県庁所在地は名古屋市。首都圏、近畿圏と共に三大都市圏の一角を占め、人口は東京都、神奈川県、大阪府に次いで4番目に多い。
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私たちの体を支える大切な役割をしている骨には、「骨ホルモン」と呼ばれる物質を分泌して体全体の若さを生み出す、すごいパワーがあることが近年次々と明らかになっています。
骨は、「骨格」として体を支えるだけでなく、私たちの生命維持活動において、多くの役割を担っていることをご存知ですか?
「血液を作り出して全身の細胞に栄養を届ける」「カルシウムを貯蔵して血中に流れ出す量を調節する」「衝撃や圧力を脳に伝え脳を活性化する」「記憶力や免疫力をアップさせる骨ホルモンを分泌させる」など…。
中でも、この「骨ホルモン」が全身の代謝を調節する役割があることが研究で明らかとなり、近年注目されています。
その一つ、「オステオカルシン」と呼ばれる骨ホルモンは、脳、特に記憶を司る海馬を活性化させる働きがあることから認知症予防への効果が、また、血糖値を調整するインスリンの分泌を促すことから、糖尿病の予防効果がそれぞれ期待されています。
また、同じ骨ホルモンの一つ、「オステオポンチン」は血中の白血球と連結し、免疫力を高める効果が証明されています。
このように認知症や生活習慣病の改善に関わる重要な骨ホルモンは、骨が健康に保たれて初めて分泌されるものであり、骨を強くすることが、脳と体を若々しく保つカギといっても過言ではありません。
しかし、残念ながら加齢と共に、作り出される骨細胞より壊れていく骨細胞の方が優位になってしまうため、骨密度が減ってしまいます。特に、女性はこの傾向が顕著で、50歳以降急激に下降、骨粗しょう症患者の約8割が女性だといわれています。
諦めることはありません。加齢は止められませんが、イワシやサバの缶詰を食べる、1日15分手のひらだけでも日光浴させる、骨に刺激を与える運動をするなど、生活習慣を見直すことで、何歳からでも骨の質を高めていくことができます。
6月はアジサイの季節。ジメジメした梅雨時期の景色を色とりどりに楽しませてくれますね。
今回は、そんなアジサイの雑学をご紹介します。アジサイの原生地は日本。なんと万葉集にも登場するほど古くから日本に自生していました。
18世紀にようやくヨーロッパに渡り、品種改良されて逆輸入されたのが現在一般的に見られるアジサイの品種です。
そんなアジサイの花色は土の酸性度によって変化することをご存知ですか?土が酸性だと青色になり、中性から弱アルカリ性だとピンクになるそうです。
その姿から「七変化」の異名を持つアジサイ。
「家族団欒、団結、平和、友情」などの“集まっている”ことをイメージした花言葉が、より日本人に愛される所以かもしれません。
近年では地球温暖化の影響もあり、夏場に気温40度を観測する地域もいくつかあります。このような環境の中では、炎天下や閉め切った車内で発生する熱中症の事故も増えてきます。熱中症は予防しかありませんので、今から適切な予防習慣を学び、身に付けたいものです。
2022年の熱中症救急搬送者
昨年2022年の6月から8月の間に熱中症で救急搬送された患者数は、6万3430人と報告されており、2021年に比べても約1万9000人も増えていたのです。
コロナ対策でのマスク使用も影響していると考えられますが、月ごとに見てみると、6月が1万5969人、7月が2万7209人、8月が2万252人でした。
また、8月の搬送患者を年代別に分けてみると、最も多かったのが65歳以上で1万1123人と全体の54・9%を占めており、熱中症に最も気を付けなければならない年齢層となります。
次に18歳〜64歳の成人で7366人となり全体の36・4%、次が7歳〜17歳の若年層で1642人となり8・1%、それ以下の年代は121人で0・6%とのことです。
重症度合いは、軽症患者が1万3402人で66・2%、中等度・重症患者が6756人で入院治療を行いました。
一般には、屋外で発症するイメージがありますが、最も多かった発症場所は、なんと住居内で、39%もの人が自宅などの室内で発症していたのです。
熱中症の主な症状
熱中症は、気温が高く湿度も高い環境において、身体がそれに適応しきれず体温が上がり過ぎてしまうことで様々な症状が現れます。
私たちは暑いと汗をかき、その汗が蒸発するときに熱を奪ってくれるため体温調整ができるのです。
しかし、あまりにも暑すぎたり、湿度が高すぎたりして汗が蒸発しきれない場合、体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり続けて異常な体温上昇を起こしてしまうのです。
症状は主に3段階に分けられ、軽度ではめまい、立ち眩み、大量の発汗、筋肉痛、こむらがえりなどが現れます。
中度になると、頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力の低下などが現れ、重度になると意識障害、けいれん、手足の運動障害、肝臓や腎臓の機能障害、血液凝固などを起こします。
熱中症の原因としては、暑さなどの環境、運動や水分補給不足などの行動、そして自分の体調や体質、体型、年齢、体力面などの3つの要因が重なり合って起こるのです。
特に、心臓病、呼吸器、循環器、精神などに基礎疾患のある場合や、高齢者や子供などで体力・免疫力が弱く、体温調整がしにくくなっている場合も気を付けましょう。
熱中症の予防
まずは暑さを避け、涼しい環境、湿度が高すぎない環境を作るために、エアコンなどを使い室内環境を整えましょう。
外出時には、できる限り日陰を選び、自動車内でもエアコンをしっかり使いましょう。暑さ指数(W B G T)などもニュースでチェックし、指数が高いときの外出は控えましょう。
水分補給も大切になりますので、日頃から毎日こまめに水分摂取を行う習慣を身に付けることも意識して取り組みましょう。1日1・5〜2リットルの摂水が目安と言われますが、一度にたくさん飲むのは難しいため、ペットボトルやマイボトルを持ち歩き、こまめに摂水しましょう。
その時には、ミネラル分をしっかり補給することがお勧めです。
汗からは、色々なミネラルが流れ出るため、しっかり補充することや、何よりも大切なのは、体力だけでなく免疫力をしっかりつけておくことで身体の機能バランスを整え、予防対策をしておきましょう。
まだ先の話としてではなく、急に対策をするのも無理があるため、早めの予防習慣を身に付けておきたいですね。
食あたりや、いつもと違う水を飲んだ時に起こる水あたり、暴飲暴食による消化不良、冷房のかけすぎによる冷え、精神的なストレスなど、腸のぜん動運動に異常をきたした時、私たちの体は下痢になります。
「下痢」は、食中毒など感染を起こした時や腸の水分吸収が不十分な時、また、暴飲暴食やストレスなどで腸が動き過ぎる時、冷えて胃腸の働きが低下した時などに起こります。
そんな時に、昔からシソの花穂の煎じ汁が重宝されてきました。“薬”味としておなじみのシソは“薬”草でもあり、胃液の分泌を良くして胃腸の働きを整える作用があることから、食べ合わせの悪さや細菌を原因とする下痢によく効くといわれています。
煎じ汁は、200mlの水で3〜5gの葉や花穂を煎じ、水量が半分になったら完成。これを朝昼晩の食後に、1日3回温めて飲みます。もっと手軽な方法として、細かく刻んだシソの葉3枚に、熱湯200mlを注いで飲む方法もあるので、好みに合わせて取り入れると良いでしょう。
ちなみに、シソは赤ジソでも青ジソでも効果に違いはありません。
また、冷たいものの飲みすぎや寝冷えなどからくる下痢には、ニラ雑炊が効果的です。
ニラに含まれるアリシンが血行を促し、お腹を温めてくれるため、体の冷えを中からじっくりほぐしてくれます。
アリシンは殺菌作用も高いので、軽い食あたりにもよく効くといわれています。胃腸が弱っていると感じたり、下痢になったりした時は、まず食事をニラ雑炊にしてみるといいかもしれません。
ニラ雑炊の作り方に特別なレシピはありません。普段作っている雑炊に、細かく刻んだニラを入れて軽く火を通すだけです。
余談ですが、ニラ雑炊は、戦国武将の一人、石田三成が、関ヶ原の戦いに敗れ、最後の食事として所望した料理だといわれています。
もともと胃腸が弱かった石田三成は、逃亡中、体が弱り下痢に苦しんでいたそうです。捕らえられた先で、次のチャンスを狙って体を回復させるために所望したのがニラ雑炊です。
パプリカをはじめ夏野菜の代表トマトを使った酢豚。タンパク質とビタミンB群を豊富に含む豚肉とβーカロチンを多く含むトマトやにんじん、パブリカを使った酢豚は、アンチエイジング効果が期待できます。
また、日本ではサラダや付け合わせとして使われるトマトですが、トマトは加熱することで甘みや旨味がグッと増し、ビタミンCは減少しますが、リコピンは、加熱により細胞壁が壊れ、さらに油を使うことによりその吸収率が高まります。
梅干しの旨味や酸味、塩分を生かした酢豚は味わい深く、梅干しに含まれるクエン酸は食中毒予防や疲労回復に役立ちます。
- ・豚もも肉
…………………………200g
- ・小麦粉
……………………………適量
- ・トマト(大玉)
…………………1個
- ・玉ねぎ
……………………………1個
- ・人参
………………………………1本
- ・パプリカ(赤・黄)
……………各1/2本
- ・ごま油
……………………………大さじ2
- <下味>
- ・醤油
………………………………大さじ1
- ・料理酒
……………………………大さじ1
- <調味料>
- ・ケチャップ
………………………大さじ5
- ・つぶれ梅
…………………………3粒
- ・醤油
………………………………大さじ1
- ・砂糖
………………………………小さじ1
- ・はちみつ
…………………………大さじ3
- ・黒酢
………………………………大さじ2
- [下準備]
- 豚もも肉は2cm角に切り、下味を絡める。
トマトは一口大に切る。玉ねぎは半分に切り、1cm幅のくし切りにする。人参は皮を剥き乱切りにする。パプリカは食べやすい大きさに切る。調味料をボウルに混ぜ合わせておく。
- @ 人参は電子レンジで加熱し火を通す。
- A 豚肉に小麦粉を薄くまぶし、熱したフライパンにごま油大さじ1を入れ中火で炒める。火が通ったら別皿に移す。
- B 残りのごま油をフライパンに入れ、玉ねぎ、人参、パプリカを炒める。玉ねぎが半透明になってきたら豚肉、トマトを加えて絡め、調味料を入れて強火でよく絡める。トロミがついてきたら皿に盛り付けて完成。
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イスラエルの風土・文化 @
紀元70年にユダヤの人々がローマ帝国に国を追われて以来、幾世紀にもわたる流浪に耐え、帰還を果たすことを夢見た「約束の地」がイスラエルであり、1948年、ユダヤ民族は再び結集し、理想の国を築きました。
イスラエルは、日本の四国ほどの面積に相当する、南北に細長い帯状の小さな国です。西は地中海に面し、北はレバノン、シリア、東はヨルダン、南はエジプトと国境を接しています。
イスラエルにも四季はありますが、日本に比べると夏と冬の気温差は少なく、比較的温暖です。イスラエルは北と南で気候が違います。北部は比較的雨が降りますが、南部は砂漠地帯が広がり、ほとんど雨は降りません。
例えばハイファやテルアビブなどが位置する地中海側とエルサレムがある中部は、ギリシャ、イタリアなどと同様の地中海性気候となり、死海周辺の東部は砂漠気候となります。11月から5月までが雨季で、それ以外の季節は乾季となります。湿潤気候と乾燥気候の境目に位置しており、太陽の恵みが豊かな地です。
小さな国土の中には、手つかずの雄大な自然が広がり、山脈や高原、肥沃な畑や、切り立つ崖、砂漠、土漠といった荒涼とした土地もあり、景観は変化に富んでいます。
国内の至る所に宗教上の歴史的建造物、考古学上の遺跡が数多く残され、欧米をはじめ、世界中から多くの人々が観光に訪れます。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三大宗教の聖地として名高いエルサレムはイスラエルを代表する都市で、政治・文化の中心です。
アジア、ヨーロッパ、アフリカの3大陸の接点に位置し、西洋と東洋を結ぶ架け橋であるこの国には、約950万の人々〔ユダヤ人(約74%)、アラブ人(約21%)、その他(約5%)〕が住んでいます。
日本から直線距離で9200km離れたイスラエルは身近な国ではありませんが、悲劇の民ユダヤ民族の魂の息吹、その上に築かれた歴史の重みを感じさせてくれる魅惑と感動に巡り会える地です。日本とイスラエル両国民の思いが結実し、成田空港とイスラエルのテルアビブを結ぶ定期直行便の運航が今年の3月から始まりました。異国情緒あふれる貴重な経験ができるイスラエルは、機会があれば是非訪れてみたい国ですね。
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ドナリエラ・バーダウィル粉末の治療的研究から二、三ご紹介します。
まず、肺の機能低下による運動誘発性喘息についてです。運動によって一時的に喘鳴(ぜんめい、ゼーゼーという呼吸)や咳が起こる喘息発作のことを運動誘発性喘息といいます。喘息を持っている人は運動によって発作が誘発されることがありますが、喘息持ちでない人にも起こり得ます。マラソン選手などのアスリートにおいては致命的ともいえる病気です。
イスラエル国立ランバン病院のニューマン博士らのグループが、38名の運動誘発性喘息の患者にドナリエラ・バーダウィル粉末カプセルを7日間経口投与し、運動後に肺活量など肺機能を調べたところ、20名に肺機能低下を抑制する作用があったことを報告しています。
愛知医科大学では、消化管における抗ストレス作用が確認されています。ドナリエラ・バーダウィル粉末混合飼料で2週間飼育したマウスの水浸拘束ストレス試験で、ストレス負荷3日後の胃および十二指腸粘膜の潰瘍が約50%も抑制されたことを報告しました。これは、ドナリエラ・バーダウィルのマルチカロチノイドが強いストレスで発症する胃・十二指腸潰瘍を防御することを意味します。
消化管の難病として知られる炎症性腸疾患にも効果が期待できそうです。
イスラエル国立ランバン病院のレビー博士らは、酢酸誘発の炎症性腸炎モデルラットにドナリエラ・バーダウィル粉末混合飼料を与えることで腸粘膜の炎症が抑制されることを報告しています。
がんの増殖抑制作用の報告もあります。
国立病院四国がんセンター内科(当時)の神野博士らはドナリエラ・バーダウィル粉末が肝臓がん発生予防において重要であることを、また、米国ロードアイランド大学のギャリガン博士らは、肺がんの中でも肺の入り口近く(肺門部)にでき、発育成長が速く、転移しやすい小細胞肺がんの増殖を抑制することを発見し報告しています。小細胞肺がんは扁平上皮がんと同様に喫煙との関係が強いので、愛煙家の方は天然のナインシス型βーカロチンが豊富なマルチカロチノイドを意識して摂ることをお勧めします。