クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2021年1月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

絶世の美女と凛々しい英雄たちの姿を彷彿させるトルコ観光のおすすめスポット。その起源は有名なギリシア神話といわれています。
答えはこちら

新聞やテレビなどでアナウンスされているコロナ対策はインフルエンザやその他の感染症予防にも有効です。正しい手洗い、うがい、マスクで、細菌やウイルスが活発になるこのシーズンを乗り切りましょう。

 私たち人類の歴史は、常に細菌やウイルスとの戦いと共にあります。昨年突発し、世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスもその一例です。そして、こうした感染症と私たちは今後も共生していかなければならないでしょう。  
 しかし、それをただ恐れるのではなく、正しい知識を持って予防することで、自分や家族、大切な人の身を守ることができます。  
 感染症とは、細菌やウイルス、真菌(カビ、酵母など)など目に見えない病原性の微生物が体内に侵入、定着、増殖することで成立します。  
 感染しても症状が現れる場合(顕性感染)とはっきりとした症状が現れない場合(不顕性感染)があります。不顕性感染の場合、知らない間に感染源となって感染を拡げる可能性が高いので、第一段階としてまず、感染しないことが大切です。  
 日常生活における主な感染経路は、接触(経口)感染、飛沫感染、空気感染の3つ。  
 接触感染を防ぐためには、とにかく手洗い・消毒の徹底です。ドアノブや手すり、便座、電気のスイッチ、リモコンのボタンなど共用で使うものを使用した前後は特に気を付けましょう。「流水+30秒手洗い+流水」といった正しい手洗いを行えば、99%ウイルスは除去できるといわれています。  
 飛沫感染や空気感染の予防にはマスクの着用が効果的です。着用前は必ず手を洗い、小鼻の周りに隙間ができないようあごの下までフィットさせること、外す・捨てる際は、本体には触れずゴム紐だけを持つこと、など着用ルールを守りましょう。  
 感染は、@感染源A感染経路B免疫力低下の3つの要件が揃ったときに成立します。感染経路を上手に遮断し、日頃から栄養バランスの良い食事や睡眠、運動などを心がけて免疫力を高めておくことが重要です。

 ごはんを食べる時、茶碗やお椀などを左手にもって食べるのは、日本人の食事のマナーの一つですよね。  
 しかし、お隣の韓国では下品な食べ方としてタブーとなっているそうです。中国でも基本的にはマナー違反だそうです。同じお箸文化の国なのに不思議ですね。  
 また、味噌汁やお吸い物のようなスープもお椀から直接口をつけてすすりますが、中国や韓国ではスプーンを使うのが一般的。  
 この“すする”行為をコーヒーや麺類の飲食時にも用いるため、欧米人に敬遠されてしまいます。  
 でも、この熱いものを冷ましながら口に入れる“すする”という行為は超高度なテクニックだそう。見方を変えれば、これも日本人の高い技術力の一つといえるかもしれません。

▲ページトップへ

健康長寿をめざして

暑い夏に「脱水症」になることはありますが、実は冬場にも知らないうちに脱水症になる「隠れ脱水症」が増えています。日本の四季の中でも、夏と冬は特に脱水に注意が必要です。身体の水分が不足すると体調を崩すだけでなく、血液がドロドロになりやすくなり血管疾患の危険性も増えてしまいます。日頃から無理なくできる脱水症対策で元気に冬を乗り切りましょう。

身体の水分の排出量

 一般に人間の身体のおよそ60%が水分といわれていますが、この水分は75歳以上になると50%くらいになってしまうそうです。寒い日に外で息を吐くと白い霧状に見えるのは、呼吸により水分が体外に排出されているからです。その他にも、汗をかいたり尿を排出したり、便からも水分は体外に出ていくのです。  
 一日のうちで体外に排出される水分は約2.5Lといわれていますが、これに対して食事や体内で作られる水分が1.3L程度といわれていることから、その差の1.2Lを飲用水として取り入れる必要があるのです。  
 夏であれば喉が渇いたり汗をかいたりするので水分補給もしやすいのですが、冬はあまり汗をかかないだけでなく、空気が乾燥しているため、知らないうちに皮膚から水分が蒸発しているのです。呼吸や皮膚から水分が蒸発することを「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)といい、健康な人でも1日におよそ900mLが何もしていなくても蒸発していくのです。眠っていても水分が蒸発しているというのもこのためです。  
 このように、冬場は無意識に水分が失われていくため、知らぬ間に脱水症になってしまわないよう、こまめな水分補給が必要となります。

隠れ脱水のサイン

 夏の脱水は、喉が渇いたり、目まいや立ちくらみを起こしたりするイメージがありますが、冬はそれ以外にも隠れ脱水のサインが現れます。
 例えば手足や背中やお腹などの皮膚の乾燥や、口の中がねばつくことなども隠れ脱水のサインと考えられます。エアコンなどで室内の空気も乾燥しやすくなるため、さらに乾燥も進んでしまいます。
 体から水分が抜ける時にはミネラル分も一緒に抜けてしまうことが多く、水分補給をする時にはミネラルも一緒に補給することを心がけましょう。
 水分補給といっても、アルコールやカフェインの多い飲み物は、逆に水分の排出を促してしまうため、気を付けたいところです。特にビールは利尿作用があり、1Lのビールを飲んだ場合、1.1Lの尿が排出されるといわれています。これは、アルコールが分解され、アセトアルデヒドになり、さらに酢酸となり、そこから二酸化炭素と水が作られ排出されるためです。アルコール濃度が高ければ、その分体内の水分も使われてしまうのです。飲んだ水分より多くの水分が排出されてしまっては、有効な水分補給にはなりません。

水分補給量とミネラル補給の必要性

 人の身体で一度に吸収できる水分量は200ml程度なので、一度に飲む量はコップ1杯程度が目安になります。1.2Lの水分を毎日補給するためには、起床時、食間、外出後、入浴後、睡眠前など、6回程度に分けての補給が効率的でしょう。  
 水分と一緒に補給したいミネラルは経口補水液でも手軽にできますが、スポーツドリンクなどは糖分が多く含まれているものもあるため、過剰摂取には注意が必要です。  
 最近では天然のミネラルが多く含まれるドロマイトやカルシウムやマグネシウムと一緒に補給できるサプリメントなどもあり、手軽に応用できるため、各家庭に備えておくのも良いでしょう。  
 血液中の水分不足は、血管疾患にもつながる恐れがあります。血液を綺麗に掃除する働きは、今話題の免疫力を高めることで活発になります。きのこや海藻などに含まれるネバネバ成分が免疫の働きを助けることは知られていますので、積極的に取り入れるのも良いかもしれません。

漢字熟語クイズ

▲ページトップへ

健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

米に「うるち米」と「もち米」があるように、麦にも「うるち麦」と「もち麦」があり、もち麦はもち性の特性を持った大麦を精麦したものです。近年では、身近な体メンテナンス食材として親しまれています。

 世の中の健康ブームも追い風になり、自分自身の健康のため、食事・食材選びに気を使う人が増えています。ひと昔前は手に入れることが困難だった食材も身近なスーパーマーケットに並ぶようになり、よりいろんな食材にトライできるようになりました。
 日本人の主食、お米も、白米の種類の多さはもちろん、玄米や麦、雑穀など様々な種類を自身でブレンドし、食せる時代となりました。そんな中で、今人気上昇中なのが、高栄養価で低カロリー、そしてモチモチ食感の「もち麦」です。

 もち麦は、私たちが普段食べている精白米(うるち米)と比べて粘り気が強く、粒の真ん中に黒い線が入っているのが特徴です。
 もち麦は、水に溶ける水溶性食物繊維の一種である「大麦β-グルカン」が豊富に含まれており、その量は白米のなんと約20倍。
 食物繊維は水分を吸って膨らみ、消化に時間がかかることから腹持ちがよく、ダイエットに適しています。また、大麦β-グルカンは食べたものの消化・吸収をゆるやかにし、糖質の吸収を抑える働きがあります。これにより、食後の血糖値上昇を抑え、血中コレステロール値を正常化することにも効果があるとされています。
 そのほか、精白米にはほとんど含まれないミネラル(マグネシウムやカリウム、亜鉛、鉄など)やビタミンが豊富に含まれており、体の組織構成や生理機能の維持・調節などの支えとなっています。
 もち麦のおすすめの食べ方は、いつもの精白米に混ぜて炊くこと。少しずつ自分好みの割合に調節していくのが良いでしょう。大麦β-グルカンを1日のはじめに摂取することで、1日の糖質量をコントロールしやすくなるため、食べるタイミングとしては朝食がおすすめです。また、茹でたもち麦をスープやサラダの具材としてアレンジするレシピも人気です。

 旨みたっぷりの塩鰤とほんのり香る柚子が美味しいお雑煮です。鰤は成長とともに名前が変わる出世魚で縁起が良いのでお正月料理等におすすめです。  
 体に良い青魚というと鰯や鯖を思い浮かべますが、鰤は青魚の中でも非常に栄養価の高い魚で、良質なタンパク源であると同時に、今話題の多価不飽和脂肪酸のDHAやEPAが多く含まれています。  
 さらに注目したいのがビタミンDが豊富なこと。カルシウムやリンの吸収を助け、骨の強化に役立ちます。他にもアルコールの分解を助けるナイアシンを含んでいますので二日酔いも防いでくれます。

材料
  • ・鰤の切り身 …………………2枚
  • ・塩 ……………………………大さじ1
  • ・切り餅 ………………………4個
  • ・かまぼこ ……………………4枚
  • ・ごぼう ………………………80g
  • ・人参 …………………………80g
  • ・里芋 …………………………4個
  • ・小松菜 ………………………1束
  • ・椎茸 …………………………4本
  • ・柚子 …………………………10g
  • ・鰹だし ………………………4カップ
  • ・醤油 …………………………大さじ4
  • ・みりん ………………………大さじ2
作り方
  • [下準備]
  • 鰤の切り身は塩を振り一晩(約12時間)漬けておく。ごぼうは斜め薄切りにして水にさらす。人参は皮を剥き半月切りにする。里芋は皮を剥き一口サイズに切り流水でぬめりをとる。小松菜は長さ3〜4cmに切る。椎茸は石づきを切り、飾り切りをする。

  • @ 鰤は熱湯で表面が白くなるまで茹で、冷水で冷ます。
  • A 鍋に鰹だしと調味料、ごぼう、人参、里芋を入れ沸騰させ、@ の鰤を加えて灰汁を取り除き、中火で7〜8分煮る。
  • B 野菜に火が通ったら、小松菜、椎茸、かまぼこを加えて一煮立ちさせる。
  • C 全ての野菜に火が通ったら火を止めて、お椀によそい、焼き餅と柚子を添えて完成。
今月のクイズの答え

▲ページトップへ

魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの
新型コロナウイルス対策F

トーラーの巻物を抱いて喜び踊る人々。1年間、神の教え(トーラー)と共に生きることができた喜びを皆で分かち合います。

 世界中で蔓延している新型コロナウイルスですが、各国で感染者数の抑制には苦慮しています。11月16日、イスラエル政府のコロナ閣議は、新型コロナウイルスに係る規制の強化措置及び段階的な緩和措置を決定しました。教育現場と観光、商業においては今後の感染拡大状況を見極めながらではありますが、一部で規制を緩和する方向で動いています。 
 日本においては、東京、 大阪などの大都市をはじめ、北海道など各地域で感染者が増加傾向にある中、低温乾燥状態でウイルスが活性化する冬季に入ったことで更なる感染の広がりが懸念されています。特に11月以降は感染拡大のペースが速くなっており、感染の第3波≠ェ到来したといわれています。新規の感染者数や重症患者数は今夏に拡大した感染の第2波のピークを更新し続けており、第2波と比べると重症化するリスクが高い、高齢者の割合が増える傾向が見られている他、クラスターが多様化し、行政の対応が難しくなってきているとして、専門家は改めて基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。直近の情報では、米国のファイザー社が開発中のワクチンについて90%超の予防効果を確認したとの報道もあり、期待感が高まる一方で早期承認による副作用も心配されています。
 日本の第3波については、政府が行った入国制限緩和やGO TO政策の影響などが原因として取り沙汰されていますが、因果関係がはっきりしているわけではなく、行政対応も手探りの状態が続いています。感染拡大の原因は一つではなく複合的な要素を考慮して、これからのウイルスが活性化する季節は特に日々の対策を怠らず、気を引き締めて生活様式に注意を払う必要があるようです。

▲ページトップへ

What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 驚かれるかもしれませんが、純粋なビタミンC(アスコルビン酸)の味は一般にイメージされるような強い酸味はありません。レモンに代表される柑橘類が酸っぱいのは、ビタミンCの酸味ではなく、一緒に含まれているクエン酸の酸味です。つまり、紙パックやペットボトルのお茶に変色防止のためにビタミンCが添加されていますが、レモンのような酸っぱさはありません。CMなどで「レモン○○個分のビタミンC」と表示されることが、いつの間にか「すっぱい」イメージになったのかもしれません。
 さて、ビタミンCは皮膚や骨・軟骨などのコラーゲンの合成に必須であることはよく知られていますが、ビタミンEと協力して老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を消去して細胞を保護してくれています。面白いことに、ビタミンEが酸化して役割を終えるとビタミンCが自分の電子をあげてEを復活させます。
 また、風邪などの感染症による(酸化)ストレスが血液中のビタミンCを急激に消耗させることから、風邪をこじらせて重症化させないためにビタミンCの摂取が有益であるといわれています。
 このほど、英国、ニュージーランド、米国、スペイン、フランスなどが調査研究した新型コロナウイルス感染症の膨大な数の研究論文の内容を、英国最適栄養研究所(IOC)とオックスフォード大学が分析したレビュー論文が発表され、重症患者にビタミンC欠乏者が多いことが共通点として判明したのです。新型コロナウイルス感染症の有効な治療法が見つからない今、ビタミンCの欠乏を起こさないことが重要です。ところが、このビタミンC、わたしたち人間は体内で合成することができないので外から摂取する必要があります。
 わたしたちの多くが毎年罹っていた冬の風邪は、インフルエンザ以外、ほとんどがコロナウイルスが原因ですが、風邪などの感染症から身を守るためにも、正しい食生活を通して、ビタミンDやカルシウムなどと一緒にビタミンCを摂取することがとても大切ですね。
 実は、ビタミンDの新型コロナウイルス感染症のPCR陽性率との関連性も報告されましたので、次号でご紹介します。

日健総本社へのお問い合わせはフリーダイヤル0120-130501

Copyright (C) NIKKEN SOHONSHA CORPORATION All Rights Reserved.

株式会社日健総本社