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健康の輪デジタル新聞

2022年5月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

マヤ文明の古代都市のひとつ。新・世界七不思議にも数えられるピラミッドには、未だ解明されていない謎が数多く残されています。
答えはこちら

自律神経は生命をも司る重要な役割があるにも関わらず、自身で調整することができません。だからこそ、正しい知識に基づく生活習慣を心がけ、すっきりとした一日を過ごすためのセルフケアを行いましょう!

 前号では、自律神経の仕組みとともに、自分で意識して調節することができないので、日々の生活リズムを整えることが大切だということをお伝えしました。しかし、日々の生活のリズムを整えると簡単にいっても実践するのはなかなか難しいものでもあります。
 そこで、今号では交感神経と副交感神経をうまく切り替えるために心がけたい一日の流れを紹介します。
 まず、朝起きたら朝日を浴びましょう。光を感じると自律神経が休息モードから活動モードに切り替わり、体がスッキリ目覚め、体内時計がリセットされます。そして、朝食はしっかりと取ること。腸の蠕動(ぜんどう)運動も促され、便通もよくなります。こうした朝のルーティンを笑顔で行うとより効果的だといわれています。
 昼は、メリハリをつけて頑張り過ぎないことがポイント。起床後2時間前後が集中力が高まるので、頭を使う作業は午前中、単純作業は午後に行うようにします。また、作業の合間にストレッチや気分転換も取り入れましょう。
 夜は、質の良い眠りのための準備を徐々に行っていきます。休息モードに切り替わるまでには時間がかかるので、夕食は就寝の3時間前までに終えるようにしましょう。寝る前には、39〜40度のぬるめのお湯でリラックスすることで安眠を得やすくなります。特に気をつけたいのが、パソコンやスマホ。電子機器の強い光は交感神経を活発にさせる働きがあります。寝る前にパソコンやスマホを使用すると、なかなか入眠できなかったり、浅い眠りになってしまうので、寝る前は間接照明にして、音楽を聴いたりしてゆったり過ごしましょう。
 これらを意識することで、乱れがちな自律神経を自然に整え、快適な毎日につなげていくことができますよ。

 端午の節句のお祝いの食べ物といえば、関東では柏餅、関西ではちまきというのが主流のようです。
 しかし、その「ちまき」、関東と関西で違いがあるようです。
 ちまきの中身について調査を行ったところ、北海道〜関東甲信はおこわ、東海〜九州では甘いお団子と、東海地方辺りで二分しています。
 東日本のちまきは、もち米と具材を蒸し上げたいわゆる「中華ちまき」で、西日本のちまきは、笹の葉に白く甘い団子が包まれたものを指します。
 これには、奈良時代に白い団子状のちまきを食す風習が中国から近畿地方に広まったことが始まりといわれています。
 一方、その風習が定着しなかった東日本では柏餅を食べるようになったという歴史的背景が関係しているようです。

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健康長寿をめざして

年齢を重ねると身体及び身体機能の衰えが気になるようになってきます。肩凝りや肌トラブルだけでなく排尿トラブルや、それに伴う睡眠不足など「歳だから仕方がない」などと諦めていませんか?実は、これらは全て血流低下によっても起こりうる体感や症状なのです。血流の低下は、血管が硬くなったり狭くなったりすること以外にも一酸化窒素(NO)不足によっても起こります。

一酸化窒素(NO)の発見

 一酸化窒素は、米国の3人の博士により発見されました。この3氏は、この研究で1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞、授与されました。それは、爆薬の原料にもなるニトログリセリンの研究に関係しているのです。
 1867年、スウェーデンの科学者であるアルフレッド ・ ノーベルが、ニトログリセリンを使ってダイナマイトを発明しました。その後、ノーベルが経営するダイナマイト製造工場で働いていた狭心症を患う従業員の間で、自宅では発作が起こるのに工場では発作が起こらないというエピソードがあり、火薬には血管を拡張させる作用があるかもしれないことに気づき、研究者が検証を始めたといわれています。
 研究が進むにつれ、ニトログリセリンから一酸化窒素(NO)ができ、それが血管を拡張させたり、神経伝達を助けたり、免疫を働かせたりと、身体の健康や医療に関するいろいろな働きが発見され、医学の世界に大きく貢献したのです。
 今では一酸化窒素は体の中で作られることも判明し、その作用を促す食品成分も発見されているのです。

一酸化窒素(NO)の働き

 一酸化窒素は、ウリ科の植物に含まれるL-シトルリンやアミノ酸の一種であるL-アルギニンが、体内でお互いがお互いを作り合うサイクル反応「NOサイクル」によって作られる気体であることが分かりました。これらの素材を摂取することで効率よく体内で一酸化窒素が生産されるのです。
 特に血管の内側の血管内皮細胞などで生産され、それが血管の筋肉(平滑筋)を柔らかくして広げる働きを持つため、全身の血流障害を改善し、全身の血流を促すことで血管疾患の予防などの働きを持つのです。
 狭心症などの薬として利用されるニトログリセリンは、舌の下から吸収させることで体内に入り、一酸化窒素(NO)を生産させることで心臓周りの血流障害を改善するため、発作の改善に利用されています。
 この、血管を柔らかくして広げる一酸化窒素(NO)は、加齢とともに生産能力も落ちてしまうため、それを防ぐためにもL-シトルリンやL-アルギニンをしっかりと摂取したいものです。
 一酸化窒素(NO)が体内に増えることで血管が拡張し血流の改善が行われると、気力や体力の充実、美肌を維持し、むくみやしわの改善、冷え・肩凝り・腰痛の予防や改善、血圧の正常化やそれに伴う心臓の負担軽減、50歳を過ぎると膀胱が硬くなり排尿トラブルも増えるようですが、膀胱の血流を改善すると膀胱の弾力が戻り、しっかりためてスッキリ排泄でき、それに伴って夜中のトイレ回数も減ることで充実した睡眠を保つことにもつながります。
 ほかにも、脳の血流を良くすることで認知症や脳機能低下の予防、内臓への血流を促すことは内臓機能の活性化などにもつながります。人生100年時代といわれる現代を元気に生き抜くために、まずは「血流改善」を心がけてみてはいかがでしょうか。
 また、免疫機能の白血球が活発に働くと一酸化窒素(NO)を生産するため、コロナ禍で感染予防を心がける必要がある今、併せて健康管理に役立ててみるのも良いかもしれません。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

その豊富な栄養素から天然のサプリメントともいわれている「梅干し」。日本では古来より経験的に、健康食品として利用してきた梅干しに含まれる栄養素や効果について、具体的に解説します。

 「一日一粒で医者いらず」と、昔から言い伝えられる日本の伝統的な健康食品「梅干し」。現在、その梅干しの健康効果が科学的に立証されており、改めて脚光を浴びています。では、実際に梅干しにはどんな栄養が詰まっているのでしょう。

 まず、代表的なのは、梅干しの酸っぱさを生み出している「クエン酸」です。クエン酸はエネルギー代謝を活性化させ、疲れのもとである乳酸を分解するため、疲労回復や筋肉痛を和らげる効果があるほか、唾液や胃液の分泌を促し食欲増進効果もあるといわれています。また、抗菌・滅菌の働きもあるため、お弁当に入れることで防腐作用や食中毒抑制効果が期待できます。
 その他、骨や筋肉などを活性化して生命維持に必要な働きをする「マグネシウム」、血液中のヘモグロビンの構成成分として全身に酸素を運ぶ「鉄」、細胞を正常に保ったり、血圧を調整するなど、常に体内の状態を一定に保つ働きをする「カリウム」、骨や歯を作る素となり、神経の働きや筋肉運動など生命維持に重要な働きをする「カルシウム」など、非常に重要かつ豊富な栄養素を含有しています。
 そんな良いこと尽くしの梅干しですが、気になるのは塩分。意外にも梅干しには血圧を下げる効果が確認されており、一日1〜3粒であればそれほど神経質にならなくても大丈夫とのこと。むしろ、毎日の食生活に梅干しを取り入れることで、健康的な生活はもちろん、アンチエイジングやダイエット効果も期待できるでしょう。
 ちなみに、梅干しと食べ合わせが悪い食品などが昔から言い伝えられていますが、それぞれの食べ物に含まれる栄養素の相性が良くない、といったことも挙げられますが、実際には何ら影響はありません。
 また、梅干しとカリカリ梅との違いは作り方の違いであり、成分には大きな違いはないそうです。

 ちらし寿司は年代を問わず人気メニューですが、たまには魚介類の代わりに甘辛のタレにつけた焼き肉をメインに盛りつけるのもおすすめです。その他、レタス・パプリカ・ミニトマト・コーンなどサラダ感覚で作ると手間もかからず、酢飯にすると食欲の無い時もサッパリと食べられるのでこれからの時期うれしいですね。
 彩り野菜によく使われるかいわれ大根は、非常に栄養価が高く、あのピリッと辛い辛味成分にはイソチオシアネートが含まれており、動脈硬化の予防をはじめ、老化・生活習慣病予防など様々な健康効果が期待できます。

材料
  • ・牛細切れ ………………………200g
  • ・ミニトマト ……………………3個
  • ・水煮コーン ……………………80g
  • ・レタス …………………………50g
  • ・パプリカ ………………………40g
  • ・錦糸卵(市販) ………………80g
  • ・かいわれ大根 …………………1/4パック
  • ・焼き肉のタレ(市販) ………大さじ3
  • ・ごま油 …………………………大さじ1
  • <酢飯>
  • ・ご飯 ……………………………3杯分(1合)
  • ・すし酢(市販) ………………※表記分量に合わせる
作り方
  • [下準備]
  • ミニトマトは半分に、レタスは一口大に切る。パプリカはスライスにする。

  • @ 炊きたてのご飯茶碗3杯分に、表記してある分量のすし酢をまんべんなくまわしかけ、しゃもじでご飯をきるように混ぜる。
  • A 熱したフライパンにごま油と牛細切れを入れて中火で炒める。火が通ったら焼き肉のタレをまわしかけよく絡める。
  • B @の酢飯を器によそい、レタスを敷き、水煮コーン、パプリカを散らす。Aの焼き肉を中心に盛付け、錦糸卵、ミニトマトを彩りよく飾り、かいわれ大根を添えて完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの
新型コロナウイルス対策(23)

 日本では3月21日をもって全ての都道府県でまん延防止等重点措置は解除となりました。今回の第6波では、感染力が極めて強いオミクロン株により、今年の年初より急激に感染が拡大しました。
 広がり方の特徴としては、初期には20〜30代の若年層の感染者が急増し、その後、10代以下の子供達、高齢者という順番で広がりましたが、学校、保育所、高齢者施設や職場等におけるオミクロン株の特性を踏まえた感染対策の強化、徹底により、重点措置と相まって全国的な新規感染者数の減少につながったと評価されています。
 4月から新年度を迎え、多くの人が集まるイベントや、外出・旅行等の機会が増えていくと予想されますが、昨年は、こうした時期に感染が拡大した結果、3月に緊急事態措置が終了となった翌月の4月には首都圏や関西圏に再び緊急事態措置を適用することとなりました。
 現在、全国的には感染は徐々に収束しつつあるものの、地域によっては子供や高齢者の感染が続いているところもあり、一日も早くコロナ禍前の日常を取り戻すことを目指して、3回目となるワクチン接種をはじめ、引き続き基本的な感染対策が求められています。
 4回目のワクチン接種が進むイスラエルにおいても新規感染者が減少傾向にあり、3月末時点でピークだった1月25日の10%ほどになっています。こうした状況を受けて、ベネット首相は少なくとも4月の中旬までは屋内でのマスク着用義務を継続すると発表しましたが、既に多くの場所でワクチン接種証明の提示が不要となるなど、公衆衛生命令のほとんどが解除、規制は大幅に緩和されています。
 3月にはイスラエルにおける春一番のお祭りとして有名なプリム(子供も大人も仮装してお祝いする、まさにイスラエル版ハロウィンといった人気の高い行事)が行われ、また、4月15日からはユダヤ教3大祭りの一つである過越しの祭りも行われます。
 このように人々が集う機会が増えることから、信仰心の厚い人たちにとっては大変重要な宗教的行事ではありますが、過去には集団感染も発生していることから、改めて感染対策には十分配慮するよう注意が呼びかけられています。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 アルギニンは人のからだのタンパク質を構成する20種類のアミノ酸のひとつで、体内のエネルギー産生をサポートし、滋養強壮の源となる存在として知られています。
 1886年にルピナスというマメ科の植物の芽から発見された非必須アミノ酸、つまり、体内で合成が可能なアミノ酸の一種です。しかし、アルギニンは、私たちの体内では産生能力が十分でなく、不足分を摂取する必要があるため、準必須アミノ酸ともよばれます。
 その働きは、アルギニンを原料(基質)に血管内皮細胞から放出されるNO(エヌオー/一酸化窒素)が血管を広げて血流を改善することによる幅広い効果にはじまります。このNOの存在を背景に、冷え性の体質改善や身体の衰えを防ぐ成長ホルモンの分泌促進、筋肉や神経細胞の活性化、男性機能の改善、免疫力の増強と調節、アンモニアの解毒、さらに、肌を保湿し新陳代謝を促すなど、健康維持だけでなく、美肌づくり(スキンケア)やダイエットにも効果的です。
 とりわけ、成長ホルモンの分泌促進による効果として、@病気への抵抗力を高める、A創傷を早く治癒させる、Bタンパク質の合成を促進させ、筋肉を増強させる、C体内の代謝を高める、などの効果が期待できます。
 最近、運動のパフォーマンスアップに向けても、血流促進効果を持つアルギニンが配合された高機能ドリンクを運動前に摂取することが「運動前の新習慣」として重要視されるようになりました。
 スポーツ大国アメリカでは、「プレワークアウトにアルギニン」といい、持久力を高め、筋肉増強も期待できるアルギニンの消費量がスポーツ関連市場だけでも日本の全アルギニン消費量の20倍以上になっています。
 アルギニンはクエン酸やビタミンB6と一緒に摂ることで、吸収率と利用効率がアップします。
 そして、一番大事な点は、身体の中でNOが枯渇しないように、アルギニンの元となるシトルリンという植物性のアミノ酸も一緒にたっぷり摂取することを忘れないようにしましょう。
 最新の情報によると、運動前のプレワークアウトは、アルギニン以上にシトルリンが重要視されるようになっています。

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