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健康の輪デジタル新聞

2017年8月号

この世界遺産は何でしょう? この世界遺産は何でしょう?

イギリスのロンドン中心部、テムズ川河畔に位置する宮殿。現在は、国会議事堂として使われています。ロンドンを代表する名所。
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「めまい」の裏に病気が隠れてる!?

立ち上がった時に起こる立ちくらみや、急に体を動かした後のめまい、一度は経験したことがある方も多いはず。めまいはよくある症状である一方、重大な病気が原因となっている場合もあるため注意が必要です。

3つに大別される「めまい」の種類

 めまいには大きく分けて、3つのタイプがあります。天井がぐるぐる回るような感覚に陥る「回転性のめまい」、ふわふわと宙に浮いているような感覚になる「動揺性のめまい」、目の前が急に暗くなったり気が遠くなったりする「立ちくらみ等を伴うめまい」です。
 「回転性のめまい」は、内耳をはじめとする身体バランスを保つ機能(平衡機能)の異常により起こり、主には耳の病気や脳の病気が原因と考えられます。
 「動揺性のめまい」は、前庭神経や小脳、大脳などに問題が生じた場合に起こります。
 また、長時間のコンピュータ作業による眼精疲労や肩こり、頭痛などが原因となる場合があります。
 「立ちくらみ等を伴うめまい」は、不整脈や低血圧などの心臓や血管系の病気、また貧血や心因反応などが原因になっていることが多いといわれています。
 めまいだけでなく難聴や耳鳴りの症状もある場合は、メニエール病や突発性難聴が疑われるので早めの診察が必要です。
 また、頭痛や嘔吐を伴い、体のバランスが取れず歩けない、声が出にくい、片側の顔面の感覚が鈍いなどの症状がある場合は、小脳出血や脳梗塞の可能性があるため、直ちに受診しましょう。
 この時、聞こえの悪さや耳鳴りが主な症状の時は耳鼻咽喉科へ、物が二重に見える、ろれつが回らない、手足にしびれがあるなどの症状がある場合は、神経内科、脳外科を受診しましょう。

「めまい」を起こさないための生活習慣

夏の風物詩かき氷の歴史

 暑くなってくると「氷」と書かれた、のれんやのぼりを町のあちこちで目にするようになります。
 その光景は、夏の風物詩のひとつですね。そんなかき氷の歴史をたどってみると、なんと平安時代にまでさかのぼります。
 清少納言の書いた「枕草子」の中に、あてなるもの(高貴なもの)として、「けづりひにあまづらいれて、あたらしきかなまりいれたる(削った氷に甘葛をかけて、新しい銀の椀に入れたもの)」という記述が出てきます。
 当時は特権階級しか口にできないものだったようですが、1000年以上の歴史があるとは驚きですね。
 ちなみに、現在は、氷の上にシロップをかけるのが関西式、器の上にシロップを敷き、それを隠すように氷を盛り付けるのが関東式だといわれています。

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若々しく生きよう!74 甘酒は夏の暑さに負けないためのスペシャル滋養飲料!!
健康長寿をめざして

暑い日が続くと、ついつい水分を取りたくなりますが、水だけでは、暑さでバテてしまいがちです。こういう時こそ栄養満点の飲み物である甘酒を試してみてはいかがでしょうか?甘酒は、夏の暑さにも負けない体づくりのための滋養ドリンクといわれています。

甘酒は昔ながらの夏の飲み物!!

 甘酒は、伝統的な日本の飲み物で、古墳時代には、既に登場していたようです。一晩の発酵で簡単に作ることができるため一夜酒(ひとよざけ)などと呼ばれていたこともあるようです。
 江戸時代には既に一般に広く浸透していた夏の飲み物だったようで、俳句の世界では、夏の季語としても使われていました。

甘酒にアルコールは入っているの?

 「酒」というからには、アルコールが入っているイメージがありますが、甘酒の作り方には2種類あり、酒粕を溶かして作る製法では、酒を醸造した際の副産物を利用するため、多少のアルコールが入っているものがあります。発酵設備も必要なく、砂糖を入れて甘みを付けているものを多く見かけます。
 一方、米糀を発酵させて作る製法の場合は、アルコールは含んでおらず、米糀と米のみを使用し、一晩発酵させて作ります。
 味には人それぞれ好みがありますが、米糀と米で醸造した甘酒の方が、砂糖などを加えないため自然で、栄養のバランスが良いといわれています。

夏バテ予防に甘酒

 近頃は、地球環境の変化の影響などもあり、気温の高い日が多く続く傾向があります。こんな時に気を付けたいのが夏バテですが、甘酒には、夏バテ対策に有効なビタミンB群、ブドウ糖、アミノ酸などが多く含まれています。
 ビタミンB群はエネルギー効率を良くするので、ブドウ糖などを効率良くエネルギーに変え、体力などの回復を助けると共に、頭の疲労回復にも役立ちます。アミノ酸も約20種類含んでおり、その中に必須アミノ酸も多く含まれるため健康的な食品といえるでしょう。したがって食事として夜に飲むよりも、朝に飲んだ方が効率的で、夏バテの予防にはいいようです。
 夏バテの予防や回復にはビタミンCも必要となるため、甘酒に果物や野菜を混ぜてスムージーにしたり、それを凍らせてシャーベットにしたりするのも良いでしょう。最近では、粉末野菜や藻類などを混ぜて食べるのも、簡単にビタミンやカロチノイドの補給ができるためおすすめです。

朝食

ダイエットや
便秘対策にも甘酒

 エネルギー効率を良くすることは、脂肪の燃焼を助けることにもつながるので、この夏にちょっとしたダイエットなどを考えている人にもおすすめです。
 甘酒を飲むと、お腹が膨れた感覚になるため、食事の30分ほど前に少量(おちょこ1杯程度)飲んでおくと、食事の食べ過ぎを予防してくれるでしょう。
 玄米を使用した甘酒などは、食物繊維も多く含まれ、お腹の中からスッキリさせてくれます。朝食に甘酒を取り入れてみることは、夏バテ対策、ダイエットのどちらにも有効的な方法になります。

美肌作りにも甘酒

 甘酒の原料になる糀には、「コウジ酸」という美肌成分が含まれています。コウジ酸は、シミの原因となるメラニンの過剰な生成を抑えてくれる働きも期待できるようで、飲むだけではなく肌につける人もいるようです。実際に糀を作っている人の手が綺麗だということも、耳にします。
 暑い日が続いていますが、夏バテの予防に、健康的な美肌づくりに、ダイエットのサポートに、甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。

漢字熟語クイズ

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健康講座&料理
救急車の到着までにやっておくべきこと

胸の痛みは、生命に関係する病気が最も多い症状のひとつです。意識をなくしてしまうケースも多いので、周りの人が適切な応急処置と症状観察をして、しっかりサポートしてあげましょう。

 胸は、生命に関わる重要な働きをしている心臓と肺がある場所です。したがって、目の前で胸を痛がっている人がいたら、すぐに救急車を呼び、救急車が到着するまでの間に適切な応急処置を行うことが大切です。

胸の痛み

 応急処置の手順としては、まず、胸を痛がっている人を安全な場所に移動させ、仰向けに寝かせ衣類を緩め安静にします。
 ネクタイやワイシャツの上の方のボタンははずし、呼吸しやすいようにしてあげましょう。ベルトやスカートのホックも外してあげましょう。
 吐き気や嘔吐がある場合は、吐物が喉に詰まって窒息しないよう、顔を横向きにします。呼吸が苦しく、座った方が楽な場合は、上半身を起こして椅子や座布団に寄りかからせるようにして座らせましょう。また、暑くなりすぎない程度に毛布をかけ体を冷やさないようにします。
 このような手順で応急処置をしながら、次のことを確認します。

@急激に起きた激しい痛みか、慢性的な痛みか。
A胸の痛む場所はどこか。
B安静にしていれば落ち着く程度なのか、激痛が何分も続くものなのか。
C鈍い痛み、鋭い痛み、えぐられるような痛みなどの痛みの種類。
D耳元で呼びかけて反応があるかどうか、意識の有無。
E発熱、発汗、吐き気、咳などの他の症状が無いか。

 これらの症状をできる限り確認し、救急隊員に伝えることで、より迅速に対処することができます。
 心臓の病気、特に心筋梗塞は、急性で発症した場合、一刻を争います。119番通報し救急車が到着するまでの平均時間は約5分〜6分。周りにいる人が、その数分間にいかに素早く応急処置が出来るかどうかで生死が左右されるといっても過言ではありません。
 手順と注意点を正しく知り、いざという時に慌てずしっかりと対処できるようにしておきたいですね。

野菜たっぷりオムレツ 写真 野菜たっぷりオムレツ

 アラビア語で「王様の野菜」といわれるモロヘイヤは、中近東原産の緑黄色野菜。日本に入って来たのは80年代で比較的新しい野菜ですが、その栄養価の高さが話題になり、全国に普及しました。
 ほとんどの栄養素が他の野菜に比べ、圧倒的に多い優等生野菜で、特に活性酸素から体を守るカロチンの含有量は、トップクラス。老化防止などに期待できます。
 その他、食物繊維、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄分などを多く含みます。夏バテしやすいこの時期は、モロヘイヤを食べることで豊富な栄養を摂取することができるので特におすすめです。

材料
  • ・モロヘイヤ(葉の部分)………………1束
  • ・ジャガイモ(1cmの角切り)…………1個
  • ・ブロッコリー(小房に分ける)………1房
  • ・パプリカ(1cmの角切り)……………1/2個
  • ・ちりめんじゃこ…………………………大さじ3
  • ・卵…………………………………………4個
  • ・牛乳………………………………………60cc
  • ・塩コショウ………………………………少々
  • ・オリーブオイル…………………………大さじ2
  • ・ケチャップ………………………………適量
  • ・ミックスリーフ…………………………適量
  • ・ミニトマト………………………………4個
  • ・パセリ……………………………………適量
作り方
  • @熱したフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、ジャガイモを中火で炒める。半透明になってきたらブロッコリー、パプリカを炒め、塩コショウで下味をつける。ジャガイモに火が通ったらモロヘイヤを加える。
  • A@の粗熱を取る。
  • B卵と牛乳を混ぜたボウルにAとちりめんじゃこを入れ、よく混ぜ合わせる。
  • C熱したフライパンにオリーブオイル大さじ1を敷き、Bを流し入れる。弱火で約12分蓋をして蒸し焼きにする。
  • DCをひっくり返し約3分焼く。器に移し切り分ける。ミックスリーフやミニトマト、パセリ、ケチャップを添えて完成。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの歴史・文化遺産G
「マレシャとベイト・ゴブリンの洞窟群」

ハイファ周辺には人類の進化や文明の変遷を現代に伝える非常に貴重な洞窟遺跡が点在

 洞窟遺跡群があるベイト・ゴブリン−マレシャ国立公園は、エルサレムの南西約45キロにあり、第一神殿時代の紀元前10世紀から紀元前6世紀にかけて古代イスラエルに存在したユダ王国の主要都市の一つであるマレシャと古代ローマ時代の主要都市の一つであるエレウテロポリス(ベイト・ゴブリン)の遺跡を保護・管理しています。
 遺跡群は軟質石炭岩の厚い地層に築かれており、3500にも及ぶ地下室が都市空間を構成しています。これらの古代都市は、メソポタミアとエジプトの交易路に位置し、十字軍の時代まで2000年以上にわたり、この地域の文化と発展の歴史を伝えています。
 遺跡群からは、教会、大規模な墓所、埋葬用の洞窟群、古代ローマ時代の剣闘士競技などの見世物が行われた施設で、中央の競技場を観客席が取り囲んだ楕円形の構造を持つアンフィテアトルム、ビザンチン期の聖堂、公衆浴場、石の小片などを寄せ合わせて絵や模様を表すモザイク様式の遺構が出土しています。その地にも洞窟群には、貯水槽、搾油機、浴場、鳩小屋などが存在しており、大きな地下室の幾つかは、アーチ型の天井やそれを支える柱が特徴的です。
 マレシャの最初の発掘は、1898年から1900年にかけて行われ、塔の備えがあり、市壁に囲まれたヘレニズム都市が出土しました。
 ベイト・ゴブリンは1992年以降、イスラエルの考古学者アモス・クロネルが発掘調査にあたり、巨大な公衆浴場やローマ軍が建設したアンフィテアトルム、十字軍の砦、付帯する聖堂などが発見されました。
 2014年、「ユダヤ低地にあるマレシャとベイト・ゴブリンの洞窟群:洞窟の大地の小宇宙」という名でユネスコの世界文化遺産に登録されました。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 65 コハク酸

 コハク酸とは、アサリなど貝類の旨み成分となる有機酸のなかまです。主に食品添加物の調味料や酸味料としていろいろな加工食品に使われています。食品添加物以外にも、医薬品などのPH調整剤、入浴剤、メッキ薬材、写真薬材などいろいろな分野で使われています。
 食品にはナトリウムと結合したコハク酸ナトリウムとして、様々な加工食品に使用されていますが、かなり強い旨みのため、多量に使用するとエグミになりやすく、たいてい少量しか添加されていません。
 旨みの素となる物質は、アミノ酸系、核酸系、有機酸系に分けられ、よく知られているものとして昆布の旨みのグルタミン酸はアミノ酸系に属し、鰹節の旨みはイノシン酸で核酸系、そして貝の旨みのコハク酸は有機酸系になります。
 これらの成分は、互いにその旨みを増す相乗効果を持っているため、組み合わせて調理することで強い旨みが出せます。
 体内ではコハク酸脱水素酵素という形で存在し、エネルギー代謝に密接に関わっています。
 主な働きとして、酸素や栄養を得るために既存の血管から新しい血管がつくられる血管新生を抑制するので、血管を増やして栄養を取り、増殖・転移するがん細胞の増殖抑制作用があります。特に、大腸がんや胃がんの増殖抑制に効果があり、アサリなど二枚貝の味噌汁を毎日一杯飲むことでがん細胞の増殖抑制が期待できます。
 その他にも血行促進作用から冷え性予防や高血圧予防、肌を引き締める収れん作用から肌荒れ予防、また、細胞活性化作用もあるので、肌の新陳代謝を促すため湿疹や皮膚炎の改善にも効果的です。更に、脂質の分解を促進してくれる作用があるため、血中コレステロールを減らし、動脈硬化を予防します。
 注意したいのは、コハク酸ナトリウムやコハク酸は、グルタミン酸ナトリウムなどとともに、いろいろな加工食品に含まれています。知らないで使用していると、いつの間にかこれらの添加物が体内に蓄積して、アレルギー反応を生じることがあります。特に妊娠中、妊娠予定の女性や乳幼児は、食品添加物に注意する必要があります。

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