空に届きそうな高い山々、数多くの氷河、満天の星空…。ニュージーランドを代表する景勝地。多くの登山家に愛される人気スポット。
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毎年10月17日〜23日の一週間は、薬を正しく服用することの大切さと薬剤師の役割について知る「薬と健康の週間」に定められています。これを機に、薬の正しい知識や調剤薬局との付き合い方を考えてみましょう。
加齢とともに、生活習慣病や持病などが重なり、多数の薬を併用する機会が多くなります。複数の医療機関を受診することで、知らぬ間に薬の数が増えていたという経験がある人も多いのではないでしょうか。
実際、在宅療養している高齢者の平均処方薬剤種類数は6.5種類で、全体の6割以上の人が6種類以上の薬を処方されているというデータが発表されています(厚生労働省調べ)。
多剤服用(服用する薬剤が多いこと)自体が悪いわけではないですが、薬の種類が増えることで飲み合わせによるリスクが増加したり、飲み忘れや飲み間違いなどのトラブルにつながる可能性が高くなります。
そういったトラブルを減らし、また不要な薬や同じ効果の薬がないかをチェックしたりするために、“かかりつけ薬局”を持つことをおすすめします。
かかりつけ薬局とは、身近で相談できる薬局のこと。かかりつけ薬局では、患者さんごとに薬歴(薬の記録)を作成し、どこの病院で処方された薬か、アレルギーの有無などの様々な情報を管理してくれています。
こうした“マイ薬局”を一つに決めておくと、薬や健康のことで疑問や困ったことがあった時、体質や病歴などを理解してくれている薬剤師に相談することができるので、より治療効果を高めることができます。
そのためには、お薬手帳を上手に活用することが大切。飲んでいるすべての薬を1冊にまとめ常に同じ場所に保管、外出時には常時携帯する習慣をつけましょう。災害時や旅行先で急に具合が悪くなった時などに、常時服用している薬の内容を正確に伝えることができます。
また、あまり知られていませんが、お薬手帳を持参することで負担費用が安くなる場合もあります。
今回は世界のちょっと変わったお祭りをご紹介します。
フィンランドで毎年人気の「携帯電話投げ祭り」です。内容は読んで字のごとく、携帯電話をハンマー投げや砲丸投げと同じように投げるだけ。
220g以上ある携帯電話であればどんな機種でもOKで、その飛距離やテクニックを競うというものです。
世界的に有名な携帯メーカー「ノキア(フィンランド)」が、不要になった携帯電話の回収を目的に始めたそうで、近年では、リサイクル活動の一環としての注目度も高く、ノルウェー、ベルギー、ドイツ、オランダ、イギリス、スイスなどにも広がっているそうです。
何かと携帯電話に縛られている日常から解放されるために、一度思いっきり投げるとスッキリするかもしれませんね。
血栓は、血管の中にできる血の塊のことで、これが血管を塞いでしまうと、人体内の各臓器への血流が止まってしまい、臓器障害が起こる原因になります。脳や心臓の血管が詰まるのは、この血栓が深く関係しているのです。汗をかいて脱水した時も血液濃度が濃くなるため血栓ができやすくなります。最近では新型コロナウイルスへの感染により危険性が高まるとも指摘されています。現代における様々な要因が血栓症につながるので注意が必要です。
血栓の原因
誰でも怪我をすれば、血が固まり血栓で傷口を塞いでから傷口を治すという一連の自然な働きを持っています。
傷が治った後には、血の塊(血栓)は役目を果たしたため、表面のものは剥がれ落ち、血管内のものは血栓溶解酵素が溶かしたり免疫細胞のマクロファージが食べ尽くしたりして掃除をしてくれるのです。
しかし、この血栓が怪我もしていないのに血液中にできてしまい、処理しきれなくなることを「血栓症」といい、命に関わる血管疾患につながってしまう場合があるのです。
血栓症の原因とされているものは、コレステロールや中性脂肪などの異常である「高脂血症」や、血糖値の異常である「高血糖」などが知られていますが、その他にも感染症や腸内毒素などが原因となり血液が固まりやすくなることもあります。これはストレスなどの影響も大きいようです。
また、エコノミー症候群と呼ばれる長時間座ったまま足を動かさないことで、足の奥にある静脈の血流が悪くなり血栓ができることもあります。
ふくらはぎや太ももなどの足の筋肉はポンプの役割をしており、重力に逆らって下から上に血液を押し流す働きをしていますが、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けることで足の筋肉を動かさないと、ポンプの役目を果たせず、血流が滞り血栓ができやすくなります。
その他、喫煙や過度の飲酒、運動不足なども血栓症の危険性を上げてしまいますので、日頃からの予防を心がける重要性はとても大きいのです。
血栓の予防
血栓を予防するには、血栓を作りにくい体を維持することが大切です。
まず大切なのは、ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉を動かすことです。座っていても足首を曲げ伸ばしたり回したり、かかとを上げるのもふくらはぎのポンプ運動を助けて血栓を防ぎます。
また、定期的に運動をすることでも予防につながりますので、運動不足の解消も含めて行ってみましょう。
さらに食生活の面でも気を配ってみましょう。特に気をつけたいのは、飽和脂肪酸の過剰摂取です。これは、肝臓での悪玉コレステロールの処理が追い付かず、血液中のコレステロールが増えてしまうからです。
飽和脂肪酸は、主に動物性の脂肪に含まれ、肉、乳製品、鶏卵などに多く、植物油でもヤシ油、カカオ油、パーム油などにも含まれます。
反対に日頃から積極的に取り入れたいのが、多価不飽和脂肪酸として知られているDHAやEPAなどです。これらは、血液中の中性脂肪低下や血圧降下などの作用に加え、血栓ができることそのものを抑える働きが知られており、十分に摂取しておきましょう。
さらに、緑黄色野菜に含まれるβ-カロチンやビタミンCなどは抗酸化作用を持つため、酸化しやすい不飽和脂肪酸の酸化を抑えてくれるため、とても相性が良い組み合わせです。
また、天然のβ-カロチンは、糖尿病や動脈硬化の予防にも役立つことも報告されています。
血管疾患の予防を日頃から心がけ実践するためにも、食生活や運動などで血栓を予防することを意識した毎日を送りましょう。
生姜は熱帯アジアが原産といわれ、インドや中国では紀元前から利用されていた食材です。日本でも奈良時代から食されてきた記録があり、ヨーロッパやアメリカ、世界中で食べられている食材です。
生姜は、ニンニクやワサビと並ぶ薬味根菜で、中国やインドなどで古くから使われてきた香辛料の一つです。日本でも、料理の下味をはじめ、刺身や冷奴の薬味、寿司の口直しの“がり”としても馴染み深い食材ですね。
昔から漢方薬や薬用ハーブとして重宝されてきた生姜ですが、実は栄養価としてはビタミンB1、B2、Cが少量含まれる程度で、ほとんど期待できません。
しかし、生姜特有の辛みや清涼感のある香りに優れた効果があります。その正体は、辛味成分「ジンゲロール」と「ショウガオール」。ジンゲロールは生の生姜に多く含まれ、加熱することでショウガオールに変化します。
ジンゲロールには優れた殺菌力があり、食中毒の予防に有効です。例えば、カツオのたたきの薬味として生姜を使うのは、臭みを消すだけでなく食中毒の予防効果が期待できるためです。
また、その殺菌力の高さから、体内に入ってきた細菌やウイルスを撃退する作用があり、風邪やインフルエンザなどの初期症状や吐き気止め、たん切り、せき止めなど、感染症の様々な症状に効果があるといわれています。
一方、ショウガオールには「生姜を食べると体がポカポカする」といわれるように、冷えによって滞りがちになった血液の流れをよくする血行促進効果があります。さらに、胃液の分泌を促進して消化吸収を助ける作用もあるので、食欲のない時などは、生姜湯などをゆっくり体に入れるといいでしょう。
意外にも、実は生姜には体を冷やす効果もあります。生の生姜に含まれるジンゲロールには解熱効果があり、身体の深部を冷やします。食べた瞬間はポーッとしますが、その後はゆっくり身体を冷やしていくので、火照った身体には効果的です。
生か加熱か、自身の体調に合わせて摂取法を工夫するといいですね。
一般的な酢と黒酢の違いをご存知ですか。それは原料と製造方法の違いにあります。通常の米酢は精米が原料なのに対し、黒酢は玄米が原料になっています。また、時間をかけて発酵・熟成を繰り返し、あの独特の色と風味が作られます。
栄養的にも必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、疲労回復やダイエット効果、生活習慣病に効果があるといわれ、健康飲料として黒酢を飲んでいる人も増えていますが、黒酢は肉を柔らかくしたり、野菜や肉の美味しさを引き出し、旨みとコクをプラスしてくれるので料理に幅広く活用したいですね。
- ・春雨……………………60g
- ・ささみ…………………60g
- ・リンゴ…………………1/4個
- ・椎茸……………………2枚
- ・しめじ…………………30g
- ・エノキ…………………1/2株
- ・黄色パプリカ…………1/4個
- ・生姜……………………20g
- ・白髪葱…………………20g
- ・糸唐辛子………………適量
- <黒酢あんかけ>
- ・麺つゆ(3倍濃縮)…100cc
- ・水………………………300cc
- ・みりん…………………50cc
- ・黒酢……………………50cc
- ・水溶き片栗粉…………30cc
- [下準備]
- ささみは電子レンジで加熱し、ほぐしておく。リンゴと黄色パプリカ、生姜は千切りにする。椎茸はスライスにし、しめじ、エノキは石づきを切り落とし小房に分ける。
- @ 沸騰した湯に春雨を入れ柔らかくなったら器にのせる。
- A 麺つゆ・水・みりんを鍋に入れ沸かし、ささみ、椎茸、しめじ、エノキ、黄色パプリカ、生姜を加え火を通し、最後に水溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
- BAに黒酢を入れサッと混ぜ合わせ、@にまわしかける。最後にリンゴ、白髪葱、糸唐辛子を盛り付けて完成。
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イスラエルの
新型コロナウイルス対策C
新型コロナウイルスは人々の価値観の変化や生活様式の変化をもたらしました。全世界的な広がりを見せ先行きが見えない感染拡大は、日本では若干の落ち着きを見せ、各自治体独自の非常事態宣言も段階的に解除されていますが、安倍首相の辞任により、新たなリーダーのもとでも最重要課題としてウイルス対策が挙げられ、依然ウイルスとの戦いの緊張感は続いています。
イスラエルでは「第2波」感染拡大が深刻化しています。イスラエル政府は経済活動への影響を懸念して国民への新たな行動制限に踏み出せず、国民の不安を解消するための有効な手立てが見出せていないのが現実です。連日1000人規模の新規感染が判明しており、ネタニヤフ首相は「世界で最悪の水準にある」と危機感を表明しています。「第1波」は何とか乗り切ったものの経済再開のタイミングが尚早で感染流行の再燃を招いてしまったようです。
また、これまでの規制による影響で失業率が増加するなど国民の痛みが顕在化。政府は日本の対応を参考にして、国民全員に給付金を与える案も発表しましたが、平等性の議論がまとまらず、この計画は結果的に頓挫してしまいました。主要都市のエルサレムやテルアビブでは政府の対応に不満を募らせた人々による大規模デモも頻発し、予断を許さない状況が続いています。
そんな中、8月13日にイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が米国の仲介で国交正常化に合意。両国の企業が新型コロナウイルスのワクチンや検査キットの研究開発などで協力を進める調印を行うなど、中東情勢は歴史的な転換点を迎えています。コロナ禍においても世界は絶えず変わり続けている象徴的な出来事となりました。
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「亜鉛」というミネラルをご存知ですか?「詳しくは知らないが、聞いたことはある」という方は多いと思います。
私たちの生活の中で、亜鉛は五百円玉や乾電池の材料として使われている金属ですが、からだの中では鉄(ヘム鉄)と同じように欠かすことのできない必須ミネラルです。
からだの中に存在する亜鉛はヒトの成長や発達にとって重要で、生命の維持や細胞の正常な分化に深く関わっています。このため、細胞の生まれ変わりが活発なところでは多くの亜鉛が必要とされています。亜鉛は体内のさまざまな酵素を正常に働かせるために必須で、大人では体内に約2g含まれており、鉄の次に多い微量ミネラルです。このように、からだ中いたるところに亜鉛は存在しますが、主に骨・骨髄、肝臓、腎臓、筋肉、そして、男性にしかない生殖器の一つ、前立腺にも多く含まれています。精子を元気にし、受精の成立を助け、早産を予防するまさに命のミネラルなのです。女性の胎内では、受精すると妊娠を維持・持続するために、黄体ホルモンだけでなく、継続的に放出される亜鉛も重要な役割を担います。このような働きから、不妊症の50%は男性に原因がありますので、子供を授かりたいと願う方々は性別を問わず、亜鉛の不足しない食生活を意識するよう心がけましょう。
赤ちゃんのようなみずみずしい素肌は憧れですが、これも、母乳に多く含まれる美肌ミネラルとしての亜鉛のおかげです。
昨今、年齢を問わず、亜鉛欠乏が日本においても問題になっており、抜け毛が多くなる原因のひとつでもあります。また、「臭いがしない、味が分からない」という症状も特徴です。味覚・嗅覚の双方の症状がある場合、どのような原因であれ、細胞の機能を復活させる亜鉛の含まれている食品を取ることが大切です。
亜鉛は魚介類に多く含まれていますが、中でも、かきやウナギは亜鉛が豊富な食品です。その他、赤身の肉や藻類にも多く含まれています。
確実に摂取する一番の方法は、健康補助食品で亜鉛を摂取することです。生きた酵母に亜鉛を取り込ませた、品質の確かな亜鉛酵母(食用亜鉛)を配合した複合サプリが、今、推奨されています。