クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2024年10月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

今月の答えは2県。1県目は、善光寺や国宝「松本城」など観光地をはじめ避暑地としても人気。もう1県は阿蘇の雄大な山並みや歴史のある温泉地が有名。
答えはこちら

季節の変わり目など温度差がある場面でなぜか鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなくなる…それは「寒暖差アレルギー」かもしれません。今回は、そんな寒暖差アレルギーの原因や症状、対策について解説します。

 昼間の暖かさとは裏腹に、朝方や夕方以降の冷え込みによる寒暖差で発生する、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状。風邪やアレルギーの症状と似ているけれど、実際はそのどちらでもないこの症状の正体は、「寒暖差アレルギー」といわれるものです。
 医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、秋から冬にかけての時期や春先などの季節の変わり目、7℃以上の急激な温度変化に反応して鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされる症状と考えられています。
 寒暖差アレルギーの原因ははっきりと解明されていませんが、自律神経のバランスの乱れが関係していると考えられています。
 自律神経には交感神経と副交感神経があり、血圧や呼吸数などを意識することなく自動的(自律的)に調整して、体内の環境を適切に保っています。ところが、激しい寒暖差などの刺激を受けると自律神経のバランスが乱れ、鼻の粘膜の血管の収縮・拡張の調節がうまくいかなくなり、その結果、鼻水やくしゃみなどの鼻炎の症状が表れやすくなるというメカニズムです。
 したがって、寒暖差アレルギーを防ぐためには、体感の温度差をできるだけ小さくすることが大切です。温度調節しやすい服装を心がけ、空調を上手に活用すること。また、血流を良くするため、寒い屋外を出歩く時は、首元をスカーフやマフラーなどで温めたり、普段から軽い運動で基礎代謝を上げ筋肉量を増やすことも大切です。
 なお、自律神経の乱れは温度差だけでなく、タバコの煙や排気ガス、精神的なストレスなども要因となるといわれています。こうした刺激をできるだけ避けたり、十分な睡眠、バランスの良い食生活などストレス解消を心がける生活も対策につながります。

 秋の味覚の代表格「きのこ」。身近な食材であるきのこは、自然界では樹木と“共生”して栄養を互いに与えあったり、枯れ木や落ち葉などを“分解”して土へ還すといった大切な役割を果たしています。
 現在、世界で知られているきのこは、およそ2万種といわれ、そのうち日本国内には5000~6000種が生息しています。その中で名前の付いているきのこの数は約2000種で、名前のあるきのこの中でも食べられるものは200種程度。さらにその中でも、特に好んで食されるきのこの数は、わずか70種程度だそうです。私たちが目にするきのこのほとんどは毒きのこで、お腹をこわすだけでなく致死性があるものもあるので、美味しそうなきのこが生えていても絶対に食べないようにしましょう。

▲ページトップへ

健康長寿をめざして

あなたは1日の内どれくらい座って生活していますか?オフィスワークやリモートワークなどが多い、家でテレビを長時間観ているなど日常生活の中で座っている時間が長いほど寿命が短くなるという研究報告が発表されています。日本人は世界の中でも座っている時間が長いとされていますが、座り過ぎは身体に悪影響を及ぼす危険性が高くなるようです。

座っている時間と寿命の関係

 世界各国民の座っている時間(1日)を比較した厚生労働省の調査によると、ポルトガルやコロンビアの国民の平均座位時間は2~3時間、中国やアメリカは平均4時間程度、カナダやスペインは平均5時間程度、香港や台湾は平均6時間程度、そして日本については平均8時間程度も1日のうちで座っているのです。
 なぜこんなに日本人は座っている時間が長いのかは分かりませんが、日本人は世界でも座って生活する時間が長い国民といえるのです。
 では、どうして座ってばかりだと寿命が短くなるのでしょうか。ヒトの体の半分以上の筋肉が下半身にあるといわれ、ふくらはぎや太ももの筋肉は身体の中でも大きな筋肉になります。
 座っている時間が長ければ長いほど下半身の筋肉を使う頻度が少なくなり、血流が悪くなることで代謝が下がり、生活習慣病、肥満、骨粗鬆症などの危険性が増えることになるようです。
 オーストラリアの研究では、実際に座っている時間が11時間以上の人は、1日4時間未満の人に比べ、数年後の死亡リスクが40%も高くなることが報告され、米国の調査では、1日3時間以上座ってテレビを観ている人は、3時間未満の人に比べて8年後の死亡リスクが2倍になることが報告されています。
 日本における6万人以上の7.7年における追跡研究でも、日中の座位時間が2時間増えるごとに死亡リスクは15%増加し、生活習慣病の有病者ごとに見てみると、脂質異常症では18%、高血圧では20%、糖尿病では27%の死亡リスク増加が認められました。
 日ごろ座って仕事をしていても、仕事の後や週末に運動をしているから安心だと思う人もいるでしょうが、実は座っている時間の長さによるものなので、運動量を増やすことはもちろん大切ですが、運動不足と座り過ぎの関係ではなく座っている時間そのものを短くすることが重要になるのです。
 しかし、そうはいっても実際にはデスクワークを立ったままするわけにもいきませんので、座った状態でできる下半身の運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

座ったままできる下半身の運動

 まず、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎは、動かすことにより血液を上へ上へと押し上げてくれるため、座ったまま、かかと上げをするとよいでしょう。
 貧乏ゆすりをする人がいますが、実は座った状態で下半身の運動ができているので身体にとっては悪くないのです。
 次につま先を上にあげたり、足の指を曲げたり伸ばしたり、足首をくるくる回す運動はスネやふくらはぎの筋肉を動かします。
 さらに座った状態で足を前にピンと伸ばすことで太ももの筋肉を動かすことができるのです。
 もちろん、1時間に1回は席を立ち、屈伸や背伸びをして筋肉をほぐすストレッチも取り入れてみましょう。
 プリンターはデスクから離れたところに置き、その都度立ち上がって取りに行く。内線ではなく実際に歩いて行き情報伝達をする。ネット通販での買い物よりも店に行き買い物をするなど、座りっぱなしの生活で血流を悪くするのではなく、下半身の血流を改善することで高血圧や糖尿病などの生活習慣病、肥満、骨粗鬆症の予防を心がけてみましょう。
 もちろん日ごろから全身の血流を意識した食生活を送ることも大切ですので忘れないでください。

読めたら自慢できる!難読漢字

▲ページトップへ

健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

現代人の不快な症状の上位にあげられる「肩こり」。近年はパソコンやスマホの普及により、首や肩への負担がさらに大きくなっています。日常的に経験する「肩こり」の対処法をご紹介します。

 首筋や首の付け根から肩・背中にかけての筋肉がこわばり、疲労感やだるさ、痛みなどを感じるつらい「肩こり」。その原因は、ズバリ「血行不良」です。
 筋肉に沿って流れる血液の流れが滞ることで筋肉の老廃物が蓄積し、それによって圧迫された血管が痛みや緊張感などの肩こりの諸症状をもたらします。
 人間は二足歩行をするために、もともと首や腰に負担がかかりやすい体のつくりをしており、頭を支えるために常に肩のまわりの筋肉が緊張して、血流を悪くさせてしまいます。
 肩こりは痛みの度合いや部位によって異なりますが、いずれにしても滞った血液の流れを良くすることで症状が和らぐので、家庭でのこまめなケアが必要です。

 そこでお勧めしたいのが、「昆布水」と「こんにゃくの温湿布」です。
 昆布水は、コップ1杯(約200cc)の水に2gほどの昆布を一晩つけて置くだけで出来上がり。昆布に含まれるヨウ素には、新陳代謝を活発にして血流を良くしてくれる働きがあります。この昆布水を毎日コップ1杯飲めば、疲労物質が溜まりにくい体になり、肩こり予防が期待できます。
 こんにゃくの温湿布は、痛みや不快感に即効性があるケアグッズのひとつです。作り方はいたってシンプル。こんにゃくを熱湯で10分程度ゆがくだけ。そのこんにゃくを乾いたタオルで包み、コリが気になるところにあてます。
 こんにゃくはほとんどが水分なので、一度温まると冷めにくく、患部をじっくり温めてくれます。20~30分くらいは温かさが持続するため、ゆっくりと血液の流れを促し、じんわりとした温かさがリラックス効果も高めてくれます。
 湯から引き上げたばかりのこんにゃくはかなり熱いので、タオルを数枚用意して温度を調節しましょう。何度か使うとどんどん固く小さくなっていきますが、繰り返し使える手軽さもうれしいですね。

 京野菜のひとつである九条ネギは、葉はしっかりしながらも柔らかく甘みがあり、葉の内側にぬめりがあるのが特徴です。このぬめりに香りと甘さが凝縮され、春は柔らかく、夏から秋はピリッとした爽やかな辛味があります。栄養価も高く、白ネギと比較してもカルシウムやビタミンKやβ-カロチンがとても豊富に含まれています。
 この料理はネギと油揚げとの相性もよく、味や食感が異なるきのこがたっぷり入り、不足しがちな食物繊維をはじめ、きのこに多く含まれるβ-グルカンは、糖質や脂質の吸収を抑える効果や整腸作用が期待できるので、ダイエット中の方にもおすすめです。
 くったり煮は、食材がクタッとなるまで煮る料理なので、味もしっかり染み込み、野菜やきのこなどの嵩も減ってたっぷり食べられるのが魅力です。お子さんが食べられる時は一味唐辛子を抜いても美味しく食べていただけます。

材料
  • ・九条ネギ ………………………………50g
  • ・油揚げ …………………………………30g
  • ・まいたけ・えのき茸・しめじ ………各100g
  • ・生しいたけ ……………………………2枚
  • ・一味唐辛子 ……………………………適量
  • 【A】
  • ・だし汁 …………………………………大さじ3
  • ・しょうゆ・酒・みりん ………………各大さじ1
作り方
  • 九条ネギは1cm幅の斜め切り、油揚げは短冊切りにする。まいたけはほぐし、えのき茸は根元を落として長さを半分に切り、しめじは小房に分け、しいたけは薄切りにする。
  • フライパンにきのこ、油揚げ、【A】を入れて火にかけ、中火で約3分煮る。きのこがしんなりしたら九条ネギを加えてサッと煮る。
  • 器に盛り、一味唐辛子をかける。
今月のクイズの答え

▲ページトップへ

魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 ⑮

 イスラエルでは総合的な社会福祉制度が法律に基づいて整備されており、国家のレベルから地域ごとのサービスまで手厚く幅広い対策がとられています。老人看護・介護、母子・父子家庭の援助、青少年の育成、アルコール依存や薬物乱用の防止と治療、移民への援助などが社会福祉サービスとして行われています。視覚障害者や身体障害者向けには保護作業所や就職相談などの社会復帰・適応支援が用意されており、更に知的障害者のために様々なケアプログラムが実施されています。
 健康保険については1995年に国民新保健医療法(NHCL)が成立し、18歳以上の全国民に加入を義務付ける国民皆保険制度が運用されています。
 1958年に制定された社会福祉法に基づき、各地方自治体は社会福祉の担当部署を設けることが義務付けられており、その予算の大半は労働・社会福祉省からの助成金で賄われています。養子縁組、保護観察制度、発達障害者のための住宅施設などの全国規模の事業は、同省が資金を出して実施しています。
 また、ほとんどの大学や大学院に社会福祉学科が設けられており、理論と実地訓練を組み合わせた教育訓練課程が推進されています。
 政府が運営する講座では、保育スタッフやソーシャルワーカーの助手向けの研修や現役のソーシャルワーカーの研修会などが行われ、社会福祉事務所、コミュニティーセンター、移民受入れセンター、母子医療センター、学校、工場、病院などの様々な場所に配属されています。
 様々な福祉サービスは、労働・社会福祉省の計画と監督のもと、地方自治体の社会福祉部門を介して提供されています。例として高齢者が各家庭で自立して暮らしていけることを目的に、地域に根ざした高齢者サービスが行われています。こうしたサービスではソーシャルワーカーが高齢者のニーズを確認し、介護老人を抱えた世帯に対する支援、高齢者のための社交クラブの開催、食事の宅配サービス、保護収容施設、デイケア、医療器具の提供がそれぞれの需要に応じ対応されています。
 諸事情で十分な収入がない低所得者や、いわゆる社会的弱者などへのサービスには特に力が入れられています。

▲ページトップへ

What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 現代人の多くが抱える悩みのひとつに「肩こり」があります。肩こり(肩凝り)とは、症候名のひとつで、肩だけでなく、首も凝ることが多く、「肩が張る」ともいいます。
 厚生労働省の国民生活基礎調査結果によると、このところ、有訴者率で男性の2位、女性の1位を占めている症状です。ちなみに、男性の1位と女性の2位は腰痛です。
 肩こりは、肩から首、肩甲骨にかけての筋肉の張りや痛みが続く症状で、姿勢や運動機能にも影響を及ぼし、日々の生活を送る中で肉体的にも精神的にも負担になります。
 原因は様々ですが、私たちの身体は、約6~7kgもある頭部を首や肩の筋肉で支えているため、肩こりが起きやすい構造になっています。それに加え、何らかの原因により首や肩周辺に負担がかかると、首や肩の筋肉が緊張して血行不良となり、肩こりの症状があらわれます。痛みの強さや部位により緩和される程度は異なりますが、こうした症状は滞った血流を良くすることで改善されます。つまり、いつも血液の中にNO(エヌオー、一酸化窒素)を作っておくことで症状は緩和され、予防につながります。
 肩こりには、何らかの病気により引き起こされるもののほかに、原因がはっきりとは分からないものがあります。実際には原因不明のほうが多く、姿勢の悪さ、運動不足、過労、寒冷、肉体的・精神的なストレス、自律神経の乱れなどが重なり、肩周辺の筋肉の緊張と血行不良によって起こると考えられています。たとえば、同じ姿勢でのデスクワーク、眼精疲労、運動不足による筋肉疲労と血流不足、ストレスによる緊張、寒さによる肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れなどが指摘されています。
 また、肩こりは様々な病気の前兆であることがあり、肩こりに隠れた病気として、次のようなものが報告されています。
 片頭痛、解離性大動脈瘤、肝疾患、胆石症、膵炎、脳出血、脳梗塞、パーキンソン病、視力障害、内耳・外耳などの炎症性疾患、副鼻腔炎、顎関節症、心身症、うつ病など です。日ごろの健康維持と予防がいかに大切か。そのためにも、食医同源の応用と日々のNO産生の実践が重要といえます。

日健総本社へのお問い合わせはフリーダイヤル0120-130501

Copyright (C) NIKKEN SOHONSHA CORPORATION All Rights Reserved.

株式会社日健総本社