タイの中心地バンコクから約80km北に位置する古都。かつての繁栄を偲ばせる遺跡などが数多く残され、現在は歴史公園として整備されています。
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カンピロバクター食中毒は、年間約300件、患者数約2000人が発症する、細菌性食中毒の年間発生件数の約6割を占めるワースト1位の食中毒です。(厚生労働省/28年度食中毒統計調査)
カンピロバクターとは、鶏や牛、豚などの腸内に棲息している細菌のことで、これが付着した食品を食べることで起こる食中毒がカンピロバクター食中毒です。
主な原因食品は、生で食す鶏刺しやタタキをはじめ、中までしっかり加熱されていない鶏肉(バーベキュー、鶏鍋、焼き鳥など)、また、鶏肉から、調理過程の不備で二次汚染された食品で、その食中毒発生件数は年々増加傾向にあります。
症状は、下痢、腹痛、発熱、頭痛、全身倦怠感などが主で、下痢は1日に4〜12回にも及び、便は水様性、泥状で、膿や粘液、血液が混じることもあります。風邪の症状と似ていることもあり、また、菌が体に入ってから発症するまで、2〜7日ほどかかるため、なかなか食中毒だと判断しにくく、悪化させてしまうケースも少なくありません。
また、一般的に、細菌による食中毒は10万〜100万個の菌を摂取しないと発症しないのに対し、カンピロバクターはわずか数百個の菌数でも発症し、サルモネラや腸炎ビブリオなど他の細菌性食中毒が夏期にピークが見られるのに対し、5〜7月にピークが見られる特徴があります。
発症から2〜5日程度で自然軽快、輸液や食事療法などにより回復しますが、その後も排菌が人から人へ感染したり、ギランバレー症候群やフィッシャー症候群を引き起こすこともあるので、鶏肉は十分に加熱されたものを食べる、調理器具は分ける、などの対策をして重症化を防ぎましょう。
「人の名前が思い出せない」「うっかりミスが増えた」など、40〜50代、早くは20代から病院の物忘れ外来を訪れる人が急増しているそうです。
それは、最近、テレビのニュースでも取り上げられ話題になっている「スマホ認知症」といわれるもの。
スマホ(スマートフォン)の登場で現代人はたえずスマホをいじって過剰な情報を入手し、気がつけば、脳は情報で“オーバーフロー”状態。
その結果、物忘れや感情のコントロールができなくなるなど、うつ病や認知症と同じ症状が引き起こされて、放っておくと、本物の認知症につながる脳の老化を進めるリスクが高くなるそうです。
今や若者から高齢者まで、生活必需品のひとつとなっているスマホ。だからこそ、上手に付き合っていきたいですね。
甲状腺は、のど仏のすぐ下あたりにある臓器で、蝶が羽を広げたような形をしています。男女共にある臓器ですが女性の方が男性よりも甲状腺の病気は多いようです。これはホルモンバランスが関係していると考えられています。甲状腺の疾患は20〜50代に多い病気ですが、歳をとってから甲状腺機能障害を起こすこともあります。
甲状腺の働き
甲状腺は、食べ物から摂取したヨウ素を蓄え、それを材料にして甲状腺ホルモンをつくり出し血液中に分泌しています。甲状腺ホルモンを作り出す指令は、脳下垂体から送られる甲状腺ホルモンTSHにより調整されます。
TSHは、甲状腺ホルモンが多い場合には減らす働きをし、少ない場合には増やす働きをします。多すぎても、少なすぎても、代謝のバランスが崩れるため、常に調節をしているのです。
甲状腺ホルモンは、主に新陳代謝を活発にする働きがあり、食事などから取り入れた栄養素からエネルギーを作り出し体内で利用できるように調整してくれる働きを持っています。この調整が崩れると甲状腺機能障害が現れます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰になることで、新陳代謝が活発になり過ぎてしまいます。
20代〜40代の女性に多くみられ、食欲はあるにも関わらず体重が減少してしまう、動悸や息切れ、体温上昇、多汗、下痢、イライラが続くなどの症状が現れます。
この場合、甲状腺ホルモンの生産を抑えようとするため、脳下垂体からのTSH量が激減します。
また、バセドウ病患者特有の抗体「TRAb」「TSAb」が検出されます。
治療は、主に薬剤療法、放射性ヨウ素内服療法、手術療法があります。
薬剤療法は、甲状腺ホルモンの合成を抑制する薬剤を服用しますが、治療が長期になると副作用の心配も考えられます。
放射性ヨウ素内服療法は、ヨウ素―131という放射性物質のカプセルを一度だけ飲むことで、甲状腺の細胞を破壊する治療法です。短期間の治療で済みますが、この治療を行える施設が限られています。
手術療法は、治療は確実に行えますが、のどに傷跡が残り、甲状腺機能低下を起こす可能性もあります。
甲状腺機能低下症(橋本病)
橋本病は、免疫の異常により甲状腺を攻撃し破壊してしまうことで甲状腺のホルモンが不足し、新陳代謝が非常に弱くなる病気です。
主に20代〜50代で発症しやすいようで、食欲がなくなり、身体のむくみ、体温低下、皮膚の乾燥、便秘、無気力などバセドウ病と反対の症状が現れます。
治療法としては、甲状腺ホルモンを補充する薬を飲み続けることが多いため、長期的な治療になりますが、症状が治まれば通常の生活ができます。
高齢者の甲状腺ホルモンの異常
高齢になると、心疾患などが増えてきますが、甲状腺機能の低下が原因で起こる場合があります。
心臓は、一定のリズムで動いているのですが甲状腺ホルモンが過剰になることで、心筋の収縮が弱くなりリズムが崩れてしまうと、動悸や不整脈を起こしやすくする原因にもなります。これを「心房細動」といい心不全を招く原因になるのです。心房細動は、心臓内の血流が滞り、血栓(血の塊)ができやすくなり、これが心臓や脳血管に詰まると心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。
甲状腺疾患の原因ははっきりしていないことも多いため、普段からホルモンバランスを整える食事を積極的に心がけましょう。
急性アルコール中毒を引き起こさないためには、過度な飲酒をしない、させないことです。特に飲み始めの30分〜1時間に気をつけて、自分のペースを守って飲みましょう。
急性アルコール中毒は、短時間に基準値を超える多量のアルコールを摂取することによって生じる中毒です。血中アルコール濃度が0.4%を超えると、1〜2時間以内に約半分の人が死亡してしまいます。
注意したいのは、お酒が強い人でも急性アルコール中毒になり得るということです。一気に多量のアルコールを摂取すると分解が追いつかなくなり、血中アルコール濃度が急上昇します。
人はお酒を飲むとまず「ほろ酔い期」に入り、次に「酩酊期」、「泥酔期」、「昏睡期」という状態になっていき、急性アルコール中毒になりやすくなるのは酩酊期以降。一般的に、泥酔期はもうろう状態、昏睡期は生命に危険を生じうる状態に陥ります。
急性アルコール中毒の初期症状は、ろれつが回らない、歩けない、激しい頭痛、嘔吐、寒気、激しい動悸など。これらの症状が現れたら、まずは、意識があるかどうかを確かめます。意識があれば、横にして楽な姿勢をとらせ、可能であれば水やお茶を少しずつ飲ませます。そして、ベルトやボタンなどをはずして、横向きの体勢にします。
嘔吐しそうな時は、吐瀉(としゃ)物が喉に詰まって窒息しないよう、横向きのまま吐かせましょう。この時、楽になるから、と無理に吐かせるのは禁物です。
意識がない、体が冷たい、呼吸に異常がある、などの症状が見られる場合は、速やかに救急車を呼びましょう。呼吸や脈が確認できない場合は、仰向けに寝かせ、人工呼吸と心臓マッサージを施してください。
先にも触れたように、急性アルコール中毒は1〜2時間以内の死亡率が50%まで高まるので、それまでの適切な処置がとても重要です。
また、最初は意識があっても後から症状が悪化することもあるので、急性アルコール中毒が疑われる人がいる場合は、必ず誰かが付き添って一人にはせず、経過を観察しましょう。
焼き魚だけではなく、タタキやフライなど料理のバリエーションも多い鯵は、一年中出まわり、手に入りやすい魚ですが、実はこれからが旬。脂がのって美味しい季節になります。
鯵は良質なたんぱく源であるとともに、ビタミン、ミネラル等がバランスよく含まれています。また、優れた栄養素の中でも注目したいのが、冷たい水中で生活する魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのω-3脂肪酸。DHAは脳の働きを活性化し、EPAは血液をサラサラにする働きがあるといわれています。
- ・鯵…………………………………半身4枚
- ・大玉トマト(6等分)……………1個
- ・モッツァレラチーズ……………80g
- ・グリーンリーフ…………………7〜8枚
- ・ミックスナッツ…………………20g
- ・塩胡椒……………………………少々
- ・小麦粉……………………………少々
- ・オリーブオイル…………………大さじ2
- 【わさびドレッシング】
- ・オリーブオイル…………………大さじ1
- ・醤油………………………………大さじ2
- ・酢…………………………………小さじ1
- ・ハチミツ…………………………小さじ1
- ・レモン汁…………………………小さじ1
- ・チューブわさび…………………小さじ1
- @鯵に塩胡椒をふり、小麦粉をかるくまぶす。
- A熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、@の鯵を皮の面から中火でこんがり焼き、別皿にうつす。
- B熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、トマトに焼き色がつくまで強火で焼く。
- Cお皿に、食べやすい大きさに切ったグリーンリーフを敷き、鯵のソテーと焼きトマトを盛り付ける。
- Dモッツァレラチーズ、ミックスナッツ、胡椒を散らし、ドレッシングをお好みの量をかけて完成。
イスラエルの祭と祝日D
「ラグ・バオメル」
ラグ・バオメルは13世紀から始まったユダヤ教の祭りのひとつで、ペサハ(過ぎ越しの祭)から33日目にあたる日がこの祝日です。
過去、イスラエルではこの日にたくさんの歴史的奇跡が起こりました。
2世紀ごろ、ユダヤの人々がローマ軍に対抗し、最初の勝利を収めた日がペサハから数えて33日目でした。
また同じく2世紀ごろ、イスラエルで伝染病が大流行し、多くの人々が命を落としました。その伝染病による死者が収まり終息した日もペサハから33日目であったといわれています。
ですから、ペサハ(過ぎ越しの祭)からシャブオット(7週の祭)の期間までの7週間は、荒野の生活を思い出し、喪に服するということで、髪の毛を切ったり、ひげをそったり、また結婚式など、お祝いごとをしてはいけない期間になります。
しかしこのラグ・バオメルの日だけは特別で神の奇跡が現れた日、悲しみが喜びに変わった日として、お祝いできる1日となり、髪の毛を切ったり、ひげをそったり、また結婚式など、お祝いをすることができます。
習慣としては、キャンプファイヤーの様に焚き火の火を囲んで、皆でお祝いします。楽しみの1つにマシュマロを火にかざして食べたり、ポテトなどを焼いて食べます。
イスラエルの街のあちらこちらの空き地で子供たちを中心に火を焚いて、にぎやかに過ごしているのを見かけます。
また、聖書的な例祭ではないのですが、正統派ユダヤ教徒たちは、北部のメロン山に行って、大きなかがり火を焚き、その周りで踊って祝うことが習慣となっているようです。
ちなみに小さな祝日と呼ばれるこの日は、特に休日にはなりません。お店も学校も官庁も開いています。
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目を守る強力な抗酸化成分のカロチノイドの中で、最近注目を集めているものとして、ルテインとゼアキサンチンがあります。どちらも緑黄色野菜に多く含まれるカロチノイドの一種で、ほうれん草、とうもろこし、パプリカ、パパイヤ、マンゴー、そしてクコの実や卵黄にも多く含まれる色素です。また、人の身体にも存在しており、特に眼底の網膜の黄斑部に黄斑色素として多く存在し、その強い抗酸化作用によって黄斑変性や白内障の予防にも効果があることが知られています。
網膜は目をカメラに例えるとフィルムにあたる部分で、その網膜の中心部分を黄斑といい、色や形を識別する視細胞がたくさん集まっていて、見たり、読んだり、書いたりする機能が集中しています。
このため、黄斑は光の大部分を受けるので、パソコンやスマホなどから出るブルーライト(青色光)のダメージを受けやすく、このダメージが加齢黄斑変性や白内障の一因となります。ルテインとゼアキサンチンはこれらの酸化ストレスを軽減すると同時に、黄斑色素濃度(密度)を上昇させ、コントラスト感度(ぼやけの解消により物を識別する感度)を高めて目を保護します。とりわけ、中高年の加齢やブルーライトが原因の「ぼんやり」「ショボショボ」「乾き」などの症状は黄斑色素を健全に維持することで改善効果があり、目の老化予防となります。
目の黄斑部に存在するカロチノイドは、ルテインとゼアキサンチンの2種類のみです。また、ゼアキサンチンはルテインが代謝されて作られることから、両者は兄弟のような関係にあるといえます。
近年、同じ黄斑部でもルテインとゼアキサンチンの存在している場所が少し異なることが明らかになり、研究者の間で両者の働きが異なる可能性も指摘されています。したがって黄斑部を守るためには、ルテインとゼアキサンチンの両方を日々取ることが最も効果的といえそうです。
目はからだの明かりであるともいわれます。目の健康はからだの健康にもつながりますので、老化予防として、まずは目の健康維持から始めてみませんか。