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健康の輪デジタル新聞

2024年9月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

日本を代表する海岸砂丘が県の東部に広がり、多くの観光客を集めています。また、豊かな自然を背景に果物やカニなどの特産品も多く、砂丘らっきょうが有名。
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地震や台風などの自然災害が多い日本。最近では線状降水帯などをはじめとする豪雨などの災害も増えています。毎年9月1日は防災の日、そして9月は防災月間です。これを機に防災に向けて心構えを確認しましょう。

 いつ何時、襲いかかるかわからない自然災害。日頃から防災の意識を高めておくことは大切です。
 特に、大災害において、死者の多くは60歳以上といわれていますので、一人暮らしの高齢者や、家族に高齢者がいる場合は、より気を引き締めたいところです。
 そのためにまずやること、それは自分の街のハザードマップを手に入れることです。ハザードマップは災害によって種類があり、市町村役場の窓口やホームページから手に入れることができます。
 ハザードマップを手にしたらマップ上でまず、自分の住んでいる街・自宅が災害の種類によってどのような危険性があるかを把握し、避難場所とそこまでの経路を確認します。
 これまで災害時には、とにかく避難所へ避難することが前提でしたが、最近はその考えも見直され始めています。足腰が弱って素早く動けなかったり、避難経路に問題がある場合は、無理に避難せず自宅に残ることも選択肢の一つです。
 災害時の高齢者の死因は、災害による直接死より災害関連死の方が圧倒的に多いのが現状です。避難生活は高齢者にとってはかなり過酷なので、自宅が安全ならば避難せず自宅で過ごすことをおすすめします。
 自宅が使えない場合でも、少し離れた安全な街のホテルや親戚、知人の家に避難するなど、自身の体調を一番に考えた行動をしましょう。
 そういった有事に余裕をもって行動できるよう、飲料水や食料の備蓄、また身分証明書のコピーと共に現金も千円札や小銭を用意しておくと便利です。
 災害時にはとにかく、素早い判断と行動が不可欠です。平時から「自分の命は自分で守る」ことを意識し、取るべき行動確認に取り組みましょう。

 秋になると、窓の外からいろんな虫の音が聞こえてきます。
 その中の一種であるキリギリスは、童話『アリとキリギリス』の主人公であり、冬に備えてコツコツ食料を蓄える働き者のアリに対し、遊んでばかりの怠け者として描かれています。実際のキリギリスもそんな怠け者なのでしょうか?
 実は、キリギリスはそもそも冬を越すことができません。秋~冬の初めにかけて繁殖を行い、本格的な冬を迎える前に死んでしまいます。
 キリギリスに限らず秋の虫の中で鳴くのはほとんどオスのみで、それはメスにアピールするための行為。
 命が尽きる前に子孫を残そうと必死なキリギリスが、あまり良いイメージで描かれていないのは何だかかわいそうですね。

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健康長寿をめざして

毎日暑い日々が続きますが、多くの方が熱中症や夏バテには十分に注意をされていると思います。しかし、貧血の予防を考えている方はどれほどいらっしゃるでしょうか。汗とともに塩分などのミネラルが流れ出ますが、実はこの時に鉄分も一緒に流れ出てしまい、これが原因となって夏の鉄欠乏性貧血が増えるのです。

鉄欠乏性貧血

 鉄欠乏性貧血とは、読んで字のごとく体内の鉄分が足りなくなることによって起こります。これは、鉄分の摂取不足だけでなく、汗による鉄分の流出によりさらに足りなくなるのです。
 鉄分は血液を作るためには欠かせない栄養素の一つで、特にヘモグロビンの材料にもなるため、重要な役割を持っています。ヘモグロビンは赤血球の中にあり酸素と結びつくため、一定基準存在することで酸素を全身にくまなく届けます。貧血は、酸素が足りないというよりも、酸素を運ぶヘモグロビンが足りないために酸素運搬が不足し色々な症状が現れます。

貧血の症状

 成人の10人に1人、女性の5人に1人が貧血を持っているともいわれるくらい身近な症状なので、経験した人も多いのではないでしょうか。いつもより疲れやすい、頭痛、動悸、息切れ、めまい、肩こり、だるさ、顔色が良くない、肌荒れなどの症状が現れることも多いのですが、自分ではあまり気が付かない人も多くいるのです。
 また、暑いとアイスクリームやかき氷などを食べたくなりますが、普段から無意識にガリガリと歯ごたえのある製氷皿の氷を食べたくなる人は気を付ける必要があります。これは「氷食症」と呼ばれる症状で、氷以外にも土や紙など、栄養のないものを無性に食べたくなる症状です。氷食症は鉄欠乏性貧血によく見られる症状で、いまだに明確な理由が分かっていない症状です。貧血を治療すると症状が一切出なくなるため、因果関係があることは分かっています。
 また、貧血になり酸素が不足すると、体内では酸素を使わずに代謝を行い、エネルギーを作り出そうとします。この時に乳酸やアンモニアが作られ、汗とともに流れ出るため、体臭が臭くなることがあるようです。
 貧血にもいろいろな症状がありますが、やはり鉄分が不足しないように日頃から意識して摂取することが大切です。

鉄分の摂取目安

 健康診断などで血液検査をすると、赤血球やヘモグロビンの数値が分かります。ヘモグロビンの数値が、男性で13.5g/dl以下、女性で11.5g/dl以下になると貧血と診断されますので、その場合には病院で処方される鉄剤で治療を行うことがほとんどです。しばらく飲み続けることで治療できますが、胸やけや吐き気、腹痛便秘、軟便などの副作用が出ることもあるため、人によっては飲みづらい場合もあります。
 日頃からしっかりと鉄分を摂取しておくことは、鉄欠乏性貧血の予防や治療を助けます。鉄分は日本人が不足しやすい栄養素の一つで、1日の推奨量は18~64歳の女性では月経なしの場合6.5mg、月経のある成人女性で10.5mg。65歳以上の女性で6.0mgです。18~74歳の男性では7.5mg、75歳以上の男性では7.0mgです。
 鉄分が多く含まれる食品は肉や赤身の魚、ほうれん草、大豆、海藻などが挙げられますが、吸収率はあまり良くなく、肉などの動物性の鉄分で20%程度、ほうれん草などの植物の鉄分で5%程度といわれています。
 その吸収を助けるのがタンパク質やビタミンCなどで、プロポリスにも鉄を含めミネラルの吸収を助けるという報告があります。近年では鉄分の入ったサプリメントで補うことも可能なので、成分表示をしっかりと見て適量摂取を心がけましょう。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

口臭は、口内が乾く空腹時や、口内に生息している細菌が、食べカスや唾液などを分解する際に発生しがちです。清潔に保つことが一番ですが、洗口液として活用したい、身近な食材を紹介します。

 唾液が減ったり、舌苔が増えると口内が乾いてねばつき、何となく口臭が気になる…、そんな経験はありませんか?唾液の分泌は残念ながら、加齢とともに減少するため、歳を重ねるごとに口臭の悩みを持つ人も増えています。そんな口臭予防には「緑茶うがい」と「りんご」がおすすめです。

 緑茶には、抗菌成分の「カテキン」と「フラボノイド」が多く含まれており、口内の細菌を減らしたり、歯垢が溜まるのを抑制してくれます。それにより、口臭予防の効果が期待できるわけです。
 もちろん、基本的にはしっかりと歯磨きをすることが大切ですが、何らかの事情で歯磨きができない時には、緑茶で口をすすげば、細菌を抑制し、口臭を予防してくれます。
 通常の歯磨き後も、濃いめに淹れて冷ました緑茶を飲んだり、口に含んですすぐことで、息も気分もスッキリします。
 また、にんにく料理を食べた後の臭い対策にもカテキンは有効。食中・食後に、緑茶を積極的に飲むことでにんにくの独特な臭いを低減することができます。
 もう一つの食材「りんご」も口臭予防に効果的です。その理由は、消臭効果のある「ポリフェノール」を多く含んでいるから。
 外出先で食後に歯磨きなどができず、食べかすやバイ菌などが原因で口臭が発生している場合は、りんごを皮ごと食べることで、高い消臭効果を発揮します。市販の入れ歯洗浄剤の中にも、りんごの成分が入っているものがあるほど、その効果はお墨付きです。
 また、りんごにはクエン酸やビタミンCも多く含まれており、疲労回復や自律神経を整える効果があります。疲れや、自律神経が乱れていたりすると、唾液の分泌量が減って口内が乾き、どうしても口臭が発生しやすくなります。そんな時にりんごを食べることで体調が整い、口臭の発生も予防してくれます。

 青魚の栄養を余すことなくとることができ、面倒な下準備もいらない鯖の缶詰を数種類の薬味と和えるだけで美味しくいただける一品を紹介します。
 薬味を加えることにより鯖の臭みが気にならなくなるので、青魚は苦手という方にもおすすめ。しかも、ビタミンやミネラルなど薬味に含まれる栄養もとれます。鯖の水煮缶も様々な料理に使えて重宝しますが、今回使う味噌煮缶は、味付けもほとんど要らず常備しておくと大変便利です。
 鯖缶に含まれるDHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸の一種で、EPAは血液をサラサラにして血管年齢の若返りをはかり、動脈硬化や脳梗塞を予防。DHAは脳を活性化し認知症の予防も期待できます。
 また鯖缶は、骨まで食べられるのでカルシウムを豊富に含み、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれているので骨折予防にも効果的です。

材料
  • ・鯖味噌煮缶 …………………………1缶
  • ・みょうが ……………………………1個
  • ・しょうが ……………………………1片
  • ・青ねぎ ………………………………3本
  • ・大葉(せん切り) …………………2枚分
  • ・しょうゆ ……………………………小さじ1
作り方
  • 鯖缶は軽く缶汁をきり、ボウルに入れて粗くほぐす。
  • みょうがはせん切り、しょうがはみじん切り、青ねぎは小口切りにする。
  • 、しょうゆを加えて和え、器に盛って大葉をのせる。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 ⑭

 多くの感動を与えてくれたパリオリンピックにおける日本選手団の奮闘も記憶に新しいところですが、まさにスポーツは決められたルールの中で公平に競技を行うことで文化の違いや言葉の壁を超えて対戦相手とのコミュニケーションを可能にする世界共通の「言語」として、人類の相互理解の実現に貢献しています。
 イスラエルでもスポーツは大変盛んに行われており、屋外で過ごすことのできる時間が長い温暖な気候、ビーチが身近でマリンスポーツが盛んであること、兵役において武術が重要視されること、競争が好きな国民性などの要因により、建国以来イスラエル人にとってスポーツは娯楽の中心となっています。サッカー、バスケットボール、水泳、テニス、バレーボール、陸上、体操、セイリング、ウエイトリフティング、フェンシングなどがメジャーなスポーツです。
 特に人気の高いサッカー、バレーボール、バスケットボールの各イスラエル協会は本来アジアの連盟に所属しているはずですが、例外的にヨーロッパの連盟に所属しています。これはイスラエルを取り巻くアラブ諸国との外交関係がスポーツに影響した結果です。
 イスラエルオリンピック委員会についても同様で、かつてはアジア競技連盟に所属していたものの、その後、ヨーロッパオリンピック委員会に編入されたという経緯があります。
 育成面では学校の体育の授業にスポーツ活動がしっかり組み込まれています。また、さまざまなスポーツ組織が後援している十代向けのクラブが未来の選手を育成する場となっています。スポーツ施設はそれぞれの地域や地方自治体、さらには民間のセンターがバックアップしています。
 大衆スポーツ大会も非常に人気があり、国内各地で行われているマラソン大会や自転車レースなどには毎年多くの人が国内外から参加します。
 イスラエルは観戦するスポーツから参加するスポーツまであらゆる分野のスポーツ団体が熱心に活動しており、多くの人々が日常的にスポーツを楽しんでいます。
 多様な民族と文化から成り立つイスラエルにおいて、人々を結びつけているものの一つがスポーツといえるでしょう。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 血管は加齢とともに硬くなり、しなやかさを失っていきます。これは血圧が高くなる原因の一つと考えられています。血管は外膜、中膜、内膜の3つの層で構成されており、中膜は平滑筋という筋肉でできているため、他の筋肉と同じように加齢とともに硬くなっていきます。そこで、血管の老化予防が重要となりますが、血管平滑筋は腹筋や背筋などの骨格筋と違い、運動などで鍛えることが困難です。そこで、鍵となるのが、「NO(エヌオー/一酸化窒素)」です。NOは血管の内皮細胞からアルギニンというアミノ酸を原料として、同じアミノ酸のシトルリンに変換される際のNOサイクルにおいて作られます。
 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部薬理学教授のルイス・イグナロ博士、テキサス大学医学部教授で内科医、薬理学者のフェリド・ムラド博士、ニューヨーク州立大学医学部薬理学教授のロバート・ファーチゴット博士の三人は循環器系における情報伝達物質としてのNO研究で1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。血管の筋肉を緩めて血管を拡張する物質(内皮細胞由来弛緩因子/EDRF)がNOであること、そして体内でさまざまな生理機能を担っていることが分かったのです。つまり、NOが人間の体内では心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの原因となる「血管病(血瘀)」を治す物質だったのです。とりわけ、受賞理由となったムラド博士の研究は革新的で、生体内における情報伝達は「液体」を用いた化学的伝達、「電気」を用いた電気的伝導で行われていると考えられていた中、一酸化窒素(NO)すなわち「気体」を用いても情報伝達が行われていることを明らかにしました。ムラド博士らにより発見された血管をコントロールするためのメカニズムの適用例として、狭心症治療薬のニトログリセリンや勃起不全(ED)の治療薬であるバイアグラの開発やアンチエイジングなどが挙げられます。
 最近の研究では睡眠や腎機能(尿トラブル)との関係、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβ(ベータ)の脳からの排泄を促すことも分かってきました。

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