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健康の輪デジタル新聞

2013年6月号

花クイズ この花、な〜んだ?

ユリ科の植物で旬は6〜8月。そして、10〜11月頃に美しい淡紫色の小さな花を咲かせます。
[ 答えはこちら ]

骨密度だけじゃない!本当の骨の丈夫さとは?

4月号からお伝えしてきた「ロコモティブシンドローム」。最終となる今回は、予防の要となる「骨」の強化について。骨を強くするポイントは「量」より「質」にあります。

ロコモになる人・ならない人

 ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)は骨や関節の機能低下などが原因で引き起こり、その予防のためには日々の生活習慣の見直しやトレーニングが大切だということを、これまで紹介してきました。そして中でも、その予防の要となるのは「骨」の強化です。
 骨の強さは骨密度(骨の量)で決まると考えられがちですが、実は「骨質」も大きく影響しています。そのカギを握るのがコラーゲン。ビルに例えると、線維状のたんぱく質であるコラーゲンが柱を形成し、そのまわりにカルシウムなどのミネラルがコンクリートのようにはりつく構造をしています。
 つまり、骨の硬さを保つカルシウムと、それを柔軟に支えるコラーゲンがバランスよく揃っていなければ、丈夫で強い骨は作れなくなってしまうわけです。
 また、コラーゲンは骨だけでなく、筋肉や関節をつなぐ靭帯などにも含まれ、大きな役割を果たしています。そのため、減少すると体のあちこちがスムーズに動かなくなり、転倒や骨折のリスクを高めることにもなります。
 そんなコラーゲンの働きを助けるためには、ビタミンK、ビタミンD、葉酸などを積極的に摂取することが有効だと言われています。これらの栄養素を毎日の食生活の中にバランスよく取り入れて、いつまでも若々しく丈夫な体づくりを目指していきたいですね。

骨質を低下させない生活のポイント!

紫陽花は散らない

 6月の花「紫陽花(あじさい)」は、古く「あづさい」と呼ばれ、「あづ」は集まる様を意味し、「さい」は「真藍(さあい)」を約したもの、小さい青い花が集まって咲くことから名づけられたと言われている。
 花の色を変えるせいか意外にも花言葉は「移り気」「高慢」「浮気」など良くないイメージが並ぶ。
 ところで、紫陽花は散らない。真夏のように太陽がぎらぎらと照る日も、強い雨風が吹く日も咲く。そして、咲き続けながら枯れていく。
 そんな紫陽花を見る度に、桜のように惜しまれながら潔く散る花も美しいけれど、自らの色を変えても、凛として咲く紫陽花にひたむきな強さと美しさを感じるようになった。
 雨傘、日傘が日替わりで活躍する6月は、手まりのような愛らしさで風に揺れる紫陽花の姿にほっと心がなごむ。

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若々しく生きよう!24 毎日の朝食から始まるアンチエイジング対策!
健康長寿をめざして

食生活の上で一日3食きちんと摂る事はアンチエイジングのためには大切な事です。その中でも、一日の始まりとなる朝食は最も重要視する必要があります。「量より質」を考えて内容にこだわったメニューを立ててみましょう。

1日15分、太陽の光を浴びる

ビタミンDが、がん予防や治療にもひと役買っていることが注目されています。
 大腸がん、乳がんに関して、体の中でビタミンDの量の多い人ほどがんになりにくいというデータがあるのです。前号でも述べましたが、ビタミンDは体の中でつくられます。そのためには日光浴が非常に重要です。ふだんから日光をよく浴びる機会の多い、日照時間の多い国に住んでいる人は、必然的にビタミンDが体の中に多い。日照の少ない国に住んでいる人と比較すると、大腸がんになるリスクは50%も低くなるといわれています。
 乳がんと卵巣がんに関しても、リスクを30%減らすそうです。また、乳がんでビタミンDの少ない人ほど、骨に転移するといわれています。では、私たちはアンチエイジングのために、どのくらい日光浴をすればいいのでしょうか。
 春、夏、秋では1日約15分。冬なら約30分。日光浴といっても、裸になる必要はありません。腕を出しているだけでも十分です。顔はシミができるからイヤだという女性も、腕ならいいのではないでしょうか。春、夏、秋なら15分間でいいので、日焼けをそれほど心配する必要はないと思います。
 日光浴というと太陽光に含まれている紫外線が、がんの原因になるのでは、と心配する人もいますが、黄色人種である日本人に皮膚がんは少ないので、それほど神経質になる必要はありません。
 また、ビタミンDにはアンチエイジングに直結する、もう一つ大事なポイントがあります。この事も前号で述べたようにカルシウムの吸収に欠かせないことです。カルシウム不足から、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や圧迫骨折が起こることは間違いありません。この「カルシウムの貯金」が少ないというのは、妊娠・授乳をした人、食が細い人、やせている人、胃腸が弱い人です。
 現在、日本で健康長寿をさまたげている一番の原因は、転倒による骨折、骨粗鬆症や圧迫骨折です。これらを確実に防いでくれるのが、カルシウムの摂取であり、ビタミンDなのです。年齢を重ねても元気に活動し、寝たきりにならないために、とくに「カルシウムの貯金」が少ない人は、日光浴は欠かせない習慣です。

納豆は夕食でなく朝食に

カルシウムを多く含む食品 ビタミンDを多く含む食品

 脳がエネルギー不足に陥るような状態が長く続くと、必ずダメージが起こります。脳を守り、認知症を防ぐためにも朝食をしっかり摂ることが大切です。では、アンチエイジングのために朝食にはどんなものを摂るのがいいのでしょうか。
 答えからいうと、炭水化物です。中でもいいのが、ご飯でしょう。朝食は、準備が簡単なパンの人が多くなっていますが、脳のためにはご飯が最適です。ご飯の方がいい理由は、血糖値と関係があります。
 糖質は、体の中でブドウ糖に分解され、吸収されます。これがエネルギーのもとになるのですが、ブドウ糖に分解され、吸収されるときに、インスリンというホルモンが活躍します。
 血糖値とは、血液中の糖分の値ですが、インスリンの働きが悪かったり、インスリンそのものの量が少なくなったりすると、血液中に糖分があふれてしまいます。これが糖尿病です。ご飯は糖質ですが、玄米にしたり、七分づきにしたりすれば、吸収に時間がかかります。
 実は、糖質が分解され、ブドウ糖が一気に血液中に増えるのはよくないのです。ご飯とパンを比べると、ご飯の方が血糖値の上昇を抑えることができます。そして、パン食にはないのですが、ご飯食には、血糖値の上昇を抑えてくれる相性のいい食べ物があります。それは納豆です。ご飯のおかずに納豆を加えると、納豆のネバネバ成分が糖質にまとわりついて、吸収を遅らせてくれるのです。
 ですから、玄米や七分づき米は苦手という方には、白米のご飯でもいいので納豆を一緒に食べることをおすすめします。納豆には、血液を固まりにくくする成分もあるので、中高年には欠かせない食品です。
 ぜひ朝食のメニューに納豆を摂り入れてください。

マッチ棒クイズ

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健康講座&料理
老廃物を身体から除去 血液や骨を作る働きも 内臓の機能と健康9 腎臓前編

腎臓は血液をろ過し、老廃物や塩分を尿として体外に追い出す働きをしています。その他にも、血液の生成や骨の強化に関わるなど生命を維持する上で大切な役割を果たしています。

 身体を機能させる上で、縁の下の力持ち的な存在の腎臓。寡黙に働く臓器なので、不具合が多少生じてもなかなか弱音を吐くことはありません。
 腎臓は、そら豆のような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で、腰のあたりに左右対称に2個あります。片方の重さはわずか150グラムほどしかない臓器ですが、心臓から毎分約1リットルもの血液が送られ、その中から老廃物をろ過し、水分を調整しながらせっせと尿を作り続けています。その尿の量は1日ドラム缶約1缶分とも言われていますが、それはあくまで尿のもとになる物質(原尿)で、実際に尿として排出されるのは約1.5リットル。原尿のうち、99%は身体の中に再吸収されているのです。

大腸

 このように腎臓は、老廃物を尿にして排出する働きが注目されますが、生命を維持する上で欠かすことのできない働きがいくつもあります。そのひとつが、血液の生成です。腎臓からは骨髄に作用して赤血球の生成を促すエリスロポエチンというホルモンが分泌されています。赤血球は主に酸素を運搬する働きがありますので、腎臓の働きが悪くなると血液が十分に送られなくなり貧血を起こすこともあります。
 また、腎臓は血圧を調整する働きも持っています。塩分と水分の排出量をコントロールすることにより血圧を調整しますが、この働きが悪くなると身体の中に水分が溜まって足やまぶたにむくみが生じます。血液量も増えるため、血圧が上がり高血圧にもなるのです。
 さらに、腎臓は骨の強化にも関わっています。骨を強くするには腸でのカルシウムの吸収を促すことが必要です。それにはビタミンDを活性化させた「活性型ビタミンD」の働きが不可欠。腎臓は、この活性型ビタミンDを作っています。
 生命を維持し健康的な生活を送るための、重要な役割を果たす臓器なのです。

そら豆とれんこんのサラダ

そら豆とれんこんのサラダ
材料
  • スパゲッティ…………………200g
  • らっきょう(甘酢漬け)………12個
  • しょうが………………………1かけ
  • チンゲンサイ………………1/2株
  • 塩・こしょう…………………各少々
  • オリーブオイル……………大さじ1
  • かつお節………………ひとつかみ
作り方
  • っきょうは薄切り、しょうがは千切り、チンゲンサイは茎と葉に分け、それぞれ千切りにする。
  • パゲッティは塩ひとつかみを加えたたっぷりの熱湯で、袋の表示時間より少なめにゆでる。
  • ライパンにオリーブオイルを熱し、しょうが、チンゲンサイ、らっきょうの順に炒め、塩、こしょうをふり、味を調える。
  • で上がったスパゲッティと、ゆで汁大さじ3をBのフライパンに入れ、よく混ぜ合わせる。
  • に盛り、かつお節をのせる。
旬

甘酢漬けなど漬物は年中出回るが、生らっきょうの旬は6〜8月。出回る時期が短く、旬を感じることのできる野菜のひとつ。収穫されたものは漬物にすることが多い。

選び方・保存

ふっくらとして丸みがあり、なるべく白いもの、青い芽の出てないものを選びます。泥付きのものはすぐに芽が出るので、買ったその日のうちに漬物にするなどすぐに使って。

栄養

玉ねぎ、にんにくなどにも含まれるアリシン(硫化アリル)が多く含まれている。アリシンはビタミンB1を活性化する働きがあり、殺菌、利尿、発汗、整腸などに効果があるといわれている。

栄養バランス

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魅惑の国 イスラエルを知る キリスト受胎の象徴・受胎告知教会「ナザレ」

キリスト受胎の象徴・受胎告知教会「ナザレ」

ナザレ

 イスラエルにあるイエス・キリストにまつわる聖地の中でも特に重要な場所とされている「ナザレ」。ガリラヤ地方の中心地で標高350mの丘の上にあります。
 この町で最も目を引くのが丘の中腹にあり、中東一の大きさを誇る「受胎告知教会」です。新約聖書に書かれたエピソードの一つの聖母マリアが精霊によってイエス・キリストを身ごもり、それを天使ガブリエルが告知したとされる場所で、お告げを受けた時に住んでいたと伝えられる洞窟の上に建てられました。
 教会内には、思わず天に吸い込まれそうな感覚になる8枚のユリの花びらを象ったドーム状の高い天井があり、又、日本の長谷川路可画伯の「華の聖母子」という真珠を使ったモザイク画の作品が世界各国の画家によって描かれたイエス・キリストを抱く聖母マリアの肖像画「聖母子像」と一緒に聖堂を取り囲むように展示されています。
 イエス・キリストは生誕後、伝道活動を始めるまでの約30年間をナザレで過ごしたという説もあり、今なおイエス・キリストゆかりの地として世界中の多くのキリスト教徒が巡礼に訪れています。

日本・イスラエル定期便就航実現を目指して

イスラエル聖地の旅

日本・イスラエル間定期便就航の実現を目指して!

 10年プロジェクト完遂まで残すところ、あと1回となりました。第10回「イスラエル聖地の旅2013」を10月8日〜16日(予定)に実施いたします。
 詳しくは下記フリーダイヤルまでお問い合わせください。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 15 ビタミンB6

 ビタミンB12は、タンパク質、ビタミンC、葉酸、鉄といっしょに赤血球を作ります。
 特に赤血球や神経細胞の合成に深く関わっていることから「造血のビタミン」と呼ばれています。その他、炭水化物や脂質の代謝にも必要とされています。
 ビタミンB12は水に溶け、酸素や光によって壊れやすい性質があり、不足すると悪性貧血や神経障害、慢性疲労、記憶障害、うつ病、睡眠障害、食欲不振、動脈硬化などが生じやすくなります。

ビタミンB12

 主な働きは、葉酸と共に血液の赤血球やヘモグロビンの合成を助けて貧血を予防しています。
 また、脳から分泌されるメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌を調整する働きがあり、睡眠のリズムをうまくコントロールしています。
 さらに、神経の伝達を円滑にする働きにも関与しており、神経細胞の中にある「核酸」の合成を助ける働きがあります。
 ビタミンB12は、肉類、魚類、乳製品などの動物性食品に多く含まれ、植物性食品にはほとんど含まれません。たとえ過剰に摂取しても必要量以上吸収されないため、過剰摂取による障害はほとんどありません。
 ビタミンB群は相互に補い合って働くため、他のビタミンB群の多い食品とともに摂ったほうがより効果的です。

ビタミンB12の年代別食事摂取基準

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