沖縄県に点在する遺跡で15〜19世紀にかけて、周辺諸国との交流で発展した独自の琉球文化が今も色濃く残されています。
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患者全体の98%が男性という「痛風」。昔は「ぜいたく病」などといわれていましたが、最近では日本人の食生活の変化により、誰でも当たり前にかかる病気といっても過言ではありません。
その字の通り、風が吹いただけでも痛みを感じるという「痛風」。その原因は尿酸です。尿酸とは、健康な人でも毎日500〜1000mg作られ、体の中に溜まる老廃物のことで、この尿酸が何らかの異常で過度に生産されたり、上手く排泄されなかったりすると、俗にいう「尿酸値が高い」という状態になります。
そして、この排泄されきれず血液中で増えた尿酸が、温度の低い下肢の関節部分によどんで溜まると冷えて結晶となり、この結晶が関節部分からはがれる時に、白血球が体内に異物が侵入したとみなし攻撃することで激しい痛みが起こる、というのが痛風を引き起こすメカニズムです。
発症すると、ほとんどの場合、足の親指の付け根の関節が赤く腫れあがり、激しい痛みに襲われますが、2〜3日で痛みのピークは過ぎ、治療を受けなくても1〜2週間で症状はおさまります。
このように、「尿酸値の高い」人は痛風になるリスクが高く、10mg/㎗以上と診断された人のうち、30%が5年以内に痛風の発作を引き起こすというデータもあります。
しかし、痛風を発症しなくても、尿酸値が高いままだと、腎臓や血管などの恐ろしい合併症を引き起こす可能性も高くなります。したがって、発症してしまった場合は、むしろそれ以上大病しないために生活習慣を見直すきっかけと考え、前向きに対処していきたいものです。
「エッグベネディクト」という言葉を聞いたことがありますか。イングリッシュ・マフィン半分にポーチドエッグ、ハムまたはベーコンなどにオランデーズソースをかけた料理です。
その他にも、フルーツたっぷりのフレンチトーストやパンケーキなど、美味しくてお洒落な朝食がブームになっています。
ニューヨークの有名店が日本に出店し、ハイソな朝食を楽しもうという人で賑わっている様子がニュースにもなりました。一方でビタミン、ミネラルなどの栄養が手軽にとれるグリーンスムージーが大流行。また、最近では、消化が良く味わい深い中華粥を朝食にする人が増え、新しいブームの予感も…。
「多くの選択肢の中から体調に合った朝食を楽しみながらとる」。ブームに終わらせず、続けていきたい健康習慣ですね。
食生活の欧米化で高齢者も高カロリー食品による肥満から、生活習慣病が拡大しています。また、高齢者は活動量が減ると栄養状態も低下し、老化が加速します。低栄養予防にはバランスの良い食事と適度な運動が大切なカギとなります。
食習慣を見直して
低栄養を予防する
高齢期では骨格筋をはじめ様々な組織の細胞数が減り、基礎代謝量が低下するとともに、活動量も減るためにエネルギー消費量も減少します。
また、歯が欠落したり、味覚、嗅覚、消化力などの機能も低下するために、食欲も低下してしまいます。
さらに、高齢期は健康状態や活動量に個人差が認められます。実際、活動的な高齢者ほど筋肉の衰えが少なく、基礎代謝も盛んで食欲も旺盛です。
一方、活動量が低下している高齢者ではエネルギー消費量が減少しているのに食べ過ぎで肥満傾向があり生活習慣病を誘発しています。
高齢期では、体の栄養状態が低下することによって老化が進みますが、栄養状態が良いか悪いかは血液中のアルブミン濃度で判定できます。血液中のアルブミン値が3.8g/㎗以下ですと低栄養状態と考えられ、歩行や介護の予後が悪くなります。
高齢期の低栄養を予防するために、東京都老人総合研究所では14項目の食生活指針で栄養指導をしています。栄養改善のための参考にしてみてください。
食事は1日に3回バランスよくとり、食事は絶対に抜かない。
動物性たんぱく質を十分にとる。
魚と肉は1対1の割合でとり、片方に偏らないようにする。
肉はさまざまな種類や部位を食べるようにする。
油脂類の摂取が不足しないように注意する。
牛乳は、毎日200㎖(1本)以上飲む。
野菜は、緑黄色野菜や根菜類など、たくさんの種類を食べ、火を通して調理し、摂取量を増やす。
食欲がない時は、おかずを先に食べ、ご飯を残す。
調味料を上手に使い、おいしく食べる。
食材の調理法や保存法を覚える。
和風、洋風、中華など、様々な料理を作るようにする。
家族や友人と会食する機会をふやす。
噛む力を維持するため、義歯の点検を定期的に受ける。
健康情報を積極的に取り入れる。
[ 東京都老人総合研究所・介護予防緊急対策室発行、パンフレット「いつまでもイキイキ生活」より改変 ]
足の親指の爪が皮膚に食い込んで、痛みや炎症を引き起こす「巻き爪」「陥入爪」。間違った対処をしていると、何度も症状を繰り返し、歩行が困難になってしまうこともあります。
爪が内側に巻いたような状態になる「巻き爪」と、爪の角が皮膚に食い込んでしまう「陥入爪」。症状は多少異なるものの、両方の症状を併発している人はとても多く、日本人の10人に1人が悩まされているといわれています。
つま先の細い靴による圧迫や深爪、長時間の歩行などが主な原因に挙げられますが、最近では歩行をしない寝たきりの高齢者にも巻き爪が多く見られることもわかってきており、起立、歩行時に足にかける力のバランスの大切さがより注目されています。
「巻き爪」「陥入爪」になると、その痛みから解放されたいために、深く爪を切ってしまう人が多いのですが、これは全くの逆効果。再度爪が伸びた時に、爪の巻き込みが強化されたり、爪の角が皮膚に食い込んで腫れや化膿を引き起こしてしまったり、症状をより悪化させてしまう可能性が高くなってしまいます。
そのため、爪の角は切らない(スクエアカット)、ある程度伸ばす、など爪の切り方も大切なポイントです。
「巻き爪」「陥入爪」は、性別や年齢に関係なく起こる傾向があるので、「自分は大丈夫」と決めつけるのは危険です。いつも履いている靴の裏底をチェックしてみて、外側ばかりが擦り減っていたら要注意。ジャストフィットした自分に合った靴を選び、足の親指に力が入るように意識して歩くようにしましょう。
また、足の爪や指、かかとなどに変化がないか、普段から自分の足に関心を持って注意深く観察することも大切。深爪はしない、ボディクリームで爪も保湿をする、など日常のケアも行い、少しでも異常を感じたら、お医者さんのアドバイスを受けましょう。
大がかりな手術にいたる治療は稀ですが、それでも症状が進めば進むほど治りにくくなることは確かですので、早めの通院をおすすめします。
なす、きゅうりなど夏野菜には多くの抗酸化ポリフェノールが含まれています。野菜由来のポリフェノールには抗酸化作用やガン細胞の増殖抑制作用が認められています。なすに含まれるアントシアニンは肝機能を向上させ血圧を下げる作用があります。食欲が低下しがちな夏の暑い時期におすすめのさっぱりとしたアンチエイジング冷やしうどんです。肝機能や血圧が気になる人におすすめです。
- A なす、きゅうり……………各2本
- (塩で軽くもみ水気をきる)(薄切りにする)
- しし唐………………………10本(薄切りにする)
- B みょうが……………………3本(薄切りにする)
- 大葉…………………………5枚(千切りにする)
- C しょうゆ、みりん…………各15cc
- 練りごま……………………40g
- すりごま……………………25g
- 出し汁………………………60cc
- D うどん………………………2玉
- (ゆでて冷水で冷やし、水気をきる)
- A(なす、きゅうり、しし唐)とC(しょうゆ、みりん、練りごま、すりごま、出し汁)を和える。
- @とD(うどん)をボウルで和える。
- 皿にAを盛り付け、B(みょうが、大葉)を上からちらす。
[ 参考/体の中からきれいになるアンチエイジング・クッキング ]
多種多様な食文化の融合
「イスラエルの名物料理」
イスラエルは1948年の独立で世界中に離散していたユダヤの人々が、祖国の地に帰還し築き上げた国のため、食文化もそれぞれの国柄を反映してバラエティー豊かなものとなっています。さらに地元のアラブ料理との融合や地中海の豊富な魚介類、また自給率の高い野菜、フルーツに至るまで様々な食材が食卓を賑わしてくれます。こうした数多くの食材の氾濫にも関わらず、イスラエルの人々に愛される「お国料理」ともいうべきものがこの国には根付いています。これらの料理に共通するのは量がたっぷりしていてスパイスが巧みに使われていることです。
まず最初にイスラエルを代表する名物料理として、コロッケのような「ファラフェル」があります。水から戻したヒヨコ豆を擦り潰し、パセリや数々のスパイスと混ぜ合わせ、ボール状にして素揚げしたものです。
また数千年に亘り、中東の人々に親しまれてきた「ピタ」と呼ばれるパンがあります。小麦粉と水、塩、砂糖、イーストを加えてよく練り、約1時間発酵させ、高温で一気に焼き上げます。円形で薄く平たいピタの中央を半分に切ると中は空洞で袋状になるため、様々な食材を挟み手軽に食されています。
そして日本では「シシカバブ」の名で知られる焼き肉。正肉を串に刺した「シシュリク」と、挽き肉を串に巻いた「カバブ」があり、異国的かつ野趣に富んだ料理です。この他にもイスラエルの風土が育んできた数多くのイスラエル料理が綿々と受け継がれています。
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脂質には植物油などの常温で液体の「油」と肉の脂身やバターなどの常温で固体の「脂」があります。
脂質は三大栄養素の中で最もエネルギー効率が高く炭水化物とたんぱく質が1gあたり4kcalのエネルギーを作り出すのに対して9kcalのエネルギーを作り出します。したがって脂質は身体の主要なエネルギー源になるほか、身体の中では作ることができない必須脂肪酸を含んでおり、細胞膜やホルモンなどの体の仕組みに働きかける生理活性物質の材料になるといった重要な役割があります。さらに脂質は脂溶性のビタミンを溶かし込んで、吸収しやすくします。
使い切れなかった脂質は、中性脂肪に変えられ、体脂肪として蓄えられます。そのため脂質を摂りすぎると肥満や脂肪肝の原因となり、さらに血液中の中性脂肪やコレステロールが増える脂質異常症や、メタボリックシンドローム、動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病の原因にもなります。
しかし、脂質が不足すると疲労しやすくなったり免疫力が低下したりするので、適度な脂質は身体にとって非常に大切な栄養素です。
現在では、食生活の欧米化により日本人の脂質摂取量は過剰傾向にあるといえます。また、ダイエットだからといって極端に脂質を制限するとお肌の調子やホルモンバランスに影響が出るので毎日の食事からは適量を摂取するように心がけ、むしろウォーキングなどの有酸素運動を1日30分から1時間ほど取り入れて過剰な体脂肪を燃焼させるようにしましょう。