豊かな自然に恵まれ、伊勢神宮、おかげ横丁をはじめ、忍者博物館、鈴鹿サーキット、鳥羽水族館など人気の観光地が多数あり、一年中賑わいをみせる。
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食中毒は、菌やその菌が産生した毒素によるもので、食品の腐敗と違い、味にも臭いにも変化がないため、食べても異常に気づかないのが特徴です。また、人から人へ感染することもあるので、未然に防ぐことが何より大切です。
食中毒とは、食中毒を引き起こす原因となる細菌やウイルス、有毒な物質がついた食物を食べることによって、腹痛や下痢、発熱、嘔吐などの症状が出る病気のことです。
そして、一年のうちで最も食中毒患者が多くなるのが梅雨(6月)の時期。高温多湿で菌が育ちやすいため、細菌性の食中毒が流行します。
食中毒を引き起こす細菌の代表格は、「黄色ブドウ球菌」「カンピロバクター」「ウェルシュ菌」です。
黄色ブドウ球菌は、お弁当やおにぎり、乳製品、練り物などの食品が原因となって発生し、熱を通しても毒素が無毒化しない特徴があります。
カンピロバクターは、十分に加熱されていない肉(特に鶏肉、牛肉)や生野菜などが原因で起こる食中毒で、10℃以下の冷所であっても無毒化されない特徴を持ちます。
ウェルシュ菌は、別名給食病といわれ、カレーなど大量の調理をした時に発生することが多く、鍋の底など空気がない場所にも発生し、長時間加熱しても無毒化しない特徴があります。
それぞれの特徴を持つ細菌性の食中毒ですが、発生予防の原則は同じ。「付けない」「増やさない」「やっつける」の3原則です。
①「付けない」は、手は石鹸などでしっかり洗い、包丁、まな板、ふきんなどは殺菌すること。
②「増やさない」は、食材は購入後すぐ冷蔵庫に入れ、調理中の食品や残り物を放置せず適正に保存すること。
③「やっつける」は、肉類は中心部を75℃で1分以上加熱、電子レンジではムラなく加熱することです。
この3原則を徹底することで、食中毒の危険をかなり回避することができます。食中毒は時には命にも関わりますので、十分すぎるほど注意しましょう。
母親大会というイベントをご存知ですか?
各都道府県で毎年1回、行われているイベントで、1955年6月7日に、東京で第1回母親大会が開催されたその日が、今も記念日として認定されています。
この大会では、「嫁をもらう、娘を片付けるなどの言い方をやめ、結婚と言おう」「主人と呼ばず夫と呼ぼう」「女だてらに、という言い方はやめよう」などと申し合わせ、この大会によって女性(母親)たちの社会活動の意欲が高まったといわれています。
現在も毎年、「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」のスローガンのもと、生命と暮らし、子供と教育、平和、女性の地位向上などに関する分科会や講演会などが開催されています。
毎日の仕事が忙しい、家事や子育てに追われる、ゲームやスマホに夢中になる、ストレスが大きいなど、現代社会に生きる私たちが適切な睡眠時間を確保できない理由は多く挙げられていますが、実際はどうなのでしょう。人生の3分の1は睡眠時間に費やしているといわれ、健康維持のためにも大変重要な生活習慣なので、決して疎かにしてはいけないのです。
日本人の睡眠時間は
世界でも短すぎる!?
世界協力開発機構(OECD)による報告では、日本を含む世界33か国での平均睡眠時間を比較すると日本は7時間22分で最短でした。
最も多い国々は、南アフリカ、中国、アメリカなどで、平均すると約9時間あり、日本と比べると約1時間半も長いのです。日本人がいかに眠っていないかが分かります。
中でも、日本人の40代、50代は特に睡眠時間が少なく、6時間程度しか眠れていないようです。
健康の3原則として、食事・運動・睡眠といわれますが、現代社会においては生活習慣病とともに、眠りについても考え直す必要があるのかもしれません。
眠れない理由
令和元年の調査では、睡眠時間が少なくなる理由に仕事、就寝前のスマホやゲーム、家事などが挙げられますが、昼夜交代制の勤務シフト、受験勉強なども原因とされ、もはや子供から大人まですべての年代で睡眠時間が短くなっている傾向にあり、それが原因による疾病も増えているのです。
睡眠障害による健康への影響
睡眠は、心身ともに休息をとり回復させるためには欠かせないことです。疲れた時にはゆっくり寝ている、病気やけがをした時も横になるなど、眠ることで自然治癒を促し、早く回復させます。また、眠っている間は脳のゴミ(アミロイドベータなど)を掃除する時間でもあり、脳機能維持にも重要です。
睡眠不足により心身に現れる影響も大きく、仕事上の些細なミスや集中力の低下、体内時計が狂うことによる自律神経の乱れ、作業効率の低下や運転時の事故の危険性など、日常生活にも支障が出ます。また、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、精神疾患や免疫機能の低下など、健康への影響も大きいのが現実です。睡眠不足による肥満、高血圧、脂質異常、耐糖能異常、胃腸障害などへの影響も明らかになっています。
また、日本人の入院患者を調査すると、うつなどの精神的な疾患による患者が最も多いことが報告されており、心の健康を維持するためにも睡眠は必要といわれています。
日ごろから脳への負担を減らし、脳の休息をしっかりさせる生活習慣を意識したいものです。
脳を休める食生活
睡眠自体を考えるとともに、ストレスや不安などをできるだけ抑え、安定した睡眠を得るための食生活も心がけたいものです。
例えば、脳内のDHAが多いほど、睡眠ホルモンのメラトニンを増やすことを助け、睡眠の質も良くなると報告されています。
また、アミノ酸を多くとることで幸せホルモンのセロトニンが増え、さらに睡眠ホルモンのメラトニンが作られることで、ぐっすりとした睡眠を助けることにつながるのです。
アミノ酸は肉や魚をはじめ大豆などに多く含まれていますが、微細藻類クロレラ、スピルリナ、コッコミクサなどにもアミノ酸が多く含まれていることから、サプリメントなどにも応用されており、質の良い安定した眠りにはDHAとセロトニンの両方を増やすことが大切です。
最近は睡眠時間よりも睡眠の質ともいわれますが、いずれにしても質の高い睡眠で心身の健康を維持することが、人生をイキイキと楽しく過ごすためには欠かせない要素といえます。
水虫は湿度が高くなる今の時期に感染しやすくなる細菌性の皮膚病。かゆみに加え、皮膚が次第にむけてくることが特徴です。気になったらまずは清潔にして、紹介する療法を試してみてください。
水虫はカビの一種である白癬菌(はくせんきん)が足に感染することで起こり、湿度の高い時期に感染しやすい症状です。
その昔、通気性の良い履物で生活していた頃は、水虫に悩む人はさほど多くなく、後に靴を履くようになり増えてきました。
昔の人は、水虫の原因が菌だということも知らず、水田の虫に刺されたと思っていたので「水虫」と呼ばれるようになったそうです。
そんな原因がわからない中でも、先人たちが生み出した手当て法が「足湯に酢」。
熱めのお湯にお酢をお湯の半分の量いれ、適温にし、20分ほど足を浸します。殺菌効果の作用を高めるため、洗い流さず拭き取ることがポイント。これを2週間ほど続けると効果が感じられるでしょう。
また、酢と同様、強い抗菌性を持つ「ドクダミ湿布」も水虫手当てに使われてきました。
ドクダミの独特の香りには、強い抗菌成分を含んでいる「デカノイルアセトアルデヒド」という成分があります。
そのドクダミの葉を数枚すりつぶしてできた汁をガーゼに染み込ませ、患部に20分ほど湿布します。これを1日に数回行います。
ドクダミの成分は変化しやすいため、その都度作るようにしましょう。
水虫のケアには根気が必要です。症状が改善しない、悪化する場合は早めに皮膚科で診てもらいましょう。
水虫はこじらすと長く罹患してしまうので、初期段階での対処が肝心です。また、しっかり対策を行っていないとすぐ家族に感染してしまいます。したがって、足の裏や指の間まで丁寧に洗って清潔にする、きれいに洗ったら指の間までしっかり乾かして乾燥させる、常に床などをきれいに清掃し、家族といえどもスリッパやバスマットを共有しない、などを意識し、水虫感染した本人も軽いうちの治癒と、家族への感染予防を目指しましょう。
南米ペルーの代表的な料理「セビーチェ」。新鮮な魚介と季節の野菜を柑橘系果実の搾り汁でマリネした爽やかな料理。鯛などの白身魚をはじめエビ、イカ、ホタテ、タコなどお好みの魚介類でチャレンジしてみて下さい。
にんにくで味に深みをプラスし、赤唐辛子やパクチー・ライムが良いアクセントになり魚介の旨味を引き出してくれます。
セビーチェは火を使わずにできるので、そういう意味でも夏に嬉しい料理です。マリネ液に漬け込む時間によって味や風味が変わるのでお好みの付け時間を工夫しましょう。
冷たくした白ワインとの相性も良いので、おもてなし料理としてもおすすめです。
- ・レモン ……………………1個
- ・にんにく …………………1片
- ・赤唐辛子 …………………3本
- ・ライム・パクチー ………各適量
- 【A】
- ・鯛(刺身用) ……………100g
- ・ほたて(刺身用) ………4個
- ・甘えび(刺身用) ………12尾
- 【B】
- ・きゅうり …………………1本
- ・トマト ……………………1個
- ・黄パプリカ ………………1/4個
- ・紫玉ねぎ …………………1/4個
- 【C】
- ・オリーブ油 ………………大さじ2
- ・塩 …………………………小さじ1/2
- ① レモンは半分に切って果汁を搾る。
- ② Aは1cmの角切りにし、ボウルに入れて軽く塩(分量外)をふる。①を入れ、約20分漬ける。
- ③ Bは1cmの角切り、にんにくはすりおろす。赤唐辛子はみじん切りにする。
- ④ ボウルに②、③、Cを入れて混ぜ合わせる。
- ⑤ 器に盛り、ざく切りにしたパクチーをのせ、ライムを添える。
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イスラエルの風土・文化 ⑪
シャブオット(七週のの祭)はトーラー、すなわちモーセ五書(旧約聖書の最初の五書「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」の総称)の祝祭で、ペサハ(過ぎ越し祭)やスコット(仮庵祭)とともにユダヤ教三大祭の一つです。
ペサハから数えて7週後(50日目)に行われるお祭りで、太陽暦で5月または6月に行われます。ユダヤ教によると、イスラエルでは1日、イスラエル外では2日間祝われます。今年は6月12日で、イスラエルでは祝日になります。
キリスト教では、ギリシャ語で50日目を意味する「ペンテコステ」と呼ばれ、聖霊降臨日として知られています。
もともとこの時期は小麦の収穫時期であったことから、農耕祭としての位置づけもあり、「刈り入れ祭」や「初穂の祭」などとも呼ばれています。古くはこの収穫の喜びを神に感謝し、人々がエルサレムの聖なる神殿に、小麦、大麦、ブドウ、イチジク、ザクロ、オリーブ、ナツメヤシの7種の供え物を持って詣でる日と定められていました。
シャブオットの日は、安息日として労働が禁じられ、食事には肉は使わず、チーズケーキなど乳製品を食する風習があります。
そして、ユダヤ教では、モーセがシナイ山で神の教えであるトーラーを授かった日「マタン・トーラー」であることから、夜を徹してトーラーを学習したり、論議したりして過ごします。
その他、シナゴーグに十戒の朗読を聞くために訪れたり、聖書のルツ記を朗読したりします。シャブオットの日にルツ記を読むようになったのには、シャブオットはダビデ王の誕生日・命日として考えられており、ルツ記はそのダビデ王の曾祖父母について記された書物であることと、ルツ記は収穫に関連する出来事が多く記された物語であることが大きな理由で、さらには、非常に誠実なユダヤ教の改革者であったルツを讃え、その生き方から学ぶ意味でも、この時期に好んで読まれるようになったといわれています。
このシャブオットは先祖代々受け継がれながら世代を超えて祝われている伝統ある祭りであり、イスラエルのアイデンティティの根幹を感じさせる重要なイベントでもあります。
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NO(一酸化窒素)サイクルの回転がスムーズだと寝つきや目覚めが良くなるのですか?と聞かれることがあります。答えは「イエス」です。NOには毛細血管の血流改善作用があり、ノーベル賞の受賞理論でもあります。この理論に基づき、筑波大学と京都大学の共同研究により睡眠中の脳のリフレッシュ機構が解明され、脳内の毛細血管の血流が良ければ、質の良い睡眠が得られることが判明しました。つまり、質の良い眠りにはNOが不可欠であることを意味します。
私たちヒトを含む哺乳類の睡眠には、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠の二つがあり、一般的にノンレム睡眠には脳を休める働き、レム睡眠には身体を休める働きがあるといわれています。つまり、レム睡眠の時は、脳は活動しているので、レム睡眠が有意になる明け方に夢をよく見ます。ぐっすり寝て睡眠時間の短いヒトはノンレム睡眠が有意な時に目覚めますので、夢を見ることはほとんどありません。
寝つきの良いヒトは夕方から夜に脳の松果体からノンレム睡眠に入るためのホルモンであるメラトニンがしっかり放出されます。また、メラトニンは体温やホルモン分泌の調節にも関わっています。一方、目覚めの良いヒトはレム睡眠が有意になる朝方に、セロトニンというホルモンの分泌準備に入ります。
メラトニンとセロトニンの原料(基質)はどちらも同じトリプトファンという必須アミノ酸ですが、身体の中ではセロトニンからメラトニンが作られます。具体的には、朝起きて、十分な朝日を浴び、目に光が入ることでセロトニンが分泌されます。そして13~15時間後、松果体において、日中に分泌されたセロトニンを原料にメラトニンが作られるのです。つまり、セロトニンが少ないと、合成できるメラトニンの量も減り、うまく入眠できない可能性があります。
朝日を浴びるときは太陽の方に目を向けることが大切です。しっかりと目の中に光が入って、視神経を通って脳に刺激が行き、縫線核(ほうせんかく)などからセロトニンが脳内に分泌されます。爽やかな朝を迎えて今日も頑張るぞと元気が出ます。セロトニンが幸せホルモンといわれる所以です。