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健康の輪デジタル新聞

2025年7月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

東北地方にある自然豊かな県。さくらんぼや温泉、蔵王連峰などが有名です。夏は登山、冬はスキーやスノーボードが楽しめ、蔵王の樹氷は特に有名です。
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「なんとなく不調」が続いていたら…もしかしたら、腸内のカンジダ菌の増殖が原因かもしれません。誰のお腹にもいる腸内細菌の一つ「カンジダ菌」が引き起こす「腸カンジダ症」の正体と、対策を解説します。

 「腸カンジダ症」とは、もともと腸内に常在している「カンジダ菌」が異常増殖してしまうことで体に悪さをする状態のことをいいます。
 腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌の3種類に分かれており、善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7の割合が理想的なバランスだといわれています。
 善玉菌は食物の吸収を助けてお腹の調子を整え、悪玉菌は食物を腐敗させお腹の調子を崩すのに対し、日和見菌はどっちつかずの菌で、善玉菌が優勢の時は善玉菌に、悪玉菌が優勢の時は悪玉菌に加勢します。
 カンジダ菌は日和見菌の一種なので、腸内環境バランスが整っていれば何も起こりませんが、何らかのきっかけで腸内環境が乱れると、悪玉菌と手を繋いで一気に悪玉菌を増殖させます。
 つまり、腸カンジダ症とは、日和見菌であるカンジダ菌が腸内環境バランスを崩すことで起こる病状というわけです。
 主な症状としては、消化不良、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢、食欲不振などの消化器官の不調です。ひどくなると腸壁を壊してアレルギーを引き起こしたり、気分の落ち込みなどのメンタル面にも影響を及ぼします。
 腸カンジダ症を引き起こす主な原因は、抗生物質の長期使用による善玉菌の減少、カンジダ菌が好きな糖質・炭水化物の過剰摂取、慢性的なストレス、ステロイド薬の使用などです。
 腸内環境が整っていればカンジダ菌は悪さをしないので、予防・対策法としては、何といっても食生活を基本とした規則正しい生活の見直しです。
 砂糖などの糖分、白米や白パンなどの精製された炭水化物、アルコール、加工食品などを極力控え、善玉菌のエサとなる食物繊維を積極的に摂取しましょう。また、一時的に腸を休ませるファスティングも効果的。質の良い睡眠と適度な運動も忘れずに!

 7月7日は七夕ですね。皆さんも一度は、短冊に願い事を書いた経験があるのではないでしょうか?
 この七夕で使う五色の短冊には、実はそれぞれ意味があります。五色は中国の「五行説」に由来し、青(木)=仁、赤(火)=礼、黄(土)=信、白(金)=義、黒(水)=智を表すそうです。それぞれ人としての徳や生きる上で大切なことを象徴しており、本来は願いごとの内容に合わせて短冊の色を選ぶとされています。
 例えば「家族の健康」を願うなら「青」、「勉強の成功」を願うなら「黒」の短冊がふさわしいなど…。
 願いを書くだけでなく、色の意味を知ることで七夕の楽しみ方が少し深まりますよね。今年は短冊の色も意識すると、より一層気持ちが強くなるかもしれません。

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健康長寿をめざして

これまでに老化の原因として酸化については紹介してきましたが、今回はもう一つの老化原因である糖化について紹介します。一般的には、酸化は「体のサビ」糖化は「体のコゲ」と表現されており、これが体内で起こることで肌の老化、血管の老化、臓器の老化などの原因となるため、生活習慣病の予防のためにも基本的な知識を知っておきたいものです。

「糖化」とは

 人体のいたるところにたんぱく質が存在しています。筋肉、皮膚、骨、爪、髪、血管などもたんぱく質です。そこに、余分な糖が結びついて体温の熱で焦げ付いてしまうことを糖化といい、そのコゲのことをAGEs(終末糖化産物)と呼びます。
 このAGEsが皮膚で増えればシミやシワなどの肌の老化、脳で増えれば認知症や脳梗塞、血管に増えれば動脈硬化、骨で増えれば骨粗しょう症、その他にも臓器疾患や癌などに影響しているといわれています。
 つまり、糖化は美容や健康だけでなく、健康寿命や平均寿命にも大きく関わってくるのです。
 余分な糖というと、糖尿病の患者を想像するかもしれませんが、実は糖尿病ではない人も体内で糖化が起きているのです。
 糖化を防ぐには、過剰な糖を体内に入れないこと、過剰な糖を素早く燃やすこと、血糖の急上昇を抑え穏やかに上昇させることの3つが大切になります。

糖化予防と危険性

 糖化は血糖が体内に急激に増えた時に起こりやすく、食後やおやつの後など誰でも血糖値が急上昇した時に起こります。これにより体内のたんぱく質と余分な糖が反応してAGEsが発生するのです。
 オランダの臨床研究では、AGEsが高い人たちは、低い人たちに比べ糖尿病や心臓病になるリスクが3倍も高く、死亡リスクは5倍にもなるとの結果が出ました。つまり、血糖が上がるタイミングが予防のポイントになるのです。

糖化予防のポイント

 先ほども紹介しましたが、食事やおやつなど炭水化物や糖分を摂取した後、約30分〜120分ほどの間、血糖値が急上昇します。この急上昇を予防するには、体内の糖分を処理するインスリンを働かせることで余分な糖を素早く下げるため、予防につながります。
 さらに、血糖値が急上昇する食後30分〜120分の間に筋肉を使う軽い運動をすることで、筋肉が余分な糖分を燃やしてくれます。例えば階段をゆっくりと、太ももの筋肉を意識しながら上り下りしたり、足の筋肉を意識し、腕を振って早歩きしたりすることなど、筋肉を動かすことで余分な糖を燃やします。あまり広範囲を動きたくなければイスや机につかまってスクワットもいいでしょう。この場合も、ゆっくりと、筋肉に力が入っていることを意識して行います。そうすることで体内の糖を早く燃やし、余分に余ることを防ぐことで糖化予防につながります。
 食べ物で予防する場合は、難消化性デキストリンなどを応用したお茶などを一緒に摂取することで糖の急上昇を抑えます。
 また、もともと血糖値の上昇が穏やかな食べ物もあります。例えば、白米よりも玄米、うどんよりもそばやパスタ、食パンよりもライ麦パン、ジャガイモよりもサツマイモ、ニンジンよりも大根や玉ねぎなどは、どれも低GI食品とされ、血糖の上昇が2倍以上穏やかな食品です。ただし、低GIとカロリーは関係ありませんので気をつけてください。
 また、そもそも焦げた料理は、すでに糖化されていますので摂取し過ぎないことを意識してください。
 食後は誰でも血糖値が急上昇するものなので、そのタイミングで老化予防、病気予防を心がけましょう。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナルプラスの組み合わせ

「ビール」と「枝豆」は、実は体に嬉しいゴールデンコンビ。味の相性だけでなく、肝臓や腸へのサポート効果も抜群なので、美味しく食べながら体をメンテナンスしてくれる最強の食べ合わせです。

 夏の定番といえば「ビール」と「枝豆」。実はこの組み合わせ、単なる味の相性だけでなく、栄養学的にも非常に優れた食べ合わせであること、ご存知ですか?
 ビールに含まれるアルコールは、摂取すると体内で分解・解毒する過程で肝臓に負担をかけます。この時に活躍するのが、枝豆に豊富に含まれる「ビタミンB群」と「メチオニン」というアミノ酸です。
 ビタミンB群は新陳代謝を活発にし、メチオニンは肝機能をサポートしてアルコールの代謝を助ける働きがあるため、飲酒によるダメージをやわらげる効果が期待できます。

 調理法としては、「茹でるよりも蒸す」ことがベター。枝豆に含まれるビタミンB群やビタミンCは水溶性のビタミンなので、たっぷりの湯でゆでるより少しの湯で蒸すことで、ビタミンの流出を最小限に抑えることができます。茹でる場合も、長時間加熱すると、ビタミンの流出だけでなく旨味も抜け出てしまうので、余熱で火が通ることを前提に早めにざるに上げましょう。
 さらに、枝豆はたんぱく質が豊富で、植物性ながら必須アミノ酸をバランスよく含む優秀な食材です。ビールは炭水化物が主体の飲み物なので、たんぱく質と組み合わせることで、血糖値の急上昇を防いでくれる効果もあります。
 また、枝豆はカリウムや食物繊維も豊富です。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出してくれるため、アルコールによるむくみ対策に効果的、食物繊維は腸内環境を整え、ビールで乱れがちな消化機能をサポートします。
 ビール+枝豆だけでも相性抜群ですが、さらなるプラスワンとして「ナッツ」がおすすめ。ナッツに含まれる「ナイアシン」もアルコールの分解・解毒に一役かってくれます。
 この理にかなった食べ合わせで、罪悪感を減らして美味しくビールを楽しみましょう。

 暑い日の食事作り、なるべく火を使わずに簡単に済ませたい。そんな思いに応える夏にぴったりの一品。
 さば缶は味噌煮缶を使うことで、味噌がカレーの隠し味になっています。また、衣のサクサク感と玉ねぎの甘みが楽しめるフライドオニオンは、サラダなどにプラスするだけでいつもの料理がより美味しくなります。
 栄養的にもさば缶にはDHAやEPAなど積極的にとりたい必須脂肪酸をはじめ、良質なたんぱく質やビタミンDなど優れた栄養素がたっぷり含まれています。また、さば缶は、汁にも栄養素が含まれているので汁ごと料理することをおすすめします。

材料
  • ・さば味噌煮缶 ………………………1缶
  • ・なす …………………………………1/2本
  • ・雑穀ご飯 ……………………………適量
  • ・イタリアンパセリのみじん切り 適量
  • 【A】
  • ・カットトマトの水煮(缶詰) ……100g
  • ・フライドオニオン …………………10g
  • ・カレー粉 ……………………………大さじ1/2
  • ・トマトケチャップ …………………大さじ1/2
  • ・おろししょうが ……………………1/2片分
作り方
  • @ 耐熱性のボウルにさば味噌煮缶を汁ごと入れ、軽くほぐす。
  • A なすは5mm幅のいちょう切りにする。
  • B @のボウルにA、【A】を加えてざっくりと混ぜ、ラップをかけてレンジ(600W)で約6分加熱する。
  • C 器に雑穀ご飯を盛ってBをかけ、イタリアンパセリを散らす。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 (24)

 イスラエルと日本は、それぞれアジア大陸の西と東の玄関口にあたります。両国ともに古くからの文明・歴史を持ち、独自の文化を守りながら、様々な分野で人類に多大な貢献をしてきました。両国間の物理的な距離は約9000キロありますが、勤勉さ、革新性、知性、愛国心など、長年にわたって互いを尊重し、友好関係を築いてきました。現在開催中の大阪万博にてイスラエル館では古代建築に使われた石や最新技術を展示しており、イスラエルの存在感を世界中に紹介する素晴らしい機会となっています。
 1952年5月15日は、イスラエルと日本が外交関係を樹立した日で、大阪万博でも5月15日がイスラエルのナショナルデー(各公式参加国と地域を称える日で、1日ずつ割り当てられ、伝統や文化に対する理解を深め、国際親善の増進に寄与することを目的に行われる)となっています。当日はEXPOナショナルデーホールを会場に、イスラエルの外務大臣を招いて公式セレモニーが開催され、イスラエルの音楽グループによるライブパフォーマンスも行われました。
 セレモニーではイスラエル代表団と日本代表団が入場した後、両国の国歌斉唱とともに国旗を掲揚。はじめに日本の外務大臣政務官が挨拶され、豊かな文化、革新的なテクノロジー、スタートアップ企業など、イスラエルから学ぶことはたくさんあり、経済・文化・科学技術・イノベーションの分野でこれまで以上につながっていきたいと述べられました。
 続いてイスラエルのギデオン・サール外務大臣が登壇され「大阪万博に参加できたことを光栄に思います。イスラエルという古代からの伝統をもつ国の歴史とテクノロジーで各分野に貢献していることを、世界中の友人たちと共有したいと考えています。70年以上にわたり、イスラエルと日本は相互尊重、政治対話、経済協力など、共通の価値観に基づく絆を築いてきました。文化交流やビジネスにおける連携、科学技術の成果に至るまで、この長年の友情は今も未来を形づくっています。今後も両国の絆がますます固く結ばれていくことを願っています」と語られ、万博という特別な場でイスラエルと日本が互いの将来に向けて理解を深めた一日となりました。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 脂質とは水に溶けない生体成分の総称で、中性脂肪、リン脂質、糖脂質、コレステロールなどがあり、これらを構成するための重要な要素として脂肪酸があります。私たちの体に関わるものに限定すると、食べ物から摂取する脂質と、私たちの体の中に存在する脂質に分けることができます。
 食事由来の脂質はオイルあるいは油脂と呼ばれ、サラダ油やごま油のように常温で液体のものと、バターや肉の脂身のように常温で固体のものに分けられます。常温で液体のものは、おもに植物性の脂質で「油」といいます。一方、常温で固体のものは、おもに動物性の脂質で「脂」と区別されます。
 食事で摂取する脂質は、通常、トリアシルグリセロールの形で体に取り込まれます。トリアシルグリセロールとは、1つのグリセロールと3つの脂肪酸が結合した状態のもので、一般的にはトリグリセリド(中性脂肪)と呼ばれています。体内の消化酵素で分解されるときに大量のエネルギーを生じ、私たちの運動や生命維持に利用されますが、脂質の取り過ぎや運動不足でエネルギーを必要としないときに余剰になってしまうと、トリグリセリド(中性脂肪)として、体の中に蓄積されます。そのため、「油は太る」と思い込んでいる方もいると思います。たしかに、油は高カロリーなので取り過ぎると肥満の原因につながりますが、不足した状態が続くと、疲労感を感じたり体力が低下したりして、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
 脂質はたんぱく質、炭水化物とならぶ三大栄養素の一つで、エネルギー源になるほかに次のような働きがあります。神経組織や細胞膜、ホルモンを作る材料になったり、貯蔵脂肪として体を守るクッションや体温を保持したり、血液成分にもなります。
 したがって、脂質が不足すると、エネルギー不足で抵抗力がなくなるだけでなく、脂溶性のビタミンが不足し、体や肌の老化が進みます。さらに、体の構成成分が不足するために、血管がもろくなったり、ホルモン異常を来たし、病気を発症しやすくなります。
 良質なオメガ3脂肪酸を豊富に含む脂質をしっかり取ることが大切です。

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