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健康の輪デジタル新聞

2010年12月号

【特集】冷え性対策。今年の冬は…??

冷え性の人にはつらい冬がやってきた。それぞれ対策をとっていても、改善されないことはないだろうか。
今年の冬こそは快適に過ごせる、冷え性対策で悩みを解消しよう。

体温調節機能の低下が冷えを招く

人間の体温は一定に保たれており、周囲が寒くて一時的に体表面の温度が下がっても、すぐに元の体温に戻る仕組みができている。

ところが、この体温調節がうまくいかないと「冷え」を感じることになり、いわゆる冷え性となる。特に心臓から遠い場所にある手足の先は冷えを感じやすい。

体温調節の異常は次のような原因で起こる。

◆皮膚の感覚が鈍くなっている場合
窮屈な服や靴を履いていると、寒さを感知するはずの体表面のセンサーの働きが鈍くなる。

◆自律神経の失調
体温を上げるために、脳から内臓へ熱エネルギーを増やす指令が出るが、ストレスや不規則な生活、女性ホルモンの乱れなどがあると、指令がうまく働かなくなる。

◆血液循環が良くない
 貧血、低血圧、動脈硬化などがある人は冷え性の症状が出やすい。

体を温める食べ物を東洋医学に学ぶ

東洋医学で食べ物は陰と陽に分けられている。陰は体を冷やす性質、陽は体の中から温める性質の食べ物。冷え性対策としては陰の食べ物を避けるのではなく、陰の食べ物を食べる時に意識をして陽の食べ物を組み合わせると良い。

ちなみに、白砂糖は陰の食べ物なので甘いものの食べ過ぎは注意したい。

 

日常生活でできること

「頭寒足熱」とは良く言ったもので、基本的に下半身を中心に温めることをお勧めしたい。エアコンよりこたつ、下半身を厚着する、半身浴や冷えがひどい時は足浴も良いだろう。ただし、締め付けには注意。窮屈な靴下や下着は避けて欲しい。

血液の循環を促すために、運動、入浴、ストレスの解消も忘れずに。快適な睡眠につながるよう、寝る前には軽いストレッチや入浴をし、湯たんぽなどで布団の足下を温めておくと良い。

 

健康長寿をめざして

脳は知識や情報をインプットするだけでなく、取り入れた情報をアウトプットすることで活性化します。恋をすると、その脳に記憶された情報をアウトプットして相手の気を引く方法を考えたり、インプットした情報をもとに自分を良く見せる努力をする…。これこそ恋が脳を活性化させ、認知症を予防する理由です。

脳神経回路を鍛えよう

物覚えが悪くなった、簡単な計算が出来なくなったなど、昔と比べて衰えを感じる人も多いのではないでしょうか。

人の脳神経細胞は、生まれた時は140億個ほどあるといわれていますが、実際に使っているのは、その一部分だそうです。しかし、成長するにつれて、どんどん高機能になるのはニューロンという神経回路が密接に繋がり、壊れてしまった脳細胞をカバーするからなのです。

興味と関心、熱意と夢を持とう

個人差はあるものの、誰でも歳を重ねると「脳の衰え」を感じてしまうものです。

人の脳は非常に精密にできていますが、コンピューターシステムなどとは違い感情を持つため、物事を機械的に処理したり、記憶をそのままコピーしたりすることは出来ないのです。そのため目的を持つことがとても重要なのです。

受験や資格取得のために勉強することで知識を深めたり、入社当時は早く馴染もうとして、社員の名前を必死に覚えようとするのも目的があるからなのです。

しかし、卒業したり資格を取得すると目的意識が遠のき、勉強をしなくなったり、会社でベテランになってくると新入社員の名前をなかなか覚えられなかったり…。これらは決してボケたからでも、脳機能が衰えたからでもありません。やはり興味、関心、熱意、夢といった感情を持つことで脳に刺激を与え、脳神経回路が鍛えられるのです。

何に対しても「関心」が無くなってしまうことこそが、本当の意味での老化を招く危険因子なのです。

脳の老化の種類

(1)意欲や判断力の低下
脳をいつまでも若々しく保つ秘訣は、意欲、関心がとても大切です。特にコミュニケーションなどは、大脳の前頭連合野などを刺激するようです。ここでは、より人間らしい複雑で高度な情報処理をするため、人付き合いが少なくなったり、孤立したりすることは脳への刺激も減ってしまうことになります。

歳をとると、何かと人付き合いが少なくなりがちですが、是非、人とのコミュニケーションを増やしてみる行動を起こしてみましょう。ボランティアやサークル活動など、満足感を共有できる仲間と過ごすことが大切です。

(2)運動機能の低下
歳を重ねると、いつしか体のバランス感覚が悪くなったり、手先が不器用になったりといった運動機能の低下を感じることがあります。

運動機能は、小脳や大脳の前頭葉と関係があります。例えば子供の頃、自転車に乗る練習をして、何度も転んで泣きながらも一度乗れると意識しなくても普通に乗れるようになった経験のある人も多いでしょう。

小脳にインプットされることで運動機能を体に覚えさせるのですが、小脳は物覚えが悪く、覚えるのに時間がかかるのです。初めての経験は、失敗が付き物ですが、目標を持ち何度も練習することで技術を身につけてゆくのです。

「歳をとったから」などと諦めないで、どんどん新しいことに挑戦し、体も若返らせましょう。

(3)ホルモンの低下
 「ときめき」を持つと若返るといいますが、ホルモン分泌や自律神経などは、大脳の奥深くにある視床下部、下垂体などが関係しています。その周りには、恐怖や不安に関する扁桃体と匂いや触覚に関する海馬などもあります。

人は恋をしたり夢中になったりすると、快感や意欲などに関わるドーパミンの分泌を促す部位(大脳基底核など)が活性化します。また、アストロゲン(男性ホルモン)やエストロゲン(女性ホルモン)が大量に出て、海馬が活発な活動をして脳を刺激します。

趣味やペット、もちろん恋などの生きがいを見つけ、若さのホルモンが出る生活を心掛けてみましょう。

参考資料/「脳のアンチエイジング」より

 

気になる実になる健康講座

さまざまな症状が出る甲状腺の病気は他の病気と間違われがち。誤解も多い病気のため、甲状腺の働きや病気に関する正しい知識を知っておくことは大切なことです。

甲状腺って何?

甲状腺は縦約4?5センチ、横約2?3センチの、のどにある内分泌腺。内分泌腺とは、体の働きを正常に保つためのホルモンを分泌している臓器のことです。

甲状腺では甲状腺ホルモンが分泌されており、新陳代謝の働きを助けています。また、心臓の働きや腸の働きもスムーズにしています。子どもにとっては発達の上で大変重要なホルモンとなり、知能の向上や発育を助けています。

分泌が過剰になると全身の代謝が活発化し、脈が速くなったり腸が活発に動くため下痢をしたり、過剰に食べても太らないなどの症状があります。反対に分泌が低下すると低体温になり、やる気がなくなったりうつのような状態になったりします。

甲状腺ホルモンの原料はわかめやこんぶなどの海草類に含まれているヨード。海に囲まれている日本では通常に和食を食べていれば、適量が摂取できています。

甲状腺の病気は?

甲状腺の病気でよく聞く名前と言えば「バセドウ病」や「橋本病」ではないでしょうか。両方とも甲状腺の機能の異状によるもので、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気がバセドウ病、低下する病気が橋本病です。

他にも、甲状腺に炎症が起きる「急性化膿性甲状腺炎」や「亜急性甲状腺炎」、甲状腺が大きくなる「単純性びまん性甲状腺種」、しこりができる「甲状腺がん」などがあります。

◆バセドウ病
 甲状腺に刺激が与えられ、甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまいます。原因は自己免疫システムの異常が関係しているのではないかとされています。ホルモンの分泌をコントロールする治療(薬物、アイソトープ、手術)で症状を抑えます。

男性より女性が多く、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で発症しますが、特に20?30歳代の若者に多く発症しています。

◆橋本病
 甲状腺が炎症を起こし、甲状腺ホルモンの分泌が低下してしまいます。女性の方が圧倒的に多く、20歳代後半?40歳代に多く発症しています。やはり、自己免疫システムの異常が原因とされています。

症状があまり出ないため、放っておきがちになってしまいますが、病気が進行するとLDLコレステロールが上昇して動脈硬化を発症する引き金になることがあります。

治療には、基本的に甲状腺ホルモンの補充療法が行われます。

他の病気と区別がつきにくい症状

多種多様な甲状腺の病気には症状もさまざまあります。

バセドウ病の場合、頻脈や動悸、甲状腺の腫れ、疲労感、手指の震えなどがあります。眼球突出の症状もありますが、あまり多い症状ではありません。橋本病で出てくる症状には皮膚のかさつきやむくみ、無気力、便秘、低体温、脈拍の低下などが挙げられます。

心疾患、うつ病、糖尿病、更年期障害にも似た症状があるため注意しましょう。症状からの判断だけでなく、甲状腺の病気の発見には血液検査が有効です。

正しい治療を受けていれば甲状腺の病気は悲観する病気ではありません。もし、気がついた症状があれば、専門医に相談し、早期発見に努めましょう。

 

クロスタニン健康飲料「風っ子くらぶ」大好評発売中

 

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平成21年度、世界的な問題にまで発展した新型インフルエンザ。現在は落ち着いていますが、過去のパンデミックの経験から一度流行が収まっても、再流行する可能性があり決して安心はできません。平成22年度の予防接種は、10月1日より各病院や診療所にて受けることができます。

 

新型インフルエンザH1N1亜型ウイルスは弱毒性ですが、ワクチンの開発が間に合わず被害が拡大し、WHOに報告された新型インフルエンザ死者数は、平成22年2月14日までに少なくとも約16000人に達し、実際はそれを上回ると言われています。

日本でも基礎疾患を持つ患者が、新型インフルエンザにかかり死亡した例が報告され話題となりました。そして、会社や学校などでもマスクの着用が義務付けられ、薬局ではマスクの買い占めにより一時品薄になったり、店頭や受付には当たり前のように消毒液が設置されました。また、季節性と新型の両方のインフルエンザワクチンを接種する必要があるのか、またはワクチン接種の優先順位などをめぐり、色々な論争も巻き起こりました。

昨シーズンはインフルエンザワクチンを13歳未満は4本(新型、季節性の各2本)、13歳以上は2本(各1本)の接種を推奨されましたが、今年は両方を混合した1本で対応され、接種回数も従来通り13歳未満が2本、13歳以上は1本となります。

また、昨シーズン中に新型インフルエンザにかかり、新型に対する免疫が期待できるとしても、季節性は突然変異が予想されることや、ワクチンは今年の流行に合わせて製造されることからも皆さんが受けられることをお薦めします。しかし、予防接種をしても絶対にインフルエンザにかからないわけではなく、再流行に備え、かかったときの重症化を防ぐための大切な予防策であると考えてください。

一時期の緊張や騒動が鎮静していく中において、予防に対する意識や関心が少しずつ希薄になっていきます。現在は新型インフルエンザの流行が収まったように感じられますが、実際は学校や幼稚園・保育園などで散発的に集団発生が確認されています。また特に基礎疾患(慢性疾患)のある方や妊婦などは、新型インフルエンザにかかったとき重症化する(肺炎や脳症などの重い合併症が現れる)可能性が高いため、ワクチンによる予防がとても大切です。

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クロスタニン健康飲料『風っ子くらぶ』。日健総本社が誇る3大成分であるクロレラエキス(クロレラ多糖体N・β1.3グルカン)、ドナリエラベータカロチン(ドナリエラから抽出した天然マルチカロチノイド)、そしてカワラタケ・タナカヨシホ株抽出エキス。それらを主要成分とし、健康維持に欠かせない栄養素であるカルシウムや、その吸収を助けるCPP(カゼインホスホペプチド)、更には整腸作用で、これらの成分の吸収を、より効率よくするためのフラクトオリゴ糖、また、ビタミンB2、B6、Cなどもバランスよく配合されています。

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予防接種と共に大切なご家族のインフルエンザ対策に『風っ子くらぶ』を是非お役立てください。

参考資料/厚生労働省ホームページ

 

各1セット 125ml×24本
¥3,150 希望価格消費税込(本体 ¥3,000、消費税 ¥150)

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