黄色くて小さな可愛らしい花を咲かせます。しかし、実は毒性があるともいわれています。
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さほど暑くもないのに、外出時に真夏の太陽を浴びたようにクラっとする。どうにも体がだるい。そんな症状はありませんか。それって、もしかしたら熱中症かもしれません。
「熱中症」と聞くと、真夏の暑い時期に発生するイメージですが、実は梅雨の合間や梅雨明けの蒸し暑い日にも注意が必要です。気温が急に上昇すると、暑さに体が慣れていないため熱中症にかかることがあるからです。また、気温だけでなく、湿度も熱中症と大きく関わりがあります。人間の体は血管を拡げて体内の熱を外に放出したり、汗をかいて急激な体温の上昇を防いだりします。それが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温を下げることができないまま多量の水分を失います。これが、梅雨時でも熱中症にかかる原因です。
ですが、正しい知識と日常生活での予防法を知っていれば、熱中症は十分に防ぐことができます。
まずは室温管理に気を付け、温度と湿度がわかるように湿温度計を用意し、室温が28度を超えるようなら、節電対策といって我慢し過ぎず冷房を使用しましょう。また水分補給もこまめに行い、のどが渇いたと思う前に補給するのがポイントです。しかし、ビールなどアルコールはのどを潤すだけで水分補給にはなりませんので要注意です。お年寄りは温度の変化やのどの渇きに気が付きにくいので、周りの人が注意して見てあげましょう。
風鈴、打ち水、すだれ、金魚鉢…。昔の人は自然とつきあう達人で、暑い夏を少しでも涼しくなるような知恵と工夫にあふれていました。
しかしながら昨今の暑さは、風鈴の音色や金魚ぐらいではとても涼しくなりそうにありません。連日、猛暑で部屋にいても熱中症になる程です。思わず、エアコンの設定温度を下げたくなりますが、昨年、きれいな音色の風鈴をいただき、早速ベランダに飾りました。普段ならエアコンをつけて窓は締め切るのですが、風鈴の音を聞きたくて窓を開け風の通り道を作ると、何日に一回は、エアコンをつけなくても気にならない夜がありました。
普段なら、せっかく冷やした部屋の窓を開けるなんて考えもしないでしょうが、風鈴がくれた嬉しい発見でした。
風邪やインフルエンザは、秋から冬に流行するイメージがあり、夏はオフシーズンのように思われていますが、夏場に感染しないわけではありません。
風邪予防にビタミンD
感染症などに対する抵抗力を付けるには、「ビタミンD」を欠かさないことが肝要です。また、がん細胞などを掃除するナチュラルキラー細胞の働きを良くしてくれることや、ウイルスなどに感染してしまった細胞を殺したりする免疫システムを整えてくれることも分かっています。
しかし昨今は、男性の4人に1人、女性の5人に2人が慢性的にビタミンD不足といわれ、特に風邪をひきやすいと思う人は、ビタミンDの血中濃度が低下していることが考えられます。そして、ビタミンDの血中濃度は季節によっても変動し、冬は春夏秋に比べて低いということがわかり、風邪やインフルエンザが、冬に流行する傾向である要因の一つとも考えられます。
また、ビタミンD低下症として骨粗鬆症、骨軟化症、くる病などを発症することからも不足には要注意です。
ビタミンDの補強
「最近、日光に当たりましたか?」。
日々の生活において、屋外に出て太陽の光に当たる機会よりも、室内で過ごすことの方が多い…。また、紫外線による皮膚がんやシミ、シワなどから意図的に敬遠しているところはないでしょうか。ビタミンDは、別名「サンシャインビタミン」といわれ、太陽光を浴びることによって体内で作られるビタミンです。
また、ビタミンDを多く含む食品としては、カツオの塩辛、アンコウの肝が突出していますが、他にもクロカジキ、シロサケ、ニシン、マガレイ、クロマグロ、イカナゴ、ウナギなどにも多いようです。
肉類ではカモ、豚レバーなど、キノコ類ではキクラゲ、乾燥シイタケ、生シイタケなど、特に白キクラゲは食品の中ではナンバーワンです。
ビタミンDの補強の面からすると食品も大切ですが、日光の弱まる冬は特に、季節を通して太陽の光に当たることを意識的に心掛けることが非常に重要です。
アンチエイジングな水の摂り方
1日に摂取したい水分量は、体重の約30分の1程度が良いといわれます。つまり体重60キロの人なら2リットルくらいですが、この中には野菜などの食材に含まれる水分も入ります。
食事から摂取する水分量が約700ミリリットル、体内で作られるものが約300ミリリットルあるので、体重60キロの人の1日の摂取目安量から差し引くと、水として意識的に飲む量は1リットルとなります。これは目安なので、真夏や汗をたくさんかいたときは、もっと摂ってもいいでしょう。しかし、水をあまり冷やし過ぎると、体を冷やすので気を付けましょう。
また、アンチエイジングな水の摂り方として、食事中は水を飲まないことです。これは唾液が薄まってしまうことが理由で、年齢と共に消化能力が落ちてゆく世代は、特に心掛けましょう。
アンチエイジングなランチの選び方
手軽にランチを済まそうとコンビニ弁当やサンドイッチなどを選ぶ人も多いのではないでしょうか。そこで、その選択も一工夫すればアンチエイジングなランチになります。
サンドイッチ選びの際におススメなのが「全粒粉」のパンを使ったものです。全粒粉は精製していないため、消化吸収に時間が掛かり、同じ糖質でも血糖値が急上昇しないのでインスリンの分泌も穏やかになります。また、カツサンドなどの高カロリーなものは避け、野菜がタップリ入ったものを選びましょう。
コンビニ弁当は、ご飯が玄米か雑穀入りで、野菜が多いものが良いでしょう。また塩分の摂り過ぎの面から、味付けが濃いものは避け、添付の醤油やソースなどの調味料を使う際も加減をした方がいいでしょう。
病原体を跳ね返し、様々な外敵から身を守ってくれる粘膜。粘膜を強くすることは、免疫力アップにつながります。最近、のどの調子が悪い、風邪をひきやすい、鼻炎に悩んでいる方は必見です。
前号で、免疫力アップの要として腸を元気にすることが大切だと話しましたが、その腸をはじめ、口やのど、鼻の内部など体内の重要ポイントをカバーしているのが粘膜です。
皮膚は細胞が何層にも重なってできていますが、粘膜はたった一層なので傷つきやすい反面、栄養を取り込みやすく、新陳代謝が活発なのが特徴です。粘膜には粘液という液体(唾液や鼻水)が分泌され、粘液は外部からの病原菌の侵入をブロックする働きがあります。くしゃみや咳、たんは、病原体を排出するために出るのです。また、粘液には粘膜に付着した病原体を殺菌する作用もあります。
このようにいくつかの働きを持つ粘膜は、免疫力アップとも深い関わりがあります。ただ、皮膚同様、粘膜は乾燥にとても弱く、粘液が乾くと免疫力が低下します。この時に病原体に侵入されると、風邪やインフルエンザにかかったり、口内炎などのトラブルを引き起こすのです。
乾燥に気を付ける以外に、粘膜を強くするのに効果的な食事を紹介します。
緑黄色野菜のほか、高タンパクでビタミンが豊富なレバーは、牛、豚、鶏ともにおススメです。魚なら、ウナギや銀ダラがいいですね。どれもビタミンAが豊富に含まれていますが、ビタミンAは粘膜の強化に欠かせない栄養素です。
また、細胞の再生を助け、粘膜を保護するビタミンB2とB6も摂りましょう。カツオやマグロ、鮭、サンマ、レバーや肉類、卵などに多く含まれています。
これらを積極的に摂るだけでなく、食べ方にもちょっとしたコツがあります。先ほども話しましたが、粘膜は一層でできているのでとてもデリケート。ちょっとしたことで傷つき、そこから病原体を受け入れてしまうこともあるのです。
1.堅いものは、よくかんでから飲み込むようにしましょう。
2.熱すぎる食べ物や飲み物は控えましょう。
3.強い度数のアルコールは避けましょう。
口やのどだけでなく、食道や胃の粘膜を傷つけるような食べ方、飲み方には注意してください。日常のちょっとしたことに気を付けるだけで免疫力アップは可能なので、ぜひ試してみてください。
- モロヘイヤ…1/2束 木綿豆腐…1丁 桜エビ…大さじ2
- 片栗粉…小さじ2 塩…ひとつまみ 揚げ油…適量
- モロヘイヤは葉の部分を摘み取り、ゆでて水にとる。水分を絞って細かく刻む。
- 豆腐はキッチンペーパーに包み、重しを20分ほどのせ水分を切る。さらに、ふきんなどに包み、ゆっくり絞り水切りをする。
- ボウルに豆腐、片栗粉、塩を入れてよく混ぜ合わせる。1.と桜エビも加えて混ぜる。
- 3.を一口大の大きさに丸める。
- 170℃の揚げ油で3〜4分ほど、表面がきつね色になるまで揚げる。