中国地方南東部、瀬戸内海に面する県。温暖な気候を生かした果樹栽培が盛ん。誰もが知っているおとぎ話「桃太郎」の故郷でもあります。
[ 答えはこちら ]
食物アレルギーは、子どもに出やすい症状だと思われがちですが、最近では、今まで食べても平気だったものに突然アレルギー反応を起こす、大人の食物アレルギーが増えてきています。

日頃、おいしく食べている食べ物が、ある日突然、病気の原因になる、これが大人の食物アレルギーです。
アレルギーは体にとって異物だと感じた物質をやっつけようとするための免疫反応の一つで、くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみ、蕁麻疹(じんましん)、呼吸困難などの症状があらわれます。
原因となる食べ物は年代によって異なりますが、大人は、小麦、魚類、甲殻類、果物類の順で、それらの食品を食べて、数分〜2時間程度で口の中の違和感や上記症状があらわれ始めます。
突然アレルギーを発症する理由については詳しく解明されていませんが、アレルギーになりやすい人には以下のような共通する傾向があります。 ・花粉症 ・親兄弟がアレルギー体質 ・アトピー性皮膚炎 ・ストレスが多い ・疲れている
食物アレルギーの中でも、原因となる食品を食べた直後に口の中や喉がイガイガしたり、かゆくなるタイプ(口腔アレルギー症候群)の方は、花粉症との関連が強いこと(下記)がわかっているので、注意が必要です。
食物アレルギーを改善するには、原因と思われる食べ物を一時的に控えて観察してみることが重要です。美容や健康のためにと、毎日食べているものが実は原因だったというケースも少なくないので、もしや?と思ったら数週間は口にせず、様子をみるようにしましょう。
ただし、食物アレルギーには食べてすぐ反応が出る即時型アレルギーの他に、数時間〜数週間後に症状が出る遅延型アレルギーがあります。しかも、頭痛やめまい、鬱などの精神神経症状や肩こり、慢性疲労など、一見食べ物と関係ないような症状を引き起こすので、慢性的に体調不良を感じている方は、加齢や体質のせいにせず、食生活に一度目を向けてみましょう。
