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健康の輪デジタル新聞

2023年8月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

日本の九州地方に位置する県。県庁所在地は那覇市。温暖な気候で、日本屈指のリゾート地。琉球料理や舞踊など独自の文化が栄えています。
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「腸と脳はつながっている」というと驚かれるかもしれませんが、「第二の脳」とも呼ばれている腸と脳が密接に関わっていることが最近の研究でわかっています。「脳腸相関」という言葉をキーワードに、その関係性をみてみましょう。

 「緊張しすぎてお腹がキリキリと痛む」「便秘が続いてなかなか気分が晴れない」…みなさん一度はこんな経験したことあるのではないでしょうか?
 こうした精神的なストレスや不安を感じた時に腸の不調を招いたり、また逆に、腸の不調が精神的なストレスに結びついたりすることがあります。これを「脳腸相関」といい、脳と腸が相互に依存関係にあることを示しています。この「脳腸相関」は3つの経路を介してお互いに影響を及ぼしているといわれています。
 1つ目は、自律神経系による経路です。腸には約1億もの神経細胞があり、脳から独立して自らの判断で機能しています。この自律神経を整えると気持ちがリラックスしたり腸の調子が良くなります。
 2つ目は、内分泌系による経路です。幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」は、その9割が腸で作られています。したがって腸内環境が悪いとセロトニンが分泌されず、イライラしたり鬱になりやすくなります。また、腸で作られた毒素が脳に届くと、認知症やパーキンソン病などの病気リスクが上がるといわれています。
 3つ目は、免疫系による経路です。腸には体内の70%という大量の免疫細胞が宿しており、外部からの細菌や食事性の毒物などの侵入を撃退してくれています。脳がお腹が空いたと指令を出して食したものが、私たちの体にとって有害だった場合、腸が吐き出したり下痢を起こさせて体内に入れないよう、体を守ります。
 このように、脳と腸は相互に関わり合っており、腸(環境)を整えることが免疫力アップにつながり、脳の健康にもつながるわけです。
 私たちは脳に良い影響を与えられるよう常に「腸の声」に耳を傾け、腸を整えることが大切です。

 夏の風物詩「花火」。日本の花火はその色と技、華やかさにおいて、世界一とも評される美しさがあります。
 そんな日本の花火が誇る、伝統手持ち花火といえば「線香花火」です。
 この線香花火、関東と関西では異なることをご存知ですか?関西の線香花火は「スボ手牡丹」といい、稲わらの芯や竹ひごでできた持ち手の先に、かわで練った黒色火薬を剥き出しに付着させたもので、線香花火の原形です。
 関東の線香花火は「長手牡丹」といい、和紙のこよりの先に黒色火薬を包み込んだもので、現在の一般的な線香花火として知られている形態です。
 今はあまり見られなくなった、関西の「スボ手牡丹」は見た目は地味ですが、パチパチとはじけて燃える様はとても華やかだそうです。

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健康長寿をめざして

私たちが食べたり飲んだりした飲食物は、胃で消化され、小腸や大腸で吸収し、大腸から排泄するまでの一連の流れが正常に行われることで生きていくために必要なエネルギーを得ています。近年は「腸活」なども話題になり、免疫や疾病との関係性も明らかになってきました。

胃腸の仕組みと働き

 私たちは、食事はよく噛んで食べるよういわれて育ってきました。よく噛むことで食物が唾液と混ざり、唾液中の酵素とともに胃の中に入ったときに、胃酸や消化酵素で早く消化する方が胃の負担も少なくすみます。
 胃の内壁は胃粘膜に保護されており、胃酸にも耐えられるようになっています。胃酸は殺菌効果もあり、菌などの体内への侵入を防いでくれます。
 胃は食べた物を溶かして十二指腸まで送りだします。食べた物は胃の中で約3時間〜5時間ほどかけて消化されるのです。
 また、ストレスがかかると胃が痛くなることがありますが、これは、ストレスにより交感神経が刺激されて胃の血管が収縮し、胃酸分泌が抑制されるためで、身体はこれに対し副交感神経を働かせバランスを保とうとし、血管を拡張して胃酸の分泌を増やします。この繰り返しが長期にわたると、胃壁を荒らしてしまい、胃粘膜に傷をつけて潰瘍などになることもあります。
 十二指腸では、胆のうと膵臓から分泌される胆汁や膵液が混ざり、さらに消化を助け十二指腸から小腸に運ばれます。小腸は約6メートルもあり、広げるとヒトの皮膚の200倍ほどの面積があり、ここで栄養分を吸収するのです。小腸で分泌される消化酵素により、糖や脂肪などが分解・吸収されます。腸の粘膜には、体内の免疫の約70%が存在し、常に細菌などを排除しています。樹状細胞、T細胞、B細胞などが主に働き、私たちの体を守ってくれています。また、小腸には腸内細菌の乳酸菌が主に生息し、腸内環境を整えます。
 クローン病は、小腸と大腸の境界部周辺に起こりやすく、粘膜が荒れて潰瘍を起こすと下痢や下血を起こします。
 小腸で栄養成分を吸収された食べ物のカスは大腸に送られます。大腸では、水分やミネラルを吸収し、便が作られ排泄されます。大腸は小腸より短く1.5メートルほどの長さで、便が大腸を通過する時間が早すぎると水分を多く含み軟便や下痢ぎみに、遅すぎると水分が吸収され過ぎてコロコロ便や便秘ぎみになります。一般には、食事をしてから24〜72時間で排泄されます。大腸ではビフィズス菌や酪酸菌が働くことで免疫調整やアレルギー予防に関わることが報告されています。
 このように胃腸は、食べ物の消化吸収から排便まで行う中で自律神経や免疫に影響するのですが、これらを正常に維持するために胃腸の血流が大きく関係します。

胃腸の冷えと
健康との関係

 冷たいものを食べすぎたり飲みすぎたりするとお腹を壊すことがあります。冷えることで胃腸の血流が悪くなり、自律神経のバランスを崩すことで粘膜が弱くなったり、腸内細菌や免疫のバランスが崩れたりしてしまいます。その結果、風邪をひいたりバテてしまったりするのです。
 お腹にやさしい生活をするためには、まずは全身の血流を良くすることです。一酸化窒素(NO)などがこれを助けてくれます。
 また、胃腸などの粘膜を保護し、免疫の働きを助けるのがビタミンAや、その前駆体のベータカロチンなどです。
 さらに、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や酪酸菌などの活性を助けるのが、フラクトオリゴ糖などの水溶性食物繊維です。
 “冷えは万病のもと”ともいいますが、お腹を冷やさないようにすることも寒暖差による体調を崩すことを予防するために必要になります。
 胃腸の大切さを知り、これを機会に生活習慣を見直して胃腸に負担をかけないように心がけてみてはいかがでしょうか。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

常に身体がだるく、疲労感があり、休日に休養をとっても回復しない状態が慢性疲労です。薬で対処することができないので、毎日の食事と生活習慣を見直し、整えることが改善への最短ルートです。

 病後の患者の回復薬として、紀元前4世紀の古代ギリシャの医者、ヒポクラテスが飲ませていたという「酢卵」。日本では、疲労回復に効く民間薬として、鹿児島県奄美地方などで古くから受け継がれてきました。
 酢卵には、カルシウムが豊富に含まれており、体質改善、疲労回復に効果が高いといわれています。
 なぜ、カルシウムが多く含まれるのかというと、卵を酢に漬け込むことで、卵の殻のカルシウムがゆっくり酢に溶け出すためです。この良質なタンパク質と酢に含まれるクエン酸が疲れをとり、免疫力をアップ。高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防や美容効果も高いといわれています。

 作り方は、@よく洗った卵(1個)をコップに入れ、酢(180ml)を注ぎます。Aラップで蓋をして冷蔵庫で約1週間ほど保存します。B殻が酢に溶けたら、薄皮を箸で取り除き、残った卵と酢をよく混ぜたら出来上がりです。飲みにくいので蜂蜜を入れて薄めて飲んだり、オイルや調味料と混ぜてドレッシングにするのがおすすめ。長期間飲み続けることで、効果が高まります。
 疲労回復にはもう一つ、栄養豊富な玄米の滋養をいただく「玄米スープ」がおすすめ。ビタミンB1がお米の主成分であるデンプンを効率よくエネルギーにし、疲労を回復するとともに様々な不調を改善に導きます。
 作り方は、@玄米(150g)を洗ってザルにあげ、水を切ります。Aフライパンに入れ、中火→弱火でプチプチはじけるまでこんがり煎ります。B鍋に煎った玄米と水(1.5L)を入れ、沸騰したらアクをとり、弱火で水量が半分になるまで(約20分)煮詰めます。C鍋を火からおろしザルで濾し、汁をいただきます。
 玄米の香ばしさとほのかな甘味でスッキリ飲めますが、梅干しや生姜で味をつけると食が進みます。


 夏の定番料理「冷奴」。のどごし爽やかな絹豆腐に、低脂質で高たんぱくの鶏ささみと夏野菜をたっぷりのせた料理。
 オクラのネバネバの正体は水溶性食物繊維のペクチンと複合たんぱく質のムチン。ムチンには胃粘膜の保護、たんぱく質の消化促進、整腸作用があり、ペクチンは血糖値やコレステロール値を下げ、生活習慣病の予防を期待できます。その他にもβ-カロチン、ビタミンB1、B2、ビタミンC、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどもたっぷり含まれる栄養価の高い緑黄色野菜です。緑が濃く、うぶ毛がしっかりついているものが新鮮です。

材料
  • ・鶏ささみ ……………………………100g
  • ・絹豆腐 ………………………………1丁
  • ・オクラ ………………………………2本
  • ・きゅうり ……………………………1本
  • ・みょうが ……………………………2本
  • ・大葉 …………………………………4枚
  • ・白ごま ………………………………適量
  • ・鰹節 …………………………………適量
  • <ドレッシング>
  • ・醤油 …………………………………大さじ3
  • ・みりん ………………………………小さじ2
  • ・砂糖 …………………………………小さじ1/2
  • ・おろしニンニク ……………………1g
  • ・レモン汁 ……………………………少々
  • ・白ごま ………………………………適量
作り方
  • [下準備]
  • きゅうり、みょうが、大葉は千切りにする。
    ドレッシングの材料を合わせておく。

  • @ 鶏ささみをラップで包み、電子レンジで加熱し粗熱をとる。食べやすい大きさに手でほぐす。
  • A 沸騰した湯にオクラを入れ、火を通し、冷水で冷まし、縦半分に切る。
  • B 絹豆腐を半分に切り分け、お皿に盛りつけ、@の鶏ささみをのせる。
  • C 千切りにしたきゅうり、みょうが、大葉をBの豆腐の上に高さが出るように盛り付け、オクラを立てかけ、鰹節、白ごまを散らす。
  • D ドレッシングをかけて出来上がり。
今月のクイズの答え

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書籍のご案内

日本の美徳である「掃除文化」を次世代に伝えよう

 先月号に続きご紹介します。
 「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」が創立30周年を迎えた節目を記念し「掃除道記念誌」が発刊されました。
 この書籍の紹介者である豊田詔子さん(クロスタニン筑豊センター代表)は、NPO法人「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」の創唱者である鍵山秀三郎さんの哲学に共感・共鳴され、ハンディを背負った身でありながら自ら掃除を実践し、社会貢献と自己成長につなげられています。

クロスタニン特約店
クロスタニン筑豊センター
豊田詔子さん

 掃除には心を磨き清め、荒んだ心を落ち着かせ穏やかにする力があります。また、掃除を通して人生の意味、礼節や人との関わり方を学ぶことができます。これらの小さな積み重ねによる目覚ましい成果は世界規模で数多く報告されています。
 この度、社会規範を育むことにつながればと、羽島市役所に書籍の寄附について相談しましたところ『趣旨に沿い、有効かつ適切に使用させていただきます』と快く受理していただけました。
 この書籍からの学びが現在の混迷の時代を切り拓く一助になれば幸いです。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 いよいよシリーズの最終章を迎えました。
 今回は、ドナリエラ・バーダウィル粉末(以下、Dパウダー)の認知症に対する研究成果です。
 マルチカロチノイドを豊富に含むDパウダーに複数の機序でアルツハイマー病の原因とされるアミロイドβの蓄積(老人斑/脳のシミ)を抑える効果のある事が判明しています。国民の認知症患者の7割以上がこのアルツハイマー病といわれる昨今、Dパウダーの認知症の予防や治療効果はとても重要な意味を持ちます。因みに、近い将来、日本人の60歳以上の人が、生涯55%の確率で、つまり二人にひとりが認知症になるという報告(久山町研究)もあります。アルツハイマー病は、パーキンソン病やレビー小体型認知症などと並ぶたんぱく質のミスフォールディング病という神経変性疾患の一つです。ミスフォールディングとは、折りたたみの失敗という意味です。細胞の中の蛋白質は、リボゾームで産生された段階ではアミノ酸が直線的につながったひも状ですが、小胞体に運ばれて折りたたまれ立体構造をとることで機能します。神経変性疾患である蛋白質ミスフォールディング病は他にも数多く、この全てを対象とした国際特許をイスラエル国立テルハショメル・シバ病院と日健総本社が共同出願した内容が公開中です。
 そんな中、「アルツハイマー病は脳の糖尿病」であることが明らかになりました。東京大学の最近の研究で、2型糖尿病におけるインスリン抵抗性が脳のアミロイドβの蓄積を促進するというものです。つまり、インスリン抵抗性を改善することが糖尿病だけでなく、アルツハイマー病の予防や治療につながる可能性が示されたのです。
 東京大学と日健総本社が共同で、Dパウダーのインスリン抵抗性改善剤の医薬品特許を取得していることは有名な話です。
 これまでDパウダーの多岐にわたる研究成果をご紹介して参りましたが、この商品開発への応用は、まさに創始者田中美穂社長の生き様そのもので、本物の証たる所以です。Dパウダーには微量のカロチノイドも多く含まれ、これらが複合体として、相乗的に機能しているからこそなのです。

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