直径3cmほどで、薄い紫の花弁に黒色の模様のある白い可憐な花を咲かせます。
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前号で、私たちを悩ませる新たな生活習慣病として紹介した「ロコモティブシンドローム」。でもネガティブになることはありません。ちょっとした運動や食生活の見直しで、無理なく健康な状態を保つことができます。
ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)は、誰でもなる可能性がある病気ですが、その一方でなりやすい人となりにくい人がいるのも事実です。その違いはズバリ、日頃の身体の使い方や運動量にあります。
ロコモになりやすい人は、家ではゴロゴロして、ほとんど身体を動かさない人が該当します。身体を動かさないと体重が増える→膝に痛みが起こる→さらに身体を動かさない→筋力・バランス機能の低下→腰痛が起こる…と悪循環になりがちです。また、ホルモンバランスの関係から男性より女性の方がなりやすく、座り仕事や車通勤をしている人も要注意です。
反対になりにくい人は、普段からこまめに身体を動かしている人です。と言っても、特別な運動が必要なわけではなく、なるべく階段を使う、ひと駅分歩いてみるなど、ちょっとした心がけで大きく違ってきます。
ロコモ予防に大切なのは、自分の身体の状態に合わせた適度な運動=ロコモトレーニン(ロコトレ)です。開眼片足立ちやスクワット、ラジオ体操やストレッチなどが効果的なロコトレとして推奨されています。こういった運動を毎日できることから少しずつ普段の生活に取り入れ、翌日に痛みや疲れが残らない程度で無理せず続けていくことが、10年後20年後のあなたの健康を守ります。
次号では、ロコモ予防に重要な骨とコラーゲンの関係について紹介します。
スギ花粉のピークが去ってホッとしている方も多くいらっしゃると思いますが、何だかまだスッキリしないという方は、「カモガヤ」というイネ科の草が原因かも。
何とスギ花粉症の半数の人が、「カモガヤ花粉症」を持っていると言われています。繁殖力が強いので、空き地や堤防などでよく見られる植物です。スギ花粉に比べ、飛散距離が短いので近づかないことがポイント。ただし、飛散期間は、5月から7月とかなり長め。
空き地に生息するカモガヤに注意!
自分がカモガヤ花粉症では…?と思われる方は、メロンやスイカを食べて口が痒くなった覚えはありませんか。カモガヤはスイカ、メロンと言った果実と共通の抗原性がありますので、心当たりのある方は早めに耳鼻科へ。
「健康寿命」ってご存知ですか?寝たきりになったり、介護や介助されることなく健康でいられる期間のことを言います。新たな生活習慣病「ロコモ」がクローズアップされている今、アンチエイジングの基礎とも言える骨の健康について考えてみましょう。
「牛乳+ヨーグルト」で
骨を元気にする
何歳になっても元気に活動したい。それには骨の元気が欠かせません。
筋肉は何もしないと衰えることが目に見えるので運動の必然性も感じますが、骨の衰えは目に見えないだけに厄介です。実際に私たちの骨は常に壊され、常に作られています。約2年で全身の骨は入れ替わっているのです。
カルシウムが骨をつくっているのはどなたでもご存知のことでしょう。カルシウムが不足すると、骨粗鬆症や背骨を骨折する圧迫骨折などが起こります。
2009年厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準」の中でも、それまでカルシウム摂取の目安量、目標量としていたのが「推奨量」に変わっています。「このくらい摂っておいた方がいい」ではなく、「少なくともこのくらい摂りましょう」に変わったのです。
この推奨量が成人男性の平均で約700ミリグラムです。この数値も専門家の間では最低限の数値とされ、実際には1日800ミリグラムは必要とされています。現実に欧米では、1200ミリグラム以上の摂取が基準となっているのです。
つまり、カルシウムは意識的にもっと摂った方がいい栄養といえるのです。
カルシウムを摂る一番簡単な方法は、乳製品を食べることです。牛乳、ヨーグルト、チーズなどです。乳製品はカルシウムが多いだけではなく、吸収もいいのです。
私たちが普通に食事をしていて摂れるカルシウムは、1日にせいぜい200〜400ミリグラムといわれています。牛乳を1本加えれば200ミリグラムプラスとなりますが、これでも足りません。牛乳にヨーグルトやチーズを加えてはいかがでしょう。また、牛乳を飲むと下痢が…という人には、納豆、豆腐、厚揚げなどの大豆製品や豆そのものを食べるのもおすすめです。大豆製品は牛乳の次に吸収がいいからです。そして、カルシウムを摂ったら、日光浴をこまめにしっかりすることが大切です。これは、日光浴をすることでビタミンDが体内でも作られるからです。
食事の中に含まれていたカルシウムが消化器官で吸収されるときには、ビタミンDが必要です。また、尿として排出されようとしているカルシウムの再吸収にもビタミンDが活躍しています。ですから、カルシウムの豊富な食品を摂って、しっかり補充しているつもりでも、ビタミンDが不足するとせっかく摂取したカルシウムが無駄になりかねません。だからこその日光浴なのです。時には散歩などをして春の陽光を全身で浴びてみてはいかがでしょう。
必要な栄養素を吸収するのは大切なことですが、”不要なものを排出する”ことも食べることと同じくらい重要なことです。今号では、便を作り排出をする大切な役割を持つ大腸を紹介します。
大腸は右下腹部から肛門に至る部分に位置し、直径は約5〜8cm、全長は約1.5mもあり小腸よりも太いのが特徴です。大腸の入口部分にあるのが盲腸、その後、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と続き、直腸は大腸の終わりの部分を指します。
主な働きは、水分やミネラルを吸収し便を作ります。一日に吸収する水分量は2ℓともいわれ、食事をしてから便が排出されるまで通常は24〜72時間かかりますので、その間便を貯留させます。何かの原因で水分吸収がうまく機能しない時に起こるのが下痢です。また、大腸には大腸菌など常在菌が豊富に存在しており、その数は600〜1000兆個といわれています。この腸内細菌は小腸で吸収されず大腸に送られてきた食べカスの中に残っている栄養分を分解し、吸収も行います。
大腸の病気でよく耳にするのは、大腸ポリープと大腸がんです。大腸ポリープは放置しておいて問題のない良性のものと、放っておくとがんに進行しかねない悪性のものがあります。いずれも小さいうちは自覚症状がほとんどありません。大腸がんは食生活が欧米化し、脂肪の摂取量が増えてきたことにより近年発症率が高くなっている病気ですが、早期発見すればほぼ完治します。ただし、ポリープと同様に一般的には自覚症状がないため無症状の時期に発見することが重要となります。40歳を過ぎたら便潜血検査だけでなく、大腸内視鏡検査も受けることをおすすめします。
食物繊維を多く含んだ食事を摂ることは便通を整え、大腸がんの予防になると考えられています。また、腸の運動は自律神経により意思とは関係なく行われています。しかし、感情の変化は腸の運動に大きな影響を及ぼしますので、普段からストレスを貯めない生活を送れるよう心がけましょう。
- そら豆…………………………3本
- れんこん……………………1/2節
- ミニトマト………………………4個
- ショートパスタ…………………50g
- ホタテ貝柱の水煮………1缶(90g)
- クリームチーズ…………………80g
- 塩・こしょう…………………各少々
- そら豆はさやから身を取り出し、熱湯で20秒ほどゆでてざるにあげ、冷めたら皮をむく。れんこんは皮をむいて2mm厚さの半月切りにし、酢(分量外)少々を加えた熱湯で30秒ほどゆでてざるに上げる。ミニトマトは4等分にする。パスタは塩ひとつかみを加えたたっぷりの熱湯で、袋の表示時間どおりにゆでる。
- クリームチーズは耐熱容器にのせてラップをかけ、電子レンジ(500W)で30秒ほど加熱する。
- ボウルにクリームチーズを移し、ホタテ缶の缶汁を少しずつ加えながら混ぜてのばす。ホタテ貝柱をほぐし入れ、そら豆、れんこん、パスタを加え、塩こしょうで味をととのえる。
鹿児島県で全国の1/4が栽培され、早いものは年末頃から出荷されるが、旬は5〜6月。約2ヵ月と出回る時期が短く、季節を感じさせてくれる野菜のひとつ。
鮮度がよいのでさやのままのもので、太くて弾力があり中に豆が3〜4個入っているものがよい。すぐに食べ切れない場合は固めにゆでて、ビニール袋に入れて冷凍保存する。
豆類特有の栄養素である植物性のタンパク質を多く含み、皮膚や粘膜を健康に保つといわれているビタミンB2も豊富。その含有量は大豆の次に多いといわれているほど。高血圧予防に効果があるといわれるカリウムやミネラルも豊富に含む。
見渡す限りの荒野「ネゲブ砂漠」
イスラエルの南部に位置する国内最大の「ネゲブ砂漠」。乾燥した砂漠地帯で土地は痩せ、不毛の大地が広がっています。
ところが、この地に人が住めるようにと開拓を訴えた人物がいました。それは「イスラエル建国の父」と呼ばれた初代首相ダビッド・ベングリオンでした。ベングリオンは首相などの一切の公職を辞め、ネゲブ砂漠に移り住み、先頭に立って開拓を進めていきました。ベングリオンの没後「ベングリオン研究所」が建てられ、世界中から研究者が集まり、その遺志が継承されています。テルアビブ近郊のベングリオン空港も初代首相の功績を称え命名されました。
そして現在はこの砂漠の真ん中にビニールハウスの養魚場があります。水は地下700mから汲み上げられており、利用した水はろ過して再度養魚に利用した後、隣接する広大なオリーブ畑に灌漑(かんがい)しています。この実から穫れる高品質の油は、世界一に選ばれた程です。
ネゲブの開拓に取り組む人の言葉「強い意志と熱い想いがあれば困難は必ず乗り越えることができる」は、不可能に挑む力が未来を切り開く強さを生み出すと思わせてくれます。
イスラエル聖地の旅
日本・イスラエル間定期便就航の実現を目指して!
10年プロジェクト完遂まで残すところ、あと1回となりました。第10回「イスラエル聖地の旅2013」を10月8日〜16日(予定)に実施いたします。
詳しくは下記フリーダイヤルまでお問い合わせください。
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私達が食べ物から摂る栄養素のタンパク質や脂質、炭水化物を有効に利用するには、これらをエネルギーや身体を構成している成分として必要な形に作り変える「代謝」を行なわなければなりません。ビタミンB6は脂質とタンパク質の代謝で重要な働きをしており、特にタンパク質から身体の組織を作る時に欠かせません。私達の身体を構成している筋肉、内臓、皮膚、ホルモンなど、ほとんどはタンパク質から出来ています。食べ物から摂ったタンパク質が吸収されると、アミノ酸に分解され、いろいろ組み合わせて、身体の組織を作り上げますが、この時必要となるのがビタミンB6の働きです。また、使われずに余ったアミノ酸は分解してエネルギーとして使われますがこの時もビタミンB6が必要になります。ビタミンB6が不足するとタンパク質の供給がスムーズでなくなるため、皮膚やホルモン、神経系に欠乏症が現れます。このため、お肌のつやがなくなり肌が荒れたり、湿疹が多くなります。また、女性ホルモンがアンバランスになり、月経が近づくと肩こりや腰痛を引き起こしたり、気分の落ち込みやイライラ感など精神的に不安定になったりします。
ビタミンB6は魚や肉類を中心に多くの食品に含まれており、また腸内細菌によって体内でも作られるのでバランス良く多くの食材を利用した食事をしていれば不足することはあまりないようです。