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健康の輪デジタル新聞

2010年6月号

【特集】夏に向けた健康・体力づくり

今からバテてしまいそうな暑い日が続くこの頃。
盛夏に向けての健康づくり、体力づくりとは。日常生活の中で、できる方法を紹介。

夏の暑さに対応できる体へ

毎年、気温30度以上の真夏日を観測する日数が日本各地で更新されている。今年は5月の連休中に西日本をはじめ、長野県の松本市でも真夏日が観測され、暑い日が続いた。

真夏日が続くと、やはり、地球温暖化の影響を受けているのだろうかと考えられるが、今年は4月に関東地方で雪が、各地でも雨が降り続くなど、気候が安定していないことも事実。環境に惑わされないよう、夏までしっかりと健康づくりをしていきたい。

まず、夏に向けて注意したいのは熱中症。真夏日が増加するにつれて、同じように熱中症にかかる人も増加しているからだ。

熱中症は高気温、高湿度、弱風、強い日差しなどの環境条件に加え、激しい労働や運動によって体内に熱がこもったり、暑い環境に体が対応できていなかったりなど、自身の体の条件も加わることで引き起こしやすい。

例年、入梅前の5月頃から発生し、梅雨明けの7月下旬から8月上旬にかけて多く発生する傾向がある。これは、まだ体が暑さに慣れていないために起こると考えられており、急に暑くなる日は特に注意しなければならない。今年のような急な気温変化がある年は、特に気をつけておきたい。

そのため、暑さに備えた体を作っておくことが重要になる。運動をすることで暑さに慣れ、発汗量、皮膚の血流量、心拍数の変化などに対応できるようにしたい。実験によると、運動をはじめてから2週間程度で暑さへ対応できる体が作れるとのこと。そのため、日ごろからウォーキングなどで汗をかく機会を増やすと良いだろう。

夏バテしにくい体を作ろう

夏バテの原因には、体内の水分やミネラル不足、食欲不振があげられる。近年では、暑さとクーラーの冷えを繰り返すことも要因に挙げられている。

そのため、ミネラルがとれる野菜中心の食事や運動をして汗をかく習慣をつけるなど、暑さに耐えられる体をつくることが大切。これは、熱中症の予防にもつながるため、同じように取り組んでいきたい。

クーラーの冷えは、自分ではどうしようもないこともあるため、いつも上に羽織るものを一枚持ち歩くと良い。栄養バランスのとれた食事や運動をして、急な気候や気温にも打ち勝つ体を日頃から身につけておきたい。どんな状況でも健康でいられる体で、元気に夏まで過ごしたい。

 

【健康長寿を目指して】物忘れを防ごう!(6)

脳細胞は、鍛えれば鍛えるほど活性すると言われています。それなら、どんどん鍛えてみませんか?毎日、ある事を数時間繰り返し行う事で、脳を若々しく保つ事が出来るようです。

「覚える」と「思い出す」

テストの前日や、結婚式のスピーチなど、必死で覚えようと教科書や原稿を一生懸命にらんでみても、なかなか思い通りに覚えられなかったという経験はありませんか。

「覚える」には、集中力がとても大切ですが、それを持続させる方法は、人それぞれ異なります。しかし、数秒間の短い間であれば、皆さんも難なく集中する事が出来るのではないでしょうか。

そして、もうひとつ大切な事は、忘れてしまった事を放っておかず「あれ?何だったかな」と、良く考えて「思い出す」事です。その考えている時こそ、まさに脳神経細胞、特に海馬が活発に働いている時なのです。また、忘れかけた記憶を覚え直す事で、しっかり記憶が定着します。

3秒間の集中訓練

焦って覚えようとしても、なかなか思うようにはいきません。ですから、先ずは3秒間…、ここから始めましょう。日常生活の中で3秒間だけ、集中して物事を見て覚えてください。それを繰り返す事で、脳が若返るというのですから、一度チャレンジしてみてはいかがですか。

例えば、毎朝、家族や友達に会った時、3秒間集中して相手の服装を覚えてみましょう。服の色、ネクタイの色や模様、髪型、アクセサリーなど、簡単な事からで結構です。また食事の時に、食卓に並んだメニューを3秒間集中して覚えてみましょう。そして、食後にそれを思い出し、更に翌日、もう一度思い出してください。これを繰り返し行う事で、集中力や記憶力が活性されるのです。

毎日なんとなく過ごしていれば、海馬はそれほど活発に働きません。しかし、3秒間の集中、そして思い出す…、これを繰り返す事で、徐々に記憶力が高まる事につながっていくのです。

毎日5分間の習慣を

簡単な計算問題や音読でも、脳は若返ります。子供の頃、計算ドリルや、音読などの宿題が多かった記憶はありませんか。それは、頭を使い、声に出す事で、脳に刺激を与えられる事が理由のようです。

毎日5分間、簡単な計算問題を解いたり、本や新聞などを音読する事で、脳の前方にある前頭前野と呼ばれる、ちょうど「おでこ」の部分が活発に働きます。

前頭前野は、人間を最も人間らしく表現する脳であり、言わば行動する時の司令塔に当たる部分です。この部分を活発に使う事で、喜怒哀楽などの感情を豊かにするという研究報告があります。

毎日の簡単な計算問題や読み書きで、認知症予防も期待され、ある介護施設では、この方法により、入所者の感情表現が豊かになり、家族や介護スタッフと笑顔で接する事が出来るようになったそうです。

脳のトレーニングを行うポイントは4つ

漫然と脳を刺激しても効果は上がりません。右の表の4つのポイントを抑え効率よく行いましょう。

*   *   *

気候も過ごしやすくなり、気持ち良く活動的になれる季節になりました。こんな時期だからこそ、皆さんも健康で若々しい頭(脳)と体づくりの為に、毎日のトレーニング習慣を始めてみませんか。

参考資料/「物忘れ・ど忘れを防ぐ100のコツ」より

 

【気になる実になる健康講座】ジェネリック医薬品の台頭〜望まれる医療の形とは?

最近、耳にする「ジェネリック医薬品」。使用されている方はいますか?
安い?安心?どうやって処方してもらう?
医療費の負担を軽減することができるジェネリック医薬品で、安心できる健康を守りましょう。

ジェネリック医薬品とは?

私たちが病院へかかった時、必要に応じて処方される医薬品。医薬品は日々、病気を安全に、確実に治療するため、また、私たちの体調を整えるため、研究開発されています。

しかし、開発には莫大な時間と費用が費やされます。そのため、新しい薬が完成したとき、新薬には開発した医薬品メーカーだけが製造販売できるよう特許がついています。

新薬のことを先発医薬品と呼びますが、新薬製造の特許期間が過ぎると、その他のメーカーは同じ成分、同じ効能・効果の薬を作ることができるようになります。これを後発医薬品、いわゆる、ジェネリック医薬品と呼びます。

ジェネリック医薬品の
メリット

開発にコストがかからない分、ジェネリック医薬品は安い価格で提供ができます。薬代にしたら約3割、中には5割以上も安くなる薬もあります。

安いからといって、効き目や安全性が保証されていないわけではありません。きちんと、それまで効果も安全性も実証されてきた医薬品と同等と認められたうえで、製造、販売が許可されています。

そのため、同じ効能でジェネリック医薬品を使用すれば、医療費が安くすみ、患者への負担が少なくなるのです。

日本では30%シェアを目標に

ジェネリック医薬品の先進国、アメリカやイギリス、ドイツでは、医薬品の中でジェネリックが占める割合は4割〜5割。それに対し、日本では約1.7割です。これには、一般の人、及び医療関係者の間でも、まだまだ認知度や理解度が低いことが挙げられます。

厚生労働省では、平成24年度までに、ジェネリック医薬品の数量シェアを3割以上にする目標を掲げ、使用促進の政策に取り組んでおり、信頼できる薬であることをアピールしています。

ジェネリックにするかどうかはあなた次第。
選択できる患者主体の医療が望まれる

医師から処方される医薬品がどこのメーカーのもので、どんな効能があるかご存知ですか。現在は薬剤師が丁寧に解説し、効能や使用方法などを記載した書面を手渡してくれることが多くなりました。

まず、自分がどんな薬を使用しているか確認を。もし、ジェネリック医薬品を試してみたいと思ったら、医師に「ジェネリック医薬品を処方してください」と伝えてみましょう。2006年から、処方箋の様式が変わり、『後発医薬品(ジェネリック医薬品)への変更可』というチェック欄が設けられています。私たちが医薬品を選択しやすい環境が整っているので安心です。

このように、医師の押しつけだけでなく、きちんとそれぞれの説明を受けた上で、私たちは手術方法や治療方針に関しても、選択できる幅が広がってきています。

複数の医師の意見を聞くセカンドオピニオンもそうですが、医療が進歩してさまざまな治療法があるからこそ、いろいろな意見を聞き、自分に最善の方針を選択する時代がきています。最も納得いく方法で、元気な人生を過ごしましょう。

参考資料/「後発医薬品の普及」
「ジェネリッくんの後発医薬品のススメ!」ほか(厚生労働省)

クロスタニン健康飲料「風っ子くらぶ」大好評発売中

 

新たなスタート時にはご用心!「五月病」

ヨーグルト味 リンゴ味

春は、入学・入社や人事異動など、大きく環境が変わる季節。
新たなスタートをきった方々が、この時期にかかりがちなのが「心の風邪」、すなわち「五月病」です。

新しい環境や生活が始まり、期待や緊張で張り詰めた期間を過ごした後、長い連休を挟む事により、知らず知らずの内に蓄積された心身の疲れやストレスなどの影響から、身体的・精神的にもバランスを崩してしまう事があります。

以前は、入学して間もない学生の5月頃に多く見られましたが、昨今は新社会人にも同様の症状が多く見られます。

また、新社会人の場合は、新人研修などが終わり、実際の業務が始まる6月頃に多く見られる事から、「六月病」と呼ばれる場合もあります。

五月病や六月病は、実はどちらも正式な医療用語ではなく、きちんとした定義や概念もありません。あえて医学的に考えると「適応障害」に該当します。適応障害は、5月、6月だけでなく、人によっては夏休み後の9月頃に発症するなど、今では、その発症時期は季節を限定しません。

適応障害の主な要因

◇初めての一人暮らしや生活時間の変化など、想像と現実のギャップに困惑する。

◇新しい人間関係が思うようにいかない。

◇入試・入社といった大きな目標を達成した解放感。また、目標をクリアした事により、次の目標を見失ったり、混乱したりする。

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ところで、五月病と思い込んでいて、実は同様の症状が現れる「気分障害」という精神疾患であるケースがあります。気分障害には、「うつ病」や、暗いうつ状態と明るい躁状態を繰り返す「双極性障害」の他、うつ病ほど重症ではないが、2年以上の長期にわたって不調が続く「気分変調症」などがあります。特に気分変調症は、症状が深刻になりにくく、一時的な落ち込みと誤解される事が多いようです。

また、気分障害であるうつ病は、かつて几帳面、真面目、完璧主義などの性格の人が発症しやすいと言われましたが、そうではない人も発症する事が解ってきました。遊んでいる時は明るいのに、仕事中などはうつ状態になる「非定型うつ病」はその一例です。

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クロスタニン健康飲料『風っ子くらぶ』。日健総本社が誇る3大成分であるクロレラエキス(クロレラ多糖体N・β 1.3グルカン)、ドナリエラベータカロチン(ドナリエラから抽出した天然マルチカロチノイド)、そしてカワラタケ・タナカヨシホ株抽出エキス。それらを主要成分とし、健康維持に欠かせない栄養素であるカルシウムや、その吸収を助けるCPP(カゼインホスホペプチド)、更には整腸作用で、これらの成分の吸収を、より効率よくするためのフラクトオリゴ糖、また、ビタミンB2、B6、Cなどもバランスよく配合されています。

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日々の生活に『風っ子くらぶ』を上手に取り入れ、ご家族の健康管理の一助として、是非お役立てください。

参考資料/ヘルスクリック:「五月病という病気は存在しない
適応障害や気分障害の可能性も…」

 

各1セット 125ml×24本
¥3,150 希望価格消費税込(本体 ¥3,000、消費税 ¥150)

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