オーストリアの美しい街。芸術と文化の中心地として栄え、人類にとって特別な価値のある街として評価されています。
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睡眠中に足がつって動けなくなったという経験がある人も多いのではないでしょうか。たまに起こるくらいなら心配ありませんが、生活に支障をきたすほど頻繁に起こる場合は、何かの病気の前ぶれかもしれません。
「こむら返り」とは、腓(こむら)=ふくらはぎに起こる筋痙攣の総称で、足の指や土踏まずなども含めた足の筋が急に自分の意思とは関係なく突っ張る現象、いわゆる「足がつる」ことです。
こむら返りがなぜ起こるのか、そのメカニズムは明確には解明されていませんが、体内のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと筋肉の動きが深く関係していると考えられています。
例えば、たくさん汗をかいて、多くの水分やミネラルが体外に流れ出てしまうと、神経から筋肉の伸縮を命令する信号が乱れて制御がうまくできなくなります。それにより足の筋肉は硬直しやすくなり、痙攣を起こしやすくなるのです。
また、年齢を重ねると筋肉量が減り、血行が悪くなることも筋肉の誤作動を起こす一因と考えられており、それらの要因から中高年層や妊婦などが特に起こしやすいといわれています。
こむら返りが起こってしまった時の対処法としては、つった方の足の爪先をつかんでゆっくり手前に引っ張る、アキレス腱を伸ばす要領でふくらはぎをゆっくり伸ばす、患部をお湯や蒸しタオルで温める、などです。
こむら返りを起こさないようにするためには、前述の通り水分・ミネラルをしっかり補給すること。マスク生活が日常となっている今、喉の渇きを感じにくくなり脱水症状が起こりやすくなっています。また、冷房を使うこれからの季節は体が冷えたり、何かと体のイオンバランスが崩れがちですので、こまめに水分を取るようにしましょう。
夜中に週一回以上のこむら返りが長期間続く場合は、腎不全や糖尿病、脳梗塞など思いもよらない病気を知らせるシグナルのケースもあるので、気になる場合は、医療機関へ受診もおすすめします。
夏の風物詩の一つ「風鈴」。そのルーツは、唐の時代の中国で行われていた、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占う「占風鐸」( せんふうたく)という占いが、仏教とともに日本に伝わったのが始まりだといわれています。
当時の日本では、強い風が、流行り病や邪気などの災いを運んでくると考えられており、風鐸の音が聞こえる範囲は災いから守ってくれるものとして、お寺の軒の四隅に吊るされるようになりました。
その後、平安時代に貴族が魔除けとして軒先に吊るし、この頃から「風鈴」と呼ばれるようになったようです。
近年は、住環境の変化により騒音問題などで使用する家庭も減っていますが、見た目と音で夏の涼を楽しむのも粋ですよね。
近年、大人にも喘息で悩んでいる人が増えています。ここ30年程で子供では6倍、大人では3倍に増えた喘息患者数は、現在400万人以上とされています。大人の喘息では、年齢が40代になってから発症する患者が半数以上を占めるようです。喘息の発作を抑える秘訣は、喘息となった原因を知ることと、喘息のコントロールをうまく行うことが大変重要となります。
特徴的な喘息の症状
一般的には、呼吸に伴いヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴(ぜんめい)、息苦しさ、激しい咳込みなどの症状が主に明け方などに多く、昼間はあまり出ない場合もあります。原因は気道の炎症によるもので、そこにアレルゲンと呼ばれるダニ、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、カビなどが反応するものと、それ以外では、タバコ、風邪、過労、ストレス、運動、温度差、医薬品などがあります。子供の喘息はアレルギーによるものが多く、中年層では医薬品の副作用、高齢者では風邪などの菌やウイルス感染が原因になるものが多いようです。
喘息の原因
近年、大人の喘息で多いのが医薬品による副作用で起こるものです。中でも、アスピリン喘息は、一般に服用されている鎮痛剤、解熱剤を使用した後1時間以内に鼻水、鼻づまり、咳、喘鳴、息苦しさなどの症状が現れ、重症化すると命に関わる発作を起こすこともあります。アスピリンだけが危険というわけでなく、全ての鎮痛解熱剤に過敏に反応するため「鎮痛解熱剤過敏喘息」と呼ばれるようになっています。
アレルギー性の場合は、アレルゲンが様々ありますので、個々にアレルゲンを特定して、できる限り除去しましょう。
ダニやホコリの場合はこまめな掃除を、寒暖差が原因の場合は、鼻やのどに直接冷たい空気が流れないようマスクやマフラーを利用しましょう。
大人の喘息は一般的に治りにくいといわれており、発作時の対処薬と普段から発作を予防するための予防薬の併用で症状をコントロールしていきます。
喘息の治療と予防
発作が起きた場合は、短時間で作用する気管支拡張剤の吸入が行われます。喘息は慢性的な気管支の炎症が原因となるため、普段は発作を予防する吸入ステロイドなどを使用することが多く、患部に直接浸透させることで炎症を抑え、発作を予防します。このようにコントロールすることで普通に生活を送ることができるようにもなります。
大人の喘息は症状が自然に改善されることがありますが、それは完治したわけではないため、ある日いきなり再び発作が出ることもあります。普段から予防の心がけをすると共に今の状態を把握しておくことが大切で、日頃からピークフローメーターなどで気道の狭まりをチェックすることも重要です。アレルゲンがある場合は出来る限り取り除き、禁煙も必要になります。
また、高齢になると風邪がこじれて喘息を引き起こすケースが増えますので、基本となる手洗い・うがいを心がけ、気圧の変化や気温の変化に注意しましょう。
運動が引き金になる運動誘発性喘息の予防には、激しい運動は避け、どの程度の運動までなら行ってもよいかを医師に相談してみましょう。運動による喘息の原因となる活性酸素を抑える抗酸化食品として天然β-カロチンなどを普段から摂取することもお勧めです。
特に大人の喘息ではストレスが引き金になる場合があるため、ストレス発散と十分な睡眠を心がけましょう。ストレスを和らげる栄養素としては、チロシン、トリプトファン、GABAなどのアミノ酸などを取り入れることも心がけましょう。
その他、予防のために普段から取り入れたい食品として咳を抑えるレンコンや柿などの成分タンニン、お茶などの成分カテキン、気道の炎症を抑えるブロッコリースプラウトの成分スルフォラファン、粘膜を守る海藻類、整腸に良いキノコ類、喘息の炎症抑制にDHAが良いことも最近の研究で分かってきています。
インドネシアの伝統食品「テンペ」をご存知ですか。その正体は、大豆を発酵させた健康食品。納豆のような粘りやにおいが少なく調理法も豊富で、常食にすることで様々な健康効果が報告されています。
テンペは、インドネシアで500年以上前から食べられている大豆の発酵食品です。一般的にまだ日本では馴染みの少ない食材ですが、その栄養価の高さから近年、日本のみならず欧米においてもスーパーフードとして注目を集めており、ヘルシー志向のカフェやレストラン、ナチュラルフードを販売するお店などでよく見られるようになりました。
「テンペ」は同じ大豆でも「納豆菌」で発酵させる「納豆」とは異なり、バナナやハイビスカスの葉に付着しているクモノスカビの一種「テンペ菌」で無塩発酵させる食品です。納豆のようなにおいや粘りが少ないことからいろんな料理に利用しやすく、特にベジタリアンの人たちのお肉の代用品としてよく使われています。
テンペがスーパーフードとして注目されている所以は、先述の通り、その栄養価の高さ。タンパク質、ビタミンB群、リノール酸、食物繊維、ミネラル、サポニン、イソフラボンなどが豊富に含まれており、抗酸化作用によるガン予防やアンチエイジング、心筋梗塞や動脈硬化の予防、骨粗しょう症や更年期障害の症状緩和など、様々な効果が期待・実証されています。
特に、注目すべきはテンペの抗菌作用。テンペ菌が腸に達すると腸内細菌のバランスを整え、悪玉菌が増えにくい状態をつくります。このように腸内環境が整うと老廃物を体外に排出する力がアップし、便秘解消、ダイエット効果にもつながります。
体の中で大きな割合を占める免疫器官である腸を健康にすることは、免疫力を高め健康を保つことです。
サラダなど、そのままはもちろん、焼いたり揚げたりと調理法が豊富なテンペを、毎日の食事に美味しく取り入れながら腸内環境を整え、新型コロナやインフルエンザなどのウイルスや細菌から身を守っていきたいですね。
味噌汁やミネストローネなど、野菜を使ったスープは色々ありますが、温かくても冷たくても楽しめるのがポタージュの魅力です。また、レシピの種類と量の野菜をとるのは大変ですが、スープやポタージュにすると意外に簡単に食べることができ、栄養的にもおすすめです。
ポタージュは濃度も自由に変えられるのでこの時期は比較的さっぱり飲めるようにあとで入れる豆乳の量を調節すると良いでしょう。また、オリーブオイルの代わりにバターで炒めたり、ベーコンやハム、キノコ類で旨みをプラスするのも美味しく作るコツのひとつです。
- ・じゃがいも
……………………100g
- ・カリフラワー …………………100g
- ・ブロッコリー
…………………100g
- ・タマネギ
………………………50g
- ・キャベツ
……………………100g
- ・カブ
…………………………100g
- ・オリーブオイル
………………大さじ1
- ・コンソメスープ …………… 300g
- ・豆乳 …………………………300g
- ・塩 …………………………… ひとつまみ
- ・胡椒 …………………………適量
- ・みじん切りパセリ ……………適量
- ・バケット …………………… 3〜4枚
- [下準備]
- じゃがいもの皮を剥き、小さく切り分け、水にさらし水気をきる。
カリフラワー、ブロッコリーは小房に分ける。タマネギ、キャベツは小さく刻む。カブは10等分に切る。
- @ 鍋にオリーブオイルを熱し、野菜を中火で炒める。
タマネギが半透明になってきたら、コンソメスープを加え煮立てる。
- A 煮立ったら灰汁を取り除き、弱火にして約15〜20分煮る。
- B Aの粗熱を取り、ミキサーやフードプロセッサーで、なめらかになるまでよく混ぜる。
- C 鍋に移し、豆乳を加え温め、塩、胡椒で味を整える。
- D カップに注ぎ、刻んだパセリを振りかける。バケットとご一緒にどうぞ。
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イスラエルの
新型コロナウイルス対策@
世界中に広がった新型コロナウイルスの影響について、イスラエルも例外ではありませんが、国を挙げた対応策の成果もあり、ここまで感染者数は順調に減少し、現時点では急激な感染拡大も起こっておりません。イスラエルではさらに、外国人の入国禁止や当局による感染者らの行動監視(携帯電話の位置情報など、イスラエルが得意とするハイテク技術が転用されました)、外出規制の違反者に多額の罰金を科すといった厳しい措置も実行されました。
5月17日にはネタニヤフ首相率いる新たな連立政権が発足しましたが、ウイルスの感染拡大に対応するための緊急挙国一致内閣という位置付けでウイルスとの戦いを展開しています。医療関連物資の調達活動においては、世界的に有名な情報機関である「モサド」や国防省の首相特命チームが活躍し、検査キットや医療用マスク・防護服などの物資不足を防ぎました。
現在ではロックダウンが解除され、経済・社会活動の再開が進められています。一部において制限は残っていますが、概ねコロナウイルス感染拡大前の日常を取り戻しつつあるようです。
去る5月22日は分断されていたエルサレムの統一を祝うエルサレム・デイ(エルサレム解放記念日・エルサレム統合記念日)でしたが、例年なら何千人もの人々がイスラエルの国旗を振りながら、エルサレム市内を旧市街の嘆きの壁まで賑やかに行進しますが、今年は数百名程の人々が約2メートルの間隔を維持して、旧市街の城門付近に集まることまで許可が出たにとどまりました。
各種イベントや宗教的伝統行事などもコロナウイルスの影響を受けて今回は様変わりしています。一刻も早い終息を願う気持ちも世界共通のようです。
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スピルリナは、地球誕生から10億年後の生命が誕生する現在の地球に変化するときに重要な役割をした微細藻類です。
微細藻類のなかでもドナリエラやクロレラは細胞の中に核を持つ緑藻類という真核生物ですが、スピルリナは核を持たない藍藻類という原核生物です。
スピルリナは、日本の水前寺のりの仲間で、耳になじみのない名前は、細胞が、らせん状(スパイラル)の形をしていることに由来します。
アフリカやメキシコでは古くから食品として利用されていて、高温、強アルカリという他の生物がほとんど生存できない特殊条件の湖で、35億年も生き続けてきた強靭な生命力の持ち主です。
スピルリナの生育する湖は、湖水の塩分濃度が10〜20%で、しかも、水質はpH9〜10の強アルカリ性を示し、水温も32〜42度の高温に適応性を持っていることが分かっています。これは雑菌など他の微生物が生存しにくく清潔な状態で生息しているということです。
スピルリナは「完全食品」といわれるほど栄養に富んでいます。その栄養成分や特徴には、目を見張るものがあります。
●スピルリナの特徴
@30種類以上のビタミン・ミネラルを含む
A成分の60%が良質のタンパク質
B細胞壁が非常に薄いので消化吸収率は95%以上
Cガンを予防するといわれるカロチノイドの橙黄、クロロフィルの緑、フィコシアニンの青と三つの色素を持つ
D便秘を解消して肥満を防ぐ食物繊維を含む
ちなみに、緑黄色野菜として代表的なほうれん草と比較すると、体内で必要なだけビタミンAになって働くβ-カロチンは40倍、鉄分は15倍含まれています。また、レバーに多く含まれ、他の野菜にはめったに見られないビタミンB12を含んでいることも特色です。
●健康補助効果
これまで報告されている効果には次のようなものがあります。
糖尿病・肝疾患・白内障・アレルギー・アトピー・高血圧・消化器疾患・貧血・脂質異常症・関節痛・神経痛など
●その他
宇宙での酸素と食糧の供給源として米国NASAと航空宇宙技術研究所(現・JAXA)の共同研究も行われています。