今回は果物の花です。 晩春頃に白い5弁の可愛らしい花が咲きます。
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「病気ではないけど、何だか身体の調子がおかしい…」そんなことはありませんか?身体の冷えは万病のもと。もしかしたら、低体温が原因かもしれません。
みなさんは、自分の平熱をきちんと把握していますか?平熱とは、午前10時頃、体温計を斜め下に向けた状態でわきの下に挟んで測る体温のことで、日本人の理想的な体温は36.8〜37.1度といわれています。しかし、近年、35度台の低体温の人が増えてきており、さまざまな不快な症状を引き起こす原因になっています。
体温が低いとどんなことが起こるのでしょう?私たちの身体は、体温が1度下がると免疫力が37%低下し、基礎代謝も12%下がるといわれています。また、基礎代謝が下がると臓器の働きも鈍くなるため、心臓や肝臓、腎臓などの働きが不活発になり、さらに免疫力の低下も重なるため、ガンをはじめとするさまざまな病気にかかりやすくなります。人間は、理想体温から5度上昇しても生命を維持できますが、5度下がると死んでしまいます。つまり、体温が低いということは、それだけで生命にとって危険な状態に近づくわけです。
そんな低体温の原因は、普段何気なく過ごしている現代の生活スタイルにあります。冷暖房の整った住環境や職場環境、運動不足、シャワーだけで済ませる入浴、過度のストレス…など。低体温は身体の内部の冷えのため、自覚がない人が多いのも特徴ですが、どんな人にとっても身体を温めて体温を上げることは健康の秘訣です。もし身体の不調を感じたら、下表のような身近なことから生活を見直してみてはいかがでしょうか。

お正月の楽しみと言えば家庭で作るおせち料理ですが、今年は例年にも増してデパートやレストランなどの高級おせち料理の人気が高いそうです。
ちょっと贅沢な気もしますが、お正月くらい豪華なお料理で家族団らんを楽しむのもいいかもしれませんね。
料理の内容も充実していて、年配の方向けに高級食材をふんだんに使った豪華なお重から、女子会用にはスイーツが充実したおせち料理なんかもあります。もちろん、まめに暮らせますように…の黒豆、子孫繁栄の数の子などが入った昔ながらのおせち料理も健在です。
初詣、お年玉、晴れ着、年賀状……お正月は、日本人が最も日本人らしく過ごす行事。どうぞ楽しいお正月をお過ごしください。でも、美味しいおせち料理に舌鼓をうっても、お屠蘇はほどほどに。
抗酸化作用が強い食材選びからアンチエイジング・クッキングをスタートさせましょう。過酷な環境下で育った食材には、より強い抗酸化作用が認められており、さらに、これらの実や皮には高濃度の抗酸化物質が凝縮されています。
食材の生育環境と
アンチエイジング効果
食材の中に含まれている抗酸化物質は、植物や動物が自らの身を守るために備えている防御機構であると考えることができます。従って、抗酸化作用が強い食材を選択するポイントの一つは、その食材の育った環境を知ることです。基本的に植物は外敵からの攻撃を避けることはできません。しかし、外敵は必ずしも天敵の動物だけではありません。直射日光や寒冷、干ばつ、風、雨などの物理的ストレスや宇宙線のような放射線などから、自分自身を守らなければならない環境で育っています。一方、植物が守らなければならない最も大切なものが自分自身の種です。何故なら、種の中に自らの遺伝情報が詰まっているからです。遺伝情報が書き込まれているDNAは動物も植物も全く同じ構造をしています。しかも、DNAは酸化ストレスに大変弱い特性をもっています。DNAは酸化していったんさび付くと子孫を残せないことになり、その植物の系統自体が危機にさらされることになるのです。そこで、植物は過剰なまでの抗酸化物質で自分自身の種を保護する戦略を取っていると考えられます。果物の実や皮に抗酸化物質が高濃度に含有されているのはこのためです。
このような理由から、生育環境が野生に近ければ近いほど、その植物や動物は、アンチエイジングに適した食材になっているようです。ギリシャや南イタリア産の食材の抗酸化能力が強いのも、強い日差しを受けて育った野菜や果物が、自分自身の種を守るための防御として、実の中に抗酸化物質をたくさん蓄えた結果であると考えられます。つまり、アンチエイジング・メニューの組み立ての基本として、より抗酸化能力の高い食材を選ぶことからアンチエイジング・クッキングがスタートすると考えてください。
歴史から学ぶ
アンチエイジング・
クッキング
料理は歴史であり文化です。古今東西の文化ではそれぞれ特色ある料理が創作されていますが、美味しい物を楽しく食べて長生きするという人間の欲望を追い続けた点は、今も昔も、東西を問わず共通しています。ですから食材や調理法も伝統的で古典的な料理の中にアンチエイジングの食材や料理法、スパイスやハーブの使い方を学ぶことが出来ます。
ナポレオン時代のフランス人が南国の食材を体にいい食材としてフランス料理の中に取り入れたのも、アンチエイジングの食材として食べて美味しかったので、その後も使われ続けたのだと思います。その結果、伝統的な料理になったと考えられます。
中国では秦の始皇帝が不老長寿を目指していたことは有名です。そのために「不老長寿の薬」を研究させていました。くこの実やレンコン、古代米などのアンチエイジング食材は秦の時代に登場してきた食材です。
また、西洋ではローズマリーやタイムなどのハーブで肉の臭みを取ったり味付けする料理法は、ギリシャ時代やローマ時代に登場した料理法だといわれています。その点、オスマントルコは東洋のスパイスを西洋料理に導入するという役割を果たしたといわれています。クミンやコリアンダーなどの東洋系のスパイスを魚やサラダに使った料理がオリエント風、アラビア風と呼ばれるのはこのためです。
メディチ家はフランス料理の原型を創ったといわれていますが、赤ワインを料理に使う手法もこの時代に登場したアンチエイジングな調理法です。ナポレオン1世の時代に入り、イタリア遠征でマレンゴの戦いで勝利をおさめた夜にナポレオンのお抱え料理人デュナンが、手元にあった鶏を即席でオリーブとトマトで煮込んで創作した鶏のマレンゴ風は有名です。遠征から持ち帰った南国イタリアの食材が抗酸化に富んでいたために、当時アンチエイジングな料理がフランスで流行りました。
[ 参考/体の中からきれいになるアンチエイジング・クッキング ]
風邪をひいたり疲れがたまったりするといつのまにかできる口内炎。でも、「いつもの口内炎」と思っていても、実は危険な疾病の前ぶれかも。よく観察することが大切です。
たった数ミリのできものなのに、痛くて不快な思いをする口内炎。悪化すると、食べることや喋ることも辛くなったりしますよね。
ひとくちに口内炎といっても、いくつか種類があり、その原因や症状はさまざまですが、一般的に口内炎といわれるもののほとんどが「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。中心部が少しくぼんで白っぽくなっている円形や楕円形の潰瘍で、頬の内側や舌、歯茎などどこにでもできます。はっきりとした原因は不明ですが、疲れやストレスによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養(ビタミンB2)不足などが考えられています。
また、アフタ性と並んで多いのが、口の中を噛んでしまった、歯磨きで傷つけた、入れ歯や矯正器具が接触した、などの物理的な刺激によって起こる「カタル性口内炎」。口の粘膜が赤く腫れたり水泡ができたりするのが特徴です。その他、カビの一種であるカンジダ菌や単純ヘルペスウイルスなどの細菌やウイルスの増殖に起因する「ウイルス性口内炎」も多く、症状としては口の粘膜に多くの小水痘が形成され、それが破れるとただれたりします。
いずれのケースにおいても、1〜2週間で自然に治癒すれば心配ありません。が、もし治っても同じ場所に再発する、2週間以上たっても治らない、いつもより大きい、形や色がいつもと異なる、複数の口内炎が同じ場所にできる、など何か異変を感じた場合は要注意!口の中は臓器の異常があらわれやすい場所ですので、違和感があればすぐに内科医などの専門医に相談しましょう。また、病気の早期発見のためにも、口腔内チェックを習慣化することをおすすめします。

いわしに含まれるDHAとEPAなどの不飽和脂肪酸は血液さらさら効果があります。りんごに含まれるポリフェノールには強力な抗酸化活性があり体を酸化ストレスから防御する効果があります。
[ 4人前 ]
A いわし……………4尾
三枚におろし、塩をたっぷりふり、30分おき、水洗い。皮をひいておく
B りんご……………1個
皮ごと1cmの棒状に切り、レモン汁(15cc)で和えておく
C りんご酢…………30cc
- A(いわし)にC(りんご酢)の分量の半分をかけ、30分おき、よく水気をきり、そぎ切りにする。
- B(りんご)をボウルに入れ、C(りんご酢)の残りで和える。
- Aと@を皿に盛り付ける。