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健康の輪デジタル新聞

2022年8月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

3つの宗教・34もの寺院が集結した今も現役の信仰の地。随所に施された世界屈指の繊細な彫刻やレリーフ作品は圧巻です。
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発症すると、後遺症だけでなく命の危険もある「脳卒中」。万が一、発症してしまった場合は、早期発見・早期治療が回復のカギです。おかしいな、と思った時に即行動できるよう「ACT FAST」を覚えておきましょう。

 常に日本人の死亡原因トップ5に入る「脳卒中」。脳卒中は、発症すると重い後遺症のために社会復帰が困難となったり、高齢者の場合、寝たきりになるなど、予後のリスクが高い病気です。
 脳卒中とは、脳の病気の総称で、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、血管が破れる「脳出血」や「くも膜下出血」などがそれに当たります。
 脳卒中の症状としては、呂律が回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない、立てない、歩けない、フラフラする、片方の目が見えない、物がふたつに見える、視野の半分が欠ける、経験したことのない激しい頭痛がする…などがあげられます。これらの症状のうち、ひとつだけが現れることもあれば症状が重複することもあり、重症の場合には意識がなくなることもあります。
 いずれにおいても、脳卒中は、いかに早く治療を開始するかで、後遺症の有無や重度が変わってきます。脳梗塞の場合、発症してから4.5時間以内、8時間以内の患者さんにのみ行える特殊な治療があります。病気を診断するための検査には1時間ほど要するので、症状が出現してから遅くても2時間以内の受診が好ましいといわれています。
 また、脳卒中が疑われる場合は、脳への血流を保つために横にすることが原則です。意識がない場合には、楽に呼吸ができ、また吐いたりした時に吐瀉物が喉につまらないよう横向き(側臥位)にし、直ちに救急車を呼びましょう。
 そして、何より、普段からの生活による予防が大切。高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、肥満、運動不足などの人は危険度が高いといわれています。コラムにあるACT FASTを意識しながら、脳卒中のカギとなる予防、早期発見に努めましょう。

 夏の海での遊びとして広く知られる「スイカ割り」。実は、このスイカ割りはスポーツのカテゴリーとして公式ルールまで存在することをご存知ですか?
 簡単にルールを紹介すると、競技場所は砂浜か芝生を推奨、スイカと競技者の距離は5m以上7m以内、また、使用する棒は直径5p以内、長さ1m20p以内のもの、目隠し用の手拭またはタオル、そして、使うスイカは日本国産のものに限る!そうです。
 その他、競技者の持ち時間や審判員になるための厳しい選定基準、点数配分や後片付けのルールまで細かく決められています。
 みんなでワイワイ楽しむスイカ割りも良いですが、公式ルールに沿って“本気のスイカ割り”をしてみるのも、盛り上がるかもしれませんね!

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健康長寿をめざして

「花粉症」と聞くと春のイメージがありますが、実は夏や秋に花粉症に悩まされている人も少なくありません。そんな方々にお勧めなのが「フラクトオリゴ糖」です。腸内の善玉菌を増やして「花粉症とサヨナラ」という事例も研究されています。また、腸内環境の改善はダイエットの強い味方です。是非この時期だからこそ、体質改善ならぬ腸質改善にチャレンジしてみませんか。

夏から秋にかけての花粉症の原因

 春になるとスギやヒノキの花粉に反応して花粉症の発症が増えますが、夏から秋にかけては、「草本花粉」に反応する人が多いようです。
 草本花粉とは、イネ科のカモガヤ、オオアワガエリ、キク科のブタクサ、ヨモギなどの背が低い雑草などの花粉をいいます。
 スギやヒノキなどの背が高い木は、花粉が風に乗って数キロ先まで飛散しますが、背が低い植物の草本花粉は、数十メートルの範囲にしか飛散しないのが特徴です。
 つまり、近づかなければいいのですが、堤防や河原、道端にも多く群生するため、どこに生えているのかを確認しておくことが必要です。
 イネ科の植物は花粉の飛散が5月〜8月ごろ、キク科の植物は8月〜10月ごろに飛散するため、この時期に花粉症に悩まされる人が増えるのです。
 春の花粉症に加え、夏秋の花粉症で悩まされている人も、普段の食生活により腸内環境を変えることで、根本的な治療が可能ともいわれています。その一つがフラクトオリゴ糖の摂取なのです。

対処療法ではなく
根本治療

 花粉症になると市販薬や病院での治療など対処療法を行うのが一般的ですが、腸内環境を変えることで炎症そのものを起こさせないという方法を提唱している東大名誉教授の小柳津先生による執筆書「花粉症は1日で治せる」によると、この方法を試して数時間後には改善された例も幾つかあるようです。
 その方法は、「フラクトオリゴ糖を10〜30g摂取する」ことにより、それを餌にして腸内の善玉菌「酪酸菌」が増え、さらにその働きで免疫細胞Tリンパ球が制御性T細胞に分化させるというものです。
 制御性T細胞は、その名のとおり全身の炎症反応を制御し、炎症物質などを攻撃することで炎症自体が治癒すると考えられているのです。
 詳細なメカニズムは解明されていないようですが、この反応により5〜6時間後には制御性T細胞が増え、花粉症の症状が治まっていくようです。
 フラクトオリゴ糖は、身体に吸収されにくく酪酸菌の餌になってしまうため、糖の取り過ぎの懸念も限定的のようです。
 つまり、体質「腸質」の改善により花粉のアレルギー反応そのものを起こさないようにすることで治癒につながるという考え方です。
 その他の免疫機能も向上することから、ウイルス感染の予防やガンの予防、便秘などの腸内トラブルの予防にもつながります。
 さらに腸内が綺麗になれば肌荒れや肥満などの予防や解消にもつながりますので、日頃からフラクトオリゴ糖を多く含んだ食品の摂取を心がけたいものです。
 ただし、食品から10〜30gのフラクトオリゴ糖を摂取するためには、ゴボウなら1〜3本、タマネギなら1〜3個、その他アスパラガスにも多く含まれますが、それらの食材を食べる量を考えると普段の食生活では一度に食べきれないため、サプリメントなどを活用する方法が効率的と考えられます。
 フラクトオリゴ糖は素早く腸内細菌に利用されて、体内になくなってしまうため、毎日欠かさずに摂取することをお勧めします。
 また、アレルギーなどの炎症を予防するにはDHAなどのオメガ3系の脂肪酸もお勧めです。
 アレルギー症状などが気になり出したら併せて活用してみることも良いかもしれません。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

貧血予防だけでなく、ダイエットやスポーツ後の食事にもぜひ取り入れてもらいたい栄養の宝庫「レバー」。鳥・豚・牛のレバーそれぞれの特徴を知り、毎日の食事に上手に取り入れていきましょう。

 「肝」と呼ばれる肝臓の部分「レバー」。必須アミノ酸をバランスよく含み、「栄養の宝庫」といわれるほど、栄養価の高い食材として人気です。特に、ビタミンの含有量が非常に高く、レバー50gで、成人が1日に必要とするビタミンAやビタミンB2をまかなうことができるといわれています。

 ビタミンAは、抗酸化作用に優れ、粘膜の新陳代謝を促し、免疫力を高める働きがあり、含有量はニンジンの10倍にも相当します。
 また、ビタミンB2には、爪や髪の毛などの細胞の再生を促したり、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
 その他、鉄を多く含むことから、昔から貧血予防にも効果的ともいわれています。それは、鉄分の中でも吸収率が高い「ヘム鉄」が多く含まれているほか、造血に関わる「葉酸」や「ビタミンB2」、鉄の吸収効果を高める「銅」も豊富に含まれているためです。
 この吸収率の高さはビタミンAにもいえます。野菜などに含まれているビタミンAは、ベータカロチンを体内で分解してビタミンAを取り入れますが、レバーに含まれているのはビタミンAそのものなので、ダイレクトに吸収することができるのです。そんな栄養効果の高いレバーですが、動物により特徴や食感が異なります。
 牛レバーは、ヘモグロビンの生成を助けるビタミンB12を豊富に含んでいるので貧血予防に最も効果的、疲労回復効果が高い豚レバーは、低脂肪・高タンパク質なので、運動後に取り入れるのがおすすめ、そして、鶏レバーは、牛や豚に比べてカロリーが低いのでダイエット中の方におすすめ、比較的クセが少なく食べやすいのも特徴のひとつです。
 レバーは、それぞれの特徴や食感の好みに合わせて、老若男女関係なく食べていただきたい食材ですが、摂取過多になると頭痛や便秘を引き起こす原因にもなり得るので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

 茄子の油炒めは夏の定番料理ですが、少し大きめに切った材料を重ねて盛りつけると、ボリュームもアップし、お洒落な一品になります。
 茄子の栄養成分は90%以上が水分で、ビタミンやミネラル等の含有量は少なめですが、皮に含まれるアントシアニンや果肉のクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、老化防止をはじめ、最近では糖尿病や心血管疾患の予防効果も期待されています。ただ、アク取りのため水にさらす時は、大切なクロロゲン酸が流れてしまうので、なるべく短時間にするのがおすすめです。

材料
  • ・茄子 …………………………………1本
  • ・ベーコンスライス …………………4枚
  • ・トマト(中玉) ……………………1個
  • ・黄色パプリカ ………………………1/2個
  • ・クレイジーソルト …………………適量
  • ・オリーブオイル ……………………大さじ1
  • ・トマトソース ………………………大さじ4杯
  • ・ローズマリー ………………………2本

作り方
  • [下準備]
  • 茄子はヘタを取り、厚さ2cmの輪切りにする。ベーコンは4等分に切る。トマトと黄色パプリカは1cm厚さの輪切りにする。

  • @ フライパンを中火にかけ、茄子とベーコンを両面焼く。
  • A 茄子にベーコンの脂が染み込み焼き色が付いたら別の皿に移しておく。
  • B Aのフライパンでオリーブオイル、トマト、パプリカ、ローズマリーを強火で両面を軽く焼き、クレイジーソルトで下味をつける。
  • C 器に茄子→ベーコン→トマト→パプリカの順に重ねて、トマトソースをかけ、ローズマリーを飾り完成。
今月のクイズの答え

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新刊書籍のご案内

全国の書店、ネット通販で
好評発売中!

定価 1,650円(税込)

タイガーマスクに憧れて25年間休むことなく地道にランドセルを子どもたちに手渡し続けてきた社会貢献活動家・中谷昌文の半生を振り返る物語―。

 1994年、難病の少年に手渡した1個のランドセルがきっかけとなり、1996年より「タイガーマスク運動 ランドセル基金」が始まりました。「なかよし先生」こと社会貢献活動家・中谷昌文氏によって、難病や恵まれない子どもたちにランドセルを手渡すこの運動は、既に25年もの長きにわたり続けられています。
 中谷氏個人の弛まぬ努力とサポーターの支援もあって、これまで手渡してきたランドセルの数は国内で1000個以上、海外では10万個以上ものランドセルを寄贈してきました。もともとは教師だった当時20代の著者が単身アメリカに渡り、人脈を広げ、ハリウッド映画に出演したり、NIKE社のスニーカー・エアマックスを日本国内に仕入れ、年商44億円をあげるなど、中谷氏の半生はドラマチックに彩られています。その後も数々のビジネスオーナーを続けながら、地道にランドセルを1個ずつ手渡しし、真の社会貢献活動を行ってきた軌跡が1冊の本にまとめられました。 本書には誰でも今日から参加できる「社会貢献」のヒントが詰まっています。「本からはじまる社会貢献」をキャッチフレーズに本書1冊ごとに収益の一部が、著者である社会貢献活動家・中谷昌文氏が主宰する「タイガーマスク運動 ランドセル基金」に寄付されます。町の書店でも、ネット書店でも1冊の本から手軽な社会貢献活動ができる仕組みとなっています。
 是非ご一読いただき、社会貢献という言葉の本当の意味を考える機会とされてはいかがでしょうか。

著者紹介中谷昌文(なかたによしふみ) 社会貢献活動家

「国際ビジネスホールディングスグループ」創立者、「国際ビジネス大学校」理事長、特定非営利活動法人「国際コンサルティング協会」理事長などを務める。2004年に若手起業家が有名実業家から学ぶ場「志魂塾」を立ち上げる。2011年には「国際ビジネス大学校」を創立し、若手起業家の育成に注力。他にもNPO法人や一般社団法人を立ち上げ、営利目的だけでなく「社会に貢献できるビジネスモデル」を国内外に発信。1992年から東京ディズニーリゾートに難病の子どもを招待する活動を続ける傍ら、1994年から個人的に、後に児童養護施設などにランドセルを届ける「タイガーマスク運動 ランドセル基金」の活動も行っている。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 ビタミンB1は、炭水化物(糖質)からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素ですが、不足するとブドウ糖から十分にエネルギーを産生できなくなり、食欲不振、疲労、だるさなどの症状が現れます。
 また、脳は唯一ブドウ糖をエネルギー源としているため、ビタミンB1が不足するとエネルギーが不足し、脳や神経に障害を起こします。
 重症な場合は脚気(足の浮腫、しびれ、動悸・息切れ)やウェルニッケ・コルサコフ症候群(中枢神経が侵される障害)になり、重篤な場合は死亡することもあります。ウェルニッケ脳症とその後遺症であるコルサコフ症候群のことをウェルニッケ・コルサコフ症候群と呼びます。
 日本では、ぬかを取り除いた精白米を食べるようになった元禄時代以降、脚気にかかる人が多くなり、江戸患い(わずらい)とも呼ばれていました。現代でも、インスタント食品などの利用により、ビタミンB1が不足し、脚気にかかる人がいます。
 ウェルニッケ脳症では、自分がどこにいるのか、今はいつなのか、相手が誰なのかなどが分からなくなる見当識障害や、記憶力、学習能力の低下などがみられます。
 そのほかにも、平衡感覚がなくなってよろめきが起きやすくなったり、眼球運動障害なども引き起こします。
 ウェルニッケ脳症の後遺症でみられるコルサコフ症候群では、はじめに最近の出来事に関する重度の記憶障害が発生します。ただ遠い過去の記憶は損なわれないこともあり、また社会性や理解力も比較的保たれ、話のつじつまを合わせるために作話をする傾向もあります。そのため、病気だと認識されない場合があります。
 ビタミンB1(チアミン)の点滴でウェルニッケ脳症は是正できますが、コルサコフ症候群は残ります。したがって、日頃からビタミンB1不足に気を付けるとともに、脳神経の保護活性化作用のある微細藻類コッコミクサや大脳の記憶領域の中心である海馬の働きを活性化する必須脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)を合わせて取ることが、人生100年時代のQOL(生活の質)を維持して生き切るための賢者の知恵といえそうです。

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