九州の南端に位置し、美しい自然、温暖な気候、歴史的な文化に恵まれ、桜島をはじめとする自然や温泉地、歴史的には薩摩藩に関連するスポットが多くあります。
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風邪をひいて熱やのどの痛みは治ったのに「咳だけが止まらない!」そんな症状が続いたら、「咳ぜんそく」の疑いがあります。目安は8週間。それ以上咳が続いたら「そのうち良くなるだろう」と思わず、早めの受診を!
咳ぜんそくは、長引く乾いた咳が主な症状となる呼吸器の病気で、夜間や明け方に咳が強く出るのが特徴です。喘息の一種ですが、一般的な喘息に見られるゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音が少なく、乾いた咳だけが続くため気づかれにくいことも特徴の一つです。
しかし、咳ぜんそくは「気管支喘息の前段階」ともいわれ、適切な治療が行われないと約30%の確率で典型的な喘息に移行するリスクがあります。
季節の変わり目や梅雨時、台風シーズンに発症しやすく、冷気や空気の乾燥、ハウスダスト、花粉などが引き金となり、特に秋から冬にかけての寒冷な時期に悪化することが多いため、この時期に咳が長引く(8週間以上)場合は咳ぜんそくの可能性があります。
原因としては、気道の過敏性が高まり、些細な刺激で気管支が反応して咳が出ることが挙げられます。アレルギー体質やハウスダスト、花粉、タバコの煙、大気汚染などが誘因となりやすく、風邪などに感染した後に発症することも少なくありません。また、冷たい空気やストレス、飲酒なども咳を悪化させる要因になります。
咳ぜんそくと診断された場合、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬などで炎症を抑える治療が行われます。正しく継続することで咳を和らげ、喘息への移行を防ぐことができます。
予防のためには、まず生活環境を整えることが大切です。室内を清潔に保ち、ダニやホコリを減らす工夫をしましょう。乾燥する季節には加湿器で適度な湿度を保つのも有効です。そして、規則正しい生活や十分な睡眠、バランスの良い食事で体調を整えることも大切です。
咳が長引くのは体からの大切なサインです。「たかが咳」と放置せず、環境改善と適切な治療で健康を守りましょう。

10月は世界各地でユニークなお祭りが行われます。代表的なのはドイツ・ミュンヘンの「オクトーバーフェスト」。世界最大級のビール祭りで、民族衣装を着て乾杯を楽しむ姿が名物です。近年では日本でもイベントの一つとして取り入れられていますね。
また、タイでは「菜食祭り」が開かれ、9日間にわたり菜食中心の食事を取り心身を清めるとともに、寺院では様々な儀式やパレードが執り行われます。
さらに、メキシコでは10月末から「死者の日」の準備が始まります。日本のお盆のような習慣で、色鮮やかな花や供物で先祖を迎える風習は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
10月は「食」と「伝統」を祝う祭りが世界各国で行われています。
私たちの体は約37兆個の細胞でできているといわれ、細胞1個1個が自らを若々しく保つために日々メンテナンスをしているのです。この仕組みを「オートファジー」と呼び、解明した大隅良典博士は2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。私たちが細胞から若々しく、元気に生きていくために、オートファジーは大変重要な働きをするのです。
自分を食べる?
オートファジーという言葉は、ギリシャ語のouto(自分)とfhagy(食べる)に由来しており、直訳すると「自分を食べる」という意味になります。
自分で自分を食べるの?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、これは、細胞の中で古くなった器官、壊れたり傷ついたりした器官、不要なタンパク質などを自分で分解してエネルギーにしたり、新しく作り変えて再利用するということで、身体にとってとても大切な仕組みなのです。
例えば、昔の着物を、洋服や小銭入れなどに新しく作り変えたり、ゴミとして回収したペットボトルをTシャツやフリースに新しく作り変えたり、夕食の残りを翌日にアレンジしたりするのと同じように、一つ一つの細胞内の古くなった器官や傷ついた器官などを分解して、それを栄養源にして細胞をリサイクルするため、自分を分解して新しく作り変える意味としてオートファジーと呼ばれています。
つまり、細胞内を掃除してリサイクルする働きなのです。これがスムーズにいかないと、細胞内が汚れ、古くなり、傷んでしまいます。古くなったり傷んだりした細胞は、老化や病気の原因となってしまいますので、オートファジーがスムーズに働くことは、結果として病気や老化の予防にもつながるのです。
オートファジーと
病気予防
最近の研究では、オートファジーが、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、心疾患、がん、感染症、糖尿病などと深く関わっていることが分かってきました。
例えば、アルツハイマー病は、老化などにより脳にアミロイドベータやタウなどの余分なタンパク質がたまり、障害を起こすことが原因とされていますが、これらの余分なタンパク質がたまる前に細胞を掃除し、リサイクルすれば認知症の予防になります。脳の細胞だけでなく心筋細胞や全身の細胞でも同じように老化したり傷ついたりした細胞内を作り変えることで身体の健康維持を助けるオートファジーですが、老化と共にその機能が衰えるため、病気が増えることにもつながるのです。日ごろからオートファジーを働かせる生活を送ることが望まれます。
オートファジーをうまく働かせるには
オートファジーは日常的に働きますが、特に空腹時に活発になります。
栄養が常に回ってくるときには細胞はそれを吸収して利用しますが、飢餓状態や空腹状態では栄養が入ってこないため、傷ついたり古くなった細胞内の器官を自分で分解し、再利用してエネルギーとします。これにより老化や病気の原因になる老廃物や菌やウイルスなどを排除して、新しく作り変えられた若々しくきれいな細胞が増えるのです。
特定の飲み物を摂取しながら行う食事制限であるファスティングなどは、オートファジーをうまく利用した生活習慣として知られています。その他にも運動時や睡眠時などにオートファジーが活性化し、脂肪蓄積を防ぎ血糖値を下げることも報告されています。反対に脂肪を多く摂取することや満腹まで食べること、満腹のまま寝ることはオートファジーを抑制してしまうため、お勧めできません。
また、日常の食べ物では、発酵食品やナッツ類、ポリフェノールやカロチノイド類などがオートファジーを活性化するため、これらを積極的に摂取して、腹八分を目安に食事をするのもよいでしょう。
とんかつの横に必ず添えられる千切りキャベツ。その理由は「キャベツは一年中手に入る野菜だから」。しかし、この組み合わせ、健康的に食事を楽しめる、実に理にかなった食べ合わせなのです。
とんかつといえば、日本人にとって馴染み深い料理ですね。衣をまとって揚げたジューシーな豚肉は食べ応えがあり、栄養面でも良質なタンパク質やビタミンB群を豊富に含んでいます。
しかし、揚げ物であるため脂質も多く、消化に負担がかかりやすいという側面があります。そこで欠かせない存在が付け合わせのキャベツです。
キャベツには、胃腸を守る成分として知られる「ビタミンU」が豊富に含まれています。これは胃粘膜の修復や保護を助け、揚げ物による胃もたれをやわらげる働きが期待できます。また食物繊維も多く、腸内環境を整えたり血糖値の上昇を緩やかにするなどの作用があります。
つまり、とんかつと一緒にキャベツをとることで、消化の負担を軽減し、健康的に食事を楽しむことができるというわけです。
さらに、キャベツに含まれるビタミンCは、豚肉の豊富なビタミンB1の働きをサポートします。ビタミンB1は疲労回復に欠かせない栄養素ですが、吸収率は実は単独ではあまり高くなく、とんかつとキャベツを組み合わせることで、栄養の相乗効果を生み出す理想的な食べ合わせといえます。
また、キャベツの外葉を何枚か剥いて食べる方も多いかと思いますが、実は外葉には栄養が多く含まれています。そして、キャベツの芯にはカルシウム、カリウム、リン、マグネシウムが葉の約2倍多く含まれていますので、外葉も芯も捨てずに食べるようにしましょう。
さらに、キャベツのシャキシャキとした食感は、噛む回数を自然と増やし、満腹感を得やすくします。その結果、食べ過ぎを防ぎ、とんかつの高カロリーを上手に調整することにもつながります。
とんかつとキャベツは単なる伝統的な付け合わせではなく、消化の助けや栄養バランス、食べ過ぎ防止まで叶えられる実に理にかなった習慣なのです。
肉や魚に塩麹を漬け込むと旨味成分であるアミノ酸が増え、素材の旨味がアップするとともに食材を柔らかくする効果があります。また、塩麹に含まれるオリゴ糖や食物繊維は腸内環境を整え、免疫力向上の効果も期待できます。
ビタミンB1が豊富な豚肉と旬の野菜の組み合わせは、寒暖差が激しくなるこれからの季節、風邪予防としてもおすすめです。
せいろ蒸しは、お好みの材料を入れて蒸すだけなのでヘルシーな上に調理も簡単、素材そのものの味を楽しめます。秋野菜としてカボチャやさつま芋、牛蒡などを加えても美味しくいただけます。
- ・豚肩ロースブロック ……………400g
- ・里芋 ………………………………4個
- ・れんこん …………………………150g
- ・キャベツ …………………………3枚
- ・小かぶ ……………………………2個
- ・塩麹 ………………………………大さじ1.5〜2
- 【A】
- ・白みそ ……………………………60g
- ・プレーンヨーグルト ……………120g
- ・ディルの葉のみじん切り ………適量
- @ 豚肉は全体に塩麹をまぶし、ラップに包んで一晩冷蔵庫に置く。
- A せいろにひと口大に切ったキャベツを敷きつめ、@をのせる。
- B 鍋に湯を沸かし、せいろをのせて蓋をし、中弱火で約20分蒸す。
- C 里芋、れんこんはひと口大の乱切り、小かぶは8等分のくし形切りにする。
- D BにCを加えて、さらに約20分蒸して火を通す。
- E 豚肉は食べやすい大きさに切り、野菜とともに、混ぜ合わせた【A】につけていただく。
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イスラエルの風土・文化 (27)
ユダヤ教三大祭りの一つである「仮庵の祭」はヘブライ語で「スコット」といい、ユダヤ暦の正月15日から7日間続きます(今年は10月7日から14日まで)。この季節は秋の収穫時にあたり、一年の中で春の過越し祭(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)と並んでユダヤの人々にとっては大変重要な意味を持つ行事とされています。
ユダヤ人の祭は必ず民族の歴史と結び付けられて祝われます。遠い昔に祖先がエジプトの奴隷状態から、預言者モーゼの導きによって脱出した後、約束の地カナン(現在のイスラエル)に向かう途中で、荒野を40年間放浪し、テント生活をしていた苦労を伝承するために、人々は野外に屋根を草木でふいた仮小屋(仮庵)を設けて過ごします。外敵から身を守る壁もなく、雨風をしのぐためのまともな屋根もない仮庵で生活していたユダヤ民族の先祖を、神が壁となり屋根となって守り、生きていくための食物も与えてくれたことに対し、それは過去のことではなく、今も神のご加護があることに心から感謝して過ごすスコットは、神の恵みを思い起こす喜びと祝いの祭りといえるでしょう。
聖書の時代には、スコットの2日目の夕べ、シロアムの池から汲んだ水をエルサレム神殿に運んで祭壇に注ぐ、ベート・ハショエヴァと呼ばれる儀式がありました。スコットは乾季の終わる時期にあたるので、雨乞いの意味もあったようです。現在では神殿は崩壊しており、この儀式は行われていませんが、生命の源である水を与えてくれる神への感謝と、生きる喜びを表す習慣として、現在でもベート・ハショエヴァを記念しています。
現代のイスラエルにおいても、スコットの期間中は家の庭先やベランダ、屋上、カフェやレストランなど、町のあちらこちらに建てられた仮庵の中に装飾を施したりして、聖書時代と同じように家族で楽しく、喜びに満ちた時間を過ごしています。初日と最終日は休日となり、この期間に長い休暇をとる人も多いようです。
スコットの間に建てられた仮庵は、次の週には取り壊されますが、このことにより祖先が長きにわたり荒野をさまよった歴史にふれる疑似体験となります。仮庵は我々のこの世における人生が一時的なものであることも示唆しているのです。
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「サンヤクス」に使用されているリンゴ酢はりんご果汁を発酵させて作る発酵食品「醸造酢」です。リンゴ酢はおいしさだけでなく、ダイエットや血糖値の急上昇を防ぐなどの健康効果が期待される酢でもあります。醸造酢は合成酢に比べ栄養価は非常に高く、身体が本来持つ自然治癒力を助ける働きがあります。
具体的に報告されているリンゴ酢の効能は次のとおりです。
リンゴ酢には脂肪の燃焼促進や生活習慣病などの誘因となる脂肪細胞の肥大を防止したり、脂肪組織の増殖抑制作用があるため、ダイエットのサポートだけでなく、健康食材としても有用です。
リンゴ酢に含まれるクエン酸にはエネルギー消費割合を増加させたり、膨満感をもたらす効果もあるため、食べ過ぎ防止にも効果的です。
リンゴ酢の酢酸とクエン酸には、食後の血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。摂取することで糖分の消化速度が低下し、結果的に吸収がゆるやかになるため血糖値の急上昇を抑制できると考えられます。また、高い血糖値を正常値に戻すことはあっても、血糖値を下げすぎることはないという点も嬉しいポイントです。
酢酸やクエン酸だけでも疲労回復効果がありますが、リンゴ酢にはリンゴ酸も含まれています。リンゴ酸は疲労回復のためのエネルギーを産生するクエン酸回路にはたらきかけるほか、神経や筋肉の緊張をやわらげるため、疲れたときにおすすめです。また、体内の炎症を抑える効果があり、風邪による気管支の炎症や発熱の緩和に有用です。
リンゴ酢にはりんごが持っているカリウムも含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出させるはたらきがあり、ナトリウムが抱え込んだ水分も一緒に排出できるため、むくみ改善に効果的です。ただし、リンゴ酢には利尿作用がありますので水分不足にならないように注意が必要ですが、サンヤクスのように、あらかじめ水で適切な濃度に薄めてあると、体内の水分バランスを気にする必要がないので安心です。また、玄米酢やレモン汁で味を調整すると、より美味しくいただけます。秋バテ予防にオールインワンのサンヤクスをぜひご活用ください。