関東地方に位置し県庁所在地は水戸市。見どころの多い霞ヶ浦をはじめ、日本三名園のひとつ偕楽園や筑波宇宙センターなど、人気の観光地が多い。
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これまで筋肉はエネルギーを消費する”受け身”の組織だと考えられてきましたが、筋肉が分泌する「マイオカイン」という物質が健康を大きく左右することが最近の研究でわかっています。そのマイオカインについて簡単に解説します。
「最近疲れやすくなった」「よくつまづく」「階段を昇ると息切れする」…など、歳をとったなぁと感じること、ありませんか?
でも、実はそれ、加齢のせいではなく、体を動かさないことが原因による筋力低下が問題かもしれません。
健康のために運動をして筋力をつけることが大切だということは以前からいわれてきましたが、近年、筋肉が「マイオカイン」という物質を分泌していることがわかってきており、その物質が健康に大きく関与していることが解明されてきました。
このマイオカインとは、骨格筋(筋肉)から分泌されるホルモンやペプチド(タンパク質が分解されたもの)などの物質の総称で、全身のさまざまな臓器に影響を与え、病気や老化の抑制にも関連することが研究でわかってきています。
現在までに発見されているマイオカインの種類は、30種類以上。脳神経細胞を活性化する、糖尿病・高血圧を抑制する、血管の老化を抑制して動脈硬化のリスクを下げる、がんを抑制する可能性があるなど、多くの結果が動物実験で確認されています。
マイオカインの多くは運動誘発性なので、健康効果を得るためには運動をすることが何より効果的です。また、加齢誘発性のマイオカインは運動することで減少することがわかっているので、50代や60代のうちから運動を習慣化しておくのがベストです。
そんなマイオカインを効率よく安定的に分泌させるためには、太ももなどの大きな筋肉を鍛えることがポイントとなります。大きな負荷をかける必要はなく、頻度も毎日ではなく週3~5日程度でOK。下半身の筋肉を鍛えるスクワットなどの筋トレがおすすめです。
まずは無理なく続けられる程度の運動の継続・習慣化をめざしましょう。
5月4日は、ラムネの日だそうです。1872年のこの日、東京の実業家、千葉勝五郎氏がラムネの製造販売の許可を取得したことにちなみ、制定されました。
ラムネのルーツは、横浜に住んでいたレモン水の製造技師のとある中国人。当初は「沸騰散(ふっとうさん)」「ジンジャービヤ」などと呼ばれ、その技法を彼から教わったのが始まりだそうですが、飲むとゲップが出ることからあまり評判はよくなかったそうです。
ちなみに、「ラムネ」という名前は、レモン水のことを指す「レモネード」がなまったものだそうです。
また、このラムネ飲料は高級品だったため、ラムネの味を安価で子供たちにも楽しんでもらえるように考えだされたのが、ラムネ菓子になったといわれています。
気候が暖かくなると、なんだか心も体もウキウキして思わず動きたくなる人も多いのではないでしょうか。そんな時に体のあちこちの関節が痛くて動けないとなると、日常生活も困難になってしまいます。近年はロコモティブシンドロームなど、加齢などによる身体機能の衰えが原因で介護生活に移行する人も少なくありません。
グルコサミンとは
一般に食品成分として知られるグルコサミンですが、家庭の料理で口にすることはなかなかありません。
グルコサミンは、カニやエビの甲羅などや、動物の軟骨や皮膚などに多く含まれる天然成分で、日常生活の中であまり摂取する機会は多くない成分です。
しかし、私たちの体にとっては、とても大切な成分なのです。
体内のグルコサミン
いつまでも活動的に過ごしたい、旅行や買い物などに出掛けたい、または、日常生活の中で関節の動きに心配のある方など、関節の健康維持に期待されているのがグルコサミンです。
関節軟骨の構成成分であるグルコサミンは、加齢とともに減少し、さらに体内で作る能力も衰えてしまうのです。
さらに関節の摩耗により軟骨がすり減ることで、痛みが出たり、関節疾患になったりする人も増えているのです。
そのため近年は、関節の健康維持のために必要な成分といわれ、注目を集めているのです。
ひざ関節の軟骨の摩耗を研究した海外の研究では、変形性膝関節症の患者212名を対象に、106名にはグルコサミン15gを、残りの106名にはプラセボを3年間毎日摂取させ、レントゲンにて撮影しデジタル画像解析を行った調査があります。これによると、軟骨はプラセボ群に対してグルコサミン摂取群では、すり減りを5分の1に予防したことが報告されました。つまり、ひざ軟骨を5倍長持ちさせたことで、軟骨を修復した可能性が報告されたのです。この研究では、ほかにも関節の痛みや関節機能についても、プラセボ群に対してグルコサミン摂取群は約3倍の改善を報告しています。
その他にも、変形性膝関節症の患者を対象とした別の臨床試験報告では、摂取4週間後から痛みなどの症状の改善が見られ、8週間後にはさらに改善されていました。
また、軟骨のすり減りのみを観察した日本の研究では、小学1年~6年のハードなスポーツをしていない100名の男子生徒を対象に行われました。これによると、小学1年生のひざ軟骨の厚さに比べ、小学6年生のひざ軟骨の厚さが平均すると3ミリ薄くなっていることが報告されました。
小学生でも関節軟骨は少しずつすり減り減少していることは間違いなさそうです。
しかし、軟骨再生の明確なメカニズムが解明されていないため、軟骨の再生については専門家でも認識が違うようです。
グルコサミンの必要性
世界で行われている様々な研究により、関節軟骨にグルコサミンが必要であることが世の中に浸透しているため、毎日のように様々な場面で関節の健康が呼びかけられているのですね。
関節軟骨は、水分をたっぷりと含んで潤ったスポンジのようなイメージで、関節の骨と骨がぶつかるのを防ぐクッションの役割をしています。
また、関節痛の時に使う注射などで知られているヒアルロン酸は、関節がスムーズに動くための潤滑油の働きをし、役割が違います。グルコサミンは、体内でヒアルロン酸の材料としても使われます。
このクッションがすり減らないように日ごろからグルコサミンをサプリメントなどで効率よく摂取して、辛い関節痛の予防に役立ててみてはいかがでしょうか。
鼻水、鼻づまりなど、顔の中心部に不快感が続くと気分も滅入ってしまいます。
だけど、なるべく薬に頼りたくないという方に、自宅で誰でも簡単に今すぐできるセルフケアを紹介します。
春から夏に季節が移り変わるこの時期、花粉や黄砂、PM2.5などによる鼻づまりに悩まされる方も多いことと思います。
味がわかりづらくなったり息苦しくなるつらい鼻づまりですが、自宅で簡単にできるセルフケアで症状を和らげることができます。
その一つが、蒸しタオル。 タオルを水で濡らして軽くしぼり、電子レンジで30~40秒ほど温め、触って心地よいぐらいの温度まで冷まして鼻の上部に乗せます。温かい蒸気を吸うことと、外から温められる効果で血行が改善し、数分で鼻がすっと通り息がしやすくなります。
また、頬骨を押すと瞬間的に鼻通りがよくなるので、食事中や寝る前の対処法として覚えておきましょう。
そして、鼻づまりに効果的といわれているのが「玉ねぎ」です。玉ねぎに含まれる「硫化アリル」と「ケルセチン」という成分が、鼻づまりを解消に導きます。
玉ねぎを切ると涙が出る成分でもある硫化アリルは、強力な殺菌・抗菌効果と新陳代謝を活発にする作用があり、鼻づまり解消に効果的です。また、主に皮の部分に含まれるケルセチンは“最強のポリフェノール”と称され、アレルギー反応を引き起こす「ヒスタミン」を抑制する働きがあるため、花粉症などによる鼻づまりに効果的です。そんな玉ねぎを利用したセルフケアは「玉ねぎ深呼吸」と「玉ねぎ湯」。
玉ねぎ深呼吸は、皮付きの玉ねぎを薄く輪切りにして皿などに盛り、その皿を顔に近づけ(またはポリ袋に入れ)鼻から吸って吐く深呼吸を繰り返すだけ。
玉ねぎ湯は、皮をむいた玉ねぎ1/4個分をすりおろし、生姜1片のおろし汁とハチミツ大さじ1を加え、湯に溶くだけ。生姜に含まれる強い殺菌作用のあるジンゲロンと、ハチミツに含まれる抗酸化作用をもつフラボノイドが、鼻づまりの解消プラス、乾いた口の中を消毒しながら潤してくれますよ。
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イスラエルの風土・文化 ⑩
イスラエルはアジア大陸、ヨーロッパ大陸、そしてアフリカ大陸が交差する接点に位置し、まさに”地球のへそ”という表現が当てはまります。
イスラエルは日本の四国ほどの面積ではありますが、南北に細長い形をしているため、北と南では気候も大きく異なり、自生する植物も様々です。イスラエルは三大陸の接点に位置する地理上、地形や、前述のように気候も変化に富んでいるため植物や生息する動物の種類が非常に多いことで知られています。
植物では、北のヘルモン山脈に見られる高山植物から、南のアラバに育つ砂漠植物に至るまで2800種類以上が認められています。イスラエルはパピルスなどの植物の最北限であり、また赤珊瑚色のしゃくなげなどの植物の最南限です。
北部のカルメル山や、ガリラヤ地方の丘陵地は低木の原生林や、春に花が咲き乱れる緑の草原地帯となっています。
ネゲブの土漠地帯では乾燥した涸れ谷に沿って大量のアトランティック・ピスタチオが生え、地下水が十分な場所ではいたる所にナツメヤシが育っています。
アイリス、白百合、チューリップ、ヒヤシンスなど日本でも園芸用として広く親しまれている花の多くはイスラエルが原産とされています。
雨季になって雨が降り始めると一面が緑となって、可憐な花の競演が次の乾季まで続きます。
ピンクと白のシクラメン、赤、白、紫のアネモネが12月から3月にかけて咲き、少し遅れてマメ科のルピナス、黄色のマリーゴールドが咲きます。クロッカスやユリ科のカイソウなどの多くの植物は土中植物で球根や塊茎に養分を貯え、夏の終わりに花を咲かせます。
これらの花に舞うのは様々な色や模様を持つ美しい蝶で、その種類は135種を数え、綺麗な花々にさらなる彩りを与えてくれます。
春には、日本の桜の花とよく似たアーモンドの薄ピンク色の花が咲き、”お花見”を楽しむこともできます。
日本から遠く離れたイスラエルの原風景といえば、国土の大半に砂漠が広がる、まさに聖書の世界のイメージを持っている方も多いですが、日本とは気候が全く違うイスラエルにおいても、花をはじめ多種多様な植物が人々の心を癒しています。
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瘀血(おけつ)とは、伝統中国医学(中医学)において、血(けつ、血液のこと)の流れの滞り、うっ血や血行障害、また、滞った血液そのもの(古血(ふるち))を意味し、「血の道」とも大いに関係しています。特に目の下のクマは一般的には疲れた時のものと思われていますが、瘀血の場合がありますので注意が必要です。瘀血により起きる様々な症状や各種の病的状態も瘀血という場合がありますが、この場合は、「血瘀(けつお)」とか単に「瘀(お)」といい、この改善を意味する作用を駆瘀血(くおけつ)とか駆瘀(くお)とよびます。これは血を活かすという漢方の活血作用のことですが、作用メカニズムの中心はノーベル賞理論の「NO(一酸化窒素)サイクル」によるものです。つまり、瘀血による症状は基本的にNOによって改善されますので、健康を維持したり、心臓など循環器系の病気予防には血管の中のNOが不足しないようにすることです。
中医学の考え方に基づく血の状態のタイプに、もう一つ血虚(けっきょ)というものがありますが、血虚は瘀血と違って血液の量や栄養が不足していることで起こる状態をさします。
瘀血のある人は、肩こりや頭痛、手足の冷えなどの症状に悩まされやすく、肌が青白く、あざや出血ができやすい傾向があります。ちなみに、血虚の人は、貧血やめまい、動悸などの症状に悩まされやすく、肌が乾燥して色が悪く、爪や髪が弱い傾向があります。また、倦怠感や息切れ、動悸などの症状に悩まされやすく、舌が淡白で歯型がつきやすい傾向があります。
何より怖いのは、瘀血は大病のリスクにもなり得るということです。動脈硬化や心筋梗塞、狭心症、高血圧、脳梗塞など、生命(いのち)やQOL(生活の質)の低下に関わるような病気の中には、瘀血による病態が関係していることが少なくないので、たかが瘀血とあなどらず、改善に努めることが大事です。瘀血はもちろん、血虚も怖い病気に進展させないように、日ごろからNOサイクルを活性化して瘀血や血虚を防止するように心がけましょう。そのために、シトルリンやアルギニンといったNOの原料(基質)だけでなく、NO合成酵素を活性化する微細藻類やきのこなどを複合的に摂取することをお勧めします。