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健康の輪デジタル新聞

2018年2月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

美しい海とサンゴ礁に囲まれた南半球の楽園。世界最大のサンゴ礁の海は、宇宙からも確認できるといわれています。
答えはこちら

寿命を縮める可能性も座りすぎ症候群とは?

座りすぎが寿命を縮めるなんて大げさと思うかもしれませんが、実際、私たちの体に悪影響を及ぼし、ひいては様々な病気のリスクを高める怖い生活習慣のひとつです。

意外と座っている時間が長い現代生活

 「座りすぎ症候群」という病名、あまり聞き慣れないかもしれませんが、実は今、日本のみならず、世界各国で、“座りすぎ”が健康に悪影響を及ぼすという研究結果が相次いで発表され、注目を集めています。
 では、健康への悪影響とは一体どういったものでしょうか?座っていると、脚の筋肉を使わない状態が続きます。筋肉の大きな役割は、体に血液を巡らせることです。脚の筋肉は全身の7割を占める大きな筋肉で、この筋肉が常に休んでいる状態だと、体の血液がうまく循環せず、流れが滞ってしまいます。
 すると、血液はドロドロの状態になり、本来なら体の中に取り込まれた糖や中性脂肪などを消費するはずが上手く消費できず、代謝の低下を招きます。その結果、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などの成人病のリスクを高めるといわれています。
 20万人を対象にした、ある研究データによると、1日11時間以上座っている人は、座る時間が4時間未満の人に比べて死亡リスクが1.4倍ほど高くなるという驚愕の結果が報告されています。
 デスクワークをしていなくても、食事の時間、車の運転、テレビを観る時間など、私たちは日常生活の中で、思った以上に座っており、誰もが“座りすぎ”によるリスクを抱えているといっても過言ではありません。
 バランスのとれた食生活、十分な睡眠、ストレス発散と一緒に、“座りすぎ”にならないよう気を配り、できることから日頃の対策を取っていきましょう。

「脱・座りすぎ生活習慣」

物に感謝する心 針供養の日

 針供養の日をご存知ですか?折れ、曲がり、錆びなどによって、使えなくなった縫い針を供養し、近くの神社に納める行事のことで、関東地方では毎年2月8日に行われます(関西では12月8日)。
 2月8日は「事始め」の日とされ、昔は、1年の作業が始まる日として、農作業や裁縫も休むべき日と考えられていました。そして使えなくなった針を神社に納め、供養するようになったといわれています。
 供養の際は、「おつかれさま」という気持ちを込めて、豆腐やこんにゃくのように柔らかいものに針を刺して供養するそうです。
 現在では、家庭で針仕事を行うことが少なくなりましたが、和裁や洋裁など服飾関連の教育機関や企業では、現在でも広く針供養が行われているそうです。

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若々しく生きよう!80 手足が冷えるのは血行障害早めの対策で血流を改善!
健康長寿をめざして

手足の冷えや、指先の冷えが気になったり、爪がいつの間にか弱くなって割れてしまったり、指先のささくれが増えたり…もしかすると末梢血行障害になっているかもしれません。末梢血行障害の場合、指先だけの障害でなく、思わぬ病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。

末梢血行障害の症状

 寒さで指先が冷えたり、ジンジン痛くなったりすることがあります。これは、血管が収縮することで体温を逃がさないようにするために起こる現象ですが、指先へ行くほど血管も細くなります。その細い血管がさらに収縮するために、しびれや痛みを感じるのです。また、指先への血流が滞れば、当然のことながら指先の新陳代謝も悪くなり、爪がガタガタになったり、割れやすくなったりすると共に、ささくれが増えてくるのです。

手足が冷えるのは血行障害早めの対策で血流を改善!

 また、腕やふくらはぎの痛みが出てくると、日常生活にも支障をきたす場合があります。さらに酷くなると、指先が変色し黒っぽくなってしまいます。この場合は血行が止まってしまっている可能性があるため、壊死の危険性も考えられます。気になりだしたら早期に対策を考える必要があります。
 手足が冷たくて寝付けない、運動してもあまり汗をかかない、息切れや動悸をしやすい、足がむくみやすい、頭痛が頻繁にある、目の下にクマができやすいなどの兆候が見られる場合は血行不良の可能性も考えられます。特に強い痛みを感じる場合は早急に医療機関での診療をお勧めします。

末梢血行障害による病気

 血行が悪くなってしまう病気には主に2種類の原因があります。
 1つ目は、血栓などが血管に詰まってしまうことが原因となるものです。
 これには、閉塞性動脈硬化症やバージャー病などがあります。閉塞性動脈硬化症は、コレステロール、中性脂肪、血糖値などのいわゆる生活習慣が原因となる疾病の一つですが、血管の老化が進むことで血管の壁が部分的に分厚くなります。
 これが脳や下肢などの末梢血管にできる場合があります。特に脳や心臓周りにできると命の危険にかかわる疾患に繋がります。閉塞性動脈硬化症は、主に中高年に多く見られます。
 さらに、バージャー病も動脈が詰まってしまう代表的な疾患で、40代の若年層にも多く見られます。原因がはっきりしておらず、難病に指定されていますが、発症患者の9割に喫煙履歴があることから、喫煙との関係が深いようです。はじめに足の痺れなどが現れ、次に長時間歩いた時などに痛みなどが現れます。病気が進行すると足が壊死する危険性もあります。 
 2つ目に、血管が強く収縮して血行障害を起こすことが原因となるものです。
 レイノー病が代表的で、冷たいものや冷たい水に触れた時に血管が異常に収縮し、血行が悪くなることで肌の色が白くなったり紫色になったりして、痺れや痛みを感じることもあります。
 主に指先、鼻、耳、唇などの様々な場所に現れます。温めてもなかなか元に戻らないこともあり、時間が経つと今度は逆に皮膚が赤くなり、痛みやかゆみを伴います。40歳以前の女性に多く見られ、治療は対症療法が主になるため、普段からの予防として、血流を整えることが最も大切になります。
 日頃から体を冷やさないように温めることを心がけ、血流を良くするといわれる青魚や藻類に含まれるDHA、玉ねぎのアリシン、納豆のナットウキナーゼ、藻類の食物繊維や糖タンパク質、緑黄色野菜や果物などのビタミンや色素に多く含まれている抗酸化物質を食事に多く取り入れて予防を心がけましょう。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
命の心配はまずナシ!冷静に落ち着いた対応を

日常生活の中で、ある日突然、周りの人がけいれんを起こしたら、どのように対応するのがベストでしょうか。今回は、けいれんの発作の正しい対処、処置について紹介していきます。

 けいれんとは、自分の意志とは関係なく突然、発作的に筋肉の収縮が続く状態のことです。
 意識がなくなり手足がつっぱったり、口から泡をふいたりする“てんかん”による全身けいれんと、まぶたや顔など体の一部に起こるけいれんがあります。

脳卒中の症状

 目の前で家族や友人がけいれんすると、その姿に慌ててパニックに陥りがちです。けいれんは大抵の場合1〜3分、長くても10分程度でおさまり、命に関わることはまずありませんので、落ち着いて行動するようにしましょう。
 けいれんの応急処置として、まず初めに行うことは、衣服を緩め、呼吸が楽にできるようにすることです。そして、けいれんした体が接触して怪我などをしないよう、ストーブや、やかん、刃物、机などの危険なものを遠ざけましょう。部屋はやや暗くし、発作がおさまり眠ってしまったら、そのままそっと安静にしておきましょう。
 けいれん発作中に舌を噛まないように、口の中に割り箸やタオルを入れる人がいますが、けいれんで舌を噛むことはまずなく、詰め物がかえって口の中を傷つけたり窒息の原因になったりして危険ですので、絶対に口の中には何も入れないようにしましょう。
 また、体を揺すったり、抱きしめたり、叩いたり、大声で騒ぎ立てることも絶対にしないでください。
 発作がおさまっても、意識がまだはっきりしていない状態で、水や薬を飲ませるのも窒息の原因となるのでやめましょう。
 けいれんは命に関わるものではありませんが、体の片側だけに強いけいれんがある、熱がないのにけいれんを起こす、短時間の間に何度もけいれんを繰り返す、小さな音や光に反射的に体をそらせて全身けいれんをする、などの症状がある場合は、重篤な病気が原因になっていることもあります。
 その場合は、発作の始まった時間や状態をよく観察し、すぐに救急車を呼びましょう。

牡蠣とほうれん草のクリームシチュー 写真 牡蠣とほうれん草のクリームシチュー

 磯の香りあふれる味わいとともに海のミルクと呼ばれるほど豊富な栄養が含まれる牡蠣は、寒い季節に欠かせない食材です。
特に新陳代謝を促し、味覚を正常に保つ亜鉛の含有量はトップクラスです。
 また、鉄分、銅、ビタミンB12なども豊富なので貧血予防にも効果があります。特に今回は造血作用のある「ほうれん草」も一緒に使っているので貧血が気になる方にはおすすめの料理です。
 また、冬の牡蠣はタウリンの量も豊富なので疲れ気味の肝機能を高め、血中コレステロール値を下げたり、塩分のとり過ぎによる高血圧の改善にも役立ちます。

材料
  • ・生牡蠣(軽く流水で洗う)………………200g
  • ・ほうれん草(3cmの長さに切る)………1束
  • ・玉ねぎ(千切り)…………………………1個
  • ・生姜(千切り)……………………………100g
  • ・料理酒………………………………………大さじ2
  • ・パセリ………………………………………少々
  • 〈ホワイトソース〉
  • ・小麦粉………………………………………大さじ3
  • ・バター………………………………………40g
  • ・牛乳…………………………………………800g
  • ・白味噌………………………………………大さじ1
  • ・オリーブオイル……………………………大さじ1
  • ・塩胡椒………………………………………少々
作り方
  • @<ホワイトソースを作る>
    鍋にバターを入れ、焦がさないように弱火で溶かし、小麦粉を加えて木ベラで粉がなくなるまで混ぜる。火を強火にし、牛乳を少しずつ加えながらダマにならないように泡立器でよく混ぜ合わせる。トロミが出てきたら白味噌、塩胡椒で味を調える。
  • Aバットに玉ねぎと生姜の千切りを敷き、その上に牡蠣を並べて、料理酒をかける。
  • BAをしっかりラップして電子レンジ(600W)で約5分加熱する。
  • C@Bとほうれん草を入れ、弱火で5〜6分煮込む。
  • Dお皿に盛り付けて刻みパセリを散らして完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの祭と祝日A
「トゥ・ビ・シュバット」

蝋燭を立てる部分が9つあるハヌキアの燭台と主にハヌカに食されるレビボット(ジャガイモをすりつぶして焼いたもの)とスフガニア(ジャム入りドーナッツ)

 トゥ・ビ・シュバットは、西暦の1月から2月にかかるユダヤ暦の月の名前シュバットから名付けられており、春のはじまりを告げる「樹木の新年」と呼ばれています。
 イスラエルの地が冬の季節も終わりを告げる頃になると雨期が始まり、大地に命が吹き込まれます。そして雨が降る度に大地の緑が濃くなっていき、躍動しはじめます。
 草木は芽を伸ばし、花々が一斉に咲き乱れるこの時期、イスラエルの大地がいちばん美しい季節だといわれています。
 ユダヤの人々は聖地に訪れる春の始まりを大切に想い、聖書的な祝祭日ではありませんが、シュバット月の15日目をトゥ・ビ・シュバットの祝日に定めました。
 また、この日は「植樹の日」として、皆で野山に木を植えます。もちろん植樹は、この日に限られず、イスラエルの人々は国土を愛する気持ちが強く、人生の節目に何か記念したいことがある度に木を植えます。
 人々の熱心な気持ちが実って、イスラエルの国土は随分と緑化が進みました。そのほとんどが人々の植樹によって蘇ったものです。それでもなお、全世界のユダヤ人に呼びかけて植樹の基金を募っています。私たちクロスタニン同志も1996年、2000年のイスラエル研修において、植樹をしたことは記憶に新しいところです。
 イスラエルは自然保護に大変力を入れています。旧約聖書を読むと、イスラエルには森があったことが書かれていますが、この2000年の間にすっかり荒廃してしまい、シオニズム運動の開拓者たちはこの地を蘇らせるために大変な苦労をしました。1901年にユダヤ基金を作って緑化に努力し続けた結果、現在は、自然保護局が緑化のみならず動物や植物の環境保護にも見事な成果を上げています。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 71 不飽和脂肪酸A

 血液サラサラ成分といわれる不飽和脂肪酸。中でも、オメガ3(n-3系)やオメガ6(n-6系)の脂肪酸を多価不飽和脂肪酸といい、いずれも身体の正常な生理機能維持のために必要不可欠な脂肪酸ですが、体内でほとんど生合成できないため「必須脂肪酸」と呼ばれています。
 オメガ3の、α(アルファ)―リノレン酸がシソ(エゴマ)油、亜麻仁油などに、DHA (ドコサヘキサエン酸 )、 EPA(エイコサペンタエン酸)、が魚油に多く含まれています。
 DHAは頭を健康に、そしてEPAは血液を健康にしてくれるといわれています。DHAには次のような働きがあることが知られています。
●脳、神経系の機能を保つ(記憶、学習能力など)
●子供の発育の向上 ●網膜の機能を保つ(視力の回復効果)
●炎症を抑える(関節リウマチの症状緩和)
●体を酸化から守り、様々な疾患を予防する(抗酸化力)
 また、 EPAやそのほかの不飽和脂肪酸は、血液や細胞など、体のいろいろなところに取り込まれて働くことで、血液や血管を健康にしてくれます。
 一方、オメガ6には、リノール酸、γ(ガンマ)―リノレン酸、アラキドン酸などがあり、コーン油、大豆油、母乳、卵黄などに多く含まれます。こちらは体に良くないと思われている向きもありますが、こちらも必須脂肪酸なので、体内ではいろんな良い働きをしてくれます。 
 また、どちらの系にもある脂肪酸で、世間ではあまり知られていないのがDPAで す。 EPAと似た生理機能を持つことが分かってきましたが、その効果はEPAの10倍以上といわれます。
 DPAはオメガ3のEPAとDHAの中間的存在として、近年注目を集めており、DHAを大量に産生するオーランチオキトリウム(黄金藻)などの微細藻類には、このオメガ6脂肪酸のDPAが多く含まれることがわかりました。
 DPAのそのほかの働きとしては、動脈硬化の予防や改善、血中脂質に対する働きだけでなく、血糖値や血圧に対する改善効果もみられます。最近の研究によると老人性の認知症の改善にも期待されています。
(つづく)

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