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健康の輪デジタル新聞

2024年8月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

温暖な気候と牛肉や地鶏、マンゴーなどの特産品が有名。また、巨人軍のキャンプ地としても知られ、最近では、神話の舞台「高千穂」などパワースポットも人気。
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外では何も音がしていないのに、自分の耳の中だけ雑音が聞こえる「耳鳴り」。加齢に伴って発生し、命に影響するものはほぼありませんが、絶え間なく続くと日常生活に支障をきたし、生活の質「QOL」を下げてしまいます。

 耳の奥で「キーン」「ピー」という金属音や「ゴー」「ザー」「ブーン」というような低い電子音が聞こえてくる“耳鳴り”。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
 耳鳴りには、大きく分けて2つの種類があり、筋肉の痙攣や血流の流れる音が原因で本人以外にも物理的に音が聞こえる「他覚的耳鳴り」が一部ある以外、ほとんどは本人だけに何かしらの音が聞こえる「自覚的耳鳴り」です。この「自覚的耳鳴り」は、慢性的に両耳に起こり、低音より高音であることが多いのが特徴です。
 耳鳴りの原因は、ストレス、外傷、イヤホンの使いすぎなど様々ですが、何といっても加齢によるものが多いのが現状です。
 耳鳴りが発生するメカニズムは、内耳にある蝸牛に何らかの障害が起こる→脳に伝わる高い音域の電気信号が減る→それを戻そうと脳が興奮して活発に活動する→その脳の働きが耳鳴りとして聞こえるようになる、というものです。
 大半の耳鳴りは心配いりませんが、まれに脳腫瘍やメニエール病や突発性難聴など、早急な治療が必要な病気の場合もあるので、おかしいなと思ったら、一度は専門医の診察を受けるようにしましょう。
 しかし、加齢性難聴の場合、耳鳴りがなくなるようにする薬や根本治療はなく、耳鳴りがなっていても、気にせず普通に生活が送れる状態になることが治療のゴールです。
 そのためには、生活習慣を整えることが大切。湯船につかってしっかり疲れをとる、ストレッチなどをして体の緊張をほぐす、軽い運動をする、パソコンやスマホを見る時間を減らすなど、副交感神経を優位にすることなどが効果的。好きなことに没頭するのもおすすめです。

 日本の夏の風物詩の一つ、蚊取り線香。今回は、そんな蚊取り線香の雑学を2つ。
 蚊取り線香を焚く容器(蚊遣器)は、豚の格好をした陶器のものが昔から有名ですが、これは豚が毛で覆い尽くされていて蚊に刺されにくいと考えられていたから、または、野生の豚(イノシシ)を火伏の神様とする信仰があったからといわれています。
 また、蚊取り線香の渦巻き、どちら巻きかご存知ですか?
 初期型の蚊取り線香は手巻きで製造しており、右巻きでした。これは、女工さんには右利きが多く、右巻きの方が巻きやすく、生産性が上がるということが理由でした。
 昭和中期頃からは機械による打ち抜き方式に変わり、その際、右巻きから左巻きに変更されたそうです。

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健康長寿をめざして

漢方は、心身の崩れたバランスを自然治癒力を高めることで整える伝統医学です。様々な生薬を複合的に組み合わせることで、その有用性を相乗的に働かせます。漢方薬は時間をかけてじっくり体質を整えていくものが多く、服用期間は、しっかりと体質を整えることを基本と考えるため、血液細胞が生まれ変わる120日間を一つの目安として考えられています。

体のバランス
「気・血・水」

 漢方の基本的な考え方として、気・血・水があり、気は体力・気力を表すエネルギーです。元気があるかどうかを表し、気が巡っていれば元気、不足していれば疲れやすくなり食欲も落ちて、イライラや落ち込むことも増え、お腹が張りゲップなどが出る体質になるようです。
 血は血液などの巡りや栄養状態などを表し、心身ともに満たされているかを見ることもできます。血の巡りが悪くなると、疲れやすくなり、肩こりや腰痛なども現れやすくなります。
 水はリンパ・汗・唾液などの血液以外の体液を表し、肌、関節、内臓などの潤いも表し、多すぎるとむくみなどが現れます。
 これらのバランスが乱れることは、心身のバランスの乱れにつながり、そのバランスを整えるために漢方が使われます。近年は、感染症、がん、生活習慣病、認知症などの患者が増えている中で、いかに予防したり治療を助けたりするかを考えることも大切になり、漢方医学的な考え方を食生活に取り入れることも増えています。

漢方の素材を
生かした食生活

 私たちの食生活の中で身近なきのことして、シイタケがあります。
 シイタケの多糖体レンチナン、スエヒロタケからシゾフィラン、カワラタケからクレスチンなどは抗がん剤の原料として知られています。
 その他にも、サプリメントなどで利用されているアガリクスの抗腫瘍研究では、化学療法を受けている子宮頸癌、卵巣癌、子宮内膜癌の患者100人に対し、アガリクス非摂取群と比較すると、アガリクス摂取群ではNK細胞の優位な活性が見られ、食欲減退や脱毛などの副作用も改善されたことが報告されています。
 また、メシマコブ摂取の研究では、胃癌の手術をした患者は非摂取群に比べ、摂取群では4カ月摂取でNK細胞活性が見られ、7カ月摂取ではT細胞の数の回復が確認されています。
 さらに、高麗人参の成分である「ジンセノサイド」には、免疫システムを向上し、風邪やインフルエンザの感染予防、疲労回復とストレス軽減、血行改善や脳を刺激して脳機能を活性化するという研究報告もあり、大きな期待が寄せられています。
 ジンセノサイドは様々な植物の根、茎、葉などに含まれるサポニンの一種です。
 高麗人参や甘草を組み合わせた漢方薬摂取の研究では、非摂取群に比べ、摂取群は心拍数が減少し、心血管への負担を減らしたことが報告されています。
 サポニンは、その他にも抗酸化作用、脂肪の蓄積予防、血栓の予防、肝機能の向上などが報告されています。
 また、冬虫夏草の摂取は高齢者の運動での酸素供給を助けることが報告されていますので、呼吸機能の衰えを予防するためにはよいかもしれません。このことは、2008年の北京オリンピックで中国の選手が金メダルを量産したという結果から、その時の選手たちが冬虫夏草を摂取して練習をしていたことが注目され、冬虫夏草が一気に世界中で有名になったこととも共通の結果です。
 人生100年時代、長生きできるようになった今だからこそ、漢方的な考え方で日頃から自然治癒力を高めておくことも健康長寿の一つの方法になるかもしれません。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

体内に水分が溜まりすぎてしまう状態の「むくみ」。深刻な内臓疾患ではないので、こんな時こそ手軽な知恵袋が効果を発揮。体内の塩分をうまく体外へ排出するためのドリンク2種を紹介します。

 夏野菜の代表格「きゅうり」は、夏バテなどで食欲がない時にも食べやすく重宝される一方、その栄養価はあまりクローズアップされていません。
 実際、90%以上が水分で栄養価はあまり高くはありませんが、むくみ改善に大きな効果を発揮します。
 そのキーとなるのが、カリウム。むくみは、水分の過剰摂取や摂取不足などで、体内の塩分(ナトリウム)濃度が不安定になり、それを保つために水分を溜め込むことが主な原因です。
 カリウムは、そういった体内の余分な塩分を排泄する働きがあり、それがむくみの改善につながります。
 そんなきゅうりを使ったドリンク「きゅうり水」は、アメリカでは夏の定番として親しまれており、むくみとりだけでなく、熱中症予防や美容対策にも効果が高いといわれています。

 きゅうり水は、洗ったきゅうりをスライサーや皮むき器で薄くスライスし、水1Lに、きゅうり1/2本分と、レモンスライス2枚入れるだけなので、夏の元気ドリンクとして、冷蔵庫に常備しておくとよいでしょう。
 また、むくみには、「とうもろこしのひげ茶」も効果的です。とうもろこしのひげは、古くから「南蛮毛(なんばんげ)」と呼ばれ、漢方薬として用いられてきました。
 きゅうり同様カリウムが多く含まれ、利尿作用や降圧作用が高いことからむくみ解消につながります。
 とうもろこしのひげ茶の作り方は、①とうもろこしの皮を剥いて、丁寧にひげをとる ②ひげが重ならないようにザルなどに並べる③ザルに並べたひげを天日干ししてしっかり乾燥させる ④乾燥ひげをフライパンで香ばしい香りが出るまで煎る ⑤煎ったひげを手で揉み、お茶パックに入れて煮出すというもの。
 とうもろこし茶にも同じような効果がありますが、ひげ茶の方が効果は高く、1回100mlを朝昼晩に飲むのがおすすめです。

 旬の夏野菜と白身魚の蒸し料理を人気のエスニック風に仕上げた暑い日におススメの一品です。エスニック料理に欠かせないのが「ナンプラー」。カタクチイワシを塩で漬け込んだ魚醤。最近ではスーパーでも手に入る調味料です。料理に旨味とコクをプラスしてくれるので、いつもの料理に隠し味として入れると味に深みが出ます。
 栄養的にも魚の栄養成分が溶け込んでいるので、タンパク質やアミノ酸をはじめ、ビタミン、ミネラルも多く含まれています。ただひとつ注意したいのが塩分。醤油に比べ色は薄めですが、塩分は醤油より多いので使い過ぎには注意が必要です。また、あの臭みが気になるという方は、火を通すと気にならなくなるので、まずは炒め物等に使うと良いでしょう。最後にパクチーをのせれば栄養満点の美味しいエスニック料理のでき上がりです。

材料
  • ・お好みの白身魚の切身 …………………………2切
  • ・紫玉ねぎ …………………………………………1/4個
  • ・トマト ……………………………………………1/2個
  • ・セロリ ……………………………………………1/3本
  • ・ズッキーニ ………………………………………1/3本
  • ・とうもろこし ……………………………………1/4本
  • ・ライム ……………………………………………1/2個
  • ・オリーブ油 ………………………………………大さじ1
  • ・ナンプラー・粗挽き黒こしょう・パクチー 適量
  • 【A】
  • ・にんにくのすりおろし …………………………1片分
  • ・赤唐辛子の小口切り ……………………………1本分
  • ・白ワイン …………………………………………小さじ1
  • ・ナンプラー ………………………………………小さじ1
  • ・塩・こしょう ……………………………………各少々
作り方
  • 白身魚は食べやすく切り、A、ライムの搾り汁1/4個分をなじませる。
  • 紫玉ねぎは薄切り、トマトは1cm厚さの半月切り、セロリは斜め薄切りにする。ズッキーニは薄い輪切り、とうもろこしは実を削ぎ落とす。
  • 鍋にオリーブ油を熱し、紫玉ねぎ、セロリを入れて炒め、しんなりとしたら火を止める。の残りの野菜を広げ、をのせて蓋をし、弱火で約10分蒸し煮にする。
  • ナンプラー、粗挽き黒こしょうで調味し、残りのライムの搾り汁を回しかけてパクチーをのせる。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 ⑬

 日本の四国ほどの国土面積であるイスラエルでは、鉄道路線は一部の幹線と大都市近郊にしか整備されておらず、国全体として見れば交通の中心は自動車となります。乗用車やバス、トラック、タクシーなどが主な交通機関となっています。近年は交通量の急激な増加に対応して、国内のあらゆる地域への交通の便を図るために道路網の拡充が進められてきました。多車線の高速道路は決して広くはない国土の中に縦横に張り巡らされています。これらの道路の整備は、課題となっている交通渋滞の緩和と共に、国内各地への迅速な移動を可能にしています。
 国土を南北に貫く高速道路「6号線」は、イスラエルの大動脈となる幹線道路として、大型のトレーラーや都市間高速バスも絶え間なく行き交っています。6号線はノーベル平和賞の受賞者である元首相のイツハク・ラビン氏の名を冠して「イツハク・ラビン ハイウェイ」という通称で呼ばれています。
 空の便は大幅に拡張されたテルアビブのベングリオン国際空港をハブ空港として、各航空会社はヨーロッパやアジア、アメリカ諸国に路線網を着々と伸ばしています。2023年3月から成田空港とベングリオン国際空港を結ぶ直行定期便の運航がイスラエルの航空会社であるエルアル航空により開始され、日本からイスラエルへの渡航は格段に便利になりました。
 テルアビブは実質的な首都機能を持ち、各企業など就業地も多く、国全体で人口増加が続いているイスラエルでも特に中心となっている都市で、郊外へと住宅街が広がっており、その通勤の足は高速道路が担っています。
 2023年8月には、テルアビブ都市圏の市民が待ち望んだライトレールの一部路線が運行を開始しました。快適で安全性や省エネルギー性に優れた新しい路面電車交通であるライトレールは、一度に450名が乗車することが可能で、Wi-Fiや情報スクリーン等も完備されています。
 テルアビブ市内は、これまで利用できる公共交通機関が主にバスに限られていました。そのため、渋滞や遅延が頻繁に起こり旅行者等の移動手段も限られていましたが、便利なライトレールの利用も可能となることで交通問題の解消に一役買いそうです。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 今回は、男性の尿トラブルとNO(一酸化窒素)についてお話しします。
 男性は特に中高年になると排尿トラブルが発症しやすくなり、そのメカニズムは女性と異なります。男性は膀胱の下に「前立腺」という副性器があり、その中央部に尿道が通っています。この構造により、前立腺が排尿へ影響を与えているとされ、 加齢、食生活による肥満、ホルモンバランスの変化などにより、様々な尿トラブルに悩まされる方がおられます。たとえば、トイレの後もまだ尿が残っている感じがする(残尿感)、夜間に何度もトイレに行ってしまう(夜間頻尿)、我慢ができずに意思とは関係なく尿が漏れてしまう(尿漏れ)などの症状があります。これらは、50代以降の男性に多くみられる前立腺肥大が原因といわれています。
 尿漏れは正式には「尿失禁」といい、その症状も、急に排尿がしたくなったり、笑った際に不意に尿が漏れてしまったりなど、様々です。男性の尿漏れの中には男性特有の「追っかけ漏れ」といわれる症状があります。「追っかけ漏れ」は、男性特有の尿漏れで、 正式名称を「排尿後尿滴下」といい、排尿の後で自分の意思とは無関係に尿が数滴垂れてしまう症状のことです。尿を出し切ったつもりでも、後から尿漏れが発生し、下着などを汚してしまうことがあります。「追っかけ漏れ」は尿道に尿が残っていることで発生するもので、老化による筋肉の衰えや肥満などが原因で発生しやすくなります。歳をとると尿道の開閉をコントロールする尿道括約筋やその筋肉の働きを司る神経が衰えてくるため、自分でうまく排尿を制御しづらくなります。その結果、男性の場合は尿道の中に多くの尿が残りやすくなり、追っかけ漏れの原因となっており、排尿に時間のかかる、いわゆる「チョロチョロ尿」のタイプにみられます。いずれにしても、男性の誰もが経験する加齢に伴う「前立腺肥大」だけでなく、「糖尿病」や「腰部脊柱管狭窄症」、「腰部椎間板ヘルニア」などの病気が原因で尿トラブルが発生する場合もありますので、膀胱や尿道、前立腺周りと全身の血流を若い時からNOで良くしておくことが大切です。

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