2021年に登録されたばかりの日本の世界自然遺産。亜熱帯の森に2000種を超える多彩で希少な生物たちが息づいています。
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現代の食事は、軟らかく噛み応えがないものが多いため、昔に比ベて噛む回数が減ったといわれています。咀嚼力を衰えさせないためにも、規則正しい食生活を心がけ、よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。
子どもの頃、親から「よく噛んで食べなさい」といわれたり、また、自分自身も家族にそのようにいったことがある人も多いのではないでしょうか。
よく噛んで食べることは、食べ物を細かくして消化を良くするだけでなく、私たちが思っている以上に健康と密接に関係しています。
最近は、軟らかいものが増え、また、忙しさからゼリー飲料でエネルギーを摂取したり、食事時間短縮のために急いでご飯をかきこむ…など、昔に比べて現代人はずいぶん噛む回数が減っており、その噛む回数は昭和10年代頃の日本人の約2分の1、弥生時代と比べると6分の1になっているといわれています。
日本咀嚼学会では、そんな弥生時代に活躍した女王・卑弥呼になぞらえて、「ひみこのはがいーぜ」という噛むことのメリットを知ってもらうための標語を紹介しています。
「ひ」は、よく噛むことで少ない量でも満足感が得られることによる肥満予防、唾液の分泌が活発になることで味覚の発達につながる「み」、「こ」は、顎が発達し、正しい言葉の発音がはっきりするようになる効用を指しています。
歯周病や虫歯菌の繁殖を抑える作用としての「は」、脳の機能を高める「の」、唾液に含まれる成分が発がん性物質を弱める効果のある「が」、胃や腸で消化・吸収率をアップさせる「い」、運動能力や体の様々な機能の発達など全体に影響する「ぜ」をそれぞれ意味しています。
また、よく噛むことで目の周りの筋肉が刺激され、血行が良くなり、視力低下の予防にもつながると考えられています。
理想的な咀嚼回数は、一口につき30回。食事中ずっと数えることは大変ですが、意識し、食事をゆっくり取るだけでも、咀嚼率アップにつながります。