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健康の輪デジタル新聞

2024年2月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

雪国のイメージがありますが、角館武家屋敷や各地の温泉、四季を通して楽しめる観光地も多く、稲庭うどんやきりたんぽ鍋などの郷土料理も有名。
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肩こりや腰痛で悩んでいる人の8割以上の原因ともいわれる「腸腰筋の低下」。今回は腸腰筋とはどんな筋肉でどんな役割をしているのかを紐解きつつ、腸腰筋を鍛えることによるメリット、効果的なストレッチ法を紹介していきます。

 腸腰筋とは、大腰筋、小腰筋、腸骨筋の3つの筋肉の総称で、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉です。
 太ももの骨の内側につながるこれらの筋肉は、体の表面からは触れにくい、インナーマッスル(深層筋)と呼ばれるもので、太ももや膝を持ち上げる、きれいな姿勢を保つ、腰のS字カーブを保持するなどの重要な役割を果たしています。また、体幹を安定させることで、運動能力の向上にもつながっています。
 しかし、この腸腰筋が現代人全般、硬くなっているといわれています。特に、デスクワークなどで長時間座っていることが多い人や運動不足の人、反対に運動過度の人、高齢者などは要注意です。
 腸腰筋が硬くなると、骨盤の前傾を維持させることができなくなり、お腹のあたりの緊張が弱まって周囲に脂肪がつきやすくなります。いわゆるポッコリ下腹です。
 また、きれいな姿勢がキープできなくなることで腸の動きや脚の血流が悪くなり、肩こりや冷え性の原因になります。その他、つまずきやすくなったり、すぐに疲れてしまったり、腰痛や便秘にもなりやすくなります。
 筋肉は加齢とともに衰えていくものですが、腸腰筋は日々トレーニングをすることで良い状態を維持しやすい筋肉です。
 @足を前後に大きく開いて立ち、手を腰にあてる A右膝を深く曲げ、体を垂直に地面に落とし、股関節を伸ばす B左右の足を替えて繰り返す、というストレッチが効果的。
 普段あまり歩かない方や猫背気味の方、腰痛に悩んでいる方はもちろん、そうでない方もストレッチを毎日の習慣にすることで、将来の健康寿命を延ばすことにもつながりますよ。

 2月3日は節分です。節分には「季節を分ける」という意味があり、冬が終わって春がくるという分け目の日として「節分」と呼ばれるようになったそうです。
 昔の日本では春は一年の始まりとして特に大切にされたようです。そんな季節の分け目には、悪いもの(邪気)が現れやすいといわれ、その悪いものの象徴となる「鬼」を追い払う行事が豆まきです。
 ところで、桃太郎に出てくる鬼もそうですが、鬼はなぜ虎柄のパンツを履いているかご存知ですか?
 鬼が出入りするとされる不吉な方角「鬼門」は、陰陽道では「北東」にあたり、これを十二支の方角に当てはめると「北東」は「丑寅」。
 よって、上である、鬼の頭は牛の角、そして、下は虎のパンツとなったそうです。

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健康長寿をめざして

コラーゲンを、美しい素肌のために続けて取り入れたいと考えている人は多いのではないでしょうか。一般に、コラーゲンを摂取すると、一旦消化され分解された後、体内で再合成されるため代謝に時間がかかりますが、予め分解して消化吸収をよりスムーズにしたコラーゲンペプチドが近年注目されています。

コラーゲンの摂取量

 美容にコラーゲンは必要な成分と考えられていますが、その他にも骨を構成する骨組みや血管の周りを取り囲み血管の骨組みにもなる、いわば体を作る素になる大切な成分ともいえるのです。
 コラーゲンはたんぱく質の一つで、日本人のたんぱく質食事摂取基準によると、1日の推奨量は、18〜64歳の男性は65g、65歳以上の男性は60g、18歳以上の女性は50gとなっています。
 例えば、50gのたんぱく質を肉で取ろうとすると、肉や魚などでは約300g必要になります。そして、人体を構成するたんぱく質の約30%がコラーゲンですので、300gの肉の中に約15gのコラーゲンが入っている計算です。
 コラーゲンは、1日約5g〜10gの摂取が理想とされ、コラーゲンの摂取源として最も頻度が多いのは豚肉、次いで鶏肉と魚が同程度のようです。
 コラーゲンは、肌の維持や骨や血管の構成成分の他にも、関節・筋肉維持や関節痛の予防などにも必要な成分なので、長寿社会を迎えた今、若々しい肌や元気に動き回る関節や骨の健康維持のためにも、日ごろから意識して摂取したいところです。

コラーゲン摂取量と
予防の可能性

 日本人女性のコラーゲン摂取量は平均すると2g程度といわれています。
 これは、理想の量に比べると半分以下となるため、摂取不足とも考えられます。
 肉を多く食べるのもよいのですが、脂肪分の取りすぎが気になるところです。
 そこで最近取り入れられているのが、コラーゲンペプチドなどです。
 はじめから分解されており、消化吸収性が非常に良いため、肌での再合成もスムーズです。
 コラーゲンペプチド10gの4週間摂取における皮膚の角質水分量を比較した研究では、豚由来よりも魚由来のコラーゲンペプチドの方が血中移行率は1.5倍多く、眼の下2cm部位の頬の水分量も約30%多いことが報告されています。
 その他にも、コラーゲンは骨を構成する成分にもなります。
 例えば、鉄筋コンクリートを例に挙げると、コンクリート内部の鉄筋の柱がコラーゲン、その周りを固めているセメントがカルシウムになるのです。
 つまり丈夫でしなやかな骨を維持するためにはコラーゲンとカルシウムを効率よく摂取することをおすすめします。
 また、わが国の研究では、骨折または脳卒中で入院した患者19名の回復期のリハビリテーション時にコラーゲンペプチドを10g摂取した患者(平均年齢78.3歳)は、摂取しない患者(平均年齢75.2歳)と比べて、骨格筋が増加したことが報告されています。
 また、関節疾患のある50歳以上の200人の患者を対象とした海外の研究では、股関節、膝、肘、肩、手に痛みのある患者に対し、毎日12gのコラーゲンペプチドを摂取させた群と、摂取しない群を比較した結果、6か月間摂取した患者では、VASスコアにおいて痛みが20%も改善したことが報告されています。
 コラーゲンペプチドは、ビタミンCやカロチンとともに摂取することで効率よくコラーゲンの再合成を助けるため、できれば一緒に取り入れることがおすすめです。
 美肌維持や高齢化に伴う骨や関節の維持を助けることにもつながるのです。
 ぜひ毎日の食生活にコラーゲンペプチドを取り入れてみてください。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

日本人は勤勉で働き者気質を持つ国民性ゆえに、頭痛で悩んでいる人も多いようです。そんな頭痛と上手に付き合っていくために、身近にあるものを使って、自分にあった対処法を見つけておきましょう。

 ビワの葉には、消炎効果のあるアミグダリンやタンニン、トリテルペノイドといった成分が多く含まれており、これらが皮膚からの経皮吸収で体内に浸透することで、肩こりや頭痛などの不調を緩和してくれる効果があります。
 その使い方は極めてシンプル。なるべく濃い緑色をしたビワの葉の表面を痛む部分に当てるだけ。体温で葉が温められることで痛みの成分が緩やかに浸透し、肩や首まわりの筋肉のこわばりからくる緊張型頭痛の症状を和らげてくれます。
 さらに、温めたこんにゃくをタオルに巻いてビワの葉と一緒に体にあてる「こんにゃく温湿布」にすると、冷えてカチカチになった体が温められて痛みが和らいでいくので、寒い時期におすすめです。使ったこんにゃくは、水を張った容器に入れておけば2〜3回は使え、経済性にもすぐれています。

 ビワの葉は、友人やご近所さんのお庭に生えているものを分けていただくほか、自然食品スーパーやドラッグストア、通販などでも入手することができます。
 もう一つ、頭痛の特効自然薬として昔から重宝されているのが、梅干しです。この場合、食べるのではなく貼り薬として使用します。
 昔のイラストや漫画に出てくる、こめかみに白いテープのようなものを貼っているおばあちゃんがそれです。
 テープの中には、潰した梅干しの果肉が入っており、梅干しに含まれるクエン酸が血行を促進し、痛みを止めるという知恵袋の定番。肩こりなどからくる頭痛に効果を発揮します。ただし、血管が拡張して起こる偏頭痛による痛みには逆効果なので注意しましょう。
 梅干しの貼り薬の作り方もいたってシンプル。つぶした梅干しの果肉をサージカルテープや絆創膏などでこめかみに貼るだけ。果肉が乾いたら、テープごと新しいものに取り替えます。
 どちらも簡単に試せる手軽さがいいですね。

 市販のつぶあんを豆乳で伸ばし、きな粉の香ばしさと黒蜜の甘さをプラスした新しい感覚のぜんざい。お餅が入っているので小腹が空いた時や、昼ごはんにおすすめです。
 栄養的にもビタミン・ミネラルなど現代人が不足しがちな栄養素を豊富に含んだ小豆と大豆が原料である豆乳・きな粉を使ったレシピは、タンパク質や食物繊維、大豆イソフラボンをはじめとする豊富な栄養素が含まれ、味の相性も良いので豆乳が苦手という方にもぜひ試していただきたい美味しさです。
 甘さは混ぜる豆乳の量と最後にかける黒蜜で調整していただくとお好みの甘さでお楽しみいただけます。

材料
  • ・切り餅 ……………3個
  • ・きな粉 ……………適量
  • ・黒蜜 ………………適量
  • 【A】
  • ・つぶあん …………200g
  • ・調整豆乳 …………250ml
  • ・塩 …………………少々
作り方
  • @ 餅は半分に切って焼く。
  • A 小鍋に【A】を入れ、混ぜながら温める。
  • B 器に@を入れてAを注ぎ、きな粉をふって黒蜜をかける。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 F

 先祖伝来の遺産の上に築かれたイスラエルの現代社会は、複雑な国際社会の中に存在しています。イスラエルの置かれている現状を理解するためには、イスラエルの文学について知ることが役立つかもしれません。イスラエルはどの時代を取り上げても、文章を書くための材料は豊富であるため、作家や詩人たちにとって文学のひらめきの源泉となっています。
 イスラエル文学は、従来のユダヤ人の伝統や歴史、そして文化にも影響を受けつつ、一般的かつ現代的な主体性を構築する上で、中心的な役割を果たしてきました。作家たちは、古代ヘブライ語を復活させ、現代の言葉として生き返らせてきました。いわゆる現代ヘブライ語とは、19世紀後半、現在のイスラエルに集まってきたユダヤ人たちが、聖書のヘブライ語をもとに、時代に即した言葉を加えて再生させた人工言語であり、その草創期から文学活動も盛んに行われてきました。現代ヘブライ語は世界各地からイスラエルに集まってきたユダヤ人の共通語として、国民の統合に大きな役割を果たしました。
 ヘブライ文学とは文字通りヘブライ語で書かれた文学を指していますが、旧約聖書や教義集など、ユダヤ教の宗教書を含んだ比較的古い概念として存在していました。
 現代的な意味でのヘブライ文学は19世紀末の東欧ユダヤ人共同体で誕生しました。現代のイスラエルにおける最初のヘブライ語の小説は、移民作家たちによって書かれました。ヨセフ・ハイム・ブルンネルとシュムエル・ヨセフ・アグノンは20世紀におけるヘブライ文学を切り拓いた代表的人物です。
 1962年、現代ヘブライ文学を世界各国の読者や出版社に紹介するためにヘブライ文学翻訳研究所が設置され、小説、詩、戯曲、児童書等、何百もの文学作品が様々な言語に訳されて出版されました。研究所の仕事は、名作集を編纂したり、国際ブックフェアに出展したりなど、多岐にわたっています。
 1966年、前述のアグノンがノーベル文学賞を受賞し、ノーベル文学賞を受賞した最初のヘブライ文学作家となりました。多くの人々は彼らを現代ヘブライ文学の父として称えています。文学の発展にイスラエル社会の未来が託されています。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 「オパルモン」は腰部脊柱管狭窄症を適応とする唯一の内服薬です。ジェネリックでは一般名の「リマプロストアルファデクス」という名称で製薬各社が製造販売しています。
 脊柱管狭窄症は、背中にある神経の通り道(脊柱管)が、さまざまな原因により狭くなることで発症します。脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、血流が悪くなり、その結果、NO(一酸化窒素)の産生不良を起こし、お尻から脚(あし)全体にかけての痺(しび)れや痛み、脱力といった神経の症状を特徴とします。たとえば、ある程度の距離を歩くと、痛みや痺れが悪化して歩けなくなるものの、数分間休憩して前屈の姿勢をとると再び歩けるようになる間欠歩行という症状がみられます。症状が悪化すると排泄の障害や性機能不全になるなどの膀胱直腸障害を引き起こすことがあり、QOL(生活の質)低下を招きます。
 脊柱は小さな積み木のような骨(椎骨)が積み重なってできており、その中の脊柱管という空間に脳から伸びた神経(脊髄)が通っています。また、脊髄から枝分かれした神経は脊柱の左右の隙間を通って、手足につながり、感覚や運動を司っています。
 脊柱管狭窄症の原因は若いころの腰椎への過度の負荷が、加齢によって変形を増悪したり、骨の代謝障害や先天的な変形によるものなどがあります。重度の場合は手術の是非が検討されますが、可能な限り、保存療法が選択されます。
 そして、脊柱管狭窄症の症状改善にオパルモン(リマプロストアルファデクス)が処方されます。作用メカニズムの中心は「血流改善」です。オパルモンの作用メカニズムは、NOと同じ次の3つの作用があげられています。
 @血管拡張作用、A血流改善作用、B血小板凝集抑制作用です。
 しかし、オパルモンには重大な副作用として、肝機能障害・黄疸、出血傾向、各種の消化器症状の可能性が報告されています。
 したがって、脊柱管狭窄症でお悩みの方は、血流中のNOが不足しないようにすることが大切です。つまり、食生活の中でNOの原料や産生を促す栄養成分を積極的に取るように心がけましょう。

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