健康食品、栄養食品についているマークを気にしてみたことはあるだろうか。今年度、新たに「安全性自主点検認証制度」が導入されている。それぞれの意味を知っていると、購入時の選択の目安になるだろう。
「栄養バランスのとれた、規則正しい食生活」は、健康を維持するための基本。当たり前のことのように思えるが、果たして、これを毎日、守っていると自信を持てる人は何人いるだろうか。
糖尿病患者の総数が200万人以上いる今、生活習慣病、メタボリックシンドロームまで含めた患者数は、さらに多いことが分かっている。これら疾患の原因は多様化、欧米化した食生活にあるのではないかと言われている。
このことからも、なかなか"食"と上手に付き合っている人は多くないのかもしれない。
食には生命を維持するために栄養を摂取する目的の他、体調を調節する目的、味覚や仲間とのコミュニケーションをはかるなどの精神的な目的もある。単に食べるだけではない、楽しみの部分も"食"は担っている。体と心の調子を整える、生活には欠かせない役割が"食"にはある。
健康のための食事だが、なかなか栄養バランスのとれた食事が困難な時や、「これで大丈夫か?」と不安になることもある。
そこで、国や財団法人 日本健康・栄養食品協会などでは、不足した栄養成分を補給したり、健康を維持したりするために、健康食品に各種規格基準を設けて、特定保健用食品や健康補助食品などにマークをつけている。これにより、消費者が安心で安全な商品を選ぶ目安にすることを可能にしている。
野菜や肉などの食材を中心に、健康・栄養食品とも上手につき合うことで、健康増進に努めよう。
一般に65歳以上の人口割合(高齢化率)が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼んでいます。現在、日本の高齢化率は22%を超えています。
今、まさに5人に1人が高齢者、10人に1人が75歳以上という本格的な高齢社会に突入しているのです。
シミやシワの原因になるため日差しは何かと悪者にされがちですが、紫外線が皮膚に当たることで「ビタミンD」が生成されたり、太陽光が目に入ることで網膜が刺激され、神経を介して脳内に神経伝達物質「セロトニン」が分泌されます。
紫外線の一つ「UV-B」は、骨を強くし、骨へのカルシウム吸収を促進させるなど、体を維持するのに欠かせないビタミンDを作ってくれます。骨折は、寝たきりになる主な原因であり、そこから認知症に進行するケースも多いことから注意したいものです。
セロトニンはストレスを軽減し、集中力を向上してくれますが不足すると、うつ病などの心の病を引き起こします。また、日光は睡眠とも深く関係しており、夜になるとセロトニンは睡眠物質「メラトニン」に変化し、脳内温度を下げるのでグッスリ眠れます。
こういうことからも、お薦めしたいのが「日光浴散歩」です。30分程度がより効果的ですが、通勤時に1駅分歩くだけでも脳の活性化など、とても良い刺激を与えてくれます。また、その際に大切なのは、たっぷりの日光を浴びることです。ただし、熱中症対策など水分補給も忘れないように気を付けましょう。
誰でも年齢と共に脳の機能は衰えるものですが、アメリカの研究では個人差はありますが、加齢と共に全ての人に脳の委縮がみられたそうです。また、脳の委縮が進行している人ほど脳機能も低下していることが判明しています。
誰でも普通に生活していれば、ある程度の委縮をするのですが、中にはアルツハイマー型認知症などの特殊な進行を起こす疾病があります。脳細胞が急速に線維化し、死滅してゆくため、未だ決定的な治療法は見つかっていません。つまり、日頃から出来るだけ脳を使い、予防することが大切であるといえます。
脳の老化はもちろん、体の老化予防も大切です。一般的に気になり出すのは50歳代が多いようですが、その前に老化は既に始まっており、気付いた時にはもう遅いなんてこともあるかもしれません。
適度な運動、程良く十分な睡眠、健脳食品など、また生きがいを持ち楽しむことが大切です。心と体を日頃から大いに使うと同時に、頭に必要な食品も努めて取り入れてみましょう。
元気ハツラツな体と生き生きした心を整えるには、抗加齢食品が大切です。
●DHA
DHA(ドコサヘキサエン酸)は記憶力を高め、脳を構成する成分としてもよく知られています。サプリメントなどで取り入れることも可能ですが、DHAが多い魚などを週に1?2回程食べることがお薦めです。
またDHAは、脳の神経細胞に蓄えられ、傷ついた神経突起を修復して、情報伝達をスムーズにする働きがあります。そして血栓の原因となるアラキドン酸の働きを抑え、血液をサラサラにするため動脈硬化や血栓予防にも良いと言われています。その他にも、アレルギーの予防などにも良い働きをしてくれます。
●キノコ
キノコに含まれるアミノ酸や多糖体などは、脳の中で作り出される神経成長因子を増やしてくれます。これからの季節、キノコ類をたくさん入れた美味しいお鍋で、お腹も脳も満足しましょう。
●抗酸化食品
緑黄色野菜や色の濃い果物には、抗酸化作用の多いカロチノイド類、ポリフェノール類、ビタミン類などが多く含まれています。毎日欠かさず食べると老化をどんどん遅らせてくれるので、抗加齢生活習慣の必須アイテムといえるでしょう。
参考資料/「物忘れ・ど忘れを防ぐ100のコツ」より
いくつになっても筋力や体力をつけることは必要。健康を維持するためには、楽しく、継続させる工夫をみつけましょう。
私たちが重力のある地球で立つことができ、体を動かすことができるのは筋肉があるおかげです。当たり前のように動かしている筋肉も、40歳頃を過ぎると、筋力の低下が始まります。筋力の低下は加齢に伴って起こることで仕方のないことですが、普段から筋力を鍛えていれば、低下を遅らせることができるでしょう。
筋力を鍛えるといっても、ボディービルダーのような体にするわけではありません。適度な筋力がついていると、体を動かすことが楽になり、疲れにくい体にすることができます。
高齢者に多い転倒も、筋力が低下しているために足が思うように上がらず、起こってしまうと考えられています。足の筋力がつけば、しっかりとももを上げることができ、転倒を防ぐことができます。
筋力以外に持久力や柔軟性、敏捷性などの体力を鍛えることも大切。病気知らずの元気ではつらつとした生活を送るためには、日頃の運動やトレーニングが欠かせないのです。
筋力の向上はダイエットにも向いています。筋肉は脂肪や炭水化物をエネルギー源として動いているため、筋肉の量が多いほどたくさんの脂肪が消費されるからです。
私たちの意志とは別に、心臓を動かしたり、体温を維持するために消費されるエネルギーを「基礎代謝」(最低限の機能を維持するためのエネルギーのこと)と言いますが、基礎代謝が高いほど脂肪は燃焼されやすく、いわゆる「太りにくい」と言われる体質になります。要するに、基礎代謝は筋肉量が多いほど高まるのです。
筋肉量の多い、例えば、太ももやお尻、腹部の筋肉を鍛えると、基礎代謝が大きく変化するでしょう。
ただし、筋肉量を増やすためには、しっかり食事をとることが大切。長時間の運動には脂肪、糖質、タンパク質が必要になります。食事制限をしてしまうとスタミナが落ちて効率よく筋肉が鍛えられないため、摂り過ぎに注意しながら適量を摂取しましょう。
栄養バランスのとれた和食中心の食事にし、朝食をしっかり食べることで、エネルギーが筋力、体力へと変化してくれるでしょう。
年齢と共に筋力は低下していきますが、トレーニングの開始が早ければ早いほど低下を抑えることができます。早いことに越したことはありませんが、どの年齢から始めても何もやらないでその後を過ごすよりも、ずっと健康的になれるでしょう。
トレーニングの開始直後は無理をせず、自分のペースで行います。体が慣れてきたら徐々に負荷をかけるようにしましょう。最初に頑張り過ぎてあきらめてしまうより、筋力アップには何よりも「継続」が重要。最初の2〜3ヶ月ほどは表立って変化は現れないかもしれませんが、確実に体の中では変化が起きています。運動を続けているうちに体が楽になり、きっと、運動することが楽しくなってくるでしょう。
運動の時間をとることが難しかったら、日常生活の中に運動を取り入れてみましょう。階段の上り下り、立ち仕事は背筋を伸ばしてつま先立ちする、椅子に座って足を上げながらテレビを観るなど、いつでも筋力アップのトレーニングはできます。
自分に合った方法を見つけ、元気な生活を送るためにも、筋力、体力アップを目指し、運動を習慣づけましょう。
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暑くて長かった今年の夏。ようやく昼間も過ごしやすい陽気となり、朝夕は涼しい風が吹くようになりました。しかし、気温の変化の激しさに体調を崩している人も多いのではないでしょうか。
日本には春夏秋冬があり、その移り変わりの中で風景や食材など、四季折々の恵みを私たちは与えられています。
人の体には、外の環境が変化しても、体内の環境を一定に保つ仕組みがあります。そのひとつとして体温は、冬でも夏でも36度前後の一定に保たれています。
例えば寒さを感じた時、まず皮膚から「寒い」という感覚が脳に送られ、脳からホルモンや自律神経を介し、全身の器官に体温を保つ指令が出されます。そうすると、皮膚は血管を収縮させ熱を逃がさないようにし、体内に蓄えられた糖質や脂肪を燃焼して熱を作り体温を上げます。そして、適度な体温を一定に保つよう再び指令が出ます。かなり複雑な仕組みですが、これらは意識しなくても動き続ける心臓と同じように、人間の無意識下で行われています。
季節の変わり目に体調を崩しやすいのは、外の環境の変化に自律神経の中枢である視床下部が対応しきれず、自律神経やホルモンに影響を及ぼし、抵抗力や免疫力が弱まることに起因しています。また他の要因としては、夏にたまった疲れや食欲不振、強い紫外線などによる夏の様々なストレスが考えられます。
そこで体調管理として大事なのが、自律神経の働きを意識的に助けてあげることです。寒いと感じたら、すぐ上着が羽織れるように用意しておいたり、家の中の埃を取り除いたり、刺激の強い香辛料を控えるなど、難しいことではなく、安易なことから普段の生活で心掛けてみましょう。
また、普段から体内の自律神経の働きを意識的に高めることも大切です。普段の生活においてエアコンなどを多用し、体温調節など本来の自律神経の働きを機能させていないと環境の変化に順応できず、うまく体温調節ができないことがあります。そして、これが深刻になると自律神経失調症に陥ってしまいます。
暑さや寒さで不快を感じても人工的な冷暖房に頼り過ぎず、汗をかき、衣服を着用することで体温調節し、自律神経の働きを高められるように努めましょう。
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参考資料/総excite.健康「なぜ、季節の変わり目には体調を崩しやすいのか」
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