生じると、夜眠れなくなったり…。
一方、軽い運動などで体を緩めれば、副交感神経が働いて心の緊張もほぐれるのです。

心のストレスが体に表れると…

心のストレスが体に表れる病気を心身症と呼びます。実は、この心身症になる前には、感情や感性が鈍ってしまう時期があるようです。 笑わない、泣かない、好奇心が弱くなり感動する事ができなくなってしまいます。
しかし、人の言葉に対しては過敏になり、ちょっとした事でケンカになったり、すぐに落ち込んでしまったり…それが更に心を硬くしてしまうのです。
ストレスが溜まるのは、自然の流れに逆らっているからなのです。

心をしなやかに

心がしなやかであれば、多少のストレスなど自然に受け流せるのです。つまり問題となるのは、ストレスそのものではなく、ストレスを溜めてしまい、受け流せない状態なのです。

ストレスも、毎日の排出と同じです。毎日解消する事が大切なのです。週末の休みに、1週間分のストレスを排出する事なんて、とても無理な話ですよね。

自然にまかせ、流れる心

心の凝りをほぐすには、逆らわず、今、自分がやりたいと思う事を行うのです。それが自然の流れであり、あなたに必要な事なのです。
心のデトックス=リラックスなのです。

●リラックスの方法について、いくつかご紹介しましょう。

@体を緩めるリラックス
ストレッチなどの体操を行いましょう。特に筋を伸ばす、背伸びをするなど、「ぐーっ」と伸びて、「ふっ」と力を抜く、この繰り返しで体を緩めましょう。
A体を緩めるリラックス
常に理性的に振る舞い、感情をあまり出さない人ほど、心にストレスを溜めやすいのです。自分を抑えるのではなく、時には「大笑い」や「大泣き」する映画を観たり、子供の心にかえる絵本などを見たりして、自分の中に溜まったストレスを排出しましょう。
Bコミュニケーションやスキンシップも
孤独を感じていると、ストレスも溜まりやすくなります。他人やペットなどと触れ合う事で、心が癒され、スッキリするのです。
C無心になる
何か一つの事に夢中になったりする事で、心を集中させるのも良いでしょう。ゲームや趣味に没頭する事で、普段は表さない無意識の部分を刺激するのです。

心のデトックス=リラックスを毎日少しずつでも取り入れ、排出習慣をつけるのも、過ごしやすくなった秋の夜長には、良いのではないでしょうか。

[気になる身になる健康講座]スポーツの秋、ウォーキングで運動習慣を身につける

体を動かすなら、手軽にできるウォーキングはいかが?
長く続けていると徐々に筋力を高めることができるため、スポーツ始めに最適な運動です。

足を鍛えて、老化を防ぐ

「老化は足から」と言われるように、脚力の低下は老化を進めます。歩かずにいると、全身の筋力が落ち、運動することがおっくうになるので肥満にもつながります。また、歩くと息切れや転倒しやすい場合は、脚力だけでなく、その他の部分での機能低下が考えられます。

1日中立ち続けて徐々に血液が足元に下がってしまった時は、歩いたりマッサージしたりすることで、血液を再び心臓に戻しやすくしています歩くことを怠ると、血液の循環までもが滞ってしまうのです。足は健康になるための重要な部分。足の強さは、若さの源にもなるのです。

【ウォーキング前後にやっておきたいストレッチ】
自然な呼吸で、伸ばす筋肉を意識して行いましょう。

●アキレス腱を伸ばす
@足を前後に開き、両手を前に出した太ももに置く。
A上体を前に出し、10秒ほど アキレス腱を伸ばす。
B左右の足を3回ずつほど行う。
●背中と腰を伸ばす
@足を前に出して床に座る。
A痛くならない程度に上体を前に倒し、
  そのまま10秒。
Bこれを3回ほど行う。

歩くだけでたくさんの効果が。ウォーキングは楽しむことがポイント

一歩一歩、確実に大地を蹴り、足を前に動かすことを繰り返すウォーキング。足を鍛えているように見えますが、体重を移動させて前進するため、バランスをとりながらあらゆる筋肉を使う、全身運動とも言えます。血液の流れをスムーズに循環させるため、心臓の鍛錬にも。

また、ウォーキングは有酸素運動の代表格。15分〜20分以上歩き続ければ、脂肪の燃焼が始まります。多くの酸素を必要とするので、脳の神経細胞に刺激を与え、脳の活性化にもつながります。
適度な運動はストレス解消にもなるなど、このように、ウォーキングにはいろいろな効果が期待できるのです。

ただし、間違った歩き方をしていると、関節を痛めたり、中性脂肪が燃焼されなかったり、逆効果になることもあるので注意。無理に歩き続けることも良くありません。疲れを感じると中性脂肪が燃焼されなくなるので、呼吸が苦しくならない程度の適度な速さが体を健康にしてくれます。

ウォーキングはいつでも、どこでも、誰でもできる、簡単エクササイズ!

ウォーキングの良いところは、誰もがすぐに始められるところ。特別な道具は必要なく、空いた時間に取り組むこともできます
もし、メタボリックシンドロームの予防や解消として、中性脂肪を燃焼させるために歩くなら、30分ほど歩き続けると、より効果的。まとまった時間がとれなくても、こまめに歩く習慣をつけておくことがお勧め。 15分のウォーキングを2回行う方法も良いでしょう。バス停を一つ手前で降りるなど、生活の中で工夫できることもあります。

夏の暑さが和らぐ秋はウォーキングを始めるのに良い季節。脂肪が蓄積しやすい冬に備えてのエクササイズにも、また、寒い冬でも運動できる体をつくる、ウォーミングアップの季節にもなります。景色も楽しめるハイキングやトレッキング、空いた時間にリフレッシュできる散歩、旅先でゆっくり歩くなど、歩くチャンスはたくさんあります。

運動を行う前後には、筋肉や腱などを伸ばすストレッチで、けがや疲労を防ぎましょう。日常にストレッチを行うことで、日常生活のけがや転倒防止にもつながります。

筋肉を意識した歩き方は、ダイエット、メタボリックシンドローム予防はもとより、全身の筋力アップから、正しい姿勢の保持、転倒予防、腰痛予防などにもつながります。
健康になる秘訣は、毎日、少しずつでも、長く続けること。一緒に歩く仲間や目的を見つけ、楽しくウォーキングをしましょう。

【ウオーキングの姿勢の基本】

●まっすぐ前を見る。遠くに視点を置くとよい。●肘は肩関節の負担を小さくするために、直角に曲げる。●手は自然に振る。大きく振る必要はない。●膝はやや伸ばす。●歩幅を広げるとエネルギー代謝がアップする。●踵から着地する。●足の指でしっかり地面を蹴る。

 
イスラエル地図

[トピックスs]砂漠の丘に溶け込む「エルサレム・ストーンの街」

古の聖書の時代から、歴史に名を刻むイスラエル。
地中海の南東沿岸域に位置する小さな国です。
ユダヤの人々は、2000年に及ぶ離散、そして戦いの連続を、民族の固い絆で乗り越え、父祖の地イスラエルへの帰還を果たし、悲願であった建国を実現しました。
古代と現代が調和した、異文化の魅力にあふれた国、イスラエルをご紹介します。

 

国が変われば、言語はもちろん、雰囲気や習慣、環境や文化など、それぞれ独自のカラーがあるものです。
イスラエルにもまた、独特の「香り」を感じることができます。


「神殿の丘」西側の「嘆きの壁」と「岩のドーム」

長い歳月を経た家並み、高い城壁に囲まれた町々や数々の遺跡から立ちのぼる‥‥古代の香り。
どこまでも続く、草木一本生えていない荒野の中、緑を求め歩む羊と羊飼い達に吹く‥‥乾いた風の香り。
また対照的に緑豊かなエリコの町や、オアシスからほとばしる命の泉のような‥‥樹々の香り。
そして、黄金に輝くエルサレムの街並み‥‥魅惑的な美の香り。

聖なる都・エルサレムは、旧市街を取り囲む城壁や「ダビデの塔」、古代や中世のものから最近の一般家屋までもが、白っぽい壁と建物で造られた「白い街」。
この街に厳かな趣を与えている白い壁は、「エルサレム・ストーン」と呼ばれる石灰岩です。相当古いと思われるものでも、雨が少ないためカビが生えず、何百年経っても白さを保ち続けることが出来るといいます。

新市街のキング・ダビデ通りのホテル・キング・ダビデや、通りを挟んで向かい合う新市街のランドマークともいえるお洒落なタワーYMCA。
また、イギリスの委任統治領時代に建てられたヘブライ大学と、その前の広場。そしてユダヤ人の祈りの場、70年ローマによって神殿が破壊され、部分的に残った神殿の丘西側の『嘆きの壁』。
下から7段目までは第2神殿時代のもので、その上4段がローマ時代のものと色が少し違いますが、これらの石材も全てエルサレム・ストーンです。


聖地エルサレム旧市街の街並み

エルサレムは、ユダヤ丘陵中央に位置し、白亜紀の石灰岩で形成された山々に囲まれていることから、人々は、昔からその山に豊富に埋蔵されている石灰岩を切り出し、活用してきました採石したばかりの石灰岩は、さほど硬くなく、空気にさらされ徐々に固まってゆくそうです。また、切り出された直後は灰白色なのですが、歳月と共に含有されている鉄分が酸化し、やがては淡黄色へと変化していきます。

イギリス統治時代には、条例(建築規制により建物の外壁に石灰岩を使用することが義務付けられました。そして、これはイスラエル建国後も引き継がれ、「聖都」の景観が損なわれないよう、一般の家々も新しい家を建てる際は、街の美観を保つため外壁は石造りに、また、少なくとも外塀には石灰岩を使用しています。

全ての建物が同色で統一感があり、青い空とも見事なコントラストを描く落ち着いた美しい街並み。数千年におよぶ歴史の重みと、それを守ろうとする人々の強い意思が感じられます。


ヤッフォ門近くにそびえる「ダビデの塔」

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