カナダが世界に誇る大自然。3,000mを越える山々とたくさんの湖からなる雄大な風景。氷河から溶け出た水がつくり出すエメラルド色の湖が有名。
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間違った飲み方さえしなければ、私たちの体にたくさんの効用をもたらしてくれる「お酒」のパワー。適量を健康的に摂取すれば、長生きにつながる!という研究データも出ています。
体に深刻なダメージを与え、肥満やメタボリック症候群へと導く“悪者イメージ”の強い「お酒」。
確かに過度の飲酒は多くの弊害をもたらしますが、体にとってちょうど良い「適度な量」を楽しむのであれば、実はいくつかの嬉しい効用もあることが分かっています。
お酒が体内に入ると、大脳皮質の抑制が解放されます。大脳皮質は大脳の表面を覆っている層で、人間の行動・思考において重要な役割を担っているのですが、お酒によってこの抑制が取れることで緊張がほぐれ、ストレスから解放されたり、コミュニケーションが円滑になったりします。そして、それによりストレスが原因で起こる様々な疾患の予防につながると言われています。
また、飲酒は胃の消化液の分泌量を増やし、ぜん動運動を活発にするため、食べた物の消化促進や食欲増進につながります。その他、睡眠促進効果や沈静効果なども認められているので、睡眠を導入させるためにうまくお酒を利用するのもいいでしょう。
さらに、お酒には、血管を拡張させて血液の流れを良好にし、血行を改善する働きもあります。その結果、血管が詰まりにくくなり、狭心症や心筋梗塞など動脈硬化性の心臓病を予防するということも研究で分かっています。
ただし、先にも述べたように、原則は“適量”です。あくまでも“ほどほどに”。お酒と正しく付き合って、心も体も健康的に過ごしましょう!
日本では“人生の中で大きなイベント”の一つでもある成人式。しかし、海外には日本の様に全国的に一斉に祝うような祭典はほとんどないそうです。
その代わり…というわけではないですが、海外には面白い成人の儀式があります。有名なのはバヌアツ共和国の「ナゴール」。足に紐を巻き付けて高さ30mの塔から飛び降りる、今はバンジージャンプとして知られている儀式です。
その他、14〜15歳になると一人でライオンと戦い、勝ったものだけが成人と認められるマサイ族の「ライオン狩り」、3日3晩飲まず食わずで山にこもって今後を考えるネイティブアメリカンの「ビジョンクエスト」など、過酷なものもあります。
日本に生まれて良かったと思うのは私だけでしょうか?
冬が深まるにつれ、寒さも徐々に厳しくなってきました。それに伴って、寒さが引き金となる病気も増えてきます。そのためにも、身体を冷やさないようにすることは、元気に冬を過ごす重要なポイントです。
冷え性対策の重要性
風邪やインフルエンザなどは寒い季節の病気の代表ですが、その他に冷えることで血管が収縮し、血流が悪くなったり、室内と屋外の寒暖の差によって血圧が急に変化したりして、様々な病気の原因となります。寒い季節の健康維持は冷え性対策も大切な要素となります。
冷え性の種類
一言で冷え性と言っても、冷え方や症状により幾つかの種類に分けられます。
中には、自分では冷えている事に気づかない場合もあり、自覚症状の無い隠れ冷え性などもあるのです。
@ 全身型冷え性
ダイエットなどで痩せていたり、運動不足で筋肉量が少ないことにより、代謝や身体の内外の機能が低下し全身が冷えてしまうのがこのタイプです。
全身の血行がよくない為、手足の冷えだけでなく肩や首の凝り、生理痛が酷い、風邪をひきやすい、貧血気味などの体調トラブルが多く現れます。
A 末梢型冷え性
特に手足が冷えきっていることがおもな症状で、なかなか温まらないのがこのタイプです。
冷えの初期段階に多く見られ、トイレの回数が少なく、むくみが現れやすい、肌が乾燥しやすい、めまいや立ちくらみも多く、寝ているときに足がつることもよくあります。
B 水分型冷え性
水分のバランスをうまくコントロールできないのがこのタイプで、やたらと水分を摂取するものの、その割に排泄が少なかったりすることで、体内に水分をため込んでしまいます。
便秘や下痢などの消化器機能がうまく働かなくなり、水分排泄のバランスが崩れるため汗がなかなか出なかったり、逆に多く出すぎたりすることもあります。
C 内臓型冷え性
近年特に多くなってきたタイプがこの内臓型冷え性です。原因は自律神経の乱れによる血行不良と考えられています。
通常、わたしたちの身体は、食事や運動で体内に熱を生み出し、温まった血液を全身に巡らせていますが、寒くなると自律神経の交感神経が緊張して、末端の血管を収縮して、手足の血流を抑え、内臓を中心に血液を巡らせる働きをします。
これは、生命を維持するために、手足よりも優先的に内臓に血液を集めるために起こる身体の防御作用なのです。
自律神経のバランスが崩れる原因はストレスが最も多く、まさに現代のストレス社会がもたらした冷え性とも言われています。自律神経がうまく働かなくなると、血管の収縮がうまくできなくなり、寒くても手や足などの血管が拡張したままになります。
すると手足の血行は悪くないのですが、内臓の血流が悪くなってしまいます。その結果、内臓すなわち、お腹を冷やしてしまうことになります。
内臓の温度は、体温よりも高く、37〜38度ありますが、内臓が冷えて内臓温度が1度下がるだけで、基礎代謝は12〜15%も低下し、免疫機能に至っては30%低下すると言われており、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。内臓型冷え性の場合、手足の冷えがさほど気にならないため、自分ではなかなか気付かない場合が多いようです。
本格的な寒さが来る前に、内臓の血液の流れを良くするために、温かい食事を出来るだけとるようにして内部から温める習慣を心がけましょう。
肝臓は最大の臓器といわれており、一般的に成人男子で1200〜1400g、成人女子で1000〜1200gあります。その機能も非常に多岐にわたるため生体の化学工場≠ニ言われています。
「黄疸が出ると肝臓が悪い」とよく言われますが、これはビリルビンという黄色い色素が何らかの原因で血液中に増加し、その結果、全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着した状態で、肝炎や肝硬変などの肝臓の病気がある場合や胆汁の排泄経路である胆管系に異常がある場合に出現します。
そのため、「総ビリルビン」の値を測定する検査が一般項目に含まれています。肝臓病の場合は、ASTやALT(いずれも前号参照)の数値の上昇が併せてみられるので、同時にチェックしましょう。
その他、肝機能検査で調べるのが「ALP」。 ALPは、肝臓内の胆管などで作られる酵素の一つで、胆道のどこかが障害されて胆汁がうまく流れ出なくなると血液中に増えて肝機能の低下を招きます。
そのため、γーGTP(前号参照)と同様、胆汁の流れ具合を見る検査として重要視されています。アルコール性肝障害が慢性化して肝硬変になった場合は、γーGTPがあまり高値にならず、ALPが著しく高くなることがあるので、お酒をよく飲む人は注意しましょう。
また、一般の健康診断の検査項目にはないのですが、B型・C型肝炎の検査も受けておくことをお勧めします。C型肝炎ウイルスに感染している人は、感染がない人に比べて肝がんの発生リスクが700〜800倍、B型肝炎ウイルスに感染している人は約250倍高くなると言われています。
特に健康診断で肝機能検査の異常が疑われた人や1992年以前に輸血を受けたことがある人、血液製剤の使用や大きな手術をしたことのある人などは、積極的に感染の有無を確認することが大切です。
現在の医療環境では、感染防御策がとられ新規感染はほぼ無くなったので、一度検査を受ければ、特に感染の機会がない限り、繰り返し調べる必要はありません。
下煮したごぼうをウナギやドジョウで巻いた八幡巻き(やわたまき)は、八幡村(現在の京都府八幡市)の郷土料理として知られています。現在ではウナギのかわりに手に入りやすい牛肉が使われ、おせち料理のひとつとして利用されています。
ごぼうを栄養面からみると、一番の特徴は食物繊維の豊富さです。食物繊維は栄養ではありませんが腸の働きを整えたり、コレステロールをコントロールするなど重要な役割を持っています。また、ごぼうに含まれる炭水化物の一種である「イヌリン」は血糖値を下げる働きがあるので糖尿病にも効果があると言われています。
- まな板の上に巻きすを置き、ラップを敷いて牛肉2枚を広げて小麦粉を軽く振りかける。彩り野菜を手前3cmほど空けて横に並べ、巻きすを使って巻き込み、10〜15分冷蔵庫で寝かせる。
- フライパンを熱し、@の巻き終わりを下にして入れ、転がしながら全体に焼き色をつける。
- 余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、甘辛タレを加え焦げないように煮詰めていく。
- 四等分に切り分けて器に盛り付け、かいわれを添えて完成。
伝統と革新がうまく融合した
「イスラエルの文化」
イスラエルは新しい部分と古い部分の二面性をもつ国で、小さな国土ながら景観は非常に変化に富み、文化活動も盛んに行われていますが、隣国の諸国とは異なった文化背景を持っています。
この地は西洋と東洋とを結ぶ掛け橋となる場所に位置しているため、経済、政治、文化の過去と現在の接触点となり、さまざまな考え方が混在したため種々のライフスタイルが形成されました。
古代から続く4000年に及ぶユダヤの伝統、シオニズム運動の一世紀、離散からの帰還、そして第二次世界大戦以後の国家建設の時を経て、イスラエルの文化が作り上げられました。
現在イスラエルの人口は800万人余りで、ユダヤ人が約75%、アラブ人が21%、その他の人種が4%となっていますが、イスラエルは元来移民社会であったため、創造的な芸術表現は多くの異なった文化や社会の影響を受けました。
それぞれの伝統をもった人々は他の伝統をもつグループとの対抗以外にも、イスラエル社会の変化や中東情勢にともなう生活の変化の問題にも直面することとなりました。
ユダヤ人としての主体性を築きあげる努力をしつつ、一方では、約70もの異なったコミュニティーが伝統的独自性を保っています。伝統を重んずる一個人と革新的な社会共同体が一緒になり融合したことによって、イスラエルの特異性と世界に通じる普遍的な要素との間をうまく調和させる結果となりました。芸術の自由と様々な民衆の好みとのギャップをもちながら、イスラエル文化は成長し続けています。
これからもイスラエルの文化活動は変化する文化的アイデンティティーを探究しつつ、ダイナミックな創造性を文学、美術、音楽など各種の芸術を通して表現し続けていくでしょう。
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クルクミンは、ポリフェノールの一種で、カレーのスパイスであるウコン(英名:ターメリック)に含まれる黄色の色素成分です。
クルクミンの働きで一番注目されているのは、肝臓に対する働きで、特に二日酔いに効果があることは良く知られていますが、クルクミンはウコンの中にのみ存在するといわれています。
ウコンは、古くからインドや中国などにおいて生薬として重宝されてきました。日本でも、江戸時代中期には肝臓や胃腸の薬、さらには強心薬として使われてきました。
ウコンには、秋ウコン、春ウコン、紫ウコンなどと呼ばれるものがあり、クルクミンの含有量が多いのは秋ウコンで、産地によっても含有量は異なることが知られています。クルクミンには、ビタミンEの10倍という強い抗酸化作用があるといわれ、免疫機能の向上や生活習慣病の予防など、様々な効果があることが分かってきました。
主な効果の一つに抗炎症作用があると考えられており、がん予防効果が期待されています。がん化のきっかけと、がん細胞の成長増殖過程の両方の段階を抑制することが分かってきています。
また、肝臓の解毒作用を強化したり、胆汁の分泌を促進する効果を持っています。胆汁の分秘が盛んになると肝臓の機能が向上するので、コレステロールが消費され、脂肪の消化吸収がよくなります。
さらに、メラニン色素の生成活動を抑制したり、コラーゲン分解酵素やヒアルロン酸分解酵素の抑制などが知られており、美肌を維持する効果が期待できます。
脳を活性化させる効果も確認されており、アルツハイマー病や認知症の予防が期待されています。カレーをたくさん食べるインド人は、アメリカ人と比較するとアルツハイマー病発症率がなんと4分の1程度という疫学研究も発表されています。
クルクミンは水に溶けにくく、油に溶けやすい脂溶性の成分なので、油と一緒に取ることで効率よく吸収されます。したがってカレー料理は理に叶った食べ方と言えるでしょう。
ただし、過剰摂取には気を付けましょう。