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健康の輪デジタル新聞

2025年1月号

この花が「県花」の都道府県はどこでしょう? この花が「県花」の都道府県はどこでしょう?

九州地方東部に位置し、別府温泉など全国的に知名度の高い温泉が多く、「日本一のおんせん県」としても知られています。関サバ・関アジなど高級魚も有名。
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寒さや乾燥が厳しくなるにつれウイルスが活発になり、インフルエンザなどの感染症が流行し始めます。いろんな情報が飛び交いすぎて、本質が見えなくなりがちな感染対策について、今一度、整理してみましょう。

 気温が低く、空気が乾燥する冬は、ウイルスにとって最適な環境となり、また人の免疫力も低下するため、様々な感染症が流行します。
 特に気をつけたいのが、冬の三大感染症といわれるインフルエンザ、RSウイルス、ノロウイルス。これにコロナウイルスも含まれるようになり、2種類のウイルスに同時期に感染するダブル感染も増えています。
 これらのウイルスの主な感染経路には、感染した人の咳やくしゃみの飛沫に含まれる病原体を吸い込んで感染する「飛沫感染」、空気中を漂う麻疹・水痘・結核などのウイルスを吸い込んで感染する「空気感染」、タオルやドアノブ、電車のつり革、嘔吐物などに触れた手を介して口や鼻から感染する「接触感染」の3つがあります。インフルエンザ、RSウイルス、コロナウイルスなどの主な感染経路は、飛沫感染(+エアロゾル感染)、接触感染。
 ノロウイルスは、飛沫感染、接触感染、経口感染です。
 感染症の種類、感染経路は様々ですが、基本的な予防対策は同じです。では、その感染経路を断つ、一番効果的な対策とは何でしょう?それは、「こまめな手洗い」です。色々な場所を触ることで、知らないうちに手にウイルスが付着し、そして私たちは思った以上にその手で無意識に顔を触っています。
 帰宅時や調理の前後、食事前などに石鹸を使ってしっかり洗うことが大切です。汚れの残りやすい「指の間」「指先」「手首」「手のしわ」を意識し、洗い終わったら清潔なタオルなどで水分をしっかり拭き取りましょう。水分が残ったままでは、かえってウイルスの温床となってしまいます。
 こうした当たり前のようにできているようでなかなかできていない「手洗い」に加え、「咳エチケット」、「免疫力向上」を徹底し、元気な冬を過ごしましょう。

 このコラムでもよく紹介する「今日は何の日」。国をはじめ、いろんな協会、団体によって1年365日、毎日何かしらの日に制定されています。例えば、今月1月9日はイチとキューで一休(一休さん)であることから、クイズの日とされています。

 では、そのクイズの日にちなんで問題です!22日は「ショートケーキの日」と制定されていますが、なぜでしょう?ヒントはカレンダーにあります。カレンダーで22日の上に来るのは、必ず7日前の15日。15=イチゴ。上にイチゴが乗っているケーキはショートケーキ。だから、22日はショートケーキの日なのだそうです。毎月22日をショートケーキの日にしているケーキ屋さんもあるそうなので、ぜひ見つけてみてください。

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健康長寿をめざして

朝起きた時には顔、夕方になると足がパンパンにむくんでいることはありませんか?寒さを感じる季節になると特に気になる人も増えるようですが、そのむくみには加齢や生活習慣が原因のものと、病気が関係しているものの大きく分けて2種類あるのです。毎日のちょっとした工夫でむくみを解消し、快適な生活を送ってみませんか。

むくみ(浮腫)とは

 ヒトの体の約60%が水分といわれており、その3分の2は細胞の中にありますが、残りの3分の1は、血液や細胞のまわりなど細胞外に存在します。
 この細胞の周りにある水分は、動脈から運ばれてきた栄養素や酸素などを細胞に流したり、細胞の老廃物を静脈やリンパに流したりする役割があります。
 この細胞中と周りにある水分のバランスが崩れ、細胞の周りにある水分が増え過ぎてしまうことでむくみが生じ、これは医学用語で浮腫と呼ばれています。
 このむくみの原因の一つが、ふくらはぎなどの筋力の低下です。足は、立っていても座っていても常に心臓より下にあるため重力の影響を受けやすく、下から上に血液を流すためには、重力に逆らうための筋力が必要になります。筋肉が動くことで血管が伸縮し、血液の流れをスムーズにしてくれるのです。
 寒くなるとさらに筋肉の動きも鈍くなり血流が悪くなるため、むくみが気になる人も多くなります。
 そんな時は、かかと上げやつま先上げが最も簡単にできるむくみ対策になります。ふくらはぎを伸ばしたり縮めたりすることで重力に逆らって血液を押し上げ、むくみ対策になるのです。
 さらに、さする程度の軽いマッサージをふくらはぎにしたり、仰向けに寝転んで足を上げたりすることでも血流を促し、むくみ対策になります。
 しかし、病気が原因のむくみもあるため、気になったら診断を受けることも必要です。

病気が隠れているむくみ

 血液は心臓のポンプによって全身に流されていますが、この心臓の働きが弱くなると、全身、特に心臓から遠い脚などへの血流が悪くなります。それにより重力に逆らって下から押し上げる力も弱くなり、むくみが生じるのです。これを心不全といい、心機能低下を意味します。心不全の原因としては、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などがあるため、むくみがなかなか治らない場合は調べてみましょう。
 また、下肢静脈瘤が原因でもむくみが生じます。下肢静脈瘤は足の静脈にある弁に障害が起き、血液を上に押し流す力が弱くなることで、足の静脈に血液が溜まりボコボコとこぶ状に盛り上がってくる病気です。
 さらに、腎機能の低下でも水分の排泄が滞り、むくみを生じます。
 また、塩分の取り過ぎなどでも水分が溜まりますが、これらは、むくみだけでなく血圧の上昇にも影響します。塩分を控えたり、野菜や海藻や果物などのカリウムを多く含む食品を取り入れたりすることは塩分の排泄を促します。
 生活習慣病、糖尿病、動脈硬化などは血管を固くし血流を悪くするため、むくみや高血圧の原因になるのです。
 これらに共通することは、血流の悪さと排泄の悪さです。

血流改善でむくみや血圧対策を

 筋肉や腎臓などの内臓の血流を改善するためには、血管を柔軟にするNO(一酸化窒素)サイクルをしっかりと働かせることがお勧めです。
 また、身体を温めたり免疫を働かせたりすることや、シトルリンやアルギニンの摂取でNOサイクルが活発になるため、これからの時期は意識して取り入れてみましょう。
 NOサイクルが活発になり、全身の血流改善につながると、辛いむくみの解消にも役立ちますね。

読めたら自慢できる!難読漢字

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健康講座&料理
キニナル昔ながらの手当て

健康や美容のために、毎日食べている人も多いヨーグルト。そこに、カルシウムや乳酸菌のエサとなる大豆オリゴ糖を含むきな粉を混ぜて食べると、単体で食べるよりも圧倒的に相乗効果を高めます。

 ヨーグルトは牛乳などの乳に乳酸菌や酵母などを入れて発酵させた発酵食品で良質なタンパク質・脂質・カルシウム・ビタミンA ・ B1・B2をバランスよく豊富に含む栄養価の高い食品です。
 そんなヨーグルトに含まれる乳酸菌の作用により、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあることは、みなさんご存知の通りです。腸内が善玉菌優勢の状態になっているということは、整腸作用だけでなく、免疫力も高めてくれます。その他、便秘解消、疲労回復、高血圧予防、肌荒れ改善、美容効果、生理不順の改善や更年期障害の改善にも効果的だといわれています。

 それだけでも十分効果効能の高いヨーグルトですが、「きな粉」と組み合わせることで、さらに効果がアップします。特に顕著に効果を発揮するのが便秘解消。悪玉菌の活動を抑えて腸内環境を整えるヨーグルトの働きに、善玉菌のエサとなる食物繊維をたっぷり含むきな粉が加わることにより、腸内細菌を活発にし、排便をスムーズにしてくれます。また、糖質が少なくタンパク質を補給できるヨーグルトと、食物繊維によって腹持ちをよくするきな粉は、ダイエット中の間食にも適しています。
 ヨーグルトきな粉の作り方は、プレーンヨーグルト(100g)に、きな粉(大さじ1強)をかけるだけ。基本的にはそのまま、お好みでメープルシロップやはちみつをかけても良いでしょう。
 また、フルーツをトッピングするなら、断然バナナです。食物繊維や難消化性デンプンを含むバナナと乳酸菌を含むヨーグルト、バナナに含まれるマグネシウムとヨーグルトに含まれるカルシウム…など同時にとることで、様々な相乗効果が期待できます。きな粉ヨーグルトの1日の適量は100〜200g。カロリーの過剰摂取や栄養バランスの乱れにならぬよう、体に良いからといって食べ過ぎには注意しましょう。

 ラザニアとは、紙のような薄くて広いパスタ麺のことをいいます。この平らなパスタ麺にミートソースとホワイトソースをミルフィーユ状に重ね、お好みのチーズをトッピングしてオーブンで焼いたイタリア料理。このパスタ麺の代わりにお餅を薄く切り、ソースに味噌のうま味を取り入れたちょっと和風味のラザニア。味噌とチーズの相性は抜群で、見た目も豪華なのでおもてなし料理としてもおすすめです。
 また、キノコやかぼちゃ・茄子・里芋など野菜の薄切りをレンジで下茹でして並べると、栄養的にも優れた一品になります。失敗しないコツは餅を薄切りにすること。あまり厚いと火が通りにくいので注意しましょう。

材料
  • ・切り餅 …………………………6個
  • ・合いびきミンチ ………………200g
  • ・玉ねぎ …………………………1/4個
  • ・人参 ……………………………1/4本
  • ・カットトマト(缶詰) ………1缶(400g)
  • ・みそ ……………………………大さじ2
  • ・バター …………………………大さじ2
  • ・小麦粉 …………………………大さじ3
  • ・豆乳 ……………………………1カップ
  • ・ピザ用チーズ …………………適量
  • ・パセリのみじん切り …………適量
  • 【A】
  • ・にんにくのみじん切り ………1/2片分
  • ・オリーブ油 ……………………大さじ1
  • 【B】
  • ・白みそ …………………………大さじ2
  • ・塩 ………………………………少々
  • ・こしょう ………………………少々
作り方
  • @ 餅は厚みを3等分に切る。玉ねぎと人参はみじん切りにする。
  • A フライパンに【A】を熱し、玉ねぎと人参を炒め、しんなりしたらミンチを加える。色が変わったらトマト缶を入れて煮立て、みそを加えて混ぜ合わせ、水分がなくなるまで煮る。
  • B フライパンにバターを溶かし、小麦粉を入れて弱火で粉っぽさがなくなるまで炒める。豆乳を加えて混ぜ、【B】で調味し、とろみがつくまで混ぜながら煮る。
  • C 耐熱性の器にAの1/4量、餅6枚、Bの1/3量を順に広げ入れてこれを繰り返す。ピザ用チーズを散らしてオーブントースターで約15分焼き、竹串をさして餅がやわらかかったら取り出し、パセリを散らす。
今月のクイズの答え

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魅惑の国 イスラエルを知る

イスラエルの風土・文化 Q

 日本で新年といえば1月1日、中国では春節(旧正月)が有名ですが、イスラエルではユダヤ暦に基づき、秋頃が新年とされています。今回はイスラエルにおいてもビッグイベントである新年をご紹介します。
 ユダヤ教徒が多数を占めるイスラエルでは、新年祭ローシュ・ハシャナーを祝います。ローシュ・ハシャナーとはヘブライ語で「年の頭・新年」を意味し、イスラエルのお正月にあたります。イスラエルの新年はユダヤ暦で数えられるため、毎年日にちが異なりますが、おおよそ9月の後半から10月初旬がスタートとなります。
 旧約聖書のレビ記には新年という言葉では記されておらず「第7の月1日をあなたの安息の日とし、角笛(ショファール)を吹き鳴らして記念する聖なる集会の日としなさい」とあります。イスラエルでは週の7日目が安息日、いわゆる聖なる日とされており、月の第7番目が1年のうちで一番聖なる月だとされているため、この第7の月1日がローシュ・ハシャナーとして祝われています。
 また、他の祭日と違って、歴史の出来事や農業の祭日とは関係なく、ローシュ・ハシャナーから10日後に迎える「贖罪の日」に向けて、日頃の自らの行いを振り返り、礼拝堂であるシナゴーグに行き、神の前で悔い改めの時を過ごすという、純粋に宗教的な意味を持つ祝祭日です。
 新年ということで街中がお祝いムードに包まれます。この時期は「良いお年を」という意味の「シャナトバ」という挨拶が交わされ、お互いプレゼントを渡し合い、交友を深める機会でもあります。新年の丸2日間は、公共交通機関と民間会社・ビジネスも一部を除いてすべてストップし、家族と過ごすことが重要視されます。
 各家庭ではご馳走が用意され、「甘い年(良い年)になるように」という願いを込めてリンゴを蜂蜜につけて食べたり、「実り多い年になりますように」という願いを込めてザクロの実を食べることが伝統です。「筆頭となるような人物になること」を願って、羊の頭の肉を食べる習慣もあります。この時期イスラエルでは、店頭に美味しいリンゴや蜂蜜がたくさん並び、これらで新年を祝うのがイスラエルならではの過ごし方です。

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What's栄養成分?体内バランスを整えよう 105 ビタミンC

 漢方における「腎」とは、泌尿器系の「腎臓」だけでなく、ホルモンや生殖器系、免疫系などの働きも司る五臓の一つを意味し、「腎気(じんき)」はヒトの成長、発育、生殖に影響を与える生命エネルギーのことです。
 腎気は加齢により減少すると考えられており、今から二千年前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には「腎気」から見た体の年齢変化として、女性は7歳から49歳までを7年周期で、男性は8歳から64歳までを8年周期で表したライフサイクルが記されています。黄帝内経による人の体の変化では、女性は49歳で閉経を迎えるとあります。現代の女性の一般的な閉経年齢も50歳前後でほとんど変わりません。女性の体が28歳、男性が32歳でピークを迎えるという点においても、現代の医学的な認識とほぼ同じで、医学が日進月歩している現代においても二千年前の体の変化が当てはまることが分かります。
 漢方では、体の健康状態をみる方法として、「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があります。「気」は生命活動を営むエネルギーで、具体的には「腎気」です。「血」はいわゆる血液に当たるもので、「水」はリンパ液や汗などの血液以外の体液を意味しています。これら「気・血・水」が体の中を過不足なく、スムーズに巡っている状態を健康と捉えます。
 「気・血・水」はお互い関連し、影響を及ぼし合っており、どれか一つに異常があったり、三つのバランスが崩れると、様々な変調や不調があらわれます。三つのバランスを保つには、まず、生命エネルギーである「(腎)気」の働きを高めることが最優先です。「元気」や「病は気から」という言葉のように、「気」の管理が大切です。
 腎気のパワーは生まれてから徐々に高まり、たとえば女性の場合は28歳でピークに達すると、その後はだんだんと衰えていきます。しかも腎気は冷えの影響を受けやすいという特徴があります。冷えを放置すると、腎気は減少して、からだの抵抗力や回復力が落ちます。つまり、腎気こそNO(一酸化窒素)そのものといえます。したがって、女性も男性も、日ごろからNOが不足しない生活が重要といわれる所以です。

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