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健康の輪デジタル新聞

2018年4月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

東京ディズニーランドより小さい世界最小の国。カトリックの教会の総本山。歴史的建築物も多く、観光地として賑わっています。
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下肢のしびれが特徴

日本人の約1割が患っているという「腰痛」。中でも、中高年以上の腰痛持ちの多くが「脊柱管狭窄症」であるといわれています。その原因や症状や治療法について一緒に探っていきましょう。

血流を良くして症状を緩和

 脊柱管狭窄症は、脳から背骨に沿って伸びる神経「脊髄」を守るトンネルのような役割をしている「脊柱管」が狭くなり、神経を圧迫して血行を阻害してしまう病気です。加齢による骨や靭帯などの変性によって起こるほか、すべり症や椎間板ヘルニアなどの病気に続いて発症することもあり、50歳以上の方に多く見られます。
 症状は、腰そのものよりも臀部痛(でんぶつう)や下肢の痛み・しびれが強いのが特徴で、多くの場合、歩くことで疼痛(とうつう)が出現する「間欠跛行(かんけつはこう)」を伴います。安静にしている時には、ほとんど症状はなく、背筋を伸ばして立っていたり、歩いたりすると、太ももや膝から下にしびれや痛みが出てくるのが特徴です。少し前かがみになったり、座ったりするとしびれや痛みは軽減されます。
 脊柱管狭窄症の診断は、単純X線(レントゲン)写真で、ある程度推測できますが、下肢の動脈が詰まって血行障害を起こした場合にも同じような症状が起こるので、MRIや脊髄造影などの検査で、原因を正確に調べることが必要です。
 症状が出てしまうと、なかなか根治は難しいといわれていますが、リハビリテーション、コルセット、神経ブロック、投薬などで徐々に改善していくことが一般的です。両足とも強くしびれて歩行が困難になる、股間や肛門の周りが熱くなる、スムーズに排便ができないなど、日常生活に支障をきたすような症状が現れた場合は、専門医と相談の上、手術も視野に治療を行います。

その腰痛、もしかしたら「脊柱管狭窄症」かも

世界一有名なロケット花火

 エーゲ海東部に浮かぶ島、ヒオス島にある小さな町「ヴロンタドス」で、毎年東方教会の復活祭の前日深夜から復活祭当日の未明にかけて「ロケット花火祭り」が行われます。
 谷を挟み、約400m離れて建つ2つの教会の反目し合う教区の信徒たちが、それぞれの教区の教会の鐘楼をめがけて数万発ともいわれるロケット花火を撃ち込み合うそうです。
 夜が明けてから鐘楼に当たったロケット花火の数で勝ち負けを決めるのですが、毎年お互いが勝ちを主張して譲らないため、必ず次の年に勝負が持ち越されるのだそう。
 オスマン帝国時代より続く歴史ある行事で、元々は大砲を撃ち合っていたものがロケット花火に変化し、今では島の貴重な観光収入源にもなるお祭りとなっているそうです。

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若々しく生きよう!82 免疫の働きを整える食事で関節リウマチを予防する!
健康長寿をめざして

朝起きてパジャマのボタンが外しにくい、お箸や歯ブラシが思うように使えない…こんな症状があることに気づいたら、もしかしたら関節リウマチのサインかもしれません。ちょっとした動作の時でも違和感があったら注意が必要です。

関節リウマチとは
どんな病気?

 関節リウマチとは、膠原病の一つで、身体の関節に炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節が機能しなくなってしまう病気です。
 初期段階では、朝起きた時に関節のこわばりを感じます。30分〜1時間程度で違和感も消えるため、そのままにしがちですが、ゆっくりと進行していき両手の同じところに炎症が出るようになります。
 このこわばりが長時間続く程病気が進行していると考えられ、放置すると関節が変形してしまい、動かさなくても痛みを伴うようになります。

手足が冷えるのは血行障害早めの対策で血流を改善!

 最も症状が出やすいのは、手足の指で、関節リウマチの80〜90%の人に症状が現れます。次いで、膝関節、肩関節、肘関節に症状が多く現れ、首にも全体の約25%の人に症状が現れるようです。その他にも、発熱、疲れやすい、脱力感、食欲の低下なども現れるようになります。
 また、悪性関節リウマチは、心臓、肺、消化器官などの内臓、皮膚や血管などに炎症が起こることから特定疾患にも指定されています。

リウマチの原因

 免疫の異常により発症することが多いため、感染などがきっかけになると考えられていますが、日常生活での過労やストレスもリウマチの引き金になるといわれています。
 その他にも、男性に比べ、女性の方が3倍も多く発症していることから、妊娠や、女性ホルモンのバランスが関係しているともいわれています。主に30代〜50代の女性に多く見られていますが、近頃60代以降の女性にも多くみられるようになってきました。
 免疫系の働きに異常が起こると、自分自身の細胞を自己免疫で破壊してしまうため関節の腫れや痛みなどの炎症が現れてきます。
 体内で炎症が起きているときは、炎症の素となるサイトカインと呼ばれる物質が過剰に分泌されており、それが炎症を悪化させてしまいます。
 例えば、インターロイキン6(IL-6)や、ティーエヌエフアルファ(TNF-α)などが代表的な炎症性のサイトカインです。これらが増えすぎないように抑えることで炎症の緩和などを行う治療が現在注目されています。

関節リウマチの治療方法

 一度進行するとなかなか完治が難しいため抗炎症治療が主になってきます。非ステロイド系の抗炎症剤では、病気の進行を抑えることができずステロイド系の抗炎症剤が使われていましたが、長期の使用で糖尿病、骨粗鬆症、白内障、感染症などの合併症が起こりやすくなるといった副作用も見られます。最近では生物製剤などの使用が増えてきました。
 生物製剤とは、化学合成した薬剤ではなく生体が作る物質を応用した治療で、炎症性サイトカインを抑える働きがあり、軟骨や骨の細胞を破壊するのを食い止める働きもあるため注目されています。しかし、感染症などを起こす副作用の心配もあり、肺炎、肝炎、結核などに注意しなければなりません。また、治療費も高額になることから長期的に使用できない可能性もあります。
 早期発見に加えこれらの治療法の進歩により、症状の軽減を目指す割合も増えてきているようですが、免疫異常がもたらす難治性の疾患であるからこそ、日頃から免疫のバランスを正常に保つ食生活を心がけたいものです。
 免疫の働きを整える成分として、多糖体、β-カロチンなどが知られていますし、骨細胞を破壊するとされる破骨細胞の増殖を抑制することが解明されたDHAの摂取が推奨されています。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
混ぜた記憶がないのに毒ガス発生!の危険

家庭用洗剤に書かれている「まぜるな危険」の表示。何気なく見過ごしていませんか?清掃の仕方によっては無意識のうちに他の洗剤と混ざり、事故にあうケースもあるので要注意です。

 市販されている洗剤や漂白剤に「まぜるな危険」と表記されているのを目にしたことがあると思います。この表示がされているものは塩素系の漂白剤で、強い酸化力と殺菌力があるため、衣類のシミ取りや漂白、除菌やカビ取りなど、私たちがよく手にする多くの洗剤に使われています。

脳卒中の症状

 「まぜるな危険」の表示があるのに、あえて他の洗剤と混ぜる方はいないと思いますが、無意識のうちに混ざってしまっているケースは多々あります。
 例えば、お風呂場などで塩素系のカビ取り剤を使用した後、水アカ汚れを落とすために酸性タイプの洗剤で清掃した場合、残っていた溶剤が混ざり合い、有毒ガス(塩素系ガス)が発生してしまいます。
 また、塩素系洗剤が入っていた容器に酸性タイプの洗剤を詰め替えてしまった時にも、同じ現象が起こることがあり、知らず知らずのうちに自らの身を危険にさらしていることがあります。
 塩素系漂白剤を使用する時は、閉め切らず通気性を良くした状態で使用する、絶対に原液を素手で扱わない、などの対策が必要ですが、それでも、万が一、目に入ったり皮膚についたりしてしまった場合は、流水で15分以上洗い流しましょう。
 また、塩素系ガスを吸い込んでしまった場合は、すぐにその場を離れ、新鮮な空気を吸うようにしてください。様子を見て回復するようなら問題ありませんが、だんだん気分が悪くなるようなら病院で診てもらいましょう。また、一度に大量に吸い込んでしまうと呼吸困難になることもあります。塩素系ガスは毒性が強いので、その際は、即座に救急車を呼びましょう。
 気をつけているつもりでも、ガス中毒は目に見えない現象なので、気づかぬうちに変化が起きている場合があります。塩素系洗剤を使用する時は、日頃から常に換気を心がけ、ゴーグルやゴム手袋、マスクなどの着用を習慣づけましょう。

もやしとパプリカのナムル 写真 もやしとパプリカのナムル

 もやしは、大きく分け緑豆もやし、ブラックマッペもやし、大豆もやしの3種類あります。生産量が最も多く主流になっているのが緑豆もやしですが、最近は、独特な歯ごたえと栄養的に優れた大豆もやしも多く見かけるようになりました。
 見た目はか弱いイメージのもやしですが、ビタミンCをはじめ、ビタミンB群や疲労回復に効果的なアスパラギン酸などが含まれています。また、何といっても食物繊維が豊富で、カロリーが低いのでダイエットに最適な食材です。パブリカなどいろいろな栄養素が含まれた野菜と一緒に使うと、よりヘルシーな一品になります。

材料
  • ・もやし……………………………1袋
  • ・パプリカ(千切り)……………各1/2個
  • ・ごま………………………………適量
  • 【調味料】
  • ・オイスターソース………………大さじ1
  • ・ごま油……………………………小さじ1
  • ・塩…………………………………少々
ワンポイント・メモ

もやしの大切な栄養(ビタミンC)を無駄にしないためには「長時間水にさらさない」「加熱時間を短くする」の2つがポイント。今回のように茹でずに電子レンジを上手に使うのもおすすめです。

作り方
  • @もやしとパプリカを耐熱袋に入れ、調味料を加えてよく混ぜ合わせる。
  • A@を電子レンジ(600W)で、約1分30秒加熱する。
  • BAをお皿に盛り付け、ごまをふり完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの祭と祝日C
「ペサハ(過ぎ越しの祭)」

祭の最初の夜に食べるセデルという食事はペサハの由来を象徴する食物が並び、ハガダーという式次第に則り家族や仲間で楽しみます。

 ペサハ(過ぎ越しの祭)は、ユダヤ暦のニッサンの月(西洋暦では3月から4月にかけて)の15日から8日間に亘って祝われるユダヤ教の祭日で、エジプトで奴隷だったイスラエルの民が預言者モーセに導かれてエジプトを脱出し、自由の民になったことを祝う日です。「過ぎ越し」とは神の言葉を受けた預言者モーセが、エジプトの王に奴隷のイスラエルの民を開放するように進言しますが、王はこれを拒否したことで、エジプトにいろんな災いが訪れます。その災いから逃れるためエジプトにいたイスラエルの民は、子羊を生贄にし、その血を戸の入り口に塗ることで、災いが過ぎ越して行ったことが「過ぎ越しの祭」の由来です。
 この日は家族や親族が集まり、ハガダーという決まった式次第に則った食事で祝います。ペサハを象徴する食べ物が、祈り、賛美、朗読や由来についての説明などとともに食されていきます。
 過ぎ越しの祭は、旧約聖書に記された3大祭の1つです。この3大祭はそれぞれ季節の変わり目に祝われ、春を告げるペサハ、夏のシャブオット(七週の祭)、秋のスコット(仮庵祭)はそれぞれユダヤの人々にとって大変重要な祭です。
 この日のために世界中からイスラエルへ多くのユダヤの人々が集まって来ます。また、イスラエル以外の地でユダヤ人がこの祭を祝う場合は、最後に参列者一同で「ラシャナ・ハバー・ビルシャライム」(来年こそはエルサレムで)と唱和することになっています。
 イエス・キリストは、この過ぎ越しの祭の時に十字架に架けられ、復活しました。ユダヤ人だったイエス・キリストが、弟子たちと一緒に過ぎ越しの祭の食事をしているところを描いたものだとされている、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画「最後の晩餐」は大変有名です。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 73 カロチノイド

 カロチノイドは、自然界の動植物に広く存在する天然の色素成分です。
 ほとんどのカロチノイドは黄色ですが、黄色のカロチノイドが高濃度に蓄積することで橙色や、さらには赤色になる場合もあります。身近な例として、花の黄・橙色、紅葉の赤・黄色、野菜や果実の黄・橙・赤色、サケの身やイクラの赤色、タイやエビの赤色、動物の赤系統の体色などがあり、カロチノイドが天然の色素成分に占める割合は多く、多種多様です。
 これまでに750種類以上のカロチノイドが自然界で見つかっているそうです。大きく分けて、炭素と水素原子のみでできているカロチン類と酸素原子を含むキサントフィル類に分類することができます。
 カロチン類の代表的なものとしては、α-カロチン、β-カロチン、リコピンなどがあります。キサントフィル類の代表的なものとしては、ルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンなどがあります。
 カロチノイドは私たちの食事に彩りをもたらすだけではなく、最も重要な機能として、活性酸素を消去する抗酸化作用があります。植物は光合成でエネルギーを得ていますが、この時に多量の活性酸素が発生します。そこで植物はカロチノイドを生合成して葉緑体に蓄積し、活性酸素から自分の細胞を守っています。一方動物は、ミトコンドリアが酸素を利用してエネルギーを産生していますが、この時に活性酸素が発生します。しかし動物はカロチノイドを体内で生合成することが出来ないため、食物から取り入れたカロチノイドを吸収・代謝して蓄積し、活性酸素から身を守っています。
 近年、抗酸化作用以外にも発がん抑制作用や糖尿病改善作用、免疫賦活作用、動脈硬化抑制作用、抗アレルギー作用などに効果的であることがわかってきました。
 ちなみにカロチンはドイツ語、カロテンは英語です。五訂日本食品標準成分表で「カロチン」から「カロテン」に表記変更されてからは、カロテンと呼ぶことが多くなってきたようです。
 次号は目を守る強力な抗酸化成分として、最近、注目を集めるカロチノイドの仲間をご紹介します。
(つづく)

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