クロスタニン・ドナリエラの日健総本社ホームページ

健康の輪デジタル新聞

2020年1月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

世界の海と時間を支配した大帝国イギリスの歴史を感じさせる街。子午線が通る街として首都ロンドンから足を延ばす観光客も多い美しい街です。
答えはこちら

新しい一年のスタート。皆さんはどんな目標を立てましたか?どんな目標を立てるにもまずは健康であることが大切です。生涯現役で自分らしくいるために「健康寿命」についての意識をちょっと高めてみませんか?

 日本は世界有数の長寿国として知られています。厚生労働省の発表によると、現在の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、男女ともに過去最高を更新(2019年現在)し、女性は香港に次いで世界第2位、男性は、香港、スイスに次いで第3位を記録しています。
 しかし、こうした平均寿命が延び続ける一方で、「健康寿命」との差に大きな開きがあることが問題視されています。
 「健康寿命」とは、心身ともに健康で、介護や人の助けを借りずに食事、入浴などの日常生活を自立して送れる期間のこと。
 現在、日本人の健康寿命は、女性が74.79歳、男性が72.14歳(厚生労働省調べ・2016年現在)で、平均寿命との差は10年前後もあり、その期間は医療機関やまわりの手助けを強いられることになります。「この差を縮めて、生涯現役でいたい」というのは誰しもの願いですよね。
 健康寿命を延ばすためには、認知症、脳卒中などの脳血管疾患や骨折、転倒など要支援・要介護になる原因を早めに生活から取り除いていくことが重要です。
 例えば、高血圧や糖尿病などが気になっている人は生活習慣の見直しを、運動不足が気になる人は適度な運動を、認知症が気になる人は積極的に社会参加をするなど、気づいたことを気づいた時点から対処していくことです。そのために、定期的な健康診断で自分の体を検査することも大切ですね。
 また、バリアフリー住居や交通の利便性など、日常の生活環境の整備も健康づくりには重要なポイントです。
 「まだ大丈夫」ではなく、今の自分を見つめ、将来のリスクを減らす対策を1つずつ行っていきましょう。

 毎年、当たり前のようにお祝いしている「お正月」。いつからどんな理由でお祝いされているかご存知ですか?
 お正月をお祝いするようになったのは、仏教が伝来した6世紀半ばよりも前だといわれており、日本に最も古くから存在する行事の1つです。
 お正月の「正」という字には、「きちんとする」「改める」などの意味があり、旧年が無事に終わったことへの感謝と、新年の豊穣を司る歳神様(としがみさま)をお迎えする準備をします。
 そして、「あけましておめでとうございます」という挨拶は、歳神様をお迎えするお祝いの言葉であると同時に、“新春を迎え芽が出る”というありがたい意味が込められた「芽出度い」と表現されることもあります。
 さぁ、今年はどんな一年になるのでしょうか。

▲ページトップへ

健康長寿をめざして

健康状態のバロメーターとして、毎日のお通じがありますが、これが不規則になると便秘の可能性があります。便秘は若い女性に多いと思われがちですが、75歳を過ぎると男女比が同じくらいになり、80歳を超えると男性の方が多くなるようです。世界有数の長寿国となった日本の高齢者に多い悩みの1つが実は便秘なのです。

便秘とは

 便秘の定義は、一般に3〜4日排便が無いと便秘であるといわれています。便秘は気分的にもスッキリしないことも多く、酷くなると腹痛や吐き気、食欲低下や免疫低下、肌荒れやニキビなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
 しかし、毎日排便があっても、スッキリしない、お腹が張る、便が硬いなどの状況が多い場合は、便秘と考えられています。

便秘の種類

 便秘には原因の違いで主に2つのタイプがあり、1つは機能性便秘といい、腸の働きが鈍くなったり、けいれんを起こしたりすることで排便が困難になるものです。2つ目は器質性便秘といい、大腸にポリープができたり腸の炎症が起きたりすることが原因となる腸の病気が引き起こす便秘です。
 高齢者には機能性便秘が多く見られ、筋力の低下で便を押し出す力が弱くなること、血液の流れが悪くなり腸の動きが弱くなること、ストレスなどが原因となり自律神経のバランスが崩れることが原因です。
 自律神経は、交感神経と副交感神経があり、車のアクセルとブレーキのように相反する役割を持っています。緊張やストレスを感じると、交感神経が働き、腸が緩んで働きが弱くなります。反対にリラックス状態のときは、副交感神経が働き、腸の収縮が起きて、便を押し出す働きをするのです。トイレに入るとリラックスしてしまうのも分かりますね。
 この副交感神経の働きは、男性では30代、女性では40代から衰え始め、老化と共にその働きも低下していくようです。毎日の生活習慣を整え、排便リズムを整えておくことが必要となります。

便秘を予防する運動習慣

 老化による筋力の衰えとストレスによる腸の運動機能低下が便秘の原因として多いため、まずは十分なリラックスを心がけてストレスを回避することが大切です。
 さらに筋力を維持するための適度な運動習慣も身につけるとよいでしょう。運動でストレスを緩和できることも多くあります。特に排便の時に力を入れる腹筋を日頃から鍛えておくことも良いでしょう。
 膝を立てて仰向けに寝転んだ状態から、膝を胸の方に倒し両腕で抱える動きは、腸を刺激します。そのままお尻を浮かせ、頭を膝に近付けるように体を丸めて反動をつけて振り子運動をすると、腹筋も鍛えられ、さらには腸に刺激を与えて排便運動にもなります。
 運動と同時に食生活にも気を配ってみると良いでしょう。

便秘予防の食生活

 朝は忙しいですが、朝食をしっかり食べることで腸が目覚め、活動を始めます。
 腸の運動を助けるには、まずは食物繊維をしっかり取り入れたいものです。野菜や果物に多く含まれますし、きのこや海藻などは、多糖体成分も含むため、免疫を助ける働きも期待できます。
 食物繊維は、腸内の水分を集めて便を柔らかくしたり、便を形作ってくれますので日頃の水分摂取もお勧めです。
 腸内環境を整えるには善玉菌を増やすことを助ける発酵食品がお勧めです。ヨーグルト、キムチ、納豆、みそなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。また、ストレスが多い日々が気になる時は、アミノ酸が多い食品もお勧めです。
 生活習慣・食習慣の改善は、高齢になっても便秘を予防し、毎日スッキリした生活を送ることを助けてくれるのです。

漢字熟語クイズ

▲ページトップへ

健康講座&料理
「キニナルおすすめフード」

栄養価が高い上、低カロリーでヘルシーといわれているタイガーナッツ。最近では日本でもテレビなどで紹介され、注目を集め始めています。そんなタイガーナッツに含まれる栄養価や効果、食べ方についてご紹介します。

 タイガーナッツは、ナッツと名こそついていますが、ピーナッツやカシューナッツのようなナッツ類ではなく、実は野菜の仲間の食物です。
 カヤツリグサと呼ばれる植物の塊茎(かいけい)が大きくなったもので、らっきょうや根ショウガと同じ根菜の一種になります。
 アフリカでは200万年以上も前から滋養のために食べられてきた貴重な食材で、古代エジプト人の石棺には財宝と一緒にタイガーナッツが埋葬されていたというほど、貴重な栄養食だったそうです。
 また、ヨーロッパでも600年以上前から食べられてきた歴史あるスーパーフードとしても知られています。

 タイガーナッツの人気の秘密は、その栄養価の高さにあります。
 特に豊富なのは食物繊維で、同じく食物繊維が多いといわれるアーモンドの3倍、ごぼうの14倍も含まれています。
 食物繊維には、腸の調子を整え便通を良くする働きのほか、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を退治する力、血糖値の急激な上昇を抑えて体に脂肪をつきにくくする効果などがあります。
 また、抗酸化作用やアンチエイジング効果が期待できるビタミンEも豊富に含んでおり、8粒食べるだけで一日に必要なビタミンEが取れてしまうというから驚きです。
 他にも、鉄分やマグネシウム、オレイン酸など体に良い栄養素がたくさん含まれており、体を健康に保つための十分な効果が期待できます。
 タイガーナッツは、見た目、歯ごたえ、風味などもナッツによく似ています。クセのない味なのでスナック菓子のようにそのまま食べたり、ヨーグルトやグラノーラに加えたり、少し砕いてスムージーに入れるなどもオススメです。
 一日8〜10粒を目安に食事や間食に取り入れてみましょう。

 お正月に欠かせない餅ですが、カロリーはご飯1杯に対し、切り餅2個とほぼ同じ。ただ、餅は腹持ちが良く、パワーが出るような気がします。
 また、餅の主な栄養源である炭水化物は体内でブドウ糖になり、脳を活性化させる働きがあります。さらに、餅米は身体を温める食材といわれていますので、冬の朝食の主食を餅にするのもおすすめです。
 餅というと雑煮、焼き餅などを思い浮かべますが、今回のレシピのようにパスタの代わりに餅を使ったり、餅ピザ、餅グラタンなど洋食にアレンジすると新鮮で飽きずに食べられます。

材料
  • ・切り餅 ………………………………4個
  • ・ベーコンスライス …………………80g
  • ・マッシュルーム ……………………5〜6個
  • ・きざみねぎ …………………………適量
  • ・きざみのり …………………………適量
  • <カルボナーラソース>
  • ・明太子 ………………………………80g
  • ・牛乳 …………………………………100cc
  • ・生クリーム …………………………100cc
  • ・パルメザンチーズ …………………大さじ1
  • ・卵黄 …………………………………2個
  • ・塩 ……………………………………適量
  • ・ブラックペッパー …………………適量
作り方
  • [下準備]
  • 切り餅は4等分に切り分ける。明太子は薄皮を取り中身を取り出す。ベーコンスライスは1cm 幅に切る。マッシュルームはぬれ布巾で汚れを拭き取る。

  • @ ボウルに<カルボナーラソース>の調味料を混ぜ合わせる。
  • A 耐熱バッドに切り餅、ベーコン、マッシュルームを並べて水を加え、ラップをして電子レンジ(600w)で約3分加熱する。(切り餅が柔らかくなっているか確認する)
  • B A が温かいうちに、カルボナーラソースに加えてよく混ぜ合わせる。
  • C 器に盛り付け、きざみねぎときざみのりを散らして完成。
今月のクイズの答え

▲ページトップへ

魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの祭と行事(24)
「イスラエルのクリスマス」

トーラーの巻物を抱いて喜び踊る人々。1年間、神の教え(トーラー)と共に生きることができた喜びを皆で分かち合います。

 イスラエルはユダヤ教の国ですから盛大にクリスマスを祝うことはありませんが、イエス・キリストの生誕地であるベツレヘムには世界文化遺産でもある「聖誕教会」があり、毎年クリスマスになると世界中からクリスチャンをはじめとした多くの観光客が訪れ、そのミサが世界中に放映されることでも知られています。
 イスラエル北部のナザレという街も、イエスが育った町としてクリスマスをお祝いします。
 イエスの母マリアが天使から懐胎を告げられたことを記念した「受胎告知教会」にも大きなツリーとイルミネーションが施されます。
 また、クリスマスと同じ頃に祝われるユダヤ教の祭りには「ハヌカ」があります。こうした様々な宗教的背景を持つ学生が集うイスラエルの大学では、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教それぞれに配慮した取り組みが進められており、ハヌカの初日とクリスマス、さらにイスラム教の犠牲祭は正式な休校日として定められています。
 実は、イスラエルのクリスマスを取り巻く環境は年々変化しています。このシーズンには世界中から巡礼者が訪れますが、それだけでなく、世俗派のユダヤ人を中心に、異国の文化としてクリスマスを楽しむ人が増えているのです。街にクリスマスツリーが飾られたり、コンサートが開かれたり、教会を巡るツアーも人気を集めています。
 これは、ロシアからの移民がキリスト教文化を持ち込んだことにより、クリスマスが浸透してきているからだと考えられています。
 宗教対立ばかりがニュースで取り上げられますが、このようにお互いの宗教を尊重しあう雰囲気があることも事実です。

▲ページトップへ

What's栄養成分?体内バランスを整えよう 93 オーラプテン

 「オーラプテン」?、一般にはあまり知られていない栄養成分ですが、一部の柑橘類、とりわけ、ハッサクや夏みかん、次いで、グレープフルーツやユズ、カボスなどの順で果皮に多く含まれている香りの成分と報告されています。報告では、そのほかの柑橘類、たとえば、オレンジ、キンカン、イヨカン、レモン、ダイダイ、スダチ、温州ミカンなどには同じミカンの仲間でも、なぜか「オーラプテン」はほとんど含まれていないそうです。つまり、「ユズとカボスにあって、ダイダイやスダチにはないもの」。なんだか、なぞなぞのようですが、実は、それが「オーラプテン」です。柑橘類の果皮を薬味やママレードなどの材料にする場合には、この違いを覚えておくのもいいでしょう。
 では、「オーラプテン」の機能性ですが、血中のコレステロールや肝臓の中性脂肪を低下することが臨床試験で明らかになっており、メタボリック症候群の予防に効果が期待できます。
 さらに、「オーラプテン」には優れた抗炎症作用があり、脳の中枢で免疫を担当する「ミクログリア(小膠細胞(しょうこうさいぼう))」という細胞の活性化を抑制し、MCI(軽度認知障害)の予防に役立つと考えられています。ちなみに、近頃、MCIは血液検査で調べることができるようです。さて、ミクログリアは炎症に反応して活性化し、変性した神経細胞を除去する働きがあります。その一方で、ミクログリアの活性が過剰になったり、長期化したりすると、周辺の正常な神経細胞まで除去してしまいます。そのため、ミクログリアの活性の制御が、脳の神経細胞の保護につながるのです。
 ところで、ハッサクは「八朔」と書き、8月1日を意味します。冬に収穫するのに、どうして「八朔」という名がつけられたのでしょうか。ハッサクは万延元年に広島県因島の恵日山浄土寺で、当時の住職であった小江恵徳上人によって発見されました。「八朔」の名がついたのは、明治19年。8月1日を意味する名前になったのは、当時、ハッサクが陰暦の8月1日頃から食べられていたからだそうです。現在の旬の時期とズレていますが、「オーラプテン」で恵徳上人の一生健康にあやかろうではありませんか。

日健総本社へのお問い合わせはフリーダイヤル0120-130501

Copyright (C) NIKKEN SOHONSHA CORPORATION All Rights Reserved.

株式会社日健総本社