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健康の輪デジタル新聞

2023年2月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

日本のほぼ中央に位置し、7つの県に囲まれた数少ない内陸県のひとつ。観光資源も豊富で合掌造りの白川郷は世界遺産に選ばれています。
答えはこちら

フレイルとは、医学用語である「フレイルティー」の日本語訳で、病気ではないが、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、健康状態と介護状態の中間に位置する状態のことをいいます。

 フレイルとは、わかりやすくいうと「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。身体的な衰えによって機能障害や転倒リスクの要因となるサルコペニアやロコモとは異なり、身体的な機能低下以外に、精神機能や社会性の低下を伴うのがフレイルの特徴です。
 しかし、早く気づいて対策を講じれば、元の健常な状態に戻る可能性があるのも、フレイルの大きな特徴です。
 フレイルは、筋力低下などの「身体的要素」、認知症やうつなどの「精神的・心理的要素」、独居や経済的困難などの「社会的要素」で構成されており、これら3つの側面を総合的に見て対応する必要があります。
 フレイルの状態になると、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。例えば、風邪を引いた時、健常な人なら発熱しても数日すれば治りますが、フレイルの状態になっていると風邪をこじらせて肺炎を発症したり、だるさのために転倒して打撲や骨折をする可能性があります。
 また、入院による環境の変化で、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、感情をコントロールできなくなったり、入院をきっかけにフレイルから寝たきりになってしまうこともあります。
 ただし、フレイルか否かはなかなか判断が難しいため、まずは、フレイルという状態があることを知り、自身はもちろん周りの家族が違和感を感じたら、すぐ保健所や医師に相談することが大切です。
 フレイルは、栄養(食・口腔機能)、運動、社会参加に取り組めば、予防はもちろん、なった後の回復も望めます。フレイルの最初の入り口が“社会とのつながり”を失うこと。積極的に「社会参加」に取り組むことを意識しましょう。

 2月8日は「郵便マーク」の日に制定されています。郵便マークは、アルファベットのTの上に、もう1本横線を追加したものですが、マークが公示された当時(明治20年)は、丁寧の「丁」の字だったそうです。
 当時、郵便を管轄していたのが「逓信省(ていしんしょう)」だったため、「ていしん」の頭文字「丁」の字が使われた、というわけです。
 では、この丁のマーク、どのくらいの期間、使用されていたと思いますか?
 実は、たったの6日だったそうです。その理由は、郵便料金不足の記号であるアルファベットの「T」の字と紛らわしいとの意見が多かったから。
 そのため、使用開始から6日後の2月14日には、「テイシンショウ」の「テ」を図案化した現在の「〒」マークへと変更することになったそうです。

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健康長寿をめざして

コラーゲンと聞くと、美容のため、お肌のためには、ぜひ続けて取り入れたいと考えている人も多いのではないでしょうか。もちろん美容にコラーゲンは必要な成分と考えられていますし、その他にも関節の健康維持にも大切な成分です。コラーゲンを摂取すると、体内で一旦消化・分解された後に吸収され、その材料を使って体内でコラーゲンが再合成されるため時間がかかります。しかし、予め分解して消化吸収をよりスムーズにしたのがコラーゲンペプチドです。

日本人のコラーゲン摂取状況

 コラーゲンのもとはタンパク質で、日本人のタンパク質食事摂取基準によると、一日の推奨量は、18〜64歳の男性は65g、65歳以上の男性は60g、18歳以上の女性は50gとなっています。
 例えば、50gのタンパク質を肉で取ろうとすると、豚もも肉、肩ロース、皮つき鶏もも肉、皮つき胸肉などでは約300gが必要となります。タンパク質の約30%がコラーゲンですので、300gの肉を食べると約15gのコラーゲンが摂取できる計算になります。
 コラーゲンは、1日5g〜10gの摂取が理想とされ、コラーゲンの摂取源として最も頻度が多いのは豚肉で、次いで鶏肉と魚が同程度のようです。
 コラーゲンは、美肌の維持のほかにも、関節筋肉維持や関節痛の予防などにも必要な成分なので、人生100年時代といわれる長寿社会を迎えた今、若々しい肌や元気に動き回る関節の健康維持のためにも日頃から摂取したいところです。

コラーゲン摂取量と痛み予防の可能性

 日本人女性の実際のコラーゲン摂取量は平均すると1.9g〜2g程度といわれています。これは、理想的な摂取量に比べると半分以下となるため、日本人女性は摂取不足とも考えられます。
 コラーゲン摂取のために肉を多く食べるのもよいのですが、脂肪分の取り過ぎが気になるところです。脂肪分を取り過ぎると、ニキビや吹き出物などの肌荒れや血中脂質の増加、カロリー過剰も心配になります。
 そこで最近取り入れられているのが、サプリメントなどに利用されているコラーゲンペプチドなどです。これは初めから分解されており消化吸収性が良くなっているため、肌での再合成もスムーズに行うことにつながります。
 コラーゲンペプチド10gの4週間摂取における皮膚の角質水分量を比較した研究では、豚由来よりも魚由来のコラーゲンペプチドの方が血中移行率が1.5倍多く、眼の下2cm部位の頬の水分量も約30%多いことが報告されています。
 また、米国で行われた研究では、関節疾患はないものの関節痛を持つアスリートに、コラーゲンペプチド10gを毎日摂取させると、6か月後の関節痛スコアはVAS法(Visual Analogue Scale)により比較すると安静時も運動時も痛みが軽減されたことが報告されています。
 さらに、わが国の研究では、骨折または脳卒中で入院した患者19名の回復期のリハビリテーション時にコラーゲンペプチドを10g摂取した患者(平均年齢78.3歳)は、摂取しない患者(平均年齢75.2歳)に比べ、骨格筋が増加したことが報告されています。
 また、関節疾患のある50歳以上の200人の患者を対象とした海外の研究では、股関節、膝、肘、肩、手に痛みのある患者に対し、毎日12gのコラーゲンペプチドを摂取させた群と、摂取しない群を比較した結果、3か月時点では両群に差はなかったものの、6か月間摂取した患者は、VASスコアにおいて痛みが20%改善したことが報告されています。
 コラーゲンペプチドは、ビタミンCやビタミンAとともに摂取することで効率よくコラーゲンの再合成を助けるため、一緒に取り入れることで美肌維持や、フレイル(加齢に伴って心身の衰えた状態=健康な状態と要介護状態の中間)の予防にもつながるので、ぜひ毎日の食生活の中で意識して取り入れてみてください。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

喉がイガイガするのは、ウイルスや雑菌によって炎症が起きているためです。特に冬は空気が乾燥し、炎症が起きやすい季節です。そんな喉のピンチに、身近な食材の力を借りて喉を潤し、炎症を和らげましょう。

 冬は空気が乾燥して、喉を痛めがちです。外気だけでなく、室内でもエアコンやファンヒーターを使用することにより空気が乾燥、また、こたつや床暖房の気持ちよさで、ついついうたた寝してしまい、起きた時には喉に違和感…なんていう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
 そんな喉のイガイガにおすすめなのが、「大根飴」です。良薬は口に苦しといいますが、大根飴は甘くて美味しい良薬。しかも、作り方はとっても簡単です!

 材料は大根とハチミツの2つだけ。大根150gを1cm角のサイの目切りにし、瓶などの密閉容器に入れ、ひたひたになるまでハチミツを注ぎます。時折かき混ぜ、大根の水分がしみ出たら出来上がり(約半日)。
 一回につき、大さじ1のうわずみをそのまま、もしくは水で割って飲みます。
 大根に含まれるイソチオシアネートの炎症を鎮める力と、ハチミツの殺菌作用で、喉の痛み、咳、たんに速攻効果を発揮します。
 冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、冬の間は常備しておくのもいいですね。ただし、ハチミツを使っているため、1歳以下の乳児は服用できないので注意しましょう。
 また、喉の乾燥には、「日本茶うがい」もおすすめです。
 お茶の渋味成分の一種であるカテキンが喉を潤し、雑菌を退治してくれ、ビタミンCが保湿効果と粘膜修復効果を発揮します。
 カテキンは、日本茶の中でも煎茶に多く含まれ、80℃以上のお湯で淹れるとたくさん抽出されるので、まず熱湯で淹れ、人肌ぐらいまで冷めたらうがいをするのがベストです。
 また、口の中には細菌がいっぱいなので、うがい前にまず水で口の中をゆすぐことも、よりうがいの効果を高めるポイントです。

 寒い日にうれしいハッシュドビーフ。濃厚なソースにチョコレートの隠し味が豊かな香りと奥深いコクをプラスしてくれます。チョコの隠し味は、カレーや赤ワイン煮などをはじめ、牛すじ煮込みなどの和風料理にも使えます。材料のマッシュルームは、旨味成分のグルタミン酸が多いので、とても美味しいきのこです。栄養的にはビタミンB群が豊富で、美肌効果をはじめ、糖質や脂質の代謝をサポートしたり、むくみの解消に役立つカリウムなど女性に嬉しい効果が期待できます。ただ、マッシュルームは傷みが早いので使いやすい大きさにカットして冷凍保存するとよいでしょう。

材料
  • ・牛肉(薄切り) …………………150g
  • ・玉ねぎ ……………………………1/2個
  • ・マッシュルーム …………………4個
  • ・ブロッコリー ……………………1/4個
  • ・パプリカ …………………………1/2個
  • ・オリーブオイル …………………大さじ1
  • ・温泉卵 ……………………………2個
  • ・ご飯 ………………………………茶碗2杯分
  • ・みじん切りパセリ ………………適量
  • <ソース>
  • ・赤ワイン …………………………50cc
  • ・デミグラスソース(缶) ………1/2缶
  • ・コンソメスープ …………………1カップ
  • ・チョコレート ……………………30g
  • ・バター ……………………………10g
  • ・ケチャップ ………………………大さじ1
  • ・ウスターソース …………………大さじ2
  • ・醤油 ………………………………大さじ1
作り方
  • [下準備]
  • 玉ねぎは幅1cmに切る。マッシュルームは濡れふきんで汚れを拭き取り、スライスにする。ブロッコリーは一口サイズの小房に分ける。パプリカを半分に切り落とし種を取り除き、1cm角に切る。

  • @ 温泉卵を作る。沸騰したお湯に卵を入れ、火を止め12分火を通す。冷水にあて冷ます。
  • A フライパンにオリーブオイルを熱して牛肉を炒める。色が変わったら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。
  • B マッシュルームとブロッコリー、パプリカを加え軽く炒め、塩胡椒を振る。
  • C 赤ワインを加えてアルコール分を飛ばし、コンソメスープ、デミグラスソースを加えて軽く煮る。
  • D ケチャップ、ウスターソース、醤油、チョコレート、バターを加えて、混ぜ合わせる。
  • E 器にご飯をよそってDをかけ、温泉卵をのせてパセリを散らす。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの
新型コロナウイルス対策(30)

 イスラエルでは、世界に先駆けて2020年12月からワクチン接種を開始し、いち早くワクチン接種の効果を検証するなどして、世界各国からその動向が注目されてきました。
 2022年はイスラエル経済が徐々に回復傾向を見せ、イスラエル観光省によれば、諸外国からイスラエルへの渡航者は1年間で約250万人になり、過去最高だった2019年の約450万人には及ばないものの、堅調な回復を見せています。他国との往来に関する規制は順次撤廃されており、昨年10月からはほぼ自由に出入国できる状態となっています。
 一方で新規感染者数が直近の1〜2カ月で増加傾向にあり、新たな感染拡大の波が懸念されていますが、3回目のワクチン接種を終えた人は国民の約半数、4回目は約1割にとどまっており、接種率の向上が課題となっています。
 日本では感染拡大の「第8波」の広がりが懸念され、お隣の中国においては、政府が1月8日から新型コロナウイルスの感染対策を大幅に見直し、感染集中地域の封鎖、入国後の隔離や患者の強制的な隔離などの措置を撤廃しました。これにより「ゼロコロナ(徹底した検査と厳しい行動制限などで新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるという中国政府肝いりの看板政策)」は終了しました。現在では感染が急速に拡大し、医療体制もひっ迫しています。これまで政府主導で徹底的に感染を抑え込んできたことから突然の方向転換には「毎日のようにPCR検査の大行列に朝から並び、感染を防ぐために隔離や封鎖を経験してきたのに、一気に規制を緩和したことで周りの大勢の人が感染し、これまでの苦労はいったい何だったのか」といった批判の声も多く挙がっています。
 中国では1月21日から旧正月の「春節」にあわせた大型連休が始まり、厳しい行動制限がなくなった今年は多くの人々が地方に帰省や旅行をすることが予想されます。これまでの「ゼロコロナ」政策の堅持によって多くの命を守ってきたと強調してきた指導部ですが、特に地方都市部や農村部に感染が広がり、さらに多くの人が亡くなるような事態になれば、経済のさらなる停滞や社会不安にもつながりかねず、懸念が高まっています。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 ドナリエラ・バーダウィルは天然のβ-カロチンなどのカロチノイド(カロチンの仲間たち)の宝庫で、800ミリグラムの原末にβ-カロチンは約40ミリグラム含まれます。これは、一般の緑黄色野菜に換算すると、たとえば、トマトだと61個分に相当します。ちなみに、トマトに多く含まれている有効成分のリコピンも、含有量を比較すると、なんと約10倍も含まれています。
 さて、天然のβ-カロチンには、化学合成のβ-カロチンには存在しない9-シス型(ナインシス)という異性体が共存します。異性体とは同じ分子式を持ちながら、構造の異なる物質のことです。ドナリエラ・バーダウィルは緑黄色野菜と比較して異性体の含有比率が非常に高く、総β-カロチン中30〜50%を占めます。9-シス型β-カロチンはオールトランス型と比較して、脂溶性に富み、体内への吸収率と臓器での蓄積率が高く、動物やヒトにおける抗酸化力、免疫調節力、抗腫瘍活性、作用持続性など多くの点で優れています。ドナリエラ・バーダウィルのβ-カロチンは9-シス型とオールトランス型の構成比率が約1対1になっていることが大きな特徴で、そのため、ドナリエラ・バーダウィル由来の天然β-カロチンは、合成β-カロチンと比べて2倍以上の吸収率を有しており、抗酸化(抗老化)作用もかなり強いことが報告されています。また、クロレラのような植物特有の細胞壁がないため、藻体そのものを食することでも、良質のカロチノイドや栄養素が摂取できます。
 一方、安全性については、動物による短・長期の毒性試験およびヒトの長期投与において何ら毒性(好ましくない影響)は認められていません。また、ドナリエラ・バーダウィル原末は、2007年、米国FDA(食品医薬品局、日本の厚生労働省に相当)にNDI(サプリメントの新規成分)の届出が受理され、その後、2011年に米国政府による安全性認証GRAS(グラス)を取得しました。つまり、ドナリエラ・バーダウィルが、天然β-カロチンとして9-シス型を含むことで、合成β-カロチンより安全性も高く、かつ、強い生理機能を現すことになるのです。

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