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健康の輪デジタル新聞

2020年11月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

紀元前2500年頃、インダス川流域に誕生したインダス文明の最大の遺跡。高度な文明が明らかになり今も多くの謎に包まれています。
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腸の状態は外からは見ることができませんが、便秘や下痢、臭いおならなどの症状がある時は「腸疲労」のサイン。疲労した腸は動きが悪くなり、肌荒れや睡眠障害、全身倦怠感など様々な不調を引き起こします。

 最近、雑誌やテレビなどで腸についてクローズアップされることも多く、「腸内環境」や「腸内フローラ」、「腸活」などの言葉を耳にする機会が増えています。
 腸は驚くほど精密にできた臓器で、24時間絶え間なく働き、人間の生命を支えています。また、「第二の脳」とも呼ばれており、脳からの指令がなくても、独自で判断して活動する力が備わっています。緊張するとお腹が痛くなる、不安やイライラによって便秘や下痢を繰り返すなどがその例です。
 私たちの体は、心と体の状態を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経がうまくバランスを取りながら働くことで健康を保っていますが、このバランスが崩れると心身に支障をきたします。消化管はリラックスした状態の時に機能するのですが、こうした自立神経の乱れた状態ではうまく機能することができず、いわゆる「腸疲労」状態に陥ります。
 腸が疲れると、食べ物を消化・吸収する力、水分を吸収する力、便を排出する力が低下します。腸に炎症や潰瘍がないのに、便秘や下痢、臭いおなら、疲れやすい、不眠などの症状がある人は腸疲労が原因であることが多いです。
 腸疲労を解消するためには、とにかく腸を休ませること。腸を休ませるためには、食物を体に入れないこと。つまりプチ断食が効果的です。
 半日〜1日抜くことで、ある程度腸をリセットさせることができ、機能が回復していきます。ただし、食事を抜いた後は、いきなり普通の食事にするのではなく、大根おろしやすりりんごなどの酵素を多く取りながら、徐々に普通食に戻していきましょう。その他、ストレスも大敵です。自分の腸疲労が何に起因しているのか、じっくり観察してみましょう。

 人間の睡眠時間は、7〜8時間がベストだといわれています。それ以上でもそれ以下でも体に良くないといわれていますよね。  
 もちろん、人間だけでなく動物は皆、睡眠を必要としていますが、例えば、動物園の人気者、キリンの睡眠時間はどれくらいだと思いますか?  
 キリンの睡眠は極めて少なく、1日わずか2時間!しかも、これは立ったまま寝る仮眠時間も含めたもので、体を丸めて完全に寝る時間はたったの20分だそうです。  
 これは、肉食動物から身を守るため、1日のほとんどの時間を食事に費やしているため、代謝率が低くリカバリーする必要がないためなどです。  
 ちなみに、ナマケモノの睡眠時間はその名の通り、1日20時間だそうですよ。

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健康長寿をめざして

ある日突然、体に帯状の発疹ができてピリピリと痛みを感じたら、それは帯状疱疹かもしれません。帯状疱疹はストレスや疲労の蓄積などで免疫の働きが低下した時に発症しやすく、成人の90%以上が、帯状疱疹のウイルスを体内に持っているといわれています。最近では、コロナ禍による自粛ストレスで発症する人も増えているようです。症状が重い場合は後遺症として神経痛が残ることもあり、注意が必要です。

帯状疱疹の原因は「水ぼうそう」

 子供の頃に水ぼうそうにかかったことのある人は「帯状疱疹のウイルスが体内に潜んでいる」と聞くと驚く人もいるかもしれませんが、実は、帯状疱疹のウイルスは、水ぼうそうのウイルスなのです。  
 水ぼうそうに初めて感染すると、体中の表面に水疱を発症します。その後、回復に従い徐々に乾燥し、かさぶたになり、10日から2週間ほどでかさぶたが剥がれ落ちてきます。感染力が強いため、全ての症状が治まるまで学校などは登校停止となります。  
 水ぼうそうウイルスは、治癒した後に消滅してしまうわけではなく、脊髄の後ろ側にある脊髄後根神経節という部位に潜伏し続け、ストレスや過度の疲労などで免疫力が低下した時に再活性して神経を通って皮膚表面に出てくるため、ピリピリした痛みを伴います。  
 水疱は腕、胸、背中などの上半身に現れることが多く、左右どちらかに現れます。脊髄の神経は脊髄を中心にして右側と左側のそれぞれ別に広がっているため、それに沿って左右どちらかに出現するのです。  
 症状が治まるのには3週間ほどかかりますが、首や顔面に発症した場合は合併症を起こし、重症化のリスクが高くなることがあります。

帯状疱疹の合併症と後遺症

 帯状疱疹が顔面にできた場合は、顔の一部分が動かせなくなる「顔面麻痺」、目の痛みやまぶたが腫れ上がる「角膜炎」、視界が変形して見えたり酷い時は失明したりする「網膜炎」、耳が聞こえなくなる「難聴」などがあります。また、ウイルスが神経の中を通って皮膚に現れる際に神経を傷つけてしまうことがあり、その傷の痛みが長期間続く「帯状疱疹後神経痛」(PHN)といわれる後遺症もあります。  
 50歳以降に帯状疱疹を発症した場合、その約2割が帯状疱疹後、神経痛に移行すると報告されています。現在、日本人では全体の約7割が50歳以降に発症し、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。 発症した場合は早めに治療をすること、また、発症の予防を心がけることが大切です。

帯状疱疹の治療と予防

 帯状疱疹の治療には、ウイルスの増殖を防ぐ抗ウイルス薬が使われます。発症してから72時間以内に飲み始めることが勧められ、7日間服用します。  
 72時間を過ぎ、5日以上経過していても新たな水疱の発症が続いていたり、合併症などがある場合は、抗ウイルス薬を服用した方が良いと考えられています。  
 一方、帯状疱疹の予防は、日本では予防接種の対象となっており、生後1年〜3年の間に3ヶ月以上(半年〜1年ほど)の期間を開けて水痘ワクチンを2回摂取することが推奨されています。  
 以前は、水痘ワクチンを小児に対して使用していましたが、現在は50歳以上の成人に対しても帯状疱疹予防の目的で使用されています。しかし、水痘ワクチンは生ワクチンであり、妊婦や免疫不全の患者には使用できません。また、70歳以上の人に対する効果が低下することも報告されています。  
 やはり、日頃から免疫機能が低下しないように気をつけることが最も望ましいのです。そのためには、バランスの良い食事や十分な睡眠、免疫や粘膜を整える食品などを日頃から摂取しておくことがお勧めです。  
 緑黄色野菜、発酵食品、ネバネバ食品、海藻類やキノコ類、クロレラなどの微細藻類にも効果的な成分が見つかっていますので、うまく取り入れるのも良いでしょう。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

整腸作用、美肌効果、免疫力強化、コレステロール値の低下、アレルギーの緩和など様々な効能があるヨーグルト。豊富な種類の乳酸菌の中から、自身の体調や体質、目的に合ったヨーグルトを探してみよう!

 腸内環境を整える食材として世界中で食されている「ヨーグルト」。日本でも多くの種類のヨーグルトが販売されています。  
 ヨーグルトとは、発酵乳の一種で、乳酸菌を用いて乳を凝固させた発酵食品のことです。日本では牛乳に乳酸菌や酵母を加えて発酵させたものが一般的ですが、海外では羊・ヤギ・馬・水牛などの乳を原料にしたものなどもあります。  
 ヨーグルトを語る上で欠かせないのが乳酸菌。腸に存在する善玉菌の一種で、糖を分解して乳酸を作り出す働きをしています。その種類は豊富で、含まれている乳酸菌は商品によって異なり、健康効果も変わってきます。  
 例えば、尿酸値を下げる効果のある「ガセリ菌」、便秘や下痢の解消につながる「ブルガリクス菌」や「サーモフィラス菌」、鉄分を吸収し貧血の改善に効果のある「ビフィズス菌」などそれぞれの特徴があるので、自身の体調や体質、目的に合わせてヨーグルトを選ぶことが大切です。  

 また、牛乳を原料としたヨーグルトには、三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質をはじめ、ビタミンA、ビタミンB、カルシウムなども豊富で、体に必要な栄養素をバランスよく取ることができるのも魅力の一つです。  
 ヨーグルトの効果を実感するためには食べ方にポイントがあります。量は200g、毎日続けて食べること。そして食べるタイミングは食後。これは、胃に食物が入っている食後30分以内であれば胃酸の影響を受けにくく、菌を生きたまま腸まで届けられるからです。胃酸などで死んでしまった菌も腸のために役立ちますが、乳酸菌の効果を最大限に発揮させるためには食後に食べるのがおすすめです。  
 また、一時的に免疫力がアップダウンする運動後も、摂取することで体の免疫力を活性化し、良い腸内環境作りの助けになります。

 アーモンドの主成分は脂質ですが、そのほとんどがオレイン酸やリノール酸。いわゆるコレステロールや中性脂肪を下げるのに役立つ不飽和脂肪酸の一種です。  
 その他にも現代人に不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれています。アーモンドのようにそのまま手軽に食べられるナッツ類(クルミ・カシューナッツ・マカダミアナッツ等)ですが、様々な料理の食材として積極的にとりいれてみてください。栄養効果のアップはもちろん、独特の食感や風味など料理のアクセントとしていつもの料理がいっそう美味しくなります。

材料
  • ・剥き海老……………………10尾
  • ・アーモンド…………………100g
  • ・じゃが芋……………………1個
  • ・ニラ…………………………1束
  • ・小口ネギ……………………適量
  • ・片栗粉………………………適量
  • ・サラダ油……………………大さじ1
  • <コチュマヨ>
  • ・マヨネーズ ………………150cc
  • ・コチュジャン………………30g
  • ・ごま油………………………小さじ1/2
作り方
  • [下準備]
  • じゃが芋は皮を剥き、細切りにして流水にあて、よく水気を切る。ニラは長さ3cmに切る。剥き海老に片栗粉をまぶす。コチュマヨの材料を混ぜ合わせておく。

  • @ フライパンにサラダ油を入れ温め、じゃが芋を炒める。剥き海老を加えて炒め火を通す。
  • A アーモンド、ニラを加えサッと炒めて、ニラがしんなりしてきたら火を止めてコチュマヨを加えてよく絡める。
  • Bお皿に盛りつけて小口ネギを散らして完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

 イスラエルの
新型コロナウイルス対策D

将来の協力関係について話し合うイスラエルとUAEの当局者。国交正常化により、中東湾岸諸国の勢力均衡に甚大な影響を及ぼすことは必至です。

 イスラエル政府は9月24日、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない現況を鑑み、9月18日に発動した2度目となるロックダウン(都市封鎖)をさらに強化する方針を決めました。イスラエル国内メディアによると25日からは、商店、金融、エネルギー、医療、科学、農業、食品製造・販売など日常生活の維持に最低限必要な事業のみ営業が認められ、その他の経済活動は基本的に大幅に制限されます。移動規制は強化され、政府への抗議デモにも厳しい制約が適用される見通しであり、国際空港からの出発便も利用できなくなる方向です。  
 そんな中、去る8月13日に発表されたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の歴史的な国交正常化に続き、9月11日、新たにイスラエルとバーレーンの国交正常化が実現したとの声明が発表されました。両国は相互に大使館の設置、全権大使の派遣、直行便の就航などについて合意しました。  
 また、この合意は2国間の安全保障や経済分野での関係性を強化するものであるとのことです。UAEとバーレーンよりも先にイスラエルと国交正常化に至った中東地域の国は、エジプト(1979年)とヨルダン(1994年)だけであり、これで1948年のイスラエル建国以来、イスラエルと国交を結んだ中東湾岸諸国は計4カ国となりました。  
 UAE、そしてバーレーンとの国交正常化が中東和平につながるかどうかは、仲介した米国の思惑やその他の外交問題も横たわり未知数でありますが、今後はサウジアラビアをはじめとする他の湾岸諸国が追随する動きを見せるかに注目が集まっており、この国交正常化を第一歩として中東地域に新たな展望をもたらすことが予想されます。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう

 モリンガ≠ニいう植物をご存知でしょうか?日本では馴染みのない名前だと思います。それもそのはず、モリンガはインド北西部を中心とした南アジアの地域やアフリカ・南米などが原産で日本では自生していない植物なのです。モリンガはワサビノキ科の植物で、健康をもたらす栄養素が非常に豊富であることから「生命の木」「奇跡の木」「薬箱の木」とも呼ばれ、最近、日本でも沖縄・石垣島などで栽培されるようになりました。  
 モリンガのエビデンスが、近年、続々と明らかになったきっかけは、これまでに発見された可食植物の中で最も栄養価が高いといわれる基本栄養価の豊富さでした。特に葉はビタミンCが豊富であり、鉄分はほうれん草、カルシウムは牛乳、ビタミンAはニンジンなどの基本栄養素を多く含むとされる素材をはるかに超える量を含んでいます。モリンガは単一の素材であるものの幅広い栄養素を豊富に含んでいることから、栄養価の高い伝統的な素材として国際連合食糧農業機関(FAO)から子供などの栄養状態改善に利用を推奨されるほどです。  
 モリンガで一番注目されているのはその栄養価の高さですが、やはりアーユルヴェーダで300もの薬効があるといわれる素材であるだけあり、栄養価にとどまらず更なる機能性を持つと期待され、研究が進められています。コレステロール低下、視力向上、血圧調整、抗うつ、免疫向上、抗炎症、抗菌、抗加齢、消化の補助、便秘の解消、解毒作用、食欲抑 制、血糖コントロール、代謝の促進、抗酸化、認知機能の向上など様々な健康に寄与する内容が、モリンガの健康機能研究で聞こえてきます。いずれもアーユルヴェーダの中でも認められた効能が医学的・科学的な分析によって再確認されています。  
 最近、世界で最も有力な科学誌の一つ、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』(NATURE)にモリンガの機能性に関する研究がこの一年間に3報も掲載されていることからも、その機能性への注目が高まっていることがうかがえます。モリンガは、高い栄養価と機能性のほか、二酸化炭素吸収量の高さも世界に認められ、JICAやNGOによる環境保全活動への応用も進んでいます。

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