ナイアガラの滝、イグアスの滝と並んで「世界三大瀑布」のひとつであり、最大の水量を誇る滝。その壮大な景色は世界有数の絶景に数えられる。
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「てんかんは子供の病気」と思いがちですが、高齢者でも発症します。2000年頃からは、高齢者の方が発症率が上回っているというデータもあり、今後ますます高齢化が進むことで、その数はさらに増加すると推測されています。
てんかんは、発作を起こす大脳の慢性疾患です。日本におけるてんかん患者数は、約100万人、世界では約5000万人いるといわれています。
子どもの病気というイメージが強いですが、乳幼児期から老年期まで幅広く発症します。ただし、高齢者の場合、はっきりした症状が少なく、てんかんだと気づかないケースが多いため、症状や前兆をあらかじめ知っておくことが大切です。
高齢者に起こるてんかんのほとんどは、脳卒中の後遺症や脳腫瘍、頭部外傷、中枢神経の感染症、加齢に伴う脳の異常など、脳に何らかの障害が起こったり、脳の一部に傷がついたことで起こるものです。
高齢者てんかんの症状は、意識がはっきりしている「単純部分発作」と、意識障害を伴う「複雑部分発作」が多く、特に1日に何回も複雑部分発作を起こすことが多いといわれています。この発作は痙攣を伴わない(非痙攣発作)ため、気づかずに終わってしまうことも少なくありません。
発作が起きる前兆として無意識に口をくちゃくちゃしたり、手をもぞもぞする「自動症」や、ぼーっと一点を見つめる「一点凝視」などがありますが、あまり目立たず、見逃されてしまうのがほとんどです。
また、発作後にはもうろう状態が続くことも多く、それが数日間続くことから認知症と勘違いされることもあります。てんかんは、抗てんかん薬による治療効果が高いので、違和感を感じたら、すぐに医師の診断を受けましょう。
発作や意識障害が長引くと、脳に障害を与える危険性があります。高齢者のてんかんは気づきにくいだけに、一緒に生活している家族や介護者の方がしっかり見守ってあげたいですね。
日本にコーヒーが伝わったのはいつ頃だと思いますか? 答えは、なんと江戸時代。
近代的なイメージの強いコーヒーですが、江戸時代には既に一部の日本人はコーヒーを飲んでいたそうです。
そのコーヒー、皆さんはどのように飲んでいますか? アメリカのある心理学者が、コーヒーの飲み方による性格分析を行なっています。
「ブラック」で飲む人は直接的で前向きな人、「カフェラテ」で飲む人は神経質で人を喜ばせることが好き、「インスタントコーヒー」を好む人は物事を先延ばしにしがち、また、「アイスコーヒー」を年中飲む人は冒険心が強くあまりリスクを恐れない人…だそうです。
普段、何気なく飲んでいるコーヒーですが、あなたはどのタイプですか?
「虚血」とは「血液が足りない」意味であり、心臓に十分血がいきわたっていない状態が「虚血性心疾患」です。発症すれば命に関わることが多い虚血性心疾患は日本人の死亡原因として上位にランクする注意すべき病気です。狭心症、心筋梗塞をよく耳にしますが、この二つは、その発生原因、経過において異なる状態を示します。
狭心症と心筋梗塞の違い
心臓は休むことなく常に鼓動していますが、心臓が正常に動くためには、心臓の周りを覆うように流れている冠動脈が重要な役割を果たしています。心臓も酸素や栄養素が必要であり、この酸素や栄養を心臓に届けているのが冠動脈なのです。
人は、血管と共に老いるといわれますが、この血管壁にコレステロールや中性脂肪、血糖などが影響して動脈硬化が起こると、血流が悪くなります。当然、冠動脈も例外ではありませんので、動脈硬化が進むと心臓への血流が悪くなり、心筋の働きに影響が出る危険性が高くなるのです。
この冠動脈が細くなって血液の流れが悪くなると、虚血状態(血液が足りない状態)となり、胸痛や胸の圧迫感などの狭心症の症状が現れるのです。この症状は15分ほどでおさまることが多いようで、この時点ではまだ血液は流れており、虚血状態でも心臓の細胞は活動をしています。
冠動脈が細くなる原因としては、喫煙、塩分・脂肪分・糖分の過剰摂取による高血圧、糖尿病、脂質異常症などが挙げられます。
狭心症には、いくつかの種類があり、歩行や階段を上るなどの運動をしたり、重い荷物を持ったりした時に心臓へ負担がかかることで起きるものを「労作性狭心症」といい、安静にすればおさまります。
また、深夜や明け方など安静時にも起こるものを「安静時狭心症」といい、安静時狭心症は血管のけいれんや血管内に血栓ができて冠動脈の流れが悪くなった時に起こります。
治療には、血栓を溶かす薬や、冠動脈形成術、冠動脈バイパス術などによる治療が行われます。
また、冠動脈が更に狭くなり血栓などで血管が詰まって塞がると、心臓を動かすための血液の流れが止まってしまいます。すると、心臓の細胞は酸素や栄養を受け取ることができなくなり、この状態が続くと心臓の細胞が壊死してしまうのです。
死んでしまった細胞は生き返ることがありませんので、心臓の機能が果たせなくなり心筋梗塞の状態になるのです。
心筋梗塞になると、恐怖を感じるような耐え難い痛み、冷や汗や吐き気など安静にしてもおさまらない状態が続き、重症化すると命の危険にさらされます。
発症時には、とにかくすぐに救急車を呼び一刻も早く処置することが望まれます。発症後3時間が勝負ともいわれており、6時間〜12時間以内に回復しないと命に関わるといわれています。
治療には、詰まった冠動脈を再度貫通させるため、ステントを設置したり、動脈硬化の箇所を削り取ったり、粉砕したりする手術などが行われますが、このような状況に陥る前に普段から予防することが大切です。
狭心症・心筋梗塞の予防
予防のためには、適度な運動、ストレスの回避、毎日の食事などを心がける必要があります。夕方頃に1日30分ほど歩く運動がお勧めです。朝早くや夜遅くは冠動脈が昼間よりも収縮していることが多いので避け、起床後であれば1時間ぐらい過ぎてからにしましょう。
食事は、脂肪や糖を抑えた低カロリーにし、減塩するとともに、野菜や藻類から食物繊維やビタミン・カロチン・ミネラルを補って、血圧が上がるのを予防したり、抗酸化を意識したりしましょう。
また、ω-3系の不飽和脂肪酸を意識して摂取することは、血中脂質を低下させることを助ける働きにもつながるのです。
このように、危険性の高い心臓疾患を予防するためにも現在の生活習慣を見直し、自身の健康管理に気配りをしてみましょう。
チョコレートの原料としてよく知られている「カカオ」。最近は、体に様々な良い効果をもたらすスーパーフードとして注目され、カカオを豊富に含む高カカオチョコレートも一般的になっています。
ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、自然界に5000種類以上あるといわれています。
ポリフェノールが含まれる代表的な食べ物には、緑茶や赤ワインなどがありますが、近年、チョコレートの原料となるカカオ豆に含まれる「カカオポリフェノール」が、美容やアンチエイジングに効果的だとして注目を集めています。
しかし、ポリフェノールは自然食品から摂取することがなかなか難しい成分のひとつ。その観点からも、素材を丸ごと使って手軽に食べられるチョコレート(カカオ)が注目されているのです。
ポリフェノールは、年齢を重ねるごとに体が酸化して錆びていくのを防ぐ「抗酸化作用」に優れた成分です。赤ワインに豊富に含まれることで有名ですが、含有量はカカオの方が圧倒的に高く、例えば、86%の高カカオチョコレートのポリフェノール含有量は赤ワインの約16倍にも及びます。
また、カカオポリフェノールは、血圧低下にも効果的です。これは、血管の詰まりを防ぎ、血流をスムーズにしてくれるからだと考えられています。
その他にも、LDLコレステロールの酸化を抑えて動脈硬化を予防する、アレルゲンに対して抗体が作られるのを防いでアレルギーを予防・改善する、腸内バランスを整えて女性の大敵である便秘を解消するなど様々な効果があります。
カカオポリフェノールの効果的な摂取量は、1日200〜500mg、チョコレート約30gです。ただし、カカオポリフェノールは24時間で排泄されてしまうので、1日の中で何回かに分けて取ることがポイントです。
最近では、コンビニでもいろいろな種類の高カカオチョコレート製品が売られています。気軽に手にすることができるので、毎日の生活にうまく取り入れていきたいですね。
日本でもすっかり定着してきたハロウィン。家でもこんなサラダでハロウィンを楽しむのもおすすめです。そんな時に活躍するのがレッドキャベツとも呼ばれる紫キャベツ。料理を華やかにしてくれるだけでなく、栄養的にも大変優れています。
この鮮やかな色は、茄子やしそ、ブルーベリーなどと同じポリフェノールの一種であるアントシアニンで抗酸化作用が強く、肝機能を助けたり、眼精疲労にも効果があります。また、ビタミンCやリン、カリウム等は緑のキャベツより多く含まれ、胃潰瘍の予防・改善に効果があるビタミンUもたっぷり含まれています。
- ・カボチャスライス
……………………………10枚
- ・紫キャベツ
……………………………………1/2個
- ・人参
……………………………………………1/2本
- ・パプリカ(黄色)
……………………………1/4個
- ・水菜
……………………………………………1束
- ・かいわれ
………………………………………1パック
- ・クルミ
…………………………………………40g
- ・スライスチーズ
………………………………1枚
- ・焼き海苔
………………………………………1枚
- <フレンチドレッシング>
- ・オリーブオイル
………………………………100cc
- ・白ワインビネガー又は酢
……………………大さじ2
- ・マヨネーズ
……………………………………大さじ1
- ・無糖ヨーグルト
………………………………大さじ2
- ・塩
………………………………………………小さじ1
[下準備]
- 紫キャベツ、人参、パプリカは千切りに、水菜は長さ3cmに切り、流水にさらしてよく水気を切る。クルミは粗めに砕く。フレンチドレッシングの材料をボウルで混ぜ合わせる。
- @ スライスチーズを丸く型取る(※ペットボトルのキャップなどで型取りできます)。焼き海苔をハサミでハロウィンをイメージして目と口を切る。
- A カボチャをオーブントースターで焼き目がつくまで焼く。
- B 皿に紫キャベツ、人参、パプリカ、水菜、焼きカボチャ、かいわれを盛り付け、クルミを散らし、フレンチドレッシングをかける。
- C@ のチーズを飾り完成。
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イスラエルの祭と行事(22)
「スコット」
仮庵の祭はヘブライ語で「スコット」といい、ユダヤ暦の正月15日から7日間続きます(今年は10月13日から20日まで)。ちょうど秋の収穫時にあたり、春の過越し祭(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)と並んで、ユダヤ教三大祭りの一つとされています。
ユダヤ人の祭は必ず民族の歴史と結び付けられて祝われます。遠い昔に祖先がエジプトの奴隷状態から、預言者モーゼの導きによって脱出した後、約束の地カナン(現在のイスラエル)に向かう途中で、荒野を40年間放浪し、テント生活をしていた苦労を伝承するために、人々は庭やベランダなどの野外に屋根を草木でふいた仮小屋(仮庵)を設けて過ごします。外敵から身を守る壁もなく、雨風をしのぐためのまともな屋根もない仮庵で生活していたユダヤ民族の先祖を、神が壁となり屋根となって守り、生きていくための食物も与えてくれたことに対し、それは過去のことではなく、今も神のご加護があることに感謝して過ごす祭がスコットです。
聖書の時代には、スコットの2日目の夕べ、シロアムの池から汲んだ水をエルサレム神殿に運んで祭壇に注ぐ、ベート・ハショエヴァと呼ばれる儀式がありました。スコットは乾季の終わる時期にあたるので、雨乞いの意味もあったようです。現在では神殿は崩壊しており、この儀式は行われていませんが、生命の源である水を与えてくれる神への感謝と、生きる喜びを表す習慣として、現在でもベート・ハショエヴァを記念しています。
現代のイスラエルにおいても、スコットの期間中は屋外の様々な場所に仮庵が設置され、その中で聖書時代と同じように家族で楽しく、喜びに満ちた時を過ごしています。
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苦味酸は肥満気味のヒトや体脂肪が気になる方にお勧めの栄養成分です。
食用の苦味酸は、ビールの主原料のホップの苦味成分で、α酸(フムロン)とβ酸(ルプロン)の二種類がありますが、体脂肪を減らす作用があるといわれる苦味酸は、ホップを長期間常温で保存(熟成)した際に酸化されて作られる苦味酸で、「熟成ホップ由来苦味酸」と呼ばれます。この苦味酸は、国内外で市販されているビールには1リットル当たり、約19.1〜210ミリグラム含まれていることが報告されており、ビールの銘柄によって10倍近い開きがありますが、体脂肪を減らすためには、1日当たり35ミリグラムの苦味酸を摂取する必要があります。
ちなみに、ビールの芳香とほどよい苦みを生みだすホップは、アサ科のつる性多年草で、ビールの泡立ちを良くしたり、ビールを澄んだものにする、また、雑菌の繁殖を抑えるといった効果があり、ビールにはなくてはならない存在です。おもな薬理効果としては、抗酸化作用(抗老化作用・アンチエイジング効果)が知られていますが、そのほかに、鎮静作用、催眠作用、抗菌作用、健胃作用、食欲増進効果なども認められていますので、つい食べ過ぎになってしまうかもしれません。
とはいっても、肥満気味の方や体脂肪が気になる方には、熟成ホップ由来の苦味酸を多く含む飲み物やサプリメントはお勧めです。しかし、苦味酸だけに頼るのでなく、食べ物を摂取して得られるエネルギー摂取量と身体を動かすことで使われるエネルギー消費量の収支バランスの見直しも忘れないようにしましょう。
ちょっと蛇足的ですが、女性の方にとって朗報があります。ホップには「苦味酸」のほかに女性ホルモンと似た働きをする「フィストロゲン」という物質が含まれているため、年齢とともに減少していく女性ホルモンをホップの「フィストロゲン」で補うことができます。これによって女性ホルモンのバランスの乱れから生じる更年期障害、肩こり、冷え性、肌の老化予防など、女性特有の悩みを改善する効果があるといわれています。
しかし、ビールはお酒ですから、くれぐれも飲みすぎには気を付けましょう。