冬になると関節の痛みが増してくることはないだろうか?関節痛は緊急性がないものの、日常生活に支障をきたし、QOL(生活の質)を低下させる。痛みからの解放は普段の生活の中にヒントが隠されている。
体をまっすぐに支えるのが骨ならば、関節は体を自由に動かすためにある部位。関節がなければ、腕を上下に動かしたり、回したりすることができない、重要な部分だ。
更に、骨と骨の間には軟骨があるため、関節のスムーズな動きができる。クッションのような役目をする軟骨は、骨同士の摩擦を軽減し、動きを滑らかにしている。そして、関節周囲の筋肉が協調し合い、全ての部位がバランスよく働くことで、腕や足を動かすことができている。
ところが、筋力が落ちたり、肥満で関節に余分な体重がかかっていると、関節全体に負担がかかり、軟骨の磨耗が激しくなる。膝関節、股関節の痛みの原因の多くは、関節軟骨がすり減ったり、軟骨の成分が変化したりすることにある。
膝関節で多く起こる「変形性膝関節症」は中高年の女性に多くみられる症状。股関節の痛み「変形性股関節症」は「臼蓋形成不全※」という先天的な症状が原因になるが、やはり、女性に多く起きている。
関節痛の初期は安静にしていれば痛みは治まる。しかし、放っておくと、年を取るにつれて進行していき、安静にしても痛みがひかなくなるので気をつけたい。
現在、人工関節の進歩により、術後の早い回復や若い人の手術も可能になってきた。しかし、基本になるのは日常生活における保存療法。関節の負担を軽減させることが最も重要になる。
満の人は関節に過度の負担をかけないよう、栄養バランスの取れた食事と適度な運動で体重を落とすことが大切。運動と組み合わせたダイエットは、関節周辺の筋力強化にもつながる。
運動のお勧めはウォーキング。しかし、膝や股関節が痛む人はなかなか歩くことから始めるのは難しいだろう。そのため、まずは自宅で筋肉トレーニングを行って、無理せず筋力をつけておきたい。
寒い季節はお風呂などで体を温めると、痛みをやわらげ、血行も良くなる。痛みがあるときは床ではなく、椅子に座るなど、痛みを軽減する方法は日常生活の中にもたくさんある。早めの対処で元気に歩ける生活を送ろう。
戦後、産業や技術などの発展に伴い、飛躍的な急成長を遂げた日本。日常生活は変貌し、中でも食生活の変化は著しく、それが私達の健康と共に、脳の健康にも深く関わって来ました。食べ物が乏しい時代には、うつ病などの脳神経疾患を持つ子供の出生率が、食べ物が豊富な現代の約2倍であり、大きな問題の一つでした。しかし、飽食の時代と呼ばれる現在、カロリーの過剰摂取による生活習慣病に加え、精神的ストレスによる脳神経障害が増加しています。
最近、低カロリーの食事による寿命延長の研究などが進んでおり、ショウジョウバエ、マウス等、また現在最も人間に近いとされる霊長類・赤毛サルによる研究の中間報告がされました。
だ単に、低カロリーの食事を摂取するのではなく、しっかりとした栄養バランスを考え、腹八分、または腹七分程度を目標にしましょう。また、エネルギーの計算などで用いられるカロリーは、一般的に脂肪1g当たり9キロカロリー、炭水化物やタンパク質は1g当たり4キロカロリーのエネルギーがあります。脂質にも動物性、魚などの魚油、植物性などの種類があり、これらのバランスを考える事が、食質に大きく関わってきます。
際、脳の乾燥重量の60%が脂質であり、その中でも特に多い脂質が、DHAやアラキドン酸と呼ばれる不飽和脂肪酸です。DHAは魚に、アラキドン酸は肉や卵などに多く含まれています。どちらも脳にとっては大変重要であり、大切な働きをしています。
マウスの実験では、DHAを多く含む餌を与えると、脳の海馬にDHAが増え、アラキドン酸を多く含む餌を与えると、海馬のアラキドン酸が増える事が報告されています。
これらの不飽和脂肪酸は、摂取する事により、健康な脳を保つ事が出来ると考えられていますが、やはり、偏るのではなく、バランスを考える事が非常に大切です。(健康の輪新聞・2009年11月号参照)
かつては、胎児の時に、脳神経細胞が作られ、その後は年齢を重ねると共に、脳神経細胞がどんどん減少すると考えられていました。
しかし、ここ15年程の研究より、記憶をつかさどる脳の海馬は、認知症やパーキンソン、うつ病などに深く関わっていますが、年齢に関係なく、新しい神経細胞が作られている事が報告されています。これは、神経細胞の元となる神経幹細胞と呼ばれる細胞が多く存在し、それらが、新しい神経細胞を生み出しているという報告です。
つまり、脳に多く存在する不飽和脂肪酸は、この神経細胞の産生に大きく関わりを持ち、脳の健康にとって、これらの不飽和脂肪酸は、欠かせない存在であると言えます。
DHAやアラキドン酸を多く含む食品には、それぞれ長所と短所があります。例えば、アラキドン酸は多く摂り過ぎる事で、炎症などを大きくし、また体内でプロスタグランジンE2などのエイコサノイドを産生します。プロスタグランジンE2は、体内の炎症物質となり、痛みを増幅させたり、血栓を作ったりと、体に悪影響を及ぼします。アラキドン酸を多く含む肉類などの過剰摂取は、生活習慣病などの引き金にもなり兼ねないという事です。
不飽和脂肪酸のDHAやEPA、α‐リノレン酸などは、プロスタグランジンE2を抑え、血液をサラサラにし、痛みや炎症を抑える働きを助けてくれます。その他にも、脳機能の活性や、脳神経細胞の産生などにも大きく関わっている為、動物性の脂肪ばかりを食べ過ぎないで、魚や野菜を豊富に盛り込んだ、バランスの良い食事を心掛ける事が大切です。
私達は、いつまでも若々しく、そして健康な心と体、元気な脳を維持する事が出来たとしたら、とても幸福であると言えないでしょうか。今年の秋は、『食欲の秋』ではなく、『食質の秋』を心掛け、皆さんも一工夫してみましょう。
物忘れが多くなった、言葉がスムーズに出てこない、なんだか気持ちにモヤモヤがある。こうした悩みがあるときは、脳の働きが低下しているかもしれません。脳は活性化させれば、若返らせることができます。脳の健康が体の元気にもつながります。
脳は場所によって働き方が異なります。言葉を理解する場所、手足の動きを支配している場所、空間を認識する場所など、いろいろな分野に分かれています。そのため、もし、事故などで脳の一部に障害が起きると、その部分を司っていた機能が低下することが分かっています。
今、脳活性化のためのクイズやエクササイズが出回っています。しかし、決められた訓練だけでは脳の一部分しか鍛えることができません。できれば、いろいろな分野で脳トレーニングをすることで脳全体を活性化させましょう。
例えば、普段から運動やストレッチをしている人は、日常生活の中で歩くことや体を動かす場面があっても、筋肉痛やぎっくり腰になりにくいもの。これと同じことが脳にも当てはめることができます。普段から脳をトレーニングしている人は、いざというときにも、スムーズな働き方をしてくれるのです。
時には、新しいことにチャレンジしたり、利き手とは違う手で字を書いてみたり、普段使っていない脳の部分を刺激することもお勧めです。
脳が健康になると、物事をすばやく考える力が身につき、仕事や勉強の効率はアップします。きっと、ひらめきやアイディアも生まれやすくなるでしょう。
物事を考えたり、感情を作り出したりする部分は脳にあります。特に、おでこの辺りにある前頭葉という部分が思考力、感情、コミュニケーション力などを司っています。
近年、増加しているうつ病は脳の情報伝達物質であるセロトニンが不足しているためとも言われています。セロトニンが減少する原因は分かっていませんが、脳の栄養不足や働きの低下が精神疾患につながると言えるかもしれません。
美しい景色や音楽、心地よい香りは心をリラックスさせてくれます。見えるもの、聞こえるものを脳で処理し、自律神経に働きかけてくれるからです。手指の運動、記憶力のトレーニングなども心をスッキリさせてくれます。
新しい刺激で時にはリフレッシュしながら、脳を活性化させることで、心の病も予防することができます。
働き者の脳は酸素とブドウ糖をエネルギーにしています。これらは血液に乗って運ばれてきますが、脳への血液量は体全体の5分の1にもなります。血液がスムーズに流れていないと、思考力の低下や感情の抑制ができなくなります。
体の健康に、活発に働く脳は欠かせませんが、反対に、脳を活発にさせるためには良い血液の循環が必要です。体自体も健康でなければ、健康な脳は作れないのです。
メタボリックシンドロームや生活習慣病は脳へのエネルギー運搬を妨げます。運動と食事のバランスを保った、健康的な肥満予防は脳の活性化につながります。
睡眠も大切。脳の疲れを回復してくれますが、完全に脳は休んでいるわけではありません。音、景色など外の情報が遮断されている状態を利用し、昼、一時的に保存していた記憶を定着させているのです。また、不要な情報を捨て、思考の整理をしています。
そのため、夜、眠る前に次の日に使う資料や教科書に目を通しておくと、翌日、問題点や思考が整理されています。朝、目が覚めたときにアイディアが浮かびやすいのもこのためです。
夜中、眠い目をこすりながら仕事や勉強をしているときは、いったん、睡眠をとって朝に作業をしてみましょう。きっと、効率良く進めることができます。
脳の活性化、または脳を活性化させようとする習慣は、体と心を健康にします。もの忘れなどの心配をなくし、イキイキとした生活を送りましょう。
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「家族全員でインフルエンザにかかり、ずっと寝込んでいた。予防接種さえ打っていれば…」。このような話を耳にした事はありませんか。果たして、インフルエンザの予防接種は、家族全員が打つべきなのでしょうか!?
ワクチンを接種する事で、成人は約60〜90%の発症を阻止し、65歳以上の高齢者は約80%の死亡を阻止する効果が得られたという報告があります。しかし、ワクチンを接種したからといって、感染する可能性はゼロではありません。感染経路の断絶や、感染環境の改善という意味からも、家族全員による予防接種が望まれます。
6歳未満の乳幼児は、成人に比べ免疫力が低く、ワクチンによる効果が賛否両論である事から、基本的に接種は行いません。…とはいえ、乳幼児がインフルエンザに感染すると、脳症・脳炎を発症する場合があります。ある調査によると、発症児の3分の1が死に至り、3分の1が回復しても麻痺などの後遺症を残すと言われています。同じ屋根の下で生活する「家族」が予防接種を行い、乳幼児への感染防止に努める事が重要となります。
接種回数について、12歳以下の子供は、4週間隔で2回接種する事が必要です。また成人の場合は、過去に似た型のインフルエンザウイルスに接している事が多く、基礎免疫を獲得しているので、1回接種で追加免疫の効果が期待出来るとされています。
しかし2回接種は、1回接種に比べ、予防効果が約1.5倍高いとの報告があります。そこで特に65歳以上の方や、喘息など呼吸器に疾患のある方は、肺炎などの併発、持病の悪化・重症化を防ぐという意味からも、2回の予防接種をお勧めします。
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感染力が非常に強く、潜伏(感染から発症まで)期間が短い為、短期間に感染が拡大するインフルエンザ。日々の生活に『風っ子くらぶ』を上手に取り入れ、ご家族の健康の一助として、是非お役立てください。
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