歌の題名にもなったトルコの都市。ヨーロッパとアジアの両方の魅力を併せ持つエキゾチックな街並は見どころが多く観光客も多い。
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カイロ、コタツ、電気ストーブ、電気毛布、湯たんぽ、電気カーペット…
寒い時期に手放せなくなる温感グッズ。その快適さゆえに、低温やけどには十分に注意したいところです。
低温やけどは、カイロや湯たんぽなど、比較的温度の低いもの(44℃〜50℃程度)が長時間肌に触れ続けることによって起こるやけどです。受傷しても、皮膚表面が赤くなる程度でその時は痛みが出ず、数日経ってから痛みが発生し、ひどい場合には皮膚が壊死するなど重症化してしまうこともあります。
通常のやけどは、熱源に触ったとしても「熱い」という感覚によって体の防御反応が働き、すぐにその熱源から離れることができます。しかし、低温やけどの場合は、やけどを起こしていることに気づきにくいため、熱源に触れたままとなり、じわじわとやけどが進行します。そういった状態で熱源に長時間温められると、皮膚だけではなくその下にある脂肪細胞まで熱が伝わってしまいます。皮膚の表面は血液の循環が頻繁に起こっているので割と冷やされやすい傾向にありますが、深部の脂肪細胞は血流量が少なく冷やされにくいため、低温やけどを引き起こしてしまいます。
このように通常のやけどとはメカニズムが異なるため、その対処法も異なります。低温やけどに気づいたら、まずはすぐに患部をガーゼなどで覆い皮膚科に行きましょう。脂肪細胞のような深い部分がやけどを負っている状態なので、表面を冷やしたり軟膏を塗っても意味がありません。必ず医師の適切な処置を受けるようにしましょう。
そして、眠っている間は暖房器具を使用しない、など自ら防御策をたてることも大切です。
12月17日は「飛行機記念日」。1903年のこの日、アメリカのライト兄弟が動力付き飛行機の初飛行に成功した日です。
しかし、人間が世界で初めて空を飛んだのはその120年も前、1783年のことで、フランスのモンゴルフィエ兄弟が作った熱気球に乗船した若者だそうです。その後、1893年頃には、ドイツ人のリリエンタールが動力なし飛行機での飛行に成功していますが、実はそれより100年も昔に、日本で空を飛んだ人物がいます。その名は浮田幸吉。1785年岡山で高さ10mの橋から自作の翼をつけて数十m滑空し、颯爽と空に舞ったそうです。
正確な記録があるわけではありませんが、いつの時代でも、人間は空への憧れを抱き続けて進化する生き物のようですね。
高齢化社会の中で、健康に生活することの大切さが見直されています。
特に「健康寿命」を延ばすことは、老後を楽しむ時間を増やし、いきいきした暮らしを維持することに繋がります。
ロコモティブ症候群
ロコモティブ症候群とは、運動器症候群のことをいいます。寝たきり、あちこち痛いなど、運動器官の能力低下が起こらないように、ロコモティブ症候群を予防しましょう。
運動器とは、人間の身体を支える器官で主に筋肉や骨や関節などをいいます。加齢に伴い、運動器官の働きが低下すると転倒、骨折、変形、痛みなどのリスクが増えてしまいます。
日本整形外科学会では、2007年にロコモティブ症候群をいかに予防するかを提唱し、寝たきりや要介護を予防するように注意を呼び掛けています。
ロコモとメタボ
運動器とは別の生活習慣病の原因となる内臓器官の症候群をメタボリック症候群といいます。健康寿命を延ばすためには、ロコモとメタボどちらの予防も大切となりますが、食生活の改善と共に運動習慣も見直す必要があります。
厚生労働省の平成25年度の国民生活基礎調査で、介護が必要となった最も多い原因は、運動器障害で4人に1人(25%)を占めています。次いで、脳血管疾患が5人に1人(18・5%)、認知症が6人に1人(15・8%)、高齢による弱衰が7人に1人(13・4%)となっており、介護の原因のトップを占めているのもロコモティブ症候群となっているのです。
7つの項目でわかるロコモチェック
では、日本整形外科学会推薦のロコモティブ症候群を簡単に確かめる7つの項目をチェックしてみましょう。
片足立ちで、靴下がはけない。
家の中でつまずいたり滑ったりする。
階段を上る時手すりが必要である。
掃除機や布団の上げ下ろしなど、重いものを持つ家事が困難である。
2s(牛乳パック2個程度)の買い物をしたとき持ち帰るのが困難である。
15分ぐらい歩き続けるのが困難である。
横断歩道を青信号で渡り切れない。
以上のうち1つでも当てはまるとロコモティブ症候群の心配があるようです。当てはまった方は、毎日のロコモーショントレーニングで予防しましょう。
ロコモーショントレーニング
今では寝たきりの原因の一つとなっているロコモティブ症候群は、毎日たった2つのトレーニングを続けるだけで予防につながるのです。
その一つ目が「片足立ち」です。バランス能力を付けたり、足を鍛えたりすることで転倒の予防にもつながります。テーブルや壁に片手を付いたまま背筋を伸ばし、床につかない程度に片足を1分間上げ、1分後に反対の足を、床につかないように1分間上げます。これを1日3回程度行います。
二つ目は、スクワットです。足を肩幅より少し広めに開き、お尻を突き出すようにしながら体を沈めます。膝が90度以上の状態で、また足を延ばし、立ち上がります。この時、膝がつま先よりも前に出ないように行うのがポイントです。深呼吸をしながら1日5〜6回行いましょう。スクワットが苦手な場合は、テーブルに手を付いた状態で椅子に座り、テーブルに手を付いたまま立ち上がる事を5〜6回行いましょう。これを1日3回程度行うだけです。
いつまでも元気な足腰を保つために、毎日無理の無いように行いましょう。また、骨や筋肉を作るためには、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素を多く含む食材を取り入れることも大切です。食と運動の両立で、毎日を健康に過ごしましょう。
生命を一瞬にして奪ったり、重い後遺症をもたらす脳卒中。そんな脳の病気を未然に発見するために1980年代後半からスタートした脳の検診「脳ドック」。健康への意識が高まる中、受診者も年々増加しています。
脳ドックとは、MR(断層撮影診断)や採血によって、自覚症状のない脳の病気の早期発見を目指して行われる検診で、主に、脳血管の破裂リスクとなる脳動脈瘤や血のかたまりで血管がつまる脳梗塞、また脳腫瘍、脳動脈奇形、脳萎縮(早期アルツハイマー型認知症)などを発見することができます。
日本人の死亡原因の第3位となっている脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は、発症してからの治療では遅く、“発症を防ぐための予防”が重要となるため、自覚症状が出る前にこれらの因子を発見できる脳ドックはとても有用です。
脳ドックの検査で中心となるのは、MRI(磁気共鳴画像)検査、MRA(磁気共鳴血管撮影)検査、頸部血管超音波検査(頸動脈エコー)の3つ。MRIは磁気を利用して体の断面画像を写し出す検査で、脳の構造を鮮明に写し出すため脳梗塞や脳腫瘍などの病変を調べるのに有効です。MRAはMRI装置を使って血管だけを写し出す検査で、血管の形状や位置がよくわかるため脳動脈の狭窄や動脈瘤などを見つけることができます。頸部血管超音波検査は、超音波を利用して首の血管を写し出す検査で、脳梗塞につながりやすい頸動脈の狭窄を見つけることができるほか、動脈硬化の指針となる血管壁の肥厚の程度を調べることもできます。いずれの検査も苦痛なく受けることができ、また年々精度も高くなっているので、昔では見つからなかったような細かい病変も発見することが可能となっています。
脳ドックは、自分の健康状態を知るうえでは20歳代からでも年齢に関係なく受診した方が良いといわれていますが、特に生活習慣のツケが出始める40代以上の中高年や脳卒中の家族歴がある人、また高血圧・肥満の人、喫煙習慣のある人などは積極的に受けた方が良いとされています。ただし、脳ドックは自由診療です。検査の内容や料金は医療機関によって異なるので、必ず事前に確認しましょう。
寒くなるこの時期は、脂ののったブリが美味しくなる季節でもあります。トマト缶と市販のすき焼きのタレで煮るこの料理は、簡単に作れ、いつもの魚料理とはひと味違った味付けなので若い人にもおすすめの一品です。
ブリは美味しいだけでなく、栄養価も高く、特に注目したいのが青魚に含まれるDHAとEPAという不飽和脂肪酸です。血液をサラサラにし、高血圧の予防や心筋梗塞、動脈硬化の予防も期待できます。
また、脳の働きを活性化し正常に機能させる働きがあるので、お子さまから高齢者の方に至るまで積極的に取っていただきたい食材です。
- ブリの切り身…………………………2枚
- ダイストマト缶………………………200g
- 長芋……………………………………100g
- しめじ…………………………………40g
- パプリカ………………………………50g
- 輪切り茄子……………………………2枚
- クレソン………………………………適量
- すき焼きのタレ(市販)……………100cc
- バター…………………………………20g
【下準備】
長芋は皮を剥き、包丁で細かくなるまで叩く。しめじはほぐしておく。パプリカは食べやすい大きさに切る。
- フライパンを熱しバターを溶かし、ブリの両面を色よく中火で焼く。
- @にダイストマト缶とすき焼きのタレを加えてブリに絡めながら強火で1〜2分煮込む。
- ブリとソースを器に盛り付け、叩きトロロ(長芋)を乗せ、グリルで焼いた添え野菜をトッピングして、クレソンを飾り完成。
魚の皮を残す人がいますが、ブリに限らず魚の皮にはビタミンB群やDHAやEPAなどの体に良い栄養素が豊富なので残さず食べましょう。
中東和平に生涯を捧げた
「シモン・ペレス前大統領」
中東和平に尽力しノーベル平和賞を受賞した、イスラエルの政治家シモン・ペレス前大統領が去る9月28日、テルアビブ市郊外のテルハショメル・シバ病院にて、93歳の生涯を終えられました。
ペレス氏は1923年、ポーランド(現在のベラルーシ)に生まれ、その後家族と共に当時イギリス委任統治下にあった現在のイスラエルへ移住。建国前年の1947年に23歳の若さで、「イスラエル建国の父」ベングリオン氏(初代首相)に見いだされ、民兵組織の武器調達責任者などを務めました。
翌年のイスラエル建国に伴う第一次中東戦争では24歳の若さで海軍を指揮、1953年には29歳で国防省長官に就任するなど、若き幹部として軍組織の拡充に努め、国防の枠組みづくりの重要な役割を果たしました。
国防大臣を務めた第一次ラビン政権では、パレスチナ国家樹立に強く反対。しかし、初めて首相に就任した80年代頃から徐々に穏健路線へと転換、重点をパレスチナとの和平プロセスへと移しイスラエルとアラブ諸国が共存共栄する「新しい中東」を目指しました。第二次ラビン政権では外務大臣として、ノルウェーでのパレスチナ解放機構(PLO)との秘密交渉を主導し、1993年、和平交渉の道筋を示したオスロ合意へと導きました。翌年、ラビン首相、PLOのアラファト議長と共にノーベル平和賞を受賞。
ペレス氏は1959年国会議員に初当選して以来、半世紀に亘り2度の首相をはじめ、数多くの要職を歴任。2007年、第9代大統領就任後もパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長との和平交渉に従事し続けました。
2014年、大統領の任期を終えた後も自身が設立した「ペレス平和センター」を主な拠点として中東和平のために生涯現役を通したペレス氏でしたが本当の意味での中東の春を見ることなく永遠の眠りにつくこととなりました。ここに心からのご冥福をお祈り致します。
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オリゴ糖はギリシャ語で「少しの糖」の意味があるため、小糖類と呼ばれることもある糖類の一種です。ブドウ糖や果糖などのように分子構造的にこれ以上分解されない最小単位の糖を「単糖」といいますが、この単糖が2〜10個程度結合したものがオリゴ糖です。
100年ほど前、母乳の研究の際にビフィズス菌を増殖させる因子として発見されたオリゴ糖は、現在約20種類が確認されています。なかでも胃や小腸で消化、吸収されにくい難消化性の性質を持ち、腸内環境を整える効果で知られているオリゴ糖には、主に次のようなものがあります。
〈 フラクトオリゴ糖 〉
虫歯になりにくい甘味料として知られており、消化酵素で分解されにくい性質があるため、腸に到達する可能性が高く、ビフィズス菌の増殖を促進し、便秘解消や血糖値の抑制、老化防止、ミネラル吸収促進、動脈硬化の予防などに効果があるとされる、優秀なオリゴ糖です。アスパラガス、にんにく、玉ねぎ、ごぼうなどの野菜や蜂蜜に少量含まれています。
〈 ガラクトオリゴ糖 〉
母乳に多く含まれている動物性のオリゴ糖で、腸内のビフィズス菌の増殖を促進し、腸内環境を整えます。また、タンパク質の消化吸収を助け、脂質代謝の改善、ミネラルの吸収を促進するなどの働きがあります。
〈 乳果オリゴ糖 〉
低カロリーで、ビフィズス菌増殖機能がとても高いため、ダイエットに適しています。便秘の改善にも効果があります。オリゴ糖は摂取しすぎるとお腹がゆるくなり、下痢を起こしやすいといわれていますが、乳果オリゴ糖は下痢になりにくいといわれています。
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌そのものをとり入れることを、「プロバイオティクス」といい、オリゴ糖のように善玉菌のエサになることで間接的に善玉菌を増やすことを、「プレバイオティクス」といいます。オリゴ糖にはこのプレバイオティクスとしての効果性があることが認められ、特定保健用食品として認可されました。現在、甘味料やシロップのほか、ヨーグルトや飲料などに添加され、「トクホ」製品として店頭に数多く並んでいます。