中国安徽省にある景勝地。多くの峰が折り重なる風景は1枚の水墨画のようで自然が作り上げた景観は神秘的な魅力にあふれています。
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私たちが普段、無意識に行っている「呼吸」。新型コロナ騒動により、肺の機能の大切さや肺炎の恐ろしさについて実感している今だからこそ、改善・予防両方の側面から自身の「呼吸」について再確認してみましょう。
「十分に息が吸えていない」「呼吸が浅い」などの違和感を感じることはありませんか?
普段、無意識に行っている呼吸ですが、呼吸が十分にできず息苦しさや息切れを覚えるようになると、体を動かすこと自体が億劫になり、家に引きこもりがちになります。その結果、筋力が衰えて足腰が弱り、ますます散歩や買い物などの外出を避け、体全体の機能がどんどん低下してしまうといった悪循環に陥ります。
こういった負のスパイラルを断ち切り、健康でいきいきとした生活を送るために、呼吸器の運動機能を改善・向上させていくのが「呼吸リハビリテーション」です。
「呼吸リハビリテーション」は、従来COPD(慢性閉塞性肺疾患)など肺疾患を抱えている人を対象に行われてきたリハビリですが、現在は特に肺疾患のない人が、呼吸機能を衰えさせない予防トレーニングとして行うことも大きな目的とされています。
具体的な実践法は大きく分けて2つ。1つ目は「腹式呼吸」です。横隔膜を使ってお腹から呼吸することで、一度の換気量(呼吸によって得られる空気の量)が増加し、効率的に無駄なく呼吸できるようになります。2つ目は「口すぼめ呼吸」。ろうそくの火を吹き消すように口をすぼめて呼吸を繰り返すことで気道を拡張し、息を吐きやすくします。どちらの呼吸法も、鼻から息を吸って、ゆっくり口から吐きます。
こうした正しい呼吸法を身につけた上で、ウォーキングやストレッチなどの運動療法を取り入れることで、息切れなどの症状が顕著に改善されることがわかっています。
いつまでも自分らしく充実した生活を送るために、一度、自身の「呼吸」をじっくり観察してみましょう。
夜中に墓場や廃墟などの怖い場所へ行き、恐怖心に対する強さを試す「肝試し」。
夏のイメージの強い「肝試し」ですが、近年ではテーマパークのアトラクションやゲームセンターの人気施設として通年執り行われていることも多いイベントです。
元々は、武士の家で、子どもの精神を鍛え上げる目的で、夏の丑三つ時(午前2〜3時頃)に上記に示したような怖い場所へ行かせる教育を行っていたのが始まりとか。
その風習が現代まで受け継がれ、今では人が集まるイベントなどの催事として定着しました。
当時は「怖い場所へ行って帰ってくる」以外にも、開いた手の指と指の間を刃物やペンなどで素早く突いていく行為(遊び)も「肝試し」の1つとされていたそうですよ。
痛風というと「風が吹いただけでも痛い」といわれるほどの激痛があるイメージですが、この病気は体内に過剰に溜まった尿酸が鍵を握っています。尿酸は主にプリン体が分解して作られますが、食事から摂取するものは2割程度で、ほとんどが体内で作られています。つまり、個々の体質と大きな関係があるのです。痛風の原因となる尿酸について詳しく探ってみましょう。
高尿酸血症・痛風とは
尿酸値が高くなり7.0r/dlを超えると高尿酸血症と呼ばれ、痛風の発作が現れることが多く、尿酸値が6.6r/dl以下であれば発作が起こりにくいようです。
尿酸が過剰に増えると結晶化し、これが関節に溜まると突然、激痛に襲われます。激痛は軽ければ2〜3日、酷くても2週間ほどで自然に治まります。主に足の親指の付け根の関節、足首、膝、肘などに起こりやすいようです。
痛みが引いても尿酸が体内からなくなった訳ではないため、決して安心はできません。それは、尿路結石などの合併症に陥る可能性が高く、痛風患者は健常者に比べてリスクが10倍も高いといわれていますので、日常的に尿酸の前駆物質であるプリン体を増やさないように心掛ける必要があります。
尿酸の原料である「プリン体」
プリン体は、細胞の核を作る構成成分で私たちが生きるために必要なものです。約8割が体内で新陳代謝により作られ、生命活動に使われます。余ったプリン体は、一部は肝臓で分解し尿酸に作り変えられて、腎臓から尿と一緒に排泄されるのです。
ここで、体内で余っている所にさらに食べ物から取り入れると尿酸がさらに増えてしまい、高尿酸血症や通風の危険性が増してしまいます。つまり、体内での尿酸の生産量と排泄量のバランスが大切なのです。
プリン体の摂取と排泄
尿酸値が気になる人は、食生活でプリン体を多く含む食品を減らしてみることも一つの予防法につながります。
まずは、アルコール摂取量の多い人は、少し控えてみましょう。アルコールそのものが分解されるときに尿酸を作り、その時に作られる乳酸が尿酸の蓄積を促してしまうのです。さらに、ビールや発泡酒は、麦芽を使用しており、そのプリン体もプラスされるので、多量に飲むことを控えることも重要です。ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒はプリン体があまり含まれていませんが、アルコール濃度は高めなので、その点は忘れないようにしましょう。
プリン体は、食品100gあたり300r以上含まれていると高含量とされます。また、1日のプリン体摂取量が400rを超えると、尿酸値が上がりやすいと考えられています。
一般的に、動物の内臓や、乾物などに多く含まれており、鳥レバー、イワシの干物、白子、あんこうの肝、鰹節などに。次いで、豚レバー、牛レバー、カツオ、イワシ、大正えび、さんまの干物などは多めに含有しています。これらの食品を控えめにしながら排泄を助ける体質を作ることが重要です。
尿酸はアルカリに溶けて排泄されやすいため、尿をアルカリ性にして尿酸の排泄を促進させるヒジキやワカメなどの海藻、干し椎茸などのキノコ、ほうれん草などの野菜を食事に取り入れたり、尿からの排泄を増やすために水分を多めに飲んだりしましょう。
また、内臓脂肪が多いとインスリンの働きも鈍り、これが尿酸の排泄を邪魔してしまうため、内臓脂肪を減らしたり、インスリンの働きを助けたりすることも重要となります。
天然のβカロチンなどもインスリンの働きを助けてくれると報告されています。
日常のストレスでも尿酸値は上昇しますので、夜はぐっすり休んでストレスをためないように気を付けたいものです。ぐっすり休むためには、発芽玄米やカカオなどに含まれるギャバなどのアミノ酸も取り入れてみましょう。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も、脂肪を溜めないようにすると共にストレス解消につながるのでオススメです。
数ある発酵食品の中で一番日本人の腸に合う菌を作るのは、ぬか漬けだといわれています。今回は、そのぬか漬けをクローズアップ。その具体的な効果や食べ方についてご紹介します。
納豆、味噌、醤油、甘酒など数多くある日本の発酵食品の中の代表格「ぬか漬け」。平城京(奈良時代)の木簡にその原型となる漬物について記され、江戸時代初期には現在の製法が完成されたといわれる、まさに日本の伝統食です。
ぬか漬けは、米ぬかを発酵させたぬか床に好みの食材を漬けるだけ。作り方こそ簡単ですが、そのメリットは天井知らずといっても過言ではありません。
ぬか漬けを食べることで期待できることは、何といっても栄養効果。ぬかには白米の20倍ものビタミンB1が含まれており、ぬか漬けにするだけで生で野菜を食べるよりもビタミンB1を多く摂取することができます。
また、発酵食品には植物性乳酸菌がふんだんに含まれています。植物性乳酸菌は生きて腸まで届くため、善玉菌を増やし腸内環境を整えます。そして、腸内環境が整うことで、便秘を解消し、美肌やダイエットなどの美容にも効果が期待できます。
その他、豊富に含まれる食物繊維の働きによる大腸がんの予防、コレステロールの吸収を抑制する働きによる動脈硬化の予防、インスリンの分泌を促す働きによる糖尿病の予防など様々な効果が期待されています。
最も注目すべき点は、そのバランスの良さです。栄養素がただ豊富に含まれているわけではなく、バランス良く栄養を取ることができる栄養バランス食品なのです。
食べるタイミングとしては、夕食後がベストだといわれています。植物性乳酸菌はあまり胃酸に強くないため、胃酸が薄まっている夕食後が最大限の効果を発揮するためです。
食べるタイミングよりもっと大切なのは、毎日継続して食べること。アボカド、ゆでたまご、チーズ、こんにゃくなど新しい食材にチャレンジしながら、ぬか漬け生活を楽しんでみてはいかがですか?
夏のビールのおつまみとして人気の枝豆ですが、枝豆には新陳代謝を活発にするビタミンB群や、アルコールの分解を促すアミノ酸の一種「メチオニン」などの成分が含まれ、悪酔いや二日酔いを軽くしたり、肝機能の働きを助けてくれるので実はビールと枝豆は相性抜群なんです。
栄養的にも、大豆が完熟する前に収穫した枝豆は、豆と緑黄色野菜の栄養を兼ね備えた優良野菜です。大豆同様、炭水化物、良質なたんぱく質の他、ビタミンB群やビタミンC、カルシウムなどが豊富で更年期の女性に必要なイソフラボンなども豊富に含まれています。
- ・枝豆……………………………300g
- ・ズッキーニ……………………60g
- ・パプリカ(赤・黄)…………各60g
- ・ニンニク………………………1片
- ・唐辛子…………………………4本
- ・醤油……………………………大さじ1
- ・オリーブオイル………………大さじ2
- ・塩胡椒………………………… 少々
- [下準備]
- ズッキーニ、パプリカは食べやすい大きさに切り分ける。ニンニクはみじん切りにする。
- @ 枝豆を塩茹でして水気をきる。
- A フライパンにオリーブオイルとニンニク、唐辛子を入れ熱し、香りがたってきたら枝豆とズッキーニ、パプリカを加えて中火で炒める。
- Bズッキーニに火が通ったら醤油、塩胡椒で味を調え、お皿に盛り付けて完成。
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イスラエルの
新型コロナウイルス対策A
イスラエルは新型コロナウイルスの世界的流行が最初に表面化した時点で、他国に先駆けて国境閉鎖や各種規制を断行した国の一つであり、当初は1日当たり数百人規模だった新規感染者数は一時期1桁台にまで抑制されました。ヨーロッパの主要先進国では軒並み多数の感染者と死者が出ているという状況の中、新型コロナウイルスによる死者数についてもイスラエルは他国を大きく下回っています。
イスラエルでは、その後、経済の再開に向けて徐々に規制が緩和されましたが、緩和とともに学校でクラスター(集団感染)が確認されるなど感染者数も緩やかに増加し、ネタニヤフ首相は封鎖対象都市が今後再び増えるとの見通しを示して国民に社会的距離の指針を順守するように求めました。公共の場でマスクを着用していない人に罰金を課す権限を警察に認め、諜報機関の対テロ監視技術を国民の感染状況追跡のため使用することを個人情報に配慮して一旦中止していましたが、再度認める法案を可決しました。感染で重篤化するリスクが高い健康保険加入者を特定するためにAI(人工知能)を活用するなど、挙国一致で各種対策を講じています。
そして6月25日、イスラエルとパレスチナ当局は、新型コロナウイルス感染の第2波が懸念されるペースで感染が拡大しているとして、一部の規制を復活させました。
また、感染率が特に高い地域では部分的なロックダウン(都市封鎖)措置が発動されましたが、これまでの景気刺激策で財政赤字が増加しており、今後は政府が経済的なリスクを冒して大規模な封鎖に踏み切る公算は小さいとする専門家の意見もあります。
コロナウイルス感染拡大の終息に向けて、世界中で様々な医療機関等が対策に取り組んでいますが、特にワクチンの開発は急務で、欧米をはじめ中国も国を挙げて開発に投資しています。日本も製薬会社と大学との連携が積極的に進められていますが、イスラエルでも数多くの革新的な取り組みが行われています。
テルアビブ大学では、学内の15以上のチームがワクチンと治療薬の研究開発に力を注いでいます。AIなどのハイテク産業と最先端医療で世界をリードするイスラエルから朗報が聞かれる日も近いのではと思われます。
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ヒアルロン酸はムコ多糖(グリコサミノグリカン)の一種で、もともと関節内にある物質です。関節のすべりを良くし、損傷したり、すり減った関節軟骨を修復する働きがあります。また、細胞の隙間を埋めて皮膚に潤いを与えたり、目の透明度を保ったりもします。これは、ヒアルロン酸がミネラル、アミノ酸、ビタミンなどを細胞の奥まで浸透させる働きを持っているからです。
体内のヒアルロン酸の量は、乳児から20歳頃までの保有率を100%とすると、30歳で65%、50歳で45%、60歳で25%と、年齢とともに減っていきます。
このヒアルロン酸、実はグルコサミンから作られることをご存知ですか。口から入ったグルコサミンは小腸の粘膜から吸収され、酵素反応によりN-アセチルグルコサミンに変換されたあと、グルクロン酸と交互に連なってできたもの(糖鎖の一種)がヒアルロン酸です。つまり、ヒアルロン酸はグルコサミンが代謝されてできるのですが、ヒアルロン酸は分子量が大きいため口から摂取しても吸収されにくいので、注射で利用されます。また、原料のグルコサミンも、基原原料のエビの殻やカニの甲羅から抽出されるキチン質やこれを分解したキトサンでは吸収できません。つまり、グルコサミンを摂取しないと、関節や皮膚などが老化していくのです。
軟骨は70〜80%を水分が占めていますが、その水分を蓄えるのに重要な働きをするのがプロテオグリカン(ムコ多糖)で、水分の保持にはヒアルロン酸が重要な役割を果たします。形状的にはグルコサミンを主体とする試験管ブラシ(スポンジの役割)のような形をした、いくつものプロテオグリカンがヒアルロン酸に結合し、軟骨を形成します。ヒアルロン酸は、1グラムで6リットルもの水分を保つ優れた保水力を持つ成分で、目や肌で潤いを保ち、関節では潤滑油のような役割を担っています。ドライアイの予防や改善、肌の乾燥予防や改善にも効果的です。
ヒアルロン酸の減少を防ぐためには原料となるグルコサミンを日々しっかり取ることが重要ですが、グルコサミンを体内で有効活用できる健康で元気な体作りも忘れてはいけませんね。