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健康の輪デジタル新聞

2012年11月号

花クイズ この花、な〜んだ?

アザミのような花を咲かせます。開花する前に野菜を収穫するので花は滅多に見る機会はありません。
答えはこちら

ちゃんと知ってる?プラークコントロール

日本人の病気で一番多いのが、実は「歯周病」。国民の約8割がかかっていると言われる"感染症"で、他の病気の引き金になることも。手遅れになる前にしっかりとした予防・対策を!

歯には自信がある人ほど要注意!?

 歯周病とは、その名の通り「歯」の「周り」の組織の病気。かつては歯槽膿漏と呼ばれ、歯茎の炎症から始まり、重症化すると歯を支える骨が溶けだし一夜にして歯が抜け落ちるなんてことも珍しくありません。その原因はプラーク(歯垢)。プラークとはただの食べカスではなく細菌の塊です。細菌が病原という点で、歯周病はれっきとした“感染症”なのです。
 歯周病を引き起こす細菌の種類は10〜20種類とされており、その代表格となる悪玉菌はジンジバリス菌。この細菌は口内だけに留まらず血液の中に入り込むと血小板や赤血球を凝集させて血栓を作り、脳梗塞や心筋梗塞などの引き金になると考えられています。
 そんな歯周病菌を退治するために何より大切なのが、歯磨きによるプラークコントロール(細菌の除去)。しかしその反面、歯磨きだけで菌を落としきることが難しいのも事実です。また歯周病は相当深刻化しない限り自覚症状のない沈黙の病気でもあります。
 したがって、何もなくても年に一度は歯科医院で歯の点検とプラークコントロールを行い、全身の健康のためにも常に口内環境を整えておきましょう。

こんな習慣のある人は要注意!

残った香水で生活に香りを

 女性はもちろん男性も海外旅行などのお土産に、香水やオーデコロンを頂くことがあると思います。そんな頂き物の香水、使い切れず残っていませんか。
 せっかくなので、残った香水を使って手軽にいい香りを楽しみましょう。
 例えば、コットンに含ませてオシャレな小皿に盛り、ルームフレグランスがわりにしたり、トイレットペーパーの芯にひと吹きしておけば、ロールが回るたびにいい匂いがします。
 その他にも、ハンカチや扇子にスプレーしておくと、使うたびにいい香りがして、とても優雅な気持ちになります。
 香水以外にアロマオイルが余っていたら、まずコーヒーカップに熱いお湯を注ぎ、アロマオイルを数滴たらしてみてください。何とも優しい香りが漂って来てとても癒されます。

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若々しく生きよう!17 食べ方を変えるだけのアンチエイジング方法
健康長寿をめざして

夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい季節となってきました。スポーツの秋、読書の秋、旅行の秋、そして、食欲の秋ですが、アンチエイジングな食材を選ぶ事も楽しんでいきましょう。

おやつの「油」に注意しよう。

 近頃よく耳にするのが「トランス脂肪酸」と言う油ですが、これはマーガリン、ファットスプレッド(マーガリンの一種で油分が少ない)、ショートニング(パンや焼き菓子を作る際のバターやマーガリンの代用として使われる油脂)等に含まれるため、これを使用した製品に多く含まれています。例えば、パンやケーキ、ドーナツ、揚げ物などに使われることが多いものです。

気をつけたい「トランス脂肪酸」が多い食品
 このトランス脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めると言われ、欧米では食品に含まれている量を表示する事が義務付けられていたり、制限されています。日本でもようやく表示が義務付けられる段階ですが、あるコンビニチェーンでは自主企画食品にはトランス脂肪酸を一切いれない事を目指す宣言をし、話題となっています。
 トランス脂肪酸が100g中1%を超える食品をまとめておきますので、注意しましょう。特にマーガリン、ポップコーン、ショートニングは、アンチエイジングの為には避けたいものです。
 トランス脂肪酸は、加工油に多く含まれますが、天然の油やバターでは比較的少なくなっていますので、パンやケーキを食べたい時にはなるべく天然の油を使っているものを選びましょう。

気をつけたい「トランス脂肪酸」が多い食品

美味しい料理が作れる人はボケない。

 料理はアンチエイジングにも直結します。こう書くと何を食べればアンチエイジングになるのか、と考えるでしょうが、「料理をする事」がアンチエイジングになるのです。
 料理をする時には、まず、何を食べようかと考えます。自分が食べたいもの、家族が好きなもの、季節の食材、冷蔵庫のあり合わせ、特売で買った食材、簡単に作れるものなど、様々な要素から考えなければなりません。
 料理の手順を考える事も、スムーズに作るためには重要です。そして、食材を刻んだり、タイミングを見て鍋やフライパンに食材を投入したりと、この時にも頭を使っています。味を確かめる時にも記憶が動員されて以前に作った味の記憶を蘇らせます。もし、初めて作るものなら想像力が重要になります。こんな味は違う、何か足りない、等といろいろ想像力を駆使します。いよいよ料理が出来上がりお皿に盛る時も見た目の美味しさを考えます。
 このように料理をする際には、無意識のうちに、実に幅広く脳を使っています。認知症を疑われた時の一つの目安として、毎日同じ料理が卓上に出るようになったり、味が美味しく無くなったりする事がありますが、これは、味の記憶が働かなくなってくるのです。
 さらに進行すると料理そのものをしなくなってしまいます。それだけ、料理を作る事にも頭を使っている事になるのです。毎日3食の料理を考え、作る事は大変な事ですが、この大変さが実は、ボケない頭を作ると考えれば、これほど良いトレーニングはありません。
 新しいメニューにもどんどんチャレンジして「想像力」や、「創造力」を養い、昔食べた料理の味を再現して、「記憶力」を磨いたり。体にいい物を食べるだけがアンチエイジングではないのです。
マッチ棒クイズ

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健康講座&料理
貯蔵、消化、殺菌3つの役割 内蔵の機能と健康2 「胃」前編

前号では、食べ物が最初に通る内臓の、食道についてお話しました。第2回目の今号では、その食道からつながる胃について紹介します。知っているようで知らない胃の働きに注目です。

 胃といえば、まずは何を思い浮かべますか? キリキリした胃の痛みや食べ過ぎによる胃のもたれ、ストレスによる胃の不快感など、トラブルを真っ先に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。それだけ胃は、生活に密接な関係を持つ内臓といえるでしょう。では実際に、その身近な胃はどのような仕組みになっており、どんな働きをするのでしょうか。
 胃は、みぞおちの左側、左の肋骨に囲まれたあたりにあります。空腹時はしぼんでいますが食べ物が入ってくると風船のように膨らみ、その容量は1.5〜2.5Lにもなります。主な役割は3つあり、まずは食べたものを一時的に蓄えます。食後10分頃から粥状になった食物は十二指腸に運ばれ、2〜3時間で80%、3〜6時間ですべての食物が移動します。炭水化物は早く、脂肪性の食品は最も滞留時間が長くなります。

「食道」編
 2つめの役割は消化。胃の表面である胃壁は粘膜で覆われていますが、この粘膜には胃腺(いせん)とよばれる3000〜4000万個の小さな穴が空いています。ここから多量の胃液が絶えず分泌され、蠕動運動(ぜんどううんどう)を繰り返しながら消化を促します。胃液は、胃酸、ペプシノーゲン、粘液の3つの成分からなり、胃酸とペプシノーゲンが混ざるとペプシンという消化酵素に変わり、タンパク質を消化するのです。
 そして、3つめの働きとしては食べ物と一緒に入った細菌を除去する役目があります。胃酸の強い酸性に殺菌作用があるのですが、空腹時の胃酸のpHは1.5〜2ともいわれています。これは、そのまま触ったら手がただれてしまうほど強いものです。でも、胃自体が溶けないのは、胃の粘膜を覆う粘液に関係しています。粘液はアルカリ性のため胃酸の酸性と混ざると中性になるからです。
 ところでこの胃を守る粘膜ですが、ストレスなど何らかの原因で弱まると胃痛につながることがあります。胃痛を含めた胃のトラブルについては、次号で紹介します。

梅の爽やかさとマヨネーズのコク ごぼうとこんにゃくの梅煮マヨネーズ和え

ごぼうとこんにゃくの梅煮マヨネーズ和え
材料
  • ごぼう…1本 こんにゃく…1/2枚 梅干し…1個
  • だし…1カップ 酒…大さじ1 みりん…大さじ1/2
  • マヨネーズ…大さじ3 白ごま…適量
作り方
  • ぼうはたわしで洗い、1cm幅に切る。水または酢水につけてアクを抜く。
  • んにゃくは下ゆでして1cm角に切る。
  • に1.と種を取り出した梅干し、だし、酒、みりんを入れ強火にかける。煮立ったら中火にし、2.のこんにゃくを加え、途中梅干しをくずして混ぜ、ごぼうが柔らかくなるまで15分ほど煮る。
  • 3.が冷めたらマヨネーズとすった白ごまを入れて混ぜ合わせる。
旬

中国から薬草として渡来したといわれ、食用するのは日本と韓国だけという説も。一般的なごぼうは11〜1月頃が旬。5月頃に出回る新ごぼうもある。

選び方・保存

泥付きで適度な湿り気があり、太すぎず、太さが均一なもの。ひび割れたものは避ける。保存する時は、泥をつけたまま新聞紙に包んで冷暗所に根の方を下にしてたてておく。

栄養

ヘミセルロースやリグニンという食物繊維を多く含み、これらは整腸作用を促す。また、イヌリンという成分は腎臓機能を高めて利尿効果がある。最近は、体内の毒素を排出する働きが認められ、デトックス効果も注目される。

栄養バランス

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魅惑の国 イスラエルを知る イスラエル経済の中心地 テルアビブ・ヤッフォ

イスラエル経済の中心地 テルアビブ・ヤッフォ

 イスラエルの西側の地中海に面した地域に位置し、同国の人口約700万人のおよそ3分の1が集中する国内最大の商都です。
 テルアビブは、20世紀初頭まで旧約聖書にも登場する古代都市ヤッフォに隣接する海沿いの砂丘にすぎませんでした。住み良い国を建国することに対するユダヤ人の情熱がここを開拓して大都会に仕立て上げたといわれており、現在は超高層ビル、国際級のホテルも建ち並び、各国のマスコミ、企業や大学、美術館や博物館などが集中し、政治や経済の中心地として発展を続けています。中でも賑わいをみせているのは海岸側を南北に走る「ベン・イフェダ通り」と、この通りに繋がる「アレンビー通り」、そしてもう一つは「ディゼンゴフ通り」です。又、郊外には、イスラエルの国際空港であるベングリオン国際空港や日健総本社と共同研究開発の調印締結を行ったイスラエル国立テルハショメル・シバ病院などが点在します。テルアビブの気候は、冬は最低気温10度前後、夏は最高気温30度前後と過ごしやすく、そのためか地中海に接するエリアは欧米からの多くの観光客が訪れ、世界屈指のリゾート地になっています。
 内陸の聖都エルサレムと違い、「歴史」という重厚感から解放されたような活発な街といえます。

日本・イスラエル定期便就航実現を願って

イスラエル聖地の旅

日本・イスラエル間定期便就航の実現を目指して!

 10年プロジェクト完遂まで残すところ、あと1回となりました。「イスラエル聖地の旅2013」にご期待ください。
 詳しくは下記フリーダイヤルまでお問い合わせください。

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Wha's栄養成分?体内バランスを整えよう 09銅

 人間の体は様々な元素から構成されています。約96%が酸素、炭素、水素および窒素が占めています。残りの4%がミネラル(無機質)です。ミネラルは人体に欠かせない微量栄養素で、体内で作ることができないため食物などから摂取する必要があります。特に生命の維持活動に必要なものを「必須ミネラル(主要ミネラル・微量ミネラル)」といいます。その微量ミネラルとして”銅”が存在しています。赤血球の形成を助け多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける働きをしています。銅は最も古くから人類に知られ、古代から武器や様々な用具として利用されてきた金属でもあり、成人の体内には約80mg、主に骨、骨格筋、血液に存在している微量必須ミネラルです。
 銅は生体内で種々の酵素を構成する成分として働いています。多くは、特定のたんぱく質と結合した銅酵素となり、酸素の運搬、電子伝達、酸化還元、中でも鉄の代謝や輸送、活性酸素の除去、神経伝達物質の代謝に重要な役割を担っています。
 日本人の栄養所要量(推奨量)は、男性0.9mg・女性0.7mg(妊婦については+0.1mg、授乳婦は+0.6mg)となります。多く含まれる食品として、ナッツ、ココア、レバー、イカ、タコなど。健康な人では、日常の食生活において欠乏はほとんど見られませんが、銅が不足すると貧血、白血球減少、骨異常などの症状が出る恐れがあります。通常の食品からの慢性的な過剰摂取による臨床症状は報告されていませんが、必要に応じた適切な摂取を心掛けましょう。

銅の年代別食事摂取基準

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