三方を海に囲まれ、県の大部分を房総半島が占めています。成田国際空港や幕張メッセをはじめ、テーマパークや博物館などの施設も充実。
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インターネットやSNSの普及から、社会環境や人との関わり方が変化してきたこと、また複数の著名人が「自分もそうである」と告白したことなどで広く知られるきっかけとなったHSP。内容を知ることで楽になる人も結構多いかもしれません。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉を聞いたことがありますか?アメリカのある心理学者が提唱した心理学的概念で、生まれつき神経が細やかで感受性が強い性質を持った人のことを指す言葉です。全人口の15〜20%、約5人に1人がこのHSPだと考えられています。
HSPの人は、視覚や聴覚などの感覚的な刺激に対して、無意識的・反射的に反応する「扁桃体」が過剰に働く傾向にあり、そうではない人に比べて不安や恐怖を感じやすいことがわかっています。
そのため、物事を深く探求できる反面、些細なことで動揺したり、ストレスをため込んでしまうこともあります。
例えば、周りの人に「敏感」「内気」といわれることが多い、生活の急な変化に弱く動揺してしまう、タスクが多くなると混乱してしまう、大きな音や強い光が苦手、些細なことでも深く考えすぎてしまう、他人の気分に振り回されやすく対人関係に疲れがち、小さな音や匂いも気になってしまう、映画やドラマの暴力的なシーンが苦手…などを感じたり、悩んでいる場合は、HSPの傾向があるかもしれません。
ただし、ここで注意したいのは、HSPは病気や障がいではなく、生まれ持った特性(気質)であること。したがって、治療という概念はありません。
大切なのは、HSPという特性を持つ人がいるということを認識し、自覚がある場合、また周りに該当すると思われる人がいる場合に、自身や周りの行動・環境を変えることで対処しながら、上手に付き合っていくことです。
HSPは刺激に対して扁桃体が過剰に反応してしまう状態なので、まずは刺激の少ない環境づくりを目指しましょう。
3月11日は、パンダ発見の日に制定されています。
1869年(明治2年)のこの日、フランスのキリスト教の伝道師、アルマン・ダヴィド神父が、訪問先の中国・四川省の民家で、白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられ、これが、西洋でパンダが知られるきっかけとなりました。
ダヴィドはジャイアントパンダのレプリカ標本をパリの自然歴史博物館に送り、その1年後の1870年に、研究者によって西洋での正式学名が付けられたそうです。
ところで、パンダがいつ頃から存在しているかご存知ですか?
答えは800万年前。その歴史から「生きた化石」といわれています。また、それだけの歴史を持ちながら中国にしか生息しないことから「中国の国宝」ともいわれています。
不整脈は60歳を過ぎる頃から増えるため、加齢により誰でも起こり得るといわれています。脈拍の病気と思われがちですが、実は心臓の病気とも関係しており、日常のストレスや食生活なども影響するため、いろいろな原因が考えられます。不整脈にも種類がありますが、治療せずに経過観察でよいものから直ちに生命の危険にさらされるものまで様々です。
注意すべき不整脈とは
不整脈とは脈が乱れた状態のことを指し、脈のリズムが1回でも乱れた場合、不整脈と呼びます。
正常な心臓は1日に何と10万回以上の拍動をしており、1分間に60〜100回程度の規則正しいリズムを刻んでいます。
このリズムは、心臓の右上部分にあたる右心房の発電所「洞結節」で電気信号が作られ、それが波を打つように心臓の下部にある心室に伝えられることで拍動し、脈を打つのです。
この電気信号の乱れや、洞結節以外の場所でも発電してしまうことで、一定のリズムではなくなり乱れた拍動になるのです。
不整脈は健康な人でも誰でも起こり得ますが、不整脈の診断を受ける人の約9割が治療の必要がなく、それまで不整脈に全く気付かず、健康診断などで見つかる場合が多くあります。
自分の脈をチェックするには、手首の親指側に、もう片方の手の人差し指、中指、薬指の3本を当て、1分間の拍動回数を測ることでチェックすることができます。
不整脈には、脈が飛ぶタイプ、脈が遅いタイプ、脈が速いタイプと、主に3種類があります。
不整脈の3つのタイプ
@脈が飛ぶタイプ
これは、期外収縮といい、健康な成人の98・7%に見つかったと報告されるほど一般的で心配ありません。
心電図検査で異常は見られたものの医師からは「心配いらない」といわれるタイプがこちらです。
心筋梗塞、心筋症、心不全、心臓弁膜症などの心臓の病気が原因の場合もありますが、ほとんどの場合は自律神経の乱れが原因です。
胸がドキドキする動悸や胸が詰まるなどの状態を感じることもありますが、これは自律神経の乱れなどに起因する場合が多く、日常生活の中でコーヒーなどに含まれるカフェインの過剰摂取、アルコールの過剰摂取、ストレス過多、睡眠不足、疲労などが原因となります。
A脈が遅いタイプ
このタイプは、脈拍が遅くなり1分間に50回以下の拍動の場合は脈が遅い徐脈と呼ばれます。
息切れやだるさ、足のむくみ、めまい、失神などの症状もあります。これは、脈が遅すぎて脳に血液が行き届かず、酸欠状態になるためです。
発電所となる洞結節での発電状態が何らかの原因で乱れたり、甲状腺機能が低下した場合にも現れます。
さらに、一部の降圧剤や抗うつ薬などの影響のほか、抗不整脈薬が効きすぎることで徐脈になる場合もあります。
B脈が速いタイプ
脈拍が異常に早くなるタイプで、頻拍と細動の2種類に分けられます。
頻拍は1分間に100回以上の拍動が起こり、細動は1分間に250回以上の電気信号が送られ、早すぎて心臓がブルブル震えるようなイメージになり、心房で起こるものは心房細動と呼び、脳梗塞の原因にもなります。また、心室に起こるものを心室細動と呼び、突然死にもつながる危険なタイプとなります。
不整脈は基本的に誰にでも起こり得るものですが、予防のためには日常生活の中でストレスやホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れなどに注意し、身体を温めたり血流を促したりする食材で血行を良くして、心身共にリラックスする時間を設けることが大切です。
胃の働きが鈍くなり、しっかり消化が行われなくなると現れる「胃もたれ」。食物の摂取を控えて胃を休めつつ、ヨモギやジャガイモなど胃を元気にする食材を上手に利用すると症状を緩和することができます。
草餅の材料として知られる緑鮮やかな植物「ヨモギ」。ヨモギは日本のハーブの女王とも呼ばれ、幅広い効能を持っています。
香りの成分であるシネオールは温熱効果にすぐれており、乾燥させた葉を入浴剤にする「ヨモギ湯」は、肩こり、腰痛、神経痛を緩和してくれるとして、古くから日本人に愛されてきました。
冷え性や女性特有の不調の改善にも効果があるほか、消炎、止血作用もあることから、傷口に直接塗る止血剤としても用いられてきました。そして、その消炎効果は内用薬として、胃炎や胃もたれにも実力を発揮します。
その摂取法は、青汁が最適。生のヨモギ30gをミキサーやすり鉢などですり潰し、コップ1杯の水に混ぜれば出来上がり。最近は、ドラッグストアや通販などで、パウダー状にした乾燥ヨモギも販売されているので、より手軽に作ることができます。
ジャガイモも胃痛や胃もたれを和らげる食材として昔から親しまれてきました。ジャガイモに含まれるクロロゲン酸という成分が、胃の粘膜に働き、胃液の分泌を促すことから、緩慢になった胃の働きを刺激して胃の中に留まった食物を動かし、胃もたれを解消してくれます。
ただし、クロロゲン酸は熱に弱いので、生で摂取するのがベスト。したがって、搾り汁にして飲むことをおすすめします。
作り方は、@よく洗ったジャガイモの皮を剥き、芽を丁寧に取り除く。 Aジャガイモをすりおろして搾る。搾り汁は時間が経つと黒く変色するので、都度使い切るようにしましょう。
空腹時に小さじ2杯程度を飲み、飲みにくい時はハチミツを混ぜるなどの工夫をするのも良いでしょう。
クロロゲン酸は、胃もたれなどの胃の働きの悪い時は効果的ですが、胃酸で胃が痛い時は胃酸が出過ぎて逆効果になるので、胃痛、胃潰瘍時には用いないよう注意してください。
鶏もも肉に比べ、カロリーも低めでヘルシーな鶏むね肉は、どうしてもパサつきが気になります。そんな鶏むね肉をしっとりジューシーに仕上げた鶏ハム。しかも、味付けしたら湯煎して放っておくだけの楽ちんレシピ。じわじわと火が通ってとても柔らかく、味つけもシンプルなのでサラダやサンドイッチなど様々な料理にお使いいただけます。
また、たっぷりのせたパクチーは、アジア料理には欠かせないハーブ。強烈な香りは好き嫌いがありますが、美肌効果が期待できるビタミンCをはじめ、抗酸化作用があるβカロチン、体の調子を整えるミネラル類も豊富に含まれた栄養豊富な食材です。
- ・鶏むね肉 ………………300g
- ・パクチー ………………適量
- ・白髪ねぎ ………………適量
- 【A】
- ・塩 ………………………小さじ1/2
- ・砂糖 ……………………小さじ1/2
- 【B】
- ・しょうゆ ………………大さじ1
- ・酢 ………………………大さじ1
- ・コチュジャン …………小さじ1
- ・ごま油 …………………小さじ1
- ・いり白ごま ……………小さじ1
- @ 鶏肉はAで下味をつけ、保存袋に入れる。袋の空気を抜いて口を閉じ、約30分おく。
- A 保温性の高い鍋に水2リットル(分量外)を入れて火にかけ、沸騰したら@を袋ごと入れて火を止める。蓋をして約60分余熱で火を通す。
- B Aを食べやすく切り、器に盛る。ざく切りにしたパクチー、白髪ねぎを盛り、混ぜ合わせたBをかける。
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イスラエルの風土・文化 G
イスラエルで春一番のユダヤ教の祝日と言えば「プリム」です。今回はユダヤ教のお祭りの中で最もハッピーなお祭りといわれ、大人も子どもも思いっきり仮装を楽しむ、いわゆるイスラエル版ハロウィン、プリムについてご紹介します。
世界的に仮装のお祭りといえば秋の風物詩ハロウィンが有名で、最近では日本でも話題ですが、イスラエルではユダヤ文化に古くから根差した伝統的なお祭りであるプリム祭りが行われ、毎年ユダヤ暦の12番目の月にあたる、アダル月の14日に祝われます。西暦でいうと2月の終わりから3月にかけてとなり、今年は3月24日がプリムにあたります。
プリムはユダヤの人々が古代ペルシャ帝国において民族滅亡の危機から逃れた奇跡を記念するお祭りです。由来は紀元前5世紀頃にユダヤ人モルデカイとその姪でペルシャ王の妃エステルがペルシャ帝国の高官で反ユダヤ主義の政治家ハマンの策略を阻止して同胞を救ったという出来事を物語る旧約聖書のエステル記で、現代でもプリムの日にユダヤの人々は会堂に集まり、エステル記の巻物を読みます。
プリムの祝い方といえば仮装をして、みんなでパーティーをしながら楽しく騒いで賑やかに過ごすのが一般的。また、「悩みが喜びに変わった」とエステル記に伝わる喜びを表現するため、口伝律法のタルムードには泥酔するまで飲みなさいと書いてあります。ユダヤ人はコーシェル(食事規定)が厳しく、普段は飲酒なども控え目ですが、この日だけは酔いつぶれるまでお酒を飲んでも良い日とされています。民族の危機を何度も乗り越えた体験から、エステル記の解放と救済はユダヤ民族の心の寄りどころとなっています。
また、ミシュロック・マノットと呼ばれるお菓子や贈り物の入った包みを渡し合うのもこのお祭りの特徴。学校や職場で、そして人々が集まる様々な場所で、各自がミシュロック・マノットを贈ります。そして、この時期になると、伝統菓子ハマンタッシェン(三角形の練り込みクッキー)がお店を埋め尽くし、SNS上ではメイクアップアーティストらによって様々な趣向を凝らした仮装があふれて、さながらハロウィンのような盛り上がりを見せます。
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NO(一酸化窒素)はアルギニンによって産生されます。アルギニンは体内で合成される「非必須アミノ酸」で、筋肉の増強や成長ホルモンの分泌、男性機能の改善など『活力』に関係するアミノ酸として知られています。激しい運動を行った際の疲労感を軽減する作用もあり、運動の効果を高めてくれます。また、ストレスを軽減させる効果もあります。
日ごろから不摂生を続けていると、血液がドロドロになり、すみずみまで栄養が行き届かなくなることで身体に支障が出てきます。血管をしなやかに健康に保つ役割を担い、血管の内側で日々産生されているのがNOです。しかし、このNOもまた、運動不足やストレス、偏った食事など生活習慣の乱れで産生が低下します。
アルギニンは血流にのって体内を循環しており、血管の一番内側にある血管内皮細胞に入るとNO合成酵素と反応して、そこでシトルリンというアミノ酸に変換されます。このアルギニンがシトルリンに変換される過程で、NOが産生されます。この流れを「NOサイクル」と呼びます。
血管内皮でアルギニンから産生されるNOが血管拡張に寄与していることを発見した、アメリカのイグナロ博士(薬理学者)、ムラド博士(内科医)、ファーチゴット博士(化学者)の3氏は、1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
血管の内皮細胞には収縮や弛緩(しかん)を行う『血管平滑筋細胞』が存在します。NOが産生されると、血管平滑筋細胞の緊張が緩むことで血管が広がり、血液の流れがスムーズになります。血流が改善すると、動脈硬化や高血圧による血管の疾病リスクが大幅に下がるのです。
アルギニンは血流改善作用により『床ずれ』の予防に有効であるとされ、医療現場でも取り入れられています。積極的な摂取により感染症予防や、傷の治りを早めることを目的として、体の免疫力を高めたり、病気に対する防御反応を強化するための「NO栄養療法」にも使用されています。
他方、アルギニンは、体内で有毒なアンモニアを安全な尿素に変換する際に消費されます。健康維持のために、日ごろからのアルギニンやシトルリンの摂取が重要ですね。