アメリカ合衆国カリフォルニア州中東部、シェラネバタ山脈に広がる自然公園。グランドキャニオンと並ぶ世界的に最も有名な公園。
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がん、心臓病に次いで、日本人の死因第3位の脳卒中。その患者数は現在約150万人で、毎年25万人以上が新たに発症しているといわれており、特に血圧の上がりやすい寒い季節は脳卒中が増える時期でもあります。
寒さの厳しい季節は、冷たい空気が交感神経を刺激して血管を収縮させるため、必然的に血圧が高くなり、脳卒中を引き起こす危険性が高まります。特に気をつけなければならないのは、朝の血圧が急激に高くなる「モーニングサージ」タイプの人です。「モーニングサージ」とは、朝、目を覚ましてから、通常は徐々に上昇していく血圧が、起床して1時間〜1時間半の間に急激に上昇する状態を指し、脳卒中のリスクが高いことがわかっています。
脳卒中とは脳血管疾患の総称で、大別すると脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳の血管が破れる脳出血や、くも膜下出血などに分けられます。以前は脳出血が多かった脳卒中ですが、最近では脳梗塞が全体の65%をしめています。脳梗塞の場合は、かなりの人に何かしらの“前ぶれ”がみられることがわかってきました。
具体的な前ぶれ症状としては、ろれつが回らなくなる、片方の手足に力が入らない、痺れが起こる、片方の目が一時的に見えなくなる、手や足の力が急に抜ける、思ったように文字が書けないなど。症状のほとんどは5〜15分で消えてしまうため、重要視しない人も多いのですが、これらは脳梗塞の初期症状ともいえ、そのまま放置しておくと15〜20%の人が3ヵ月以内に、そのうちの半数は数日以内(48時間以内)に脳梗塞が発症するといわれています。前ぶれ(特に身体の半分に起こる異常)を見逃さず、早急に医療機関を受診し、重症化を未然に防ぎましょう。
初詣は、「年籠り(としこもり)」といい、世帯主が一年の祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の杜に籠る習慣が起源だといわれています。
やがてこれが大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」に分かれ、この「元日詣」が現在の「初詣」の原型となりました。
江戸時代末期頃までは、氏神に参詣するのが一般的でしたが、明治初期に鉄道が普及したことにより、現在のように有名な社寺にお詣りするように変化しました。
ところで、初詣はいつまでに済ませるのが正しいか知っていますか?正解は、期限ナシです。2月でも3月でも、新年を迎えて初めての参詣であれば、それが初詣となるそうです。
ちなみに、参詣する場所も、神社とお寺どちらでもOKです。
寒さが厳しくなると手足の冷えだけでなく、腹部の冷えも気になりはじめます。 腹部には肝臓や腎臓、胃腸や子宮など大切な臓器があるので、これらを冷えから守って冬の健康維持を心がけましょう。特に冬場は「腎臓」の病気に気をつける必要があります。
体の水分調節と腎臓
夏場は暑ければ汗を出して体の水分を調節することで体温調整をしたり、血圧調整をしますが、冬場に汗を流すことは、ほとんどありません。
これは寒い所に行くと毛穴が締まって、汗による水分の放出が少なくなるからです。したがって身体の水分調整の働きは腎臓に集中します。
腎臓の機能としては排尿によって体内の老廃物を体外に出したり、血圧を下げる機能などが一般的ですが、身体の冷えが原因で腎臓の機能が低下することもあります。
腎臓に負担がかかり機能が低下すると、排尿がうまく行われなくなるため、むくみが出たり血圧が高くなったりします。
腎臓の疾患としては感染症などが多く、尿路感染などから起こる腎盂炎や腎盂腎炎などがあります。
腎盂腎炎
おもに女性や高齢の男性がかかりやすい病気の一つで、発熱や背中の痛みなどが特徴的です。
女性は男性に比べ尿道が短く尿道口が肛門に近いため、細菌が侵入しやすく膀胱炎を併発している場合もあります。
高齢男性では前立腺が肥大する人が増加しており、肥大することで尿道が圧迫され腎盂腎炎にかかりやすくなります。
重症化すると致命的な病気を伴う危険性もあるため、気を付けなければなりません。
一般に腎盂炎と腎盂腎炎は間違えやすく、腎盂炎は腎臓の中の腎盂に炎症が起き、腎盂腎炎は腎臓全体に炎症が起こることを示しています。
腎盂腎炎には以下の5種類があります。
「急性腎盂腎炎」
発熱、腰痛、悪寒などが急激に現れ、若年層や免疫力が低下している人、前立腺肥大症、尿路結石がある人に多く見られます。
頻繁にトイレに行くようになり、尿の量が少なく排尿痛や残尿感などがあります。
「慢性腎盂腎炎」
急性腎盂腎炎を繰り返すことで起こり、大腸菌やその他複数の菌が感染している場合があります。
微熱が続き、だるさや食欲不振、吐き気などの症状が現れます。
「単純性腎盂腎炎」
大腸菌などの菌感染が原因の場合が多く、特に他の尿路疾患がない腎盂腎炎です。
「複雑性腎盂腎炎」
高齢男性に多く尿路以外の疾患が原因で菌感染を起こし、難治性の腎盂腎炎にかかりやすいのが特徴です。
「黄色肉芽腫性腎盂腎炎」
ほとんどの場合、腎結石が原因で繰り返し起こるため重症化しやすいタイプです。
場合によっては手術で摘出することもあります。
腎盂腎炎の治療は一般的に抗生物質で治療しますが、そうならないための予防が大切です。
膀胱に菌を入れないために排便後は前から後ろにふき取り、性行為の後はシャワーを浴びるなど清潔に保ちましょう。
尿意は我慢しないで3〜4時間おきにトイレに行きましょう。
また抵抗力や免疫力が落ちることを避け、睡眠を十分に取りましょう。
更には、腎臓の働きを助ける食生活を心がけ、感染を予防しましょう。
今号から新シリーズとして始まりました「キニナル応急処置法」。日常の中で、誰にでも起こりうるトラブルに対して、家庭でできる応急処置法(ファーストエイド)を紹介します。
毎年多くの人が救急搬送される、食べ物をのどに詰まらせる窒息事故。特に、高齢者がお正月にお餅をのどに詰まらせて亡くなる事故は毎年必ず起きています。国内での食べ物による窒息の死亡者数は毎年4000名を超えており、なかでも粘りのあるお餅は圧倒的な事故率なので、特に気をつけたい食品のひとつです。
のどに物が詰まるというトラブルには、大きく分けて、食道をふさいでしまう場合と気管をふさいでしまう場合の二つのパターンがあります。気道は3〜6分閉塞すると死亡することもあるので、いずれのケースも呼吸に影響が出るほどの状態であれば、すぐに異物を取り除く必要があります。しかし、異物を取り除くにはいくつかの方法があり、どの方法を試みるかは状況によって異なるので、まずは落ち着いて状況を見極めることが大切です。
まずは「声かけ」。何が詰まったのか?を問いかけ、声を出すことができなければ「窒息」と判断し救急車を呼びましょう。しっかりと意識がある場合には、できるだけ咳をさせましょう。のどに詰まっている異物が口の中に見えた場合は、噛まれないように指にガーゼなどを巻いて異物を取り除きます。ただし、奥にある場合は押し込んでしまう危険性があるので、無理に口の奥に指を入れないようにしましょう。
意識の有無、年齢、性別に関係なく効果的なのが背部叩打法です。対象者を自分の方へ向けて横向きに寝かせ、手の付け根で肩甲骨の間を何度も力強く連続して叩くことで、異物を吐き出すよう促します。
反対に、絶対にやってはいけないことは、掃除機で異物を吸い出す方法です。準備に時間がかかる上、焦ってかえってのどの奥に押し込んでしまったり、口や喉を傷つける可能性が高くなります。また、対象者に意識がない場合は、異物が胃から逆流して気道に入ってしまう可能性があるので、背後から抱え込んで腹部を突き上げるハイムリック法も行ってはいけません。
サラダ、オードブル、サンドイッチなどさまざまな料理に使われるスモークサーモンは、おいしいだけでなく栄養的にも優れ、高たんぱく低脂肪。しかもビタミンD、ビタミンB6、ビタミンB12をはじめ、ビタミンB群の一種であるナイアシンやパントテン酸が豊富です。
期待できる効能としては血栓の形成を防いだり、皮膚や粘膜を守る働きがあるといわれています。
また、ビタミンDには、骨を健全に維持する作用があり、カルシウムやリンの吸収を助ける働きがあるので、カルシウムを多く含む食材と一緒に取ると良いでしょう。
- スモークサーモン……………………………60g
- かぶ……………………………………………2個
- 玉ねぎ…………………………………………1/4個
- レモン…………………………………………1/4個
- スプラウト……………………………………適量
- <マリネ液>
- オリーブオイル………………………………大さじ2
- 白ワインビネガー……………………………大さじ2
- 塩胡椒…………………………………………少々
- かぶと玉ねぎに塩を振り、しんなりしてきたら軽く流水してしっかり水気を切る。
- マリネ液にスモークサーモン、水気を切ったかぶと玉ねぎ、レモンを加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で60分冷やし、なじませる。
- Aを冷やしておいた皿に盛りつけて完成。
- 【下準備】
- スモークサーモンは一口サイズに切る。
- かぶの皮をピーラーで剥き、薄目にスライスにする。
- 玉ねぎも薄目にスライスにする。
- レモンはいちょう切りにする。
- マリネ液の調味料をよく混ぜ合わせる。
イスラエルの歴史・文化遺産@
「マサダ」
マサダは死海西岸近くの岩山山頂の要塞跡でユダヤ戦争の遺跡です。
ユダヤ戦争末期、ローマ軍の包囲に対しユダヤ軍が2年にわたり籠城し、集団自決で幕を下ろした戦いの場として知られています。
ユダヤ戦記によると紀元前120年頃、この地に要塞が建設され、後にヘロデ大王が大改修しました。山頂へは蛇の道と呼ばれる細い一本の登山道のみで、周囲は切り立った崖のため、難攻不落といわれました。
66年ローマ帝国支配にユダヤ人が決起しユダヤ戦争が勃発。70年ユダヤ軍の本拠地であったエルサレムが陥落。包囲を逃れた女性と子供を含む集団967人がマサダ要塞に立て籠りました。1万5千のローマ軍が要塞を取り囲むも、峻厳な地形に攻めあぐねます。やがてローマ軍は西側になだらかな進入路の建設を開始。ユダヤ軍は執拗に防戦しましたが、2年がかりで道が完成し、やがて陥落は目前となります。73年5月2日、ローマ軍は完成した進入路から要塞に突入。死に物狂いの抵抗を予想していましたが、意外にも防戦する者は1人もいませんでした。奴隷となるより死をと、突入の前夜にユダヤ人達は全員が集団自決していたのです。ユダヤ戦記は穴に隠れていた2人の女性と5人の子供だけが後世に彼らの誇りを伝えるために生き延びたと伝えています。陥落後、マサダは徹底的に破壊され、長い間その所在が不明でしたが、1838年にドイツ人考古学者によって所在が確認されました。
現在、マサダはユダヤ人にとって、民族の聖地となっており、イスラエル国防軍はこの地で軍将校の入隊宣誓式を実施し、軍士官学校の卒業生もこの地で「マサダは二度と陥落せず」と祖国滅亡の悲劇を再び繰り返さないことを誓います。
(2001年、ユネスコの世界文化遺産に登録。)
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アルギニンはアミノ酸の一種で、成人であれば体内で生成することが出来ますが、乳児期や成長期は体内での生成量では不足しがちなので、正確には「準必須アミノ酸」として扱われています。アルギニンは、活力成分としてエナジードリンクなどによく利用されていることで知られていますが、その他にもいろんな分野で有効活用されている成分です。
アルギニンのおもな働きとしては、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。成長ホルモンは脳下垂体から分泌され、病気への抵抗力を高めたり、体の傷を早く治す効果があります。さらに、成長ホルモンは脂肪の代謝を促進し、筋肉を増強させる効果もあります。
また、アルギニンには外から侵入してくる細菌やウィルスに対する抵抗力を高める働きや、体内で発生するがん細胞を攻撃する働きがあります。
更に、アルギニンには肝臓でアンモニアを代謝する回路に関わり、アンモニアを解毒する働きがあります。
そしてアルギニンには体内で一酸化窒素をつくり出す機能があります。一酸化窒素は体循環や腎循環、血圧の調整などの重要な働きをします。一酸化窒素は血管を拡張し、血流をスムーズにすることで動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防効果が期待されています。
最近ではアルギニンに肌の乾燥に最も大きく影響する角質層を保湿する効果があることがわかってきました。
アルギニンは鶏肉、大豆、エビ、マグロなどに多く含まれている成分ですので比較的簡単に食事から補給することができます。また、天然のアミノ酸のため、食事から摂取する分量では、体への危害は少ないのですが、サプリメントや栄養ドリンクなどで補給する場合、過剰に摂取すると、下痢や頭痛、胃腸障害などを伴う可能性があります。必須アミノ酸ではないので、一日の必要摂取量は定められていませんが、一般的に効果が期待できて、副作用がない量としては、2000〜4000mgが理想とされています。アルギニンはアミノ酸の一種ですので、単体の成分だけを多く摂取するより、他の成分と組み合わせることで相乗的に効果を発揮します。