重大な病気の引き金にもなりかねない「疲労」。無理をせず、休息を取ることが健康生活への第一歩だ。
私たちは少なからず、毎日、疲れている。例えば、歩いたり走ったり、物を持ったりすると筋肉が疲労する。ハイキングに出かけて気分は高揚しているのに、体は疲れていることもよくある。
“疲労”と“疲労感”は必ずしも一致しないが、気分が優れない時に体を動かすと、 疲労を早く感じることはある。体ばかりではなく、ストレスを感じる等、精神的な疲労があることも知られている。
ところで、疲労は大きく2つに分けることができる。先ほど挙げた、日々の生活の中で受ける「生理的疲労」が一つ。もう一つは病気が要因になる「病的疲労」。
また、原因不明の慢性疲労が長期間続く時は慢性疲労症候群と診断されることもある。心理障害とは異なると考えられており、原因には、慢性のウイルス感染、神経内分泌異常、大脳血液循環の不足など様々挙げられており、詳細に関しては解明中だ。
体の疲労も心の疲労もそのまま放っておくと、労働、学習の質が低下してくる。そればかりか、食欲不振や筋肉痛など身体にも影響が及んでくることもある。
さらにそのまま放っておくと、免疫力が低下し、かぜなどの感染症にかかりやすくなるなど、その他の病気にかかることも考えられる。
このことからも、疲れは体が悲鳴を挙げる前のサインとも言える。たいていの疲れは一晩、ぐっすり睡眠を取れば解消されるが、もし、疲れが取れない場合は原因となる病気が隠されているケースもある。ただの疲れだと思っていたらうつ病だったということも。
疲れている人を見かけたら周囲が声をかけてあげる優しさも必要だ。疲れが取れずに調子が戻らない時は一度、病院を受診してみるとすっきりするだろう。
普段の生活では、適度な運動をする、アルコールの飲み過ぎに注意する、疲れている時は無理をせず休憩を取ることなど、疲れをためない生活を心がけておくと良い。
養バランスの良い食事を摂ることも大切。特に、タンパク質、ビタミン・ミネラル不足にならないよう、気をつけて、疲れに耐えられる健康な心身を身につけたい。
2009年9月。睡眠不足が、物忘れやアルツハイマー病を引き起こす可能性があるとの研究結果を、米ワシントン大などの研究チームが発表しました。
寒くなるとトイレの回数が増え、就寝中もトイレが心配になる事も多いのではないでしょうか?また夜中、頻繁にトイレに起き、しっかりした睡眠が取れないと、脳に負担を掛けてしまいます。
脳は、人が眠っている間に1日の出来事や、それまでの記憶を整理整頓しています。よく「夢を見る」というのは、その時に起きるようです。
睡眠不足は、脳の老化につながります。しっかり睡眠を取るよう心掛け、脳の老化予防をしましょう。
最近の研究では、1日6時間以上の睡眠を取らないと、脳の機能が円滑に行われない事が明らかになっています。睡眠不足により、海馬の働きが低下し、記憶力が衰えるというのです。
海馬は、ホルモンの影響を受ける為、エストロゲンなどの女性ホルモンが少なくなると、神経伝達物質アセチルコリンの分泌が衰え、記憶力の低下につながります。逆に女性ホルモンが多くなると、アセチルコリンの分泌が増え、記憶力がしっかり保たれます。
閉経後、女性ホルモンのエストロゲンが減る事で、女性が認知症になる割合が約2〜3倍になると言われます。しかし、エストロゲンは男性にもあり、更年期によるホルモンバランスの変化が、脳機能や物忘れにも大きく影響しています。
うつ病は最近、特に増えている病気の一つです。2008年、うつ病と診断された患者が100万人を超えた事が、厚生労働省の調査により発表されました。
うつ病は、ストレスを溜め過ぎる事が原因で、脳内の神経伝達物質セロトニンやノルアドレナリンなどの働きや代謝を低下させる事により、意欲が無くなったり、物事に対し悲観的になったりします。
悲観的になったりします。
神経伝達物質の低下は、ホルモンバランスが崩れる事にも大きく影響される事から、うつ病の症状には、気分が憂うつになる、食欲が無くなる、動悸やめまい、発汗、睡眠障害などがあり、これらが一度に表われる事も少なくないようです。また、うつ病には、物忘れとよく似た症状が現れる事もあるようです。
うつ病は、早期発見でほとんどが治る病気であると言われる事から、ストレスの溜め過ぎに注意し、その解消法などを身に付け、上手に対処する術を心得ておきましょう。
アルツハイマー病は、アルツハイマー博士によって発見された病気で、β―アミロイドというタンパク質が、脳の細胞に蓄積され神経細胞が壊されていく為、脳の機能が失われ低下していく病気です。
通常、アルツハイマー病の初期症状は、物忘れから始まり、老年期の物忘れとほとんど変わりません。進行の速さは個人差があり、通常は若いほど進行が早く、ハッキリと表れるようです。数分前の事を忘れたり、同じ事を何度も何度も繰り返すようになったら…。その疑いも…。
アルツハイマー病の患者は、脳の神経伝達物質アセチルコリンが不足している為、脳機能の改善薬として、アセチルコリン分解酵素阻害剤などが用いられます。また、アルツハイマー病の脳の表面には、老人斑と呼ばれるアミロイドの沈着が見られる事から、活性酸素を抑える事も予防の一つと言えるでしょう。
知症は、日常生活において絶対的な支障を来すものです。時には、疲れが溜まっただけで物忘れが多くなる事もあるので、先ずは、日常に支障を来さない限りの物忘れやボケは、深刻に考える必要はありません。逆に深刻になり過ぎると、ストレスとなり、思わぬ病気を引き起こすことにもなりかねません。
しっかりした休養と楽しい運動を食事管理と共に、心も体もリフレッシュ出来る日常生活を心掛けましょう。
参考資料/「物忘れ・ど忘れを防ぐ100のコツ」主婦の友社より
年齢とともに変化していく女性の体。更年期にあたる45歳から55歳はホルモンバランスが乱れやすい時期。更年期障害は誰にでも現れる症状ではありませんが、月経異常をはじめ、体調不良やイライラなど不安な症状に悩まされやすいもの。この時期を乗り切る心の準備を整え、快適に過ごせるようにしましょう。
女性の閉経の平均は50歳。閉経前後の10年を更年期と呼ぶため、一般的には45歳〜55歳頃が更年期にあたります。40歳代になると、月経量が少なくなったり、周期が長くなったり、数ヶ月無かったりなど、月経不順が起きやすくなります。
更年期障害は40歳代後半頃から始まる、卵巣ホルモンの分泌の減少に伴う症状ですが、必ずしも全ての女性に現れるわけではありません。症状としては、ホットフラッシュと呼ばれる顔のほてりやのぼせなどが現れやすいようです。
注意しなければならないのは、他の婦人科の病気と混同しないこと。子宮がんによる不正出血、子宮筋腫や甲状腺の病気によっても月経異常は現れます。
更年期障害の症状は様々な病気のサインにも似ているので、全てを更年期障害だとは考えず、いろいろなパターンも知っておくと良いでしょう。
卵巣の機能が成熟し、最も排卵が起きやすい時期を過ぎると、閉経に向かって卵巣ホルモン(エストロゲン)の量が低下していきます。
この時、卵巣ホルモンの分泌を促そうと卵巣刺激ホルモン(プロゲステロン)がたくさん分泌されます。この2種類のホルモン量のバランスが乱れることにより、自律神経のバランスが崩れやすくなり、様々な更年期障害の症状が現れてくるのです。
自律神経は心臓や血管、胃腸の働きなど、私たちの意志とは関係の無いところでコントロールしています。そのため、食欲不振や動悸、ホットフラッシュなどが起きるのです。
また、ちょうど更年期は子どもの自立、自分の両親の介護など、心配な問題を抱えやすい時期にもあたります。こうした環境からのストレスも、更年期障害の症状を引き起こす要因になっています。
気分が落ち込みがちな更年期ですが、日頃からストレスを解消できるよう運動をし、好きな趣味を持つと良いでしょう。また、仕事やボランティア、習い事などで自分の世界を持つこともお勧め。気の合う仲間とのおしゃべりも気分を晴れやかにしてくれます。
また、更年期は基礎代謝量が減少する時期でもあるので、栄養バランスの取れた食事で食べ過ぎないように心がけ、肥満を防ぎましょう。ただし、閉経後は骨粗鬆症になりやすいので、カルシウムを多く含む食品、また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを意識して摂るようにしましょう。
日常生活の心がけでも症状が改善されない重症の場合は、ホルモン補充療法を行うことがあります。
これは、更年期障害そのものを改善するだけでなく、高血圧、心臓病、骨粗鬆症の予防にも良い影響を与えることが分かってきました。一時期、アメリカでのホルモン補充療法で心筋梗塞の患者さんが多くなったというデータ結果が出されていました。しかし、この調査法に疑問符が打たれており、現在は日本を含む各国では、適切なホルモン補充療法の有用性が再認識されています。
更年期障害は医師と相談しながら、病院での治療もできるので、プラス志向を持ち、明るい気持ちで更年期を過ごしましょう。
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くしゃみ1回で10万個の飛沫が30分も漂う。この飛沫に風邪ウイルスが含まれ、別の人の体内に侵入すると…。
私達の体内には、本来『免疫システム』が備わっていて、日々、ウイルスや細菌などの病原体と闘っています。
免疫には、病原体を体内に侵入させないようにする「守りの免疫力」と、病原体を撃退する「攻めの免疫力」があります。
「守りの免疫力」が働いているのは、鼻や呼吸器などの粘膜、皮膚、腸管といった直接外界とつながっている部分で、外敵の侵入阻止、全身のバリア機能を高めています。
一方「攻めの免疫力」を担うのは、マクロファージや顆粒球、リンパ球などの白血球です。血液循環に乗って全身をくまなく見張り、病原体を見付けると強力に攻撃を仕掛けて排除してくれます。このふたつの免疫力がバランス良く働き、私達の体は健康が保たれているのです。
また風邪ウイルスを体内に入れないように頑張っているのが「守りの免疫力」で、喉や鼻などの粘膜が第一関門となり、ウイルスをブロックしています。しかし乾燥や、暴飲暴食、栄養の偏りなどで粘膜が弱ると、ブロック機能が下がり、風邪のウイルスを体内に侵入させてしまう事になります。
くしゃみ、鼻水、喉の痛みといった風邪の代表的な諸症状は、とても不快なものですが、鼻水は鼻の粘膜がウイルスと闘っている証拠であり、粘膜に付いたウイルスを外に流し出す為の仕組みです。また咳や痰は、喉の粘膜に付いたウイルスを吐き出す為の仕組みであり、風邪の予防対策として、この粘膜を元気に保つ事が重要だと言えます。そして発熱は、体内に侵入したウイルスを死滅させようという体の反応の一環で、投薬などで「無理に熱を下げない方が良い」とも言われます。
抗生物質は、ウイルスそのものには全く効きません。また風邪薬は、鼻水がひどければ鼻水を止める、咳が辛ければ咳を止めるという処方である事から、風邪薬無しでも回復出来る強い体づくりを目指したいものです。
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日々の生活に『風っ子くらぶ』を上手に取り入れ、ご家族の健康づくりの一助として、是非お役立てください。
参考資料/msn・ビューティスタイル・ヘルスケア「風邪にならないために」
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