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健康の輪デジタル新聞

2021年5月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

パリから列車で1時間、フランスを代表するゴシック建築のひとつに数えられる大聖堂。堂内を彩る彫刻やステンドグラスが有名です。
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目の下にクマがあることで「睡眠不足?」「疲れが溜まってるね」など心配されたことはありませんか?コロナ禍でマスク着用が日常になった今、目のまわりをケアすることはとても大切です。

 顔の印象を大きく左右する目。その下にクマがあると、不健康に見られたり、老けた印象を与えたりします。寝不足や疲れているわけでもないのにクマがあることで周りに心配され、良い思いをしなかった人もいるのではないでしょうか?パソコンやスマートフォンなどで目を酷使する生活が続く中、クマを改善するにはどのようにしたら良いのかみていきましょう。
 クマには「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」3つの種類があり、それぞれ対処法が異なります。目の下が茶色く、くすんで見える茶クマは、沈着したメラニン色素が原因で、目をこすったり、紫外線の影響を受けているものが多く、目尻を優しく引っ張ると、皮膚とともにクマも一緒に動き、色の変化が少ないのが特徴です。対処法としては、目のまわりの保湿、UVケアによる日焼け防止を徹底することで症状が緩和されていきます。
 青クマは、目の下の血流が悪くなっていることでできます。体調不良や目の疲れなどが原因で、入浴と運動を習慣づけ、目や体の疲れを取ることで改善が期待できます。
 黒クマは、目の下に段差ができ、その影がクマに見えるもので、クマのおよそ95%がこれにあたります。顔を上に向けて見るとクマが薄くなったり、目の下にふくらみやへこみがあるのが特徴で、対処法は、コラーゲンなどのサプリを飲んだり、表情筋を鍛えることなどです。
 いずれのタイプのクマにおいても、目のまわりのツボ押しで血行を良くしたり、運動や入浴、蒸しタオルで顔を温めるなど、冷えを取ることも効果的です。
 なかなか改善されないクマは、糖尿病や腎臓病、肝臓病などのサインである場合もありますので、一度医師の診察を受けてみることをおすすめします。

 約束を守る証として、「ゆびきりげんまん嘘ついたら針千本飲ます♪」という童歌がありますよね。その由来はかなり強烈なエピソードにありました。
 ゆびきりげんまんを漢字で書くと「指切拳万」。この「指切」は、江戸時代の遊郭の遊女が意中の男性に不変の愛を誓う証拠として、小指の第一関節から先を切って渡したことが由来だといわれています。新しく生えてくる爪や髪よりも、一度切ったら二度と生えてこない指を渡すことで誓いの強さを示したそうです。
 これが一般庶民にも広まり、約束を必ず守る意味へと変化しました。「拳万」は後付けされた1万回のゲンコツという意。
 指を切って、針を千本飲み、1万回殴られる…迂闊に約束なんてできませんね。

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健康長寿をめざして

認知症は今や世界中に患者が増えているにもかかわらず、的確な治療法や治療薬がないことが知られています。認知症の発症には加齢や生活習慣病が起因しているといわれていますが、実はそれ以外にも意外な原因があるという研究結果が報告されています。今回はそんな意外な原因を取り上げてみます。

歯周病とアルツハイマー型
認知症の関係

 近年は歯科医院があちこちに増え、近所の歯医者さんで気軽に治療できるようになりました。平成29年に発表された日本人の外来患者数調査でも関節や骨の疾患、脳血管や血圧に続いて上位を占めているのが、虫歯や歯周病の患者でした。この歯周病菌が、アルツハイマー型認知症の原因となることを2017年に九州大学と北京理工大学の研究チームが発表しました。
 一般的に、脳内で作られるたんぱく質の一種であるアミロイドベータが脳に溜まると神経細胞が死んでしまい脳の萎縮が起こります。
 この萎縮がアルツハイマー型認知症の要因と考えられていますが、研究でマウスに歯周病の「ジンジパリス菌」を感染させると、アミロイドベータを脳内に運ぶ受容体が約2倍に増え、脳内のアミロイドベータ蓄積量も10倍に増えていたのです。
 また、記憶を測るために明るい部屋と暗い部屋を用意し、暗い部屋に入ると電気ショックを与えることを学習させたマウスの研究では、ジンジパリス菌に感染したマウスは、正常マウスに比べて明るい部屋にとどまる時間が短く、すぐに暗い部屋に入って電気ショックを受けてしまいました。
 この実験により、感染による記憶学習能力の低下が判明したのです。ちなみにこの受容体を阻害する薬を使うと、細胞内を通るアミロイドベータの量が40%も減ったそうです。新たな認知症治療への期待も高まりますが、歯周病の治療は、認知症予防にも必要となります。

家屋によく生えるカビや、
重金属も要注意

 2014年に発表された米国での研究によると、アミロイドベータが作られる原因は、炎症、栄養不足、毒物の3つに大きく分けられ、特にカビ毒や水銀などの毒素に曝されると脳を保護するためにアミロイドベータが作られ、その蓄積によって脳細胞が破壊されてしまうことを発表しました。
 つまり、体内に入ったカビや水銀の毒素を排出することが必要で、排出によりアルツハイマー型認知症の患者が回復した事例を初めて発表しました。実際に認知症患者の自宅の地下に大量のカビを発見し、それが原因であることも突き止めたのです。また、マグロなどからの水銀摂取による事例も報告されています。
 このような毒物によるアルツハイマー型認知症の発症例は40代後半から60代前半の女性に多いことが特徴で、症状は記憶障害よりも計算や整理ができなかったり会話などへの支障が目立つことで、この毒素タイプの認知症も実際に存在することを報告しています。しかし、カビ毒に反応する人とそうでない人がいることから、全ての人には当てはまらないと考えられています。

スマートフォン認知症

 現代社会では必須アイテムとなりつつあるスマホですが、通常は自分に入った情報を人に話したり伝えたりすることで、脳に入る情報と出る情報のバランスが保たれています。しかし、スマホは何気なく眺めているだけでも過剰な情報が脳に入り、その多くを人に伝えることなく溜めてしまう傾向があり、そうすると脳は自分で考えない習慣を作ってしまい、溜まった情報を思い出す機能が衰えてしまうのです。その結果、漢字を思い出せない、思いやりのある言葉を発せない、記憶があいまいになるなどの現象が現れます。スマホ認知症は脳の萎縮ではなく前頭葉への情報過剰により集中力や思考力が途切れがちになります。
 このように、様々な原因の研究報告がありますが、やはり認知症予防のためには脳に必要な栄養補給と脳の休息が重要です。DHAなどのω-3系脂肪酸は、脳の栄養や熟睡に関係があることが知られています。現在は藻類由来の機能性表示食品としてのDHAなどもあるので、上手に活用して予防を心がけましょう。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

「キウイフルーツ」という名称は、ニュージーランドからアメリカへ輸出されるようになった際、ニュージーランドのシンボルである鳥「キーウィー(kiwi)」にちなんで命名されたそうです。

 キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属の植物の果実で、元祖スーパーフードといわれるほど栄養価の高い食物です。中でも飛び抜けた含有量を誇るのが、ビタミンC。果肉が緑色のグリーンキウイには100gあたり70〜80mg、果肉が黄色のゴールデンキウイにはその2倍のビタミンCが含まれています。

 ビタミンCは、水に溶けやすい水溶性ビタミンで、私たちの体にとても大切な栄養素です。私たちは体内でビタミンCを作ることができないので、食べ物から取る必要があり、キウイならそれを効率的に取ることができます。
 また、ビタミンCと同様にビタミンEも多く含まれています。ビタミンEは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンの一つで、高い抗酸化作用があります。不足すると過酸化脂質の産生(老化)を進めるおそれがあることから、別名「若返りのビタミン」と呼ばれており、ビタミンCと合わせて摂取することで、より高い効果を発揮します。
 その他にも、酵素の働きをサポートするビタミンB6や赤血球の生成をサポートする葉酸、細胞の浸透圧を調節するカリウム、便通を整える食物繊維など非常にたくさんの栄養素を含んでおり、健康、美容はもちろん、生活の活力源として子供からお年寄り、妊婦さんなどあらゆる世代におすすめのフルーツです。
 1日の摂取量としては、1〜2個、食べるタイミングとしては、寝る1時間ほど前に、常温のキウイフルーツを、コップ1杯の常温のお水と一緒に食べるのが一番効果的だといわれています。腸が一番活発に働くゴールデンタイム、午前0時にキウイが消化されることで、酵素の働きをアップさせ、スムーズな消化と代謝で抗酸化機能を高めるとともに免疫力を高めます。ただし、キウイに含まれる酵素(アクチニジン)がアレルゲンとなるケースもあるので注意が必要です。

 年代を問わずみんなが大好きなパスタ料理。ところでパスタの太さやカタチを気にしたことがありますか?見た目はもちろん、ソースとの相性にこだわってパスタを選ぶと美味しさに差が出ます。
 らせん状のカタチをしたショートパスタ「フジッリ」は、万能パスタといわれ、ソースの絡みが抜群なので、クリームなど濃厚なソースにもおすすめです。
 このレシピの旨みの元になる海老は、たんぱく質やタウリン、ビタミンEなど成分が豊富に含まれています。血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、生活習慣病の予防にも役立ちます。

材料
  • ・海老(殻付きは殻をむく) ………12尾
  • ・ブロッコリー ………………………1房
  • ・ミニトマト …………………………8個
  • ・玉ねぎ ………………………………1/2個
  • ・赤唐辛子 ……………………………2本
  • ・ニンニク ……………………………1片
  • ・塩コショウ …………………………適量
  • ・コンソメ顆粒 ………………………小さじ1
  • ・オリーブオイル ……………………大さじ2
  • ・パルメザンチーズ …………………適量
  • ・フジッリ ……………………………200g
作り方
  • [下準備]
  • 海老は塩をもみ込んでよく水洗いし、水気をふき取り、背ワタを取り除く。ブロッコリーは小房に分ける。ミニトマトは半分に切る。玉ねぎ、ニンニクはみじん切りにする。

  • @ フジッリを茹でるお湯を沸かし、1%の塩(材料外)を入れて表示時間より1分短めに茹でる。
  • A フライパンにオリーブオイル、みじん切りにした玉ねぎとニンニク、唐辛子を入れ中火で熱する。ニンニクの香りがたってきたら海老、ブロッコリーを加えて炒める。海老に火が通ったら塩コショウで味付けをしてフジッリ、フジッリの茹で汁100cc、コンソメ顆粒を加えて約3分煮詰める。
  • B Aにミニトマトを加え、塩コショウで味を調え、お皿に盛り付ける。最後にパルメザンチーズを散らして完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの
新型コロナウイルス対策J

 全人口の過半数が2回目のワクチン接種を終え、徐々にコロナウイルス感染拡大前の日常を取り戻しつつあるイスラエル。
 その保健行政で大きな役割を果たしているのがHMO(健康維持機構)です。HMOではホームページから医師や病院を検索し、オンライン予約が可能になっている他、24時間電話相談ができる窓口などの各種サービスが充実しています。
 日本では基本的に病院やクリニックはそれぞれが独立した経営組織として、医師やスタッフの雇用も個別契約であり、用いる機器や設備もそれぞれ独自で調達することになりますが、イスラエルでは各HMO傘下で組織化されており、医師やスタッフもHMOとして契約して雇用・配属される仕組みになっています。また、傘下病院用の機器や設備をまとめて導入することが可能になり、消耗品の在庫管理もグループ全体で行えるので、その効率性は明白です。医師、医療スタッフ、医療情報がHMO内で組織化されることで、難しい症例における専門家への相談、類似事例の共有、スタッフ同士での情報交換も可能になり、迅速に的確な対応策が立てられます。
 イスラエルでは近年、医療情報のデジタル化が国家の重要な戦略目標と位置づけられ大規模な予算が組まれました。個人の通院歴・検査結果・処方薬等の情報は全てHMOのデータベースに記録・管理されており、こうした政策はHMOが中心になって進められてきました。その結果、どの病院を受診しても医師がデータベース上の電子カルテを参照しながら一貫性のある診療が受けられるようになり、医療の質・量に関する地域格差が解消されてきたのです。さらに研究機関もこのデータベースにアクセスすることが出来るため、新薬の開発や新しい医療技術の開発にも活用されています。一般的にイスラエルの患者は、質の高い医療が見返りとして得られるのであれば、多少の個人情報の共有は止むを得ないと考えています。
 このように、世界最速ぺースでワクチン接種が進むイスラエルを支えているのは発展したデジタル環境であり、有事への対処に際してはデジタルヘルスの分野で世界の最先端を走るイスラエルの優位性が顕著に表れた一例といえそうです。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 アガリクスは、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、和名を「ヒメマツタケ」や「カワリハラタケ」といいます。
 アガリクスがいつから存在するか定かではありませんが、少なくとも1800年代の後半には、薬用きのことして認められていたという文献が存在します。しかし世界中の研究者たちに注目されるようになったのはごく最近のことです。
 1960年、アメリカ・ペンシルベニア州立大学教授のシンデン博士とランバート研究所のランバート博士が、アガリクスが自生していたブラジル・サンパウロ州ピエダーテ地方周辺の住民が健康で長寿を誇っていたことに注目したのが最初です。原因を調査したところ、住民がアガリクスを常食していたことが分かり、それが影響していると突き止めたのです。
 アガリクスには、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素が含まれていますが、最も注目に値するのが、他のきのこに比べて、きのこ特有のβ-グルカンが豊富なことです。
 健康維持に大きな期待がもたれ、世界で研究が進むアガリクス。その健康作用についての科学分析が進むほどに、アガリクスは計り知れない可能性を秘めていることが分かってきました。
 アガリクスの働きには主に次のようなものがあります。
【抗腫瘍免疫賦活作用】
 アガリクスの抽出物は免疫賦活・抗腫瘍活性をもつことが報告されています。多糖体や脂肪酸などの抗腫瘍活性成分がマウスに移植したサルコーマ180固形がんの増殖を抑制することが報告されています。これは免疫力でがんを抑え込む働きです。
【抗変異原作用】
 一方、アガリクスの水抽出エキスに突然変異の抑制効果も報告されています。細胞のDNAや染色体を保護し細胞のがん化を予防する働きです。
【その他】
 子実体の水抽出エキスが肝臓保護作用を、菌糸体の熱水抽出エキスが抗ウイルス作用を示すことが報告されています。また、発酵によりγ-アミノ酪酸を蓄積させたアガリクスには高血圧症患者の血圧を降下させる働きがあるといわれています。
 複合処方が重要ですね。

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