2004年に世界文化遺産に登録されてからは、トレッキング愛好家はもちろん、パワースポットとしても注目を浴びています。
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腎臓の病気なんて、自分には関係ないと思っていませんか?腎臓病は自覚症状がほとんどないまま進行していく怖い病気。メタボリックシンドロームと同じく生活習慣病のひとつです。
最近、慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)という新しい病気の概念が注目されています。
CKDとは、慢性に経過するすべての腎臓病を指し、放置したままにしておくと、脳卒中や心筋梗塞などの心血管病発症のリスクを高めたり、進行して末期腎不全になると、人工透析や腎移植を受けなければならなくなる怖い病気です。
その患者は現在、全世界的に増えており、日本国内でも成人の8人に1人の割合で存在すると推計され、新たな国民病として注視されています。
腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと自然に治ることはなく、もとの正常な状態に回復することはありません。にも関わらず、初期には自覚症状がほとんどなく、それがCKD患者を増加させている一因ともいわれています。
しかし、生活習慣の改善や薬物治療により、症状を軽減したり病気の進行を遅らせることは可能です。何よりも大切なのが尿検査による早期発見。尿には健康な人でもわずかなたんぱくが出ていますが、1日150mg以上出ている場合を「たんぱく尿」といい、腎障害が疑われます。寝不足や疲れが溜まっている時などにも一時的に「たんぱく尿」になることがありますが、健康診断などで「たんぱく尿」になった場合は要注意です。市販の尿たんぱく試験紙を使えば、簡単に検査することができるので、普段から尿の状態をこまめにチェックすることをおすすめします。
もうすぐ梅雨の季節がやってきます。6月は、まだ日差しが強くないからと言って油断をすると怖いのが「熱中症」。
梅雨時は湿気が多いため喉の乾きに気づきにくく、汗をかいても蒸発しにくいため、発汗によって体温を下げることができず、熱中症になる人がとても多いのだそうです。
喉が渇いたと感じる前にこまめに水分をとることが大切です。
また、梅雨の季節は気象の変化が原因で起こる「気象病」別名「お天気病」で体調を崩したり、何となく気分も沈みがちです。
そこで、雨の日の外出におすすめなのがお洒落なレインブーツ。昔に比べると今は、いろいろなタイプのデザインが豊富に揃っています。ブーツ感覚で履けば、雨の日だけでなく晴れた日にも履けるし、何より雨の日の外出が楽しみになりますよ。
現代生活の中には、さまざまな危険因子が潜み、私達の健康を日々蝕もうとしています。特に食生活においては知らず知らずのうちに危険因子が体内に入り込んでいます。その危険因子を取り除くことも健康長寿への大切な第一歩といえるでしょう。
デトックス効果のある食材
現代生活を送っていると様々なルートから毒が体内に入ってきます。もちろん体は解毒する(デトックス)力を持っています。一般に毒は汗、尿、便から排泄されますので、発汗作用、利尿作用、便秘を解消させる作用のある食材はデトックス作用のある食材です。口から入ってくる有害物質は様々ですが、水銀、ヒ素、鉛、カドミウム、スズ、アルミニウム、ニッケルなどの有害金属やホルムアルデヒド、人工有機フッ素化合物、臭素系難燃剤、DDT、ポリ臭化ビフェニール化合物、有機塩素系殺虫剤、人工着色料、乳化剤などの人工化合物があります。これらの物質は汚染された魚を食べたり、化学肥料で育てられた野菜や保存料を使った食品を食べたりすることにより知らず知らずの間に体に入ってきます。
便秘の人は腸内にたまった便の影響で腸内フローラ(腸内の常在菌の種類)の中で悪玉菌の割合が増えてきます。これらの悪玉菌は毒素を分泌し腐敗物質を作り出すので、ガンや大腸ポリープなどの病気の誘因にもなります。便秘の解消には、植物繊維の豊富な食材を食べ水分を十分とることが重要です。
デトックスのポイントとしては、なるべく無農薬野菜を選び、食品表示をチェックする習慣をつけ、添加物の含まれない食品を選択してください。また、有害物質は脂肪にたまりやすいので、肉を使う時には脂肪の多い部分は避けたほうが無難です。デトックス効果の強い食材としてスパイスにはペッパーの中に含まれるカプサイシンに利尿効果、発汗効果や新陳代謝の促進効果があります。ターメリック(うこん)は肝臓での解毒作用を強化します。しょうがに含まれるジンゲロールには発汗、利尿、排便作用があり、デトックス作用が最も高いスパイスです。コリアンダーなどハーブもデトックス効果があるので、ハーブを上手に使うのもデトックスのコツです。
水銀、ヒ素、鉛、カドミウムなどの有害金属は体に蓄積する特性がありますので積極的にトラップ(捕獲)して排出することが必要です。このような捕獲作用をキレート効果とよんでいます。グレープフルーツに豊富に含まれるクエン酸、ねぎやにらなどに含まれる硫化アリル、にんにくに含まれるアイリン、玉ねぎ、ブロッコリーに含まれるケルセチンにもキレート効果があり、これらの食材を上手に使うこともアンチエイジング・デトックスのポイントです。
動脈硬化を予防する
動脈は心臓から体全体に血液を輸送しているパイプの役割を果たしています。若い頃にはこのパイプも弾力性がありますが、中高年になると弾力性が失われて次第に硬くなっていきます。これが動脈硬化です。最近では単純に血液中のコレステロールが高いだけではなく、コレステロールの酸化や血管壁の炎症が重要な発症因子であることがわかりました。もちろん高血圧も重要な要因になるので、血圧のコントロールは重要です。初期には自覚症状はありませんが、進行すると物忘れ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れなどの症状が出現します。最終的には、脳や心臓、腎臓などの血管が密な臓器での動脈硬化、つまり脳卒中や心筋梗塞、腎機能低下などの症状が出現してきます。
動脈硬化を引き起こす危険因子の中で最も重要なのが、高血圧、高脂血症、喫煙です。高血圧は塩分の取り過ぎで発症するので減塩が必要です。高脂血症で重要なのがコレステロールです。レバーや魚の卵に豊富に含まれているので、コレステロールの高い人はこれらの食品を控えましょう。
食物繊維は血中コレステロールを下げる作用があるので、食物繊維豊富な野菜、果物、豆、海藻を積極的にとるようにしてください。また、あじ、いわし、さば、さんまなどの青背の魚に含まれているDHAやEPAは血液をさらさらにし血栓を予防します。運動は中性脂肪を下げ、HDL値を上昇させる効果があります。喫煙はニコチン、一酸化窒素、窒素化合物が血管内皮を傷つけ、中性脂肪、LDLを増やすので禁煙も重要な予防因子になります。
[ 東京都老人総合研究所「中年からの老化予防」報告書より改変 ]
近年、女性だけでなく、男性や子供にも症状が増えてきている「外反母趾」。足の痛みや変形だけでなく、肩こりや腰痛など、さまざまな体の不調の原因にもなることはご存知ですか?
外反母趾は文字通り、母趾(親指)が外側(小指側に向かって)に曲がり、足の構造が変形してしまう後天的な病気です。
親指が曲がることにより付け根の関節が内側に飛び出し、ひどい場合は親指が人差し指や中指に重なってしまうこともあります。こうなると痛みはどんどんひどくなり、立っているだけで辛い、歩くこともままならない、など日常生活にも支障をきたすようになります。
そして、人間の体の土台である足元に外反母趾という歪みがあると、その不安定さを無意識に体の上部で調整しようとするため、腰痛、肩こり、顎関節症、めまい、自律神経失調症など、思わぬ症状を引き起こすことにもなります。
外反母趾になる原因として、女性の履くハイヒールによる締め付けが一般的ですが、最近ではハイヒールを履かない男性や子供にもこの症状が増えてきており、その原因は足裏の筋力不足だといわれています。
外反母趾を自覚した場合は、とにかく早めに対策をとることが大事です。「別に大して痛みはないから」と放っておくと、ますます足の変形が進んでバランスが悪くなり、筋力が衰える→歩行が困難になる→脳・心臓の働きが悪くなる→アルツハイマーになる、など、高齢になった時に寝たきりになる要因にもなりかねません。
そんな外反母趾の改善・予防には、足指じゃんけんや足指だけでの物つかみ(タオルなど)、また、立ったり歩いたりする時に足指でふんばることを心がけるなどの地道な体操が効果的。これらを行うことで足裏が筋肉痛になる人はまさに筋力が衰えている証拠です。
そのほか、徹底的に自分の足に合った靴を選ぶ、膝や踵に負担のかからない正しい歩き方を身につけるなど、できることから少しずつ実践し、足裏バランスの崩れをメンテナンスしていきましょう。
脂ののった旬のかつおをポリフェノールたっぷりのバルサミコ酢ドレッシングで仕上げたアンチエイジング・ソテーです。かつおは良質のたんぱく質を含み、血液をさらさらにするDHA、EPAを豊富に含み、骨粗鬆症を予防するビタミンDが豊富です。ビタミンB1も豊富で更年期障害が気になる年代におすすめのアンチエイジング・プレートです。ご飯のおかずに最適のサイドメニューです。
- A かつお………………………………………さく500g
- B ピーマン(赤・黄・緑)…………………各50g(1cm幅に切る)
- C エクストラバージンオリーブオイル……適量
- D ドレッシング………………………………バルサミコ酢30cc、マスタード、タイム、クミンシード各適量、エクストラバージンオリーブオイル40cc
- E 塩、赤とうがらしパウダー………………適量
- A(かつお)にE(塩、赤とうがらしパウダー)で下味をつける。
- B(ピーマン)をC(エクストラバージンオリーブオイル)で3〜5分ソテーし、塩こしょう(分量外)で味を調える。
- @を1〜1.5cm幅に切り、C(エクストラバージンオリーブオイル)で、中が半生に近い状態に表面を焼き固める。
- AとBを皿に盛り、D(ドレッシング)を上からかける。
[ 参考/体の中からきれいになるアンチエイジング・クッキング ]
ユダヤ教の食文化
「コーシェル」
どんな民族や宗教にも、食べるときの礼儀作法の定めなどは一様にありますが、ユダヤ教は、旧約聖書の「レビ記」の教えに従い、複雑な一連の戒律を設けています。ユダヤ教では、食べてよい食物と、食べてはいけない食物を定め、食べてよい食物のことを一般に「コーシェル」と言います。
国民の大部分がユダヤ教徒で占められるイスラエルでは、ユダヤ教の食習慣コーシェルが食生活に大きな影響を与えています。程度の差こそあれ、家庭ではコーシェルが守られており、レストランでもコーシェル、ノン・コーシェルの別ははっきり打ち出されています。
規定として食べることを許されている肉は牛や羊など蹄(ひづめ)が分かれていて、反芻(はんすう)動物(一度飲み込んだ食物を再び口中に戻し噛み直して再び飲み込む動物)の肉と鶏だけ。また、海にすむ生物では、「ヒレがあって鱗(うろこ)があるもの」とされ、鱗のない鯨や鰻など以外の魚は食べられますが、蟹、海老、貝などは禁じられています。
その他にも、動物に対する残虐行為を禁じていることから厳格なガイドラインのもとに屠殺(とさつ)されたものでなければなりません。また、肉類と乳製品を一緒に食することを禁じ、食卓に同時に並べることはもちろん、胃袋の中で肉類と乳製品が交じりあうことを避けるため、肉類を食べた後6時間は乳製品を、乳製品を食べた後2時間は肉類を口にしないほど、徹底した宗派の人たちもいます。従って、コーシェルを守るレストランではチーズバーガーやハムのピザといったものは存在しません。
現代の開かれた社会の中で自己規制を重要とするコーシェルを守るのは容易ではありません。イスラエルでも全てを完璧に守っている人は多くありませんが、基本的に豚肉を食べないこと、肉と乳製品は別にすることなど、食習慣の中で自然に行われています。
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たんぱく質は、炭水化物、脂質とともに3大栄養素といわれており、私達の身体を構成する上でなくてはならない栄養素です。身体の大部分はたんぱく質からできている、といっても過言ではありません。
たんぱく質はアミノ酸に分解された後、体の筋肉や内臓、皮膚、髪などの材料になるだけでなく、免疫の抗体、酵素、血液、ホルモンなどの材料にもなります。さらにエネルギー源としても利用されています。
私達は、たんぱく質なしでは体を維持することが出来ないため、バランスよく食べ物から摂る必要があります。
たんぱく質が不足すると、脳の活動が不十分になり、判断力や記憶力が低下したり、体力が落ちて病気に対する抵抗力が低下してしまいます。また、幼児期から成長期の子供では、発育障害も起きてきます。
一般に肉、魚、卵、乳製品などの動物性たんぱく質には、必須アミノ酸がバランス良く含まれていますが穀類や豆類などの植物性たんぱく質は、一部の必須アミノ酸が不足しています。植物性たんぱく質を上手に取るには多品目を食べ合わせることで足りないアミノ酸を補い合うのが良いでしょう。また、動物性たんぱく質ばかり食べていると脂質の摂りすぎになる恐れがあります。
動物性と植物性では、たんぱく質の性質が異なるので、それぞれの特性を生かしつつアミノ酸が効率よく利用されるよう、動物性と植物性の両方のたんぱく質を上手に摂りましょう。