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健康の輪デジタル新聞

2008年8月号

[特集]夏本番!仕事疲れ、夏バテを解消する、疲労回復の秘訣

夏に体調不良を起こす原因はなんだろう。心身共に疲れがたまりやすいこの季節を乗り越えるためには、原因を知ることが大切。
家庭で対処できる予防法で元気な夏を過ごそう。

冷やしすぎは禁物

人の体はもともと、汗の調節、血管の拡張や収縮によって、寒さと暑さに順応する機能を持っているが、猛暑が続く近年、熱中症や夏バテで元気を失う人が多くなっている。

暑さによって多量の汗をかくと、水分やミネラルが不足し、血液が凝縮され、めまいや倦怠感などが起こるためだ。
自律神経失調症、食欲不振も暑さのために起こる。

しかし、暑いからといってクーラーのかけ過ぎは、周りの環境に適応できない体を作ってしまう。
部屋の中では寒いが、屋外は暑いため、温度差の激しい場所の移動を何度も繰り返していると、自律神経が乱れ、体の機能の調子がくるってしまうためだ。

また、冷たい物の食べ過ぎや飲み過ぎも、胃腸の活動が弱まり、消化不良や食欲不振を招くので気をつけたい。

たっぷり睡眠、たっぷり休養

寝苦しい夜にありがちな、クーラーのかけっぱなし。
暑くても眠れないが、体を冷やし過ぎてしまうと、体温を維持させようと体が働き続けるため、疲労につながってしまう。

快適な睡眠環境は、室温25度前後、湿度40〜60%。寝る前にあらかじめ部屋を涼しくしておき、寝付いた頃、1時間後ぐらいにクーラーが切れるようにタイマーセットをしておくと良い。
除湿するだけでも快適になるので、高温多湿の日本で過ごすための工夫が必要になる。

寝付きを良くするためにも、シャワーだけで済まさず、ぬるめのお風呂につかって、ゆっくりリラックスすると、体も休まるので、お勧めしたい。

夏を乗りきる食生活

夏バテの症状に食欲不振があるが、食べないでいると体力が低下し、悪循環になる。そのため、1日3食、少しずつでも食べる工夫をすることが大切。下のような食事方法を覚えておくと、夏バテの予防にもなるので、お勧めしたい。

そして、暑さに負けない体と上手に疲労を回復できる体で、健康な毎日を送って欲しい。

夏にお勧め食事法
●良質のたんぱく質
食欲がないときのたんぱく質は、冷奴、納豆などの大豆製品、牛乳などから摂ってみては。
●ビタミン、ミネラル
夏バテ解消の基本は栄養バランスのとれた食事。夏に不足しがちな栄養素もきちんと摂ると良い。そのまま食べられる夏野菜などが便利。疲労回復に役立つビタミンB1は豚肉、うなぎ、枝豆などに多く含まれている。
●酸味を加える
梅干し、酢の物、マリネなど。だ液が出てきて、食欲も促進させてくれる。
●香辛料の工夫をする
青じそ、木の芽、ハーブなどの香辛料が食欲をそそる。エスニック料理などもお勧め。
●サプリメントも利用してみる
栄養不足は元気を失うもと。まずはサプリメントや胃腸薬などで調子を取り戻し、食欲をつけてみる。

 

[夏の暑さを乗り切るために]1.冷やしすぎない快適な温度。2.ぐっすり睡眠。3.3度の食事をきちんと取る。

 

[健康長寿を目指して]デトックスを見直そう(4)─出たら得するデトックス─

夏本番、日頃の不規則な生活習慣によって、たるんでしまった体を引き締めるには、今が良い時期なのでは?この時期こそ絶好のデトックスシーズン。汗をかきやすく代謝も高まる季節なので、計画的なデトックスで、健康的な身体づくりを推進しましょう。

夏こそデトックス!

他の人と同じように運動し、引き締まった体を・・・と思っているものの、なかなか痩せないと悩んでいる方も結構いらっしゃるようです。それはもしかしたら、体内の毒が原因なのかも知れません。

体内に鉛、カドミウム、水銀などの不要な成分があると運動しても脂肪の燃焼効率が悪かったりするのです。つまり、体内の脂肪を燃やすための酸素の働きを体内の毒が阻害している可能性があるのです。

運動すると、すぐに疲れてしまいませんか?体内に毒素があると疲れも増長してしまうのです。運動をすると乳酸と呼ばれる疲労物質が増えるのですが、毒素を持っている人の方が、乳酸値が高いという結果が出ています。これは毒素によって乳酸の分解が妨げられ、疲労が抜けにくくなっているからです。

デトックス生活をしながら、効率良く運動を行いましょう。

効率の良い運動とは

運動と言っても、激しい運動をするわけではありません。むしろ、軽い運動でリンパの流れをよくする事が効果的なのです。
今回は、リンパの流れを良くし、効率良くデトックスする方法「リンパマッサージ」にポイントをしぼってみましょう。

リンパ液はマッサージなどによって流れが促進されます。これによって毒素を排出するシステムが正常に働くのです。刺激する事が筋肉の収縮運動になり、運動効果を表すのです。特に入浴時には、体全体に圧力(水圧)がかかり、効果的です。リンパマッサージは、優しく、軽くするだけで効果が出るため、さする、なでる程度で行うと良いでしょう。あまり強く行うと逆効果になってしまいます。

リンパ液は、白い血液とも呼ばれますが、心臓のようにポンプがありません。したがって、筋肉を動かして流れを良くすることが大切です。 同じ姿勢を長時間続ける人は注意が必要です。リンパの流れが滞った状態を放置しておくと、余分な水分や老廃物が排出されず、むくみや疲れ、さらには、肥満の原因となり、免疫力の低下にもつながってしまいます。

バランスのとれた食事や規則正しい生活リズムで、腸の働きを整え、リンパの流れを整える事で、効果的なデトックスを心がけましょう。

リンパマッサージ

リンパ液は、皮膚の表面近くを流れているので、皮膚を軽くマッサージすることで、リンパ液の流れを助ける事ができます。リンパ管が集まっているのは、関節などが多く、鎖骨、わきの下、肘の裏、膝の裏、お腹、耳の前、脚の付け根にあります。

必要以上にたまった老廃物や毒素をリンパ液にのせて心臓の近くまで流し、血管に合流させて、腎臓から尿として排出させる事がリンパマッサージの目的なのです。それにより、老廃物や水分によるむくみ、セルライトを取り除くことができ、日常的に行うことで、ダイエット効果も期待できるのです。

体の末端から心臓へ向かっての流れにしたがい、軽い力で1日2〜3回行いましょう。(左図参照)

リンパ液は、冷え性、血行不良、免疫機能の改善に重要な役割を果たしていますが、私たちのリンパ液は、生活習慣や環境の変化によって、流れが悪くなっています。リンパ液の循環を改善し、健康的な体をつくるために、「リンパマッサージ」を取り入れ、きれいな身体を目指しましょう。

「首」首の前に手の平をあて、首の後ろへ滑らせるように首の付け根を刺激しましょう。「鎖骨」くぼみの部分に指を揃え、軽く押したり、円んを描くように心臓に向かって流します。「わきの下」ワキのくぼみに反対側の手の指を揃えて置き、心臓に向かって撫でたり、軽く円を描きます。「膝のウラ」くぼみに親指以外の指を入れ、上へ押し上げたり、円を描くようにマッサージします。「ふくらはぎ」足首をつかみ、膝の方向へゆっくり引き上げます。「足首」くるぶしやアキレス腱をほぐすように上に向かって流します。

[気になる実になる健康講座]注目の健康飲料、お茶の効用Part.1

緑茶、紅茶、ウーロン茶、形は違えども、毎日、口にしているであろう“お茶”。お茶には、人々に愛され、飲み続けられている理由があります。

世界で愛されている“お茶”

お茶といえば、日本では緑茶を真っ先に思い浮かべますが、ウーロン茶、紅茶など、世界各地でお茶は飲まれています。呼び名も「ティー」または「チャ(チャイ)」のどちらかに近く、お茶は世界共通の飲み物だということが分かります。

お茶の始まりは、数千年前の中国・雲南省。中国では日常的にお茶が飲まれていました。日本へは、最澄や空海らの留学僧が伝えたとされています。最初は僧侶や貴族の飲み物として、徐々に武士、商人、庶民へ広がっていきました。安土桃山時代には千利休が「侘茶」を大成し、日本の伝統文化「茶の湯」が確立されました。世界中にお茶文化が広がったのはその後。オランダの東インド会社が平戸で日本茶を、マカオでポルトガル人から中国茶を購入したことがヨーロッパでの始まりです。

緑茶と紅茶は、製法が異なるものの、茶樹は同じ。紅茶の最大生産地インドでは、アッサム、ダージリンなど私たちにもお馴染みの茶樹が栽培されています。アッサム地方で自生の茶樹が発見されたのは19世紀。その後、中国種とアッサム種の交配が進むと、スリランカやバングラディッシュでもお茶の栽培が盛んになっていきます。

各地で、いろいろな製法が発明されたり、茶樹が発見されたり、効能についての研究もされ続けています。そして、お茶は、現在のようなバラエティに富んだ飲み物になりました。これだけ世界中の人々に愛される飲み物は他にあるでしょうか。喉を潤すだけではない、様々な効用があるからかもしれません。

生活習慣病、メタボリックシンドロームも予防できる
健康に役立つ緑茶のカテキンパワー!

緑茶には様々な成分が含まれています。その代表的な栄養素が「カテキン」。カテキンはポリフェノールの一種で、緑茶の渋み成分になります。タンニンとも呼ばれます。

カテキンの含有量は葉や製法によって異なります。一番茶よりも二番茶でカテキンが増加、若い芽の方が多く含まれています。玉露などのように苦みを抑えた栽培方法では、カテキンの生成も抑えられます。

食事や休憩時に欠かせないお茶のカテキンは、私たちの体にいろいろな作用を与えてくれます。毎日、飲み続けることで、健康へつなげてくれるでしょう。

●血中コレステロールを低下させる
食事と一緒に緑茶を飲むと、コレステロールの吸収を抑えると言われています。実際、緑茶を多く飲む人ほど血中コレステロール値が低いという調査報告もあります。さらに、悪玉コレステロールのみが低下すると言われています。

●体脂肪を低下させる
食事と共に緑茶を飲むと、脂肪の吸収を緩やかにすると言われています。

●がんを予防する
世界でも注目されているカテキンのがん予防効果。まだまだ研究中ではありますが、カテキンが持つ、活性酸素を消去する作用が関係しているようです。

●抗酸化作用がある
ストレスや紫外線などで増える活性酸素。細菌などの侵入を防ぐ働きを持っている活性酸素ですが、増えすぎると、病気や老化を促進させる等、悪さもします。
活性酸素を消去する食物の中でも緑茶の効果は高く、抗酸化飲料として広く知られています。

●殺菌・抗菌作用
カテキンには抗菌作用があります。虫歯菌、O―157、食中毒菌、ピロリ菌に対しても抑制作用があることが分かっています。お茶でうがいをすることで、虫歯予防、風邪・インフルエンザ予防にもなるとされています。

Part.2では、緑茶のカテキン以外にもある豊富な成分と健康法、緑茶の活用法などをお伝えします。

一口に“日本茶”と言えども、こんなにたくさん!
煎茶 上級品ほど旨味や香りがある。茶葉を深く蒸した負荷虫茶はマイルドな味。
玉露 「よしづ」や「わら」で茶園を覆い、直射日光を避けて茶葉を育てる。こうすることで、苦みを抑え、旨味が増す。高級茶。
かぶせ茶 玉露と同じように茶葉を栽培した高級煎茶。苦みを抑え、旨味がある。
てん茶(抹茶) 玉露と同じように直射日光を避けて育てた茶葉を使う。蒸して葉脈を取り除き、乾燥させた後、石臼で牽いたお茶。
玉緑茶(ぐり茶) 煎茶の最終工程で茶に丸みを出す。さっぱりとした味。
番茶 煎茶と同じ製造工程だが、使用する葉は夏や秋に摘み取られる大きくて固い茶葉。さっぱりとした飲み味。
ほうじ茶 煎茶や番茶を強く煎り、こうばしい香りを出したお茶。
玄米茶 番茶や煎茶に、煎った玄米を混ぜたお茶。玄米の芳ばしい香りが特徴。

 
イスラエルの地図

[トピックス]イスラエル国の発展的教育

古の聖書の時代から、歴史に名を刻むイスラエル。地中海の南東沿岸域に位置する小さな国です。
ユダヤの人々は、2000年に及ぶ離散、そして戦いの連続を、民族の固い絆で乗り越え、父祖の地イスラエルへの帰還を果たし、悲願であった建国を実現しました。
古代と現代が調和した、異文化の魅力にあふれた国、イスラエルをご紹介します。

 

祖国への帰還を切望しながら、長きに渡り、世界中での離散生活を余儀なくされたユダヤの人々。イスラエルは、出身地、宗教、文化、政治体制など、背景が様々に異なる人々が共存する民主的複合社会です。そのため、責任ある国民となるよう子供を育てることが、教育制度の目的とされています。

イスラエルの教育は、非常に幼い頃から始められます。これは、特に社会化と語学能力を早期開発することがねらいとされ、2歳児の多くが、また3、4歳児のほとんどが有料の幼稚園プログラムに参加しています。そして、5歳児は義務教育となり無償、カリキュラムは、言葉や数字などの基礎を教え、知力と創造力をのばし、社会性を育てる事を目的とし、未来の学習に備えてしっかりした基礎を築いています。

授業風景

イスラエルの教育制度は日本によく似ており、
・初等教育の6年間(6〜12歳)
・中等教育の3年間(13〜15歳)
・高等教育の3年間(16〜18歳)
という枠組みで、6歳から16歳までが義務教育になっています。

しかし、その中身は相当違い、その国柄から学校の授業は、日曜日から金曜日の6日間で、金曜日は午前中のみです。また18歳までの学費は全て無償で、入学試験やテストは無く、社会的圧力が抑えられ、自由な時間が溢れています。

イスラエルの教師曰く「テストをしないと子供の理解度がわからないようでは、教師の資格はない」。1クラス35人程度の生徒一人一人の理解度を全て把握し、その上、それぞれの子供が将来何になるかということまでわかってしまうといいます。

休み時間の子どもたち

またイスラエルには、国を発展させていくための学者や医師、技術者などを育てるため、国を挙げて教育に取り組む姿勢が見られます。

その現れのひとつとして、イスラエル国立ワイツマン基礎科学研究所。広大な敷地に点在する数々の研究棟では、世界各国から集まった研究者達と、未来の開発を夢見る研究生達が、最新の科学技術を駆使し、素晴らしい研究開発が進められています。

そして、日本と最も大きく異なるのは、高等教育後の18歳から男女共全てが兵役に就くという事です。兵役義務は、男性が3年間、女性が約2年間で、この間は訓練に明け暮れ、勉強をする時間もほとんどありません。そのため、大学への進学は通常、兵役後になるのですが、アルバイトや海外旅行など、広く社会を見聞してから入学する人が多い傾向のため、大学で学ぶ生徒の平均年齢は日本よりも高いようです。

世界的に高水準を誇り、イスラエル社会の根底にあるユダヤの価値観、祖国愛、自由と寛容の原理を基盤とする教育は、イスラエルにとって貴重な遺産といえます。

充実した教育制度の中でのびのびと育つ子供たち
充実した教育制度の中でのびのびと育つ子供たち

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